金森演出と舞踊家の熱演が多幸感を連れてきたNoism20周年記念公演新潟初日♪

2024年6月28日(金)、雨予報が出ていた新潟市の空模様でしたが、どうにかこうにか持ちこたえるかたちで20周年記念公演の開演を迎えることとなりました。

この日はコンサートホールでのピアニスト反田恭平さん出演のコンサートとまる被りだったため、駐車場が混む前にと早めにりゅーとぴあ入りしておいて、まずは17:30からの4Fギャラリー『劇場にて-舞踊家 金森穣と新潟』上映会(入場無料)に足を運び、Noismが醸し出す空気感を先取りして身に纏い、記念公演に臨んだような案配でした。

18:30開場。ホワイエに進むと、入り口を入ってすぐのところに私たちサポーターズからの花があり、お祝いムードに色を添えることが出来ていて、嬉しく思いました。

見上げると横一列にこれまで20年間の公演ポスターがずらり。色々な思い出も蘇ってきます。

その下、いつものサポーターズ仲間たちとやりとりしたほか、この日が初Noismとなる友人夫妻とも談笑しながら携えてきた期待感をパンパンに膨らませて開演を待ちました。

19:00を少しまわって、客電が落ちると、緞帳があがり、舞台上に銀色のバレエバーが見えてきます。『Amomentof』世界初演の幕が上がりました。しばしの無音からやがて聞こえてくるマーラー。その大きくうねるような音楽に乗って総勢25人が紡ぎ出すのは、あたかも「地層」のように積み重ねられていく一日一日の弛まぬ稽古に始まり、舞踊家の心の揺れもみせながら、矜持と献身が結実に至る様子。積分され、やがて再び微分されていくNoismが刻んだ20年という時間。この作品を通して、目にしかと映じるのはその年月が常に刹那の積み重ねとして(稽古場で、或いは舞台上で)意志をもって生きられてきたという疑いようのなさに尽きるでしょう。
今日までそうした刹那の献身を一瞬毎、目撃してきた私たち。そんな私たちの涙腺を狙い撃ちにした金森さんによる感動的な仕掛けについては書かずにおきます。是非ご自身でまるごとご体感ください。

20分間の休憩後、今度は劇場版の『セレネ、あるいは黄昏の歌』です。前月、黒部の前沢ガーデン屋外ステージで観たときには、その圧倒的なランドスケープを味方につけたスケールの大きさが印象的だった訳ですが、そこはやはり金森さん、今度は有限な劇場空間において、装置と照明とにより、濃密な肌触りを醸し出したばかりか、幽玄な拡がりまで可視化されていました。そうした手捌きの見事さは、これまでにも巡演先の舞台形状の違いから大きく異なるヴァージョンで上演された『ROMEO & JULIETS』といった例もありましたが、今回もその例に漏れません。
開花、生気に満ちる若さ、暴力、老、死、呪術的な振る舞い、そして再生。巡る四季も、金森さんにあっては牧歌的な範疇では描かれません。悲喜、正邪、清濁、聖俗、その振れ幅の大きさに観る者の心は激しく揺さぶられることでしょう。

カーテンコールは二つ目の演目『セレネ、あるいは黄昏の歌』が終わってから。割れんばかりの拍手と大勢のスタンディングオベーション、そして飛び交う「ブラボー!」の声、声、声。りゅーとぴあ〈劇場〉内にはただただ笑顔のみ。身を浸すは多幸感。そこはもう感動した観客と熱演した舞踊家のみんなでNoismの20周年をお祝いする祝祭空間と化していました。カーテンコールは何度も何度も繰り返され、もうホント永遠に続くのじゃないかと思われたほどでした。

おめでとう20周年! 有難うNoism Company Niigata! そしてこれからもずっとNoismのある新潟市で!

そしてかく言う私たちNoismサポーターズも20周年なのです!「サポーターズ・インフォメーション#10」も是非ご覧ください。

そしてそして買いました、買いました。Tシャツとクリアファイル、もう嬉しい、嬉しい。(でも、残念ながら、既に黒TシャツのSサイズは売り切れとのことです。ご注意ください。)

明日(気分的にそう書きましたが、もう随分前に日付を跨いでおりますので、正確には「今日」ですが)、このTシャツを着ていこうかな、そんなふうに考えていることを記しながら初日レポの締め括りと致します。

この情感豊かで圧倒的な記念公演、新潟はもう2公演あります。まだまだお席はお求めになれる様子。皆さま、くれぐれもお観逃しなく!ですよ。

(shin)

2024年5月5日「子どもの日」、市報のNoism♪

2024年の大型連休も後半に差し掛かった5月5日「子どもの日」、5月の第1日曜のこの日に発行された「市報にいがた」(No.2814)の第5面に「Noism 20周年記念公演」の記事が掲載されました。パチパチパチパチ♪

「Noismとは」と「Noism 20年のあゆみ」に簡潔に触れながら、「記念公演」の新潟公演が紹介されています。

同市報ですが、下のリンクからPDF版もご覧頂けますので、よろしければクリックしてみてください。
 *全ページ
 *Noism掲載面(第5面のみ)
また、そのNoism掲載面(第5面)に関しましては、新潟市HP上のHTML版もどうぞ。
(こちらのHTML版ですと、3枚の画像を少し大きくご覧いただけます。)

市報上では、簡潔に完結していますが、お気付きの通り、添えられたふたつのQRコードによって、それぞれ、Noism Web Site および 20周年記念公演「Amomentof」特別サイトへと飛ぶことも出来るようになっています。(こちらでも同じリンクを貼っておきましたから、ご活用ください。)

同日の「市報にいがた」のトップ記事には特集として「73年ぶりの名誉市民」に選定された佐野藤三郎さんが取り上げられ、主な功績のなかに、「国際交流」があることが報じられています。更に、中原市長は「市長より」のなかで、佐野さんを「本市の国際交流の先駆者」と表現し、「本市を活力ある日本海側の拠点都市に成長させていきます」と抱負を述べています。その功績、そしてその路線こそ、「新潟から世界へ」を掲げて、これまで20年にわたって活動してきたNoism Company Niigataのあゆみともピタリ重なり合うものと言えるでしょう。期せずしてのこの一致です。

いやあ、新潟市によるこうしたPR、待っていました。まさに要望していた通りの路線ですし、大歓迎ですね。新潟市の「至宝」、漸く(と言ったら何ですが、)にして堂々の「市報」登場。そんな2024年5月5日は「子どもの日」であるだけでなく、まさに「祝日」ですね。いい日です。皆さんと一緒に喜び合いながら、「記念公演」への期待感を加速増幅させていきたいと思います。再びパチパチパチパチ♪

ところで、もう「記念公演」チケットはお求めのことと思いますが、もしこれからでしたら、よいお席はお早めにお求めください。Noismの「20周年」を劇場にて一緒にお祝いいたしましょう♪

(shin)

NHK新潟放送局「新潟の挑戦者たち」に金森さん&Noism登場♪(2024/04/17)

2024年4月17日(水)、NHK新潟放送局、夕方のローカルニュース番組「新潟ニュース610」中の「新潟の挑戦者たち」に金森さんとNoismが取り上げられたことは、皆様、ご存じのことと思います。無事ご覧になられましたか。

NHKプラスには「見逃し配信」がありますので、「新潟ニュース610」を検索して、「4/17(水)午後6:10」分をご覧ください。(放送後1週間視聴可能。)金森さんとNoismが登場するこの日の「新潟の挑戦者たち」は画面左上の表示時刻で「6:33」~「6:39」(動画の23:40~29:50)あたりとなります。

俳優・渡辺謙さんの「ふるさと新潟が元気になる、そのヒントを探ります」の言葉に始まり、男性キャスター(木花牧雄さん)が「地方が活性化するためには地域独自の文化が必要」とする金森さんの言葉が紹介され、コーナーが始まりました。

以下に金森さんが語った言葉を(かいつまんで)紹介していこうと思います。

「舞踊の場合は非言語。“ことば”に類型化される前の表現」
「舞踊は音楽よりも、詩よりも先に誕生している文化」
「人間が人間であること、人間たらしめている文化だと思う」

「地方にはまだ時間も場所もある。それは文化を醸成する上ではすごく必要なこと」
「ましてわれわれが志しているような独自の身体表現を生み出そうと思ったら、体と向き合って毎日毎日稽古を続けて、すごい時間をかけなければいけない」

「劇場がその地域だけで消費されるものではなくて、もっと交流を生むものだし、『世界とつながる場所なんだ』『いち地方自治体が世界とつながれる場所なんだ』という認識をこの国に根づかせたい」

「20年新潟に住んで、皆さんとともに作ってきたこの道をどうしたら未来につないで、さらに豊かに広げていけるか、皆さんで考えていただきたい」

「あなたにとって挑戦とは?」(渡辺謙さん)に対して、金森さんはズバリ「命をかけるにつきますね」!
続けて、「日本に観光に行くんだったら、絶対、新潟に行って、りゅーとぴあに行って、Noismを見たほうがよいと言う観光客がどんどん増えてくるようなね」と。

「劇場文化あるいは生のライブパフォーマンスの醍醐味ってまさに皮膚で感じること」
「情報技術がどんどん非身体化していけば非身体化していくほど、“この身体とは何か”を通して“人間とは何か”と向き合うこの劇場文化はこれからより重要になってくる」

そうした金森さんの言葉たちを受けて、
女性キャスター(石井由貴さん): 「いやあ、『命をかける』とおっしゃっていましたが、こうした熱い思いを持っている方が新潟にいらっしゃるってことがとても嬉しいですし、楽しみですよね」
木花牧雄さん: 「それにしても、舞踊の世界というのは奥が深いですよね。舞踊によって、新潟がどう変わっていくのか、これからの挑戦も楽しみですね」
石井由貴さん: 「はい、期待したいです」

6分程度のさして長い尺ではありませんでしたが、いつもながらの濃い中身でした。

石井さん同様、多くの方が「命をかける」の覚悟に胸を打たれた筈ですよね。金森さん、やはり、余人をもって代え難い類稀なる「芸術総監督」です。「新潟の宝」であり、「新潟の誇り」、私たちも負けずに熱い思いを持って、現在のこの一瞬一瞬、金森さんと同じ夢を見ながら伴走していかなきゃいけませんね。そんな思いを強くしました。よい夕方のひとときでした。

(shin)

浅草バレエスタジオ発表会 & JR新潟駅「新潟市観光案内センター」に行ってきました♪

ちょっと肌寒い4月6日(土)。浅草バレエスタジオhttps://asakusaballet.com/
の発表会「The 2nd Recital」で、主宰の正木亮さん・本島美和さんが金森さんの新作を踊ると知り、ぜひ見たいと思ってバレエスタジオに問い合わせました。うれしくもご承諾いただき、東京に行ってまいりました!

会場は曳舟文化センター。開場時間より前に到着すると、なんと外の玄関脇で金森さんと井関さんが休憩しているではありませんか! お二人に会えるとは思っていなかったのでビックリしました!
でもお二人の方がもっと驚いたようですよ♪
発表会なのでクローズドのようでしたが、いつもNoism新潟公演に来てくださる東京の方たちにも会えて嬉しかったです。やはりバレエスタジオに問い合わせたそうです。

曳舟文化センター
じょうさわさん
会場ロビー
プログラム
同プログラムに金森さん

17時開演で3部構成。金森さんの小品『solo』は第1部の最後です。
暗めの照明の中、白いドレス衣裳で素足の本島さんが主に踊ります。正木さんはスーツ姿で力なく椅子に座っています。二人なのに『solo』、『solo』なのに二人。二人だけれど、一人ずつである人間。
音楽はマルチェッロのオーボエ協奏曲ニ短調 第2楽章Adagioです。この曲は「境界」の『Near Far Here』でも使われていましたが、この度はオーボエではなくピアノ編曲版でした。
哀調を帯びた旋律が響きます。別れの悲しさ、闘病(正木さん)の苦しみ、本島さんの踊りが切なく胸を打ちます。会場は静まりかえり、誰もが息をのんで舞台に引き込まれています。
約5分ほどの短い作品で、短調の曲ですが、最後は長調の和音で終結します。その最後の音と共に、離れて見つめあう二人。一縷の希望を見るようでした。
感動、感涙・・・

盛大な拍手で無事終了。見に行って本当によかったです。今思い出してもジワっと来ます。
プログラムの最後、「special thanks」のところに井関佐和子さんのお名前があるので、金森さんと二人で踊って振り付けたのかもしれませんね。

素晴らしい作品・舞台に感謝です! 感動の『solo』鑑賞旅行でした♪
そして、東京への行き帰りは、もちろんJR新潟駅からですよ~

この前のshinさんによるブログ記事、
●「Noismの更なるPRを求めた「市長への手紙」と文化政策課からの返事」(2024/04/01)
https://noism-supporters-unofficial.info/supporters-blog/shin/14989/
及びその前の前の前の、
●「地元紙・新潟日報朝刊「窓」欄に掲載して頂きました。」(2024/03/22)
https://noism-supporters-unofficial.info/supporters-blog/shin/14910/

を読むと、新潟駅に行かなくちゃ! ですよね。
で、行ってきました4月6日、新潟駅「新潟市観光案内センター」。
見たところチラシ置き場にNoismのチラシはありませんでしたので、受付の人(3名いました)に、
「Noismの案内はありませんか?」ときいたら、「この前そのチラシが入ったので、あるはずなんですが・・・」と答えつつ、引き出しや戸棚の中も探してくれましたが、残念ながら全て出払ってしまって「売り切れ」のようでした。

そして4月8日、再度来訪! 今度はありました!
6日にはなかった「りゅーとぴあマガジン」と仲よく並んでいました♪
対応が早いですね! さすがshinさん、「窓」欄投書、及び「市長への手紙」は効きますね!

また、「大型デジタルサイネージ」もそうですが、
「万代広場側へ下りていくエスカレーターの正面に横長の大型ビジョンがあって、新潟PR動画が映し出されていて、そこにもNoism映像を取り上げて貰えたなら」ということをshinさんから聞いていたので、そちらも見てきました。
まだ工事中の部分もありましたが、なるほど立派な大型ビジョンでした。ぜひNoism映像を流してほしいですね!

大型ビジョン…りゅーとぴあ!
いつかはNoismも!!

shinさんが書かれているように、文化政策課とのやりとりを含め、機会を捉えて「地道」に声にして、届けていくこと、継続的にはたらきかけていくことが重要と思いました。

そんなこんなの楽しい嬉しい東京&新潟駅でした♪

(fullmoon)

Noismの更なるPRを求めた「市長への手紙」と文化政策課からの返事

本ブログのコメント欄にて触れましたとおり、過日(2024/3/26)、新潟市HP内の「市長への手紙」により、Noismの更なるPRに関するアイディアを送信しておりました。

そして時をおかず、本日(2024/4/1)、担当部署からのお返事ということで、文化政策課の職員の方からお電話を頂き、「手紙」の内容を元にやりとりする機会を持ちました。今回はそれらのご報告をさせて頂こうと思います。

□「市長への手紙」(2024/3/26)抜粋□
…新潟市には新たに更なる(Noismの)PRの実施をお願いしたいと思います。手始めに次のようなものを考えました。

(1)まずはJR新潟駅構内に新装なった「観光案内センター」でのPRです。そこは「政令市にふさわしい情報発信基地」と位置づけられる施設で、大型デジタルサイネージなども目を惹く、「新潟の美しい景観や歴史、文化、食などの映像メッセージなどを映し出し、新潟の魅力を発信」するものとされています。そうした新潟市の「魅力」の一端を形作るコンテンツとして、充分、Noismは取り上げられてしかるべきであると信じるものです。市内外の多くの人の目に触れるように、同所にポスターを貼り、公演チラシ等を置くことを(手始めに)提案したいと思います。

(2)そして、常時、掲示しておくのに自然なアイテムとして、各公演ポスターとは別に、毎年、各シーズンを通してのNoism Company Niigataポスターを一枚「シンボル」として作成し、新潟市役所と各区役所、「玄関口」である新潟駅(勿論、件の観光案内センターにも)や新潟空港等、市内各所に一年を通して貼っておくというのは如何なものでしょうか。

新潟市がこれまで、当然「排他的に」抱えてきたNoismという文化資源を市内外に向けて、これまで以上に広く発信することで、未だ想像もできないような新たな展開も期待できるかもしれない、そう感じているのは決して私ひとりではないと思います。そして、上のような取り組みであるならば、それほど元手もかからず、さして難しいことにも思われませんが、一方、その効果は小さくないのでは、そう思うのです。

(Noismを活用する方途を探るためにも、)外に向けて、PRという「仕掛け」をして、新たな好循環の種を蒔いていくことが必要だと思うものです。是非、前向きにご検討ください。…

◇文化政策課からの返事(電話でのやりとり要旨)ほか(2024/4/1)◇
こちらが例示したNoismのPRに関する提起が意味するところを、一定程度、評価して頂いた様子で、「市としてできること」があれば取り組んでいきたいとのお答えでした。

「手紙」に盛り込んだアイディアは、あくまでも、「例」に過ぎないとの認識を共有しながら、「市としてできること」を考えていきたいとおっしゃってくださいました。

(1)新潟市は、JR新潟駅に上記観光案内センターのほか、市の掲示板も有しているので、それも有効に使えたら、ともお話しされていましたし、
(2)例えば、シーズンポスターなどとなれば、市だけでなく、りゅーとぴあとも相談しながらやっていくことになるとも。

いずれにしましても、全般において、寄せられた前向きな提起に対して、歓迎の気持ちが認められる、そんなやりとりが出来たものと思っています。

具体的に「いつまでに何を」ということではなく、そして、ある時、何かが劇的に変わるということでもないとしながらも、市として、アイディアを受け止めたうえで、できることを検討し、取り組んでいくことで、「街を歩いていたら、あのアイディアがこうして活かされている」と感じて貰えるようにしたいという言い方をして頂きました。

加えて、本ブログも見て頂いているとのことでしたし、この度の「市長への手紙」に繋がる新潟日報朝刊「窓」への投書にも目を通されていました。そんな諸々から、やはり、機会を捉えて「地道」に声にして、届けていくことの重要性を再確認したような次第です。

これからの新潟市の具体的な取り組み(真のレスポンス)を期待感をもって待ちたいと思います。

以上、「市長への手紙」に関するご報告をさせて頂きました。

(shin)

速報!全米桜祭り(YouTubeライヴ配信)

2024年3月24日(日)朝、全米桜祭りのオープニングセレモニーの模様がYouTubeで生配信されました。皆さん、ご覧になられたことと思います。早起きした甲斐がありましたね。えっ、朝6時なら「早起き」ってほどのこともない?まあ、それはおいておくことにして、華やかなセレモニーの様子は見ているだけで気持ちも華やぐものがありました。

で、その様子は既にアーカイヴとしてYouTubeにあがっておりますので、見逃してしまわれた方、そしてまたご覧になられたい方は、下のリンクもご利用ください。
(下のXのポスト画像中の2行目、「Livestream:」の後ろに続く青い文字列がYouTubeへのリンクとなります。)

全編(1:52:59)ご覧いただけますが、ここでは金森さん関連のメモを記しておきます。
(1)金森さん振付・ワシントンバレエ団による『SAKURA』(ワールドプレミア!)は開始50分頃に、金森さんのプロフィールの紹介から始まり、そこから約10分間のパフォーマンスとなります。その後、所謂カーテンコールがあり、金森さんも舞台に立ちます。(その間、少し音声が乱れた箇所があります。カーテンコールでの盛大な拍手は各自、心でお聞きください。)
(2)更に、金森さんは、このセレモニーの終わりの部分(約1時間50分くらいのところ)で、司会者から促されて、6人のダンサー、そして森山直太朗さんと一緒に舞台に戻り、会場の拍手に応える場面もあります。

で、『SAKURA』です。まさに「日出ずる国」からの贈り物。芽吹きにはじまり、歓びの桜前線が北上し、内面の変容を経て、やがて満開の華やぎへ。そして美しく散る花びらとしっかり大地に根付く木。そうした全てが、幾分現代的に響くヴィヴァルディに乗ることで、桜が贈られた1912年から今日までの時間も凝縮して感じさせながら、繊細に可視化されていきます。儚さが永遠の相のもとに結晶化されていきました。冒頭から幕切れまで、そのどこをとっても、私たちが愛する「金森印」に溢れた小品でした。

更に、踊る6人(男女3人ずつ)のダンサーのうち、女性3人がそれぞれ、Ms. Ayano Kimura、Ms. Tamako Miyazaki、Ms. Maki Onukiとの日本名の方々であり、(森山直太朗さんも『さくら(独唱)』を歌う前のトークで触れた、)両国間の「架け橋」を感じさせます。

また、最初に幾つもの和楽器を用いてパフォーマンスを行ったKaoru Watanabeさんは、アメリカ生まれの現代音楽の作曲家とのことですが、10年間、佐渡の太鼓芸能集団「鼓童」で演奏家・演出家として活動されていたとのことですから、それはもう、同様な意味合いでの「架け橋」であるだけでなく、金森さんとの奇縁を感じさせるものがあったりもします。

“May cherry blossoms and music and dance, all arts, entertainments always be the ‘kakehashi’ ( you know, ‘kakehashi’ is the bridge ), the bridge in each of our hearts. Thank you very much.”(Naotaro Moriyama)
「桜の花が、音楽とダンスが、そして全てのアートとエンターテインメントが、常に私たちそれぞれの心の「架け橋」でありますように。」(森山直太朗)

「新潟の誇り」にして「新潟の宝」の金森さん、そんなそんな、この日のこれ観ちゃうと、もうそれどころではありませんね。既に「日本の誇り」にして「日本の宝」であることを再認識させられました。実に誇らしい気持ちで、この先もますます応援させて頂きます、と。

そんなふうに、一足早い「春爛漫」を満喫した日曜日の朝の、晴れた春の日曜日の朝のひとときでした。

(shin)

地元紙・新潟日報朝刊「窓」欄に掲載して頂きました。

2024年3月22日(金)は、前夜から舞う雪が家々の屋根を白くする寒い朝。そんな日の地元紙・新潟日報朝刊の「窓」欄に、「市はノイズムPRに力を」というタイトルで投書を掲載して頂きました。こちらでもご紹介させて貰いながら、若干の補足などさせて頂きたいと思います。

2024年3月22日新潟日報朝刊「窓」欄より

* 上の拙文中にて触れさせて貰った「2月の市長定例記者会見」ですが、市のHPに掲載されている「令和6年度当初予算案について」の「質疑応答」部分の後半に、朝日新聞の記者からの質問を受けるかたちでの中原市長の答弁として読むことができます。


こちらにそれに関する「市のホームページ」へのリンクを貼りますので、よろしければご覧ください。

** つづいて、掲載して頂いた拙文の最後の方に出てくる「リニューアルした(新潟)市観光案内センター」についてですが、ここでは、まず、それを紹介する「にいがた経済新聞」の「にい経NEWS」動画(YouTube)へのリンクなどもご覧いただけたらと思います。

約60年ぶりの大規模改修となったJR新潟駅の2F在来線東改札口の正面にそれはあります。動画にもありますように、中原市長は「政令市にふさわしい情報発信基地」と位置づける施設で、そこに設置された高さ3m・横幅2.5mの3面LEDパネルの大型デジタルサイネージが行き交う人々の目を惹きます。それはまた、「新潟の美しい景観や歴史、文化、食などの映像メッセージなどを映し出し、新潟の魅力を発信します」とも紹介されています。

たまたま、昨日(3/21)、同施設に足を運ぶ機会があり、実際に自分の目で見てきました。壁面には、新潟市および他地区のパンフレットやイベントのチラシ等が並んでいたのですが、残念なことにNoism Company Niigataに関するものはありませんでした。

観光センターという性格上、「その日」新潟市を訪れた観光客に対して「その日」の情報提供が主になることは理解できます。実際、昨日も常駐するスタッフに、「これから佐渡への日帰りは可能か」「荷物を預けておいての佐渡行きは出来るか」等々を尋ねている人をお見かけしました。

しかし、私には観光センターが「その日」の対応をするだけで充分だとは思えません。それは、はからずも、件の「大型デジタルサイネージ」に映し出される「新潟の美しい景観」の映像が端的にそのあたりのことを証し立てているように思います。色鮮やかな映像には咲き誇る花々や白い雪の美しさが魅力的に発信されています。ですが、それらは、当然なことに、「その日」の新潟市訪問にとって、「無縁」といえば「無縁」なものかもしれません。しかし、新潟市の「ポテンシャル」を紹介するそれらの映像は、充分、映像が映し出した「その時期」の新潟市を再訪したいと思うきっかけにはなることでしょう。

それと同じ意味で、(一般的な感覚で、公演の時期限定のものと捉えられることがあってさえ、)新潟市の「ポテンシャル」の一環を形作るコンテンツとして、Noismは充分に機能すると信じるものです。その機能を発動させるためにやることと言えば、まず、ポスターを貼り、公演チラシ等を置くことだけなのですから、(恐らく)元手もかかりません。

今そこから始めるなら、早晩、スタッフに「今はNoismの公演はやっていないのか」などと尋ねる人々も出てくるでしょうし、それを経て、遂には、Noismの公演時期に、市外からも多くの観光客が、そのまま公演の観客として訪れて来るコンテンポラリーダンスの一大「メッカ」となっていく新潟市…そんな展開。決して「夢」とばかりは思えないのです、私には。まず初手としてやるべきは、そうした「仕掛け」を、「プラットフォーム」を用意することなのです。(恐らく)元手はかからないでしょうから。新潟市が排他的に抱えてきたNoismという文化資源を市内外に向けて広く発信することで、未だ想像もできないような新たな展開すら期待できるかもしれない、そう感じているのは決して私ひとりではない筈です。

…そんな思いを込めてあのような拙文を綴ってみたような次第です。最後までお読み頂き、有難うございました。感謝です。

(shin)

「全米桜祭り」において、ワシントン・バレエ団に金森さんが新作を演出振付の報せ♪

皆さま
前回の記事中、「冬の『金森穣祭り』」と書いておりましたところ、
1/30になって大きなニュースが飛び込んできました!
Noism公式からの次の報せです。

>アメリカ・ワシントンで開催される全米桜祭りにて、金森穣がワシントン・バレエ団へ新作を演出振付いたします。

こちら、Noism Web Site でご確認ください。

そして金森さんご自身も、X(旧Twitter)アカウントで触れておられます。併せてご覧ください。

「全米桜祭り」にむけた新作(『SAKURA』)の演出振付です。なんともめでたい!なんとも誇らしい!
日時は、「2024年3月23日(土曜日)17時~18時30分(米国東海岸夏時間)」。YouTubeでの生配信もあるとのことですから、嬉しいですね!またひとつ「新潟から世界へ」です!こちらも観なくちゃ!
そうなればもう「金森穣祭り」は春までずっと続いていくという認識が正しいかと。
もうワクワク続きですね。

(shin)

Noism×鼓童「鬼」再演:視覚・聴覚障がい者/メディア向け公開リハーサルに参加しました(2023/12/08)

新潟市はこの日、鈍色の曇天。雪は落ちてこないながら、重苦しい冬の空の色そのもの。そんな空の下、「鬼」再演を翌週に控えて開催されたメディア向け公開リハーサルのため、りゅーとぴあを目指しました。視覚・聴覚に障がいを持つ方々と一緒に舞台に向かいます。館内のモニターにはNoism1メンバーによる「鬼」再演のPR動画が流されていて、見入りました。

開始時間の13時少し前に受付を済まると、劇場ホワイエに入りました。新潟のテレビ局からも3局が参加。公開リハーサル後の囲み取材に向けて準備に余念がありません。

そして昂ぶる気持ちのままに劇場内へと誘導され、開始時間を待ちました。この日、私たちが見せて貰ったのは、鼓童さんとの演目である『鬼』。その冒頭からの約20分間でした。
場内が暗転した後、静寂、そしてややあっての強打。昨年同様、そのトップシーンから既になす術なく絡め取られてしまうようでした。また、その後やってくる「総奏(トゥッティ)」の音圧といったら!あたかも場内の空気全体が異様な密度をもつ「塊」と化したりでもしたかのよう。劇場の椅子に身を置きながら、押し潰されそうなほどの圧を感じました。しかし/ですから、思ったのは、更にその音を至近距離にて浴びながら踊る身体たちのこと。それが如何ばかりかと。想像もつきかねますけれど…。目と耳を圧して迫ってくる本作はやはりもの凄い演目であると再認識した次第です。

13時20分頃、前半部分の通しでのリハーサル鑑賞は終了。そこから、金森さんからのフィードバックにより、照明や動きの音楽との同調性、位置の精緻な調整が始まりました。
ある箇所、カウントが定まっていない原田敬子さんの音楽にあって、演奏者と舞踊家とが(原田さん的にはOKなのか案じながらも)最上の実演を求めて、互いにじっくり時間をかけてやりとりを重ねる姿を目にして、そんなふうにして妥協を排して具現化されていく舞台作りに尊さの思いがこみ上げてくるのを禁じ得ませんでした。

囲み取材が始まったのは、予定段階では終了時間とされていた13時45分頃のことでした。ここでは、その取材時に金森さんと井関さんが語った内容を中心に、そのご紹介を試みます。

○『鬼』再演に関して
金森さん: Noism設立から19年の昨年。初めて新潟をテーマに作ったもので、新潟にある舞踊団として大事な作品。鼓童さんとの初めてのコラボレーションということもあり、早く再演したいと思っていたところ、井関さんが早めに決めてくれ、嬉しい限り。 
井関さん: この作品に関して、昨年は早々に完売となり、観られなかったという人も多くいた。再演は常々やりたいと考えている。新作において新しい出会いがあるのは勿論だが、再演にあっても、舞踊家、演奏家、演出振付家にとってたくさんの出会いがある。そうやって作品を練り上げていくことで「名作」となる。それは必然。この作品に限らず再演はやっていきたい。
金森さん: 演出家にとって(所謂)「再演」は一個もない。全て、今この瞬間に生まれている作品。実演芸術はホントに一期一会。今回、再演にあたって、より際立って収斂されてきた。舞踊家の身体の深度も全然違っている。(経済や文明の時間軸が発展や進化で語られるのに対して)「文化」とは蓄積であり、成熟である。それを味わえることも劇場文化の価値と言える。再演はまさにその貴重な機会。この一年半のなかで演出家として磨いてきたエッセンスが、そして舞踊家と演奏家の一年半の経験値が盛り込まれていて、あらゆる方向でパワーアップしていると言える。手応えは充分。新潟市の舞踊団であり、テーマは新潟。ひとりでも多くの新潟市民に観て欲しい。
井関さん: まだまだこれから進化(深化)できる。舞台に立って稽古できる環境があることを幸せに感じている。まだまだいける。今回、鼓童メンバーと話していても深度が違う。「この作品は新潟をテーマに、新潟の舞踊団と太鼓集団による作品。絶対に世界に持っていきたい」と話していた。その始まりとして、この再演がある。多くの人に観て欲しい。

その後、進行にあたったNoismスタッフの方から、①新潟での3公演にはいずれも終演後に30分のアフタートークが予定されていて、チケットがあればそれを聴くことができることと、②現在、Noism20周年記念事業に際して広報活動の強化のためのクラウドファンディングに取り組んでいることとが紹介されました。(「クラファン」、私も少額ですが、寄附させて頂きました。)そんな囲み取材が終了したのは13時55分でした。

待ちに待ったNoism×鼓童「鬼」再演。本当に深化(進化)が感じられる公演、いよいよ来週末の開演。「もう幾つ寝たら」とか数えることすら必要ないほどに迫ってきました。まだまだお席に余裕があります。こぞって、あの音に、あの舞踊に、あの世界観に身悶えしに行こうではありませんか。りゅーとぴあ〈劇場〉で深化(進化)した「鬼」を目撃してください。

(shin)
(photos by aqua & shin)

これは間違いなく羨望の的にして嫉妬の対象!「さわさわ会」誕生会・懇親会♪

2023年11月4日(土)の新潟市、イタリアン・Bit新潟店(3Fフロア)。霜月というのに寒さなどとは無縁の夕刻。前日にお誕生日を迎えられたタイミングで総会(18時)、及び誕生会・懇親会(18時30分)が開催されたのは「さわさわ会」。そうです、舞踊家井関佐和子さんを応援する会の会員たちが集い、誠に賑々しく、それでいて、とてもアットホームな得難い時間を過ごしたのでした。

常に私たちにとって憧れの視線の対象であり続ける井関さん。そのお誕生日をお祝いする会を、金森さんとともに、そしてNoism設立に大いに力のあった前新潟市長・篠田昭さんや当時の事業課長・田代雅春さん(現・秋葉区文化会館館長)も交えて、美味しいお料理とお酒を囲みながら執り行い、和気藹々の時間を過ごした訳ですから、もうこれは間違いなく羨望の的にして嫉妬の対象であると言い切ってよいかと思われます。

左から田代雅春さん、古俣舞愛(「舞衣子」)さん、篠田昭さん

私たちの憧れ、「新潟の誇り」にして「新潟の宝」をお迎えして、みんな終始笑顔でお誕生日を祝って過ごす時間のその贅沢さ。例えば、ワタクシ(shin)目線で切り取っても、ブログ用に写真を撮ろうと立ち上がった私に金森さんが視線を送ってくれたかと思うと、続けて唐突に「今日、日本シリーズ見なくていいの?」と(気を遣って、敢えて)弄って貰えるような一場面があったりと、(「日本」を一足飛びで超え出る、生「新潟から世界へ」と過ごす時間でしたから『おーん、そらそうよ』気分でしたし、実際、結果的には見なくてよかったのでしたし、)それはそれは幾重にも親しみに覆われた得難い空間がそこにはあったのでした。豊かな心持ちで浸り切りました。

ここから先はそんなふうにして撮った写真を以て、この夜に体感した溢れる贅沢さの一端でもお伝えしようと思います。(『かぐや姫』東京公演楽日に撮れなかった井関さんのピース写真を再びお願いして撮らせて貰ったものも含まれています。リベンジできて安堵です。)

来年度の「さわさわ会」総会・誕生会・懇親会について、会長の齋藤正行さんから実に斬新で、物凄く楽しいだろう計画も披露されましたし、この親密で開かれた会にあなたもご加入されては如何でしょうか。この贅沢さ、誰にとっても、きっと「プライスレス」です。(キッパリ)

齋藤正行「さわさわ会」会長を出待ちするの図

(shin)