NHK新潟放送局「新潟の挑戦者たち」に金森さん&Noism登場♪(2024/04/17)

2024年4月17日(水)、NHK新潟放送局、夕方のローカルニュース番組「新潟ニュース610」中の「新潟の挑戦者たち」に金森さんとNoismが取り上げられたことは、皆様、ご存じのことと思います。無事ご覧になられましたか。

NHKプラスには「見逃し配信」がありますので、「新潟ニュース610」を検索して、「4/17(水)午後6:10」分をご覧ください。(放送後1週間視聴可能。)金森さんとNoismが登場するこの日の「新潟の挑戦者たち」は画面左上の表示時刻で「6:33」~「6:39」(動画の23:40~29:50)あたりとなります。

俳優・渡辺謙さんの「ふるさと新潟が元気になる、そのヒントを探ります」の言葉に始まり、男性キャスター(木花牧雄さん)が「地方が活性化するためには地域独自の文化が必要」とする金森さんの言葉が紹介され、コーナーが始まりました。

以下に金森さんが語った言葉を(かいつまんで)紹介していこうと思います。

「舞踊の場合は非言語。“ことば”に類型化される前の表現」
「舞踊は音楽よりも、詩よりも先に誕生している文化」
「人間が人間であること、人間たらしめている文化だと思う」

「地方にはまだ時間も場所もある。それは文化を醸成する上ではすごく必要なこと」
「ましてわれわれが志しているような独自の身体表現を生み出そうと思ったら、体と向き合って毎日毎日稽古を続けて、すごい時間をかけなければいけない」

「劇場がその地域だけで消費されるものではなくて、もっと交流を生むものだし、『世界とつながる場所なんだ』『いち地方自治体が世界とつながれる場所なんだ』という認識をこの国に根づかせたい」

「20年新潟に住んで、皆さんとともに作ってきたこの道をどうしたら未来につないで、さらに豊かに広げていけるか、皆さんで考えていただきたい」

「あなたにとって挑戦とは?」(渡辺謙さん)に対して、金森さんはズバリ「命をかけるにつきますね」!
続けて、「日本に観光に行くんだったら、絶対、新潟に行って、りゅーとぴあに行って、Noismを見たほうがよいと言う観光客がどんどん増えてくるようなね」と。

「劇場文化あるいは生のライブパフォーマンスの醍醐味ってまさに皮膚で感じること」
「情報技術がどんどん非身体化していけば非身体化していくほど、“この身体とは何か”を通して“人間とは何か”と向き合うこの劇場文化はこれからより重要になってくる」

そうした金森さんの言葉たちを受けて、
女性キャスター(石井由貴さん): 「いやあ、『命をかける』とおっしゃっていましたが、こうした熱い思いを持っている方が新潟にいらっしゃるってことがとても嬉しいですし、楽しみですよね」
木花牧雄さん: 「それにしても、舞踊の世界というのは奥が深いですよね。舞踊によって、新潟がどう変わっていくのか、これからの挑戦も楽しみですね」
石井由貴さん: 「はい、期待したいです」

6分程度のさして長い尺ではありませんでしたが、いつもながらの濃い中身でした。

石井さん同様、多くの方が「命をかける」の覚悟に胸を打たれた筈ですよね。金森さん、やはり、余人をもって代え難い類稀なる「芸術総監督」です。「新潟の宝」であり、「新潟の誇り」、私たちも負けずに熱い思いを持って、現在のこの一瞬一瞬、金森さんと同じ夢を見ながら伴走していかなきゃいけませんね。そんな思いを強くしました。よい夕方のひとときでした。

(shin)

「NHK新潟放送局「新潟の挑戦者たち」に金森さん&Noism登場♪(2024/04/17)」への3件のフィードバック

  1. shinさま
    詳細アップありがとうございました!
    「新潟の挑戦者たち」私も見ました!
    まさに、「新潟の宝」「新潟の誇り」、舞踊家、演出振付家であり、余人をもって代え難い類稀なる「芸術総監督」である金森さん。NHKもよくわかっているようですね♪
    「命をかける」という熱い言葉が胸に響きます。
    豊饒なる劇場文化醸成への金森さんの情熱に打たれます。
    皆さんと共に育んでいかねばと強く思いました。
    (fullmoon)

  2. fullmoon さま
    コメント有難うございました。
    今回のブログ記事ですが、NHKプラスの「見逃し配信」が1週間経って終了した後にも、この度の放送の概略が読めるようにと思い、こんなご紹介を試みました。
    6分という短い時間ではありましたが、そこには金森さんが日頃から唱える「劇場文化100年構想」の神髄が余すところなく語られているように感じました。

    そして、最近、ここ数回の当ブログにあって「キーワード」とでも呼べる一語が金森さんの口から飛び出してきたときには、驚き、慌てたような次第です。その一語とは「観光」に他なりません。

    Noismが日々その下に献身している「新潟から世界へ」の志は、当然の帰結として「世界から新潟へ」の流れ(=「観光」)を継起させる筈なのです。
    そのNoismが新潟市の抱えるカンパニーであることに違いはありませんが、既に世界中からの視線に晒されている意識をもって、見詰め、捉えて、紹介・発信していく必要があると考えるものです。金森さんは、そのあたりの事情を、「劇場が」と一般化した言い方をとりながらも、端的に、「地域だけで消費されるものではなくて、『世界とつながる場所』」と表現している訳です。

    そして、「生(なま)の醍醐味」です。
    こうして、ブログに書いていること自体、(極めて拙い内容のものではありますが、)情報技術の上に成り立つ「非身体化」された発信であって、世界中のありとあらゆる場所からここ(このサイト)に辿り着くのに際して、いささかも汗をかくことも、いささかも疲労することもありません。
    そうした「非身体化」され尽くした発信の在り方に加えて、敢えて汗をかき、疲労することさえ惜しまず、「生(なま)」に新潟を訪れた「観光客」(!)に対して、新潟の玄関口において、「新潟の顔」のひとつとしてお出迎えをしつつ、「生(なま)」の発信をしていくことを求めてきたのが、「観光案内センター」における発信の在り方の提起だった訳です。
    それは「偶然に」とか「記念に」とか「光栄にも」とか「ちゃんと」とかという、その人にとって限りなく大きな意味合いも持つ発信となり得るのです。(ブログでの発信にその力はありません。)新潟市には、そこに力を入れていって欲しいものです。

    そして根底に、新潟市が、金森さんと一緒にどんどん「挑戦」していくようであって欲しいという思いがあります。そこに両者「ウィンウィン」の未来を見るのは私ひとりではない筈です。

    (金森さんから、まさにその「観光」の一語が飛び出してきたりしたので、嬉しい不意打ちに、思わずのけぞってしまったような塩梅でした。…蛇足でした。)
    (shin)

  3. さすがshinさん!
    金森さんに負けない情熱、そして明確な思考。
    説得力あります。
    新潟から世界へ、世界から新潟へ!
    舞踊、観光によって変わる新潟市。
    今こそプッシュですね。
    はりきっていきましょう!
    (fullmoon)

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