Noismの更なるPRを求めた「市長への手紙」と文化政策課からの返事

本ブログのコメント欄にて触れましたとおり、過日(2024/3/26)、新潟市HP内の「市長への手紙」により、Noismの更なるPRに関するアイディアを送信しておりました。

そして時をおかず、本日(2024/4/1)、担当部署からのお返事ということで、文化政策課の職員の方からお電話を頂き、「手紙」の内容を元にやりとりする機会を持ちました。今回はそれらのご報告をさせて頂こうと思います。

□「市長への手紙」(2024/3/26)抜粋□
…新潟市には新たに更なる(Noismの)PRの実施をお願いしたいと思います。手始めに次のようなものを考えました。

(1)まずはJR新潟駅構内に新装なった「観光案内センター」でのPRです。そこは「政令市にふさわしい情報発信基地」と位置づけられる施設で、大型デジタルサイネージなども目を惹く、「新潟の美しい景観や歴史、文化、食などの映像メッセージなどを映し出し、新潟の魅力を発信」するものとされています。そうした新潟市の「魅力」の一端を形作るコンテンツとして、充分、Noismは取り上げられてしかるべきであると信じるものです。市内外の多くの人の目に触れるように、同所にポスターを貼り、公演チラシ等を置くことを(手始めに)提案したいと思います。

(2)そして、常時、掲示しておくのに自然なアイテムとして、各公演ポスターとは別に、毎年、各シーズンを通してのNoism Company Niigataポスターを一枚「シンボル」として作成し、新潟市役所と各区役所、「玄関口」である新潟駅(勿論、件の観光案内センターにも)や新潟空港等、市内各所に一年を通して貼っておくというのは如何なものでしょうか。

新潟市がこれまで、当然「排他的に」抱えてきたNoismという文化資源を市内外に向けて、これまで以上に広く発信することで、未だ想像もできないような新たな展開も期待できるかもしれない、そう感じているのは決して私ひとりではないと思います。そして、上のような取り組みであるならば、それほど元手もかからず、さして難しいことにも思われませんが、一方、その効果は小さくないのでは、そう思うのです。

(Noismを活用する方途を探るためにも、)外に向けて、PRという「仕掛け」をして、新たな好循環の種を蒔いていくことが必要だと思うものです。是非、前向きにご検討ください。…

◇文化政策課からの返事(電話でのやりとり要旨)ほか(2024/4/1)◇
こちらが例示したNoismのPRに関する提起が意味するところを、一定程度、評価して頂いた様子で、「市としてできること」があれば取り組んでいきたいとのお答えでした。

「手紙」に盛り込んだアイディアは、あくまでも、「例」に過ぎないとの認識を共有しながら、「市としてできること」を考えていきたいとおっしゃってくださいました。

(1)新潟市は、JR新潟駅に上記観光案内センターのほか、市の掲示板も有しているので、それも有効に使えたら、ともお話しされていましたし、
(2)例えば、シーズンポスターなどとなれば、市だけでなく、りゅーとぴあとも相談しながらやっていくことになるとも。

いずれにしましても、全般において、寄せられた前向きな提起に対して、歓迎の気持ちが認められる、そんなやりとりが出来たものと思っています。

具体的に「いつまでに何を」ということではなく、そして、ある時、何かが劇的に変わるということでもないとしながらも、市として、アイディアを受け止めたうえで、できることを検討し、取り組んでいくことで、「街を歩いていたら、あのアイディアがこうして活かされている」と感じて貰えるようにしたいという言い方をして頂きました。

加えて、本ブログも見て頂いているとのことでしたし、この度の「市長への手紙」に繋がる新潟日報朝刊「窓」への投書にも目を通されていました。そんな諸々から、やはり、機会を捉えて「地道」に声にして、届けていくことの重要性を再確認したような次第です。

これからの新潟市の具体的な取り組み(真のレスポンス)を期待感をもって待ちたいと思います。

以上、「市長への手紙」に関するご報告をさせて頂きました。

(shin)

「Noismの更なるPRを求めた「市長への手紙」と文化政策課からの返事」への2件のフィードバック

  1. shinさま
    よかったですね!
    文化政策課からのお返事、本当に嬉しいことです。
    shinさんのおかげで、声をあげ続けることの大切さを改めて感じています。
    当ブログを見ていただいているというのも驚きです。
    これからもめげずに地道に進んで参りましょう♪
    (fullmoon)

    1. fullmoon さま
      どうも有難うございます。
      「もう少し新潟市のコンテンツとして活用する部署はありますかというような検討は行ったのですけれども、うまくつながってこなかったというのが実情です」(2/15市長定例記者会見より)という状況に淋しさを感じ、新潟日報朝刊「窓」への投書、続けて、この度の「市長への手紙」を物したのでしたが、文化政策課の職員の方からお電話をいただき、お話をするなかで、寄せられた声に対して誠意をもって向き合おうとする姿勢が感じられたこと、それが、正直、何より嬉しかったことでした。

      ことはNoismに限らず、文化のあり方(或いは、文化行政のあり方)は行政によって決められて、一方向的に示される性格のものではないのは自明で、だとしたら、(というか、当然に)私たち市民の側もより積極的に自らの思いを声にして届けていく必要がある…。

      「街を歩いていたら、あのアイディアがこうして活かされている」と感じて貰えるようにしたい、そんな言い方を選ばせたものが、市の職員として、行政と市民、両者がうまく響き合う姿を志向する真摯な気持ちでなくて何だと言えるでしょうか。
      誠実に対応して頂いたという思いが強く残りました。一粒の種がごときアイディアが、街なかでどんなかたちをとって目に映じるようになるか、期待して待つこととします。
      (shin)

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