メール取材日:2022/06/20(Mon.)
Noism×鼓童『鬼』新潟公演を次週に控えたこのタイミングでの「ランチのNoism」、区切りの20回目は、Noism2 リハーサル監督・浅海侑加さん のご登場回をお送り致します。初回(2020年2月)の金森さんと井関さんから始まって、これで一巡という意味でも区切りの回となります。さてさてどのようなランチを拝見できますでしょうか。それではいきましょう。
♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん・ろけんろぉぉぉ…♪
若き研修生カンパニーNoism2を率いる立場にも等しく昼はやって来る!「ランチのNoism」♪
*まずはランチのお写真から。
!!!
*ん? これはまた度々見てきた感じの画像ですけれど、デジャヴではないですよね、浅海さん。
1 今日のランチを簡単に説明してください。
浅海さん 「茹で卵とお味噌汁です」
*この説明だけでは、まだまだデジャヴ気分から脱するには足りない感じが否めませんけれど…。(汗)
2 誰が作りましたか。普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか。(or 主にどこで買ってくるのですか。)
浅海さん 「自分で準備します。 茹で卵を作るのが下手だったのですが、最近やっと上手く作れるようになりました!茹で時間は12分派です。お味噌汁は、簡単なものを。(イトー)ヨーカ堂で売っている具が何種類かあるもので、朝の気分で選びます」
*茹で卵、なかなか侮れないんですよね。殻が綺麗に剥けないだけじゃなくて、地球の「断層図」になぞらえるならば、一番外側の「地殻」(=殻)のみならず、ときに「上部マントル」くらいまでが層をなして剥がれてきてしまうといった残念なことも起きちゃったりする訳で…。茹でた後、ちゃんと冷やしてるんですよ。冷やしてるんですけどね。いざ食べようという段になって直面する、あの絶望的なくらい為す術もない感じといったら、もうそれって卵の質によるんですかね。まったく「ぴえん」な訳です。 で、そんな茹で卵ですけれど、浅海さんはハードボイルドの「12分派」とのことで、それって、確かかつての鳥羽絢美さん(第9回) と同じ茹で時間ですね。黄身はオレンジ色ではなく、完全に黄色になるくらいかと。
-私は井本星那さんの回(第6回) 以来、「熱湯に入れて5分、火を止めて5分置いてからの冷水」という「井本メソッド」を忠実に実践している半熟卵派なのですが、浅海さんは半熟卵などは好まれないということでしょうか。
浅海さん 「茹で卵として食べる時は、固茹でがいいです。タコライスみたいに、混ぜて食べる時は半熟がいいですね」
*おお、食べ方によって、茹で方を変える!その手がありましたか。なるほど、なるほど。私の頭が固茹でだったみたいですね。(笑) あと、お味噌汁にもあまり時間はかけないのですね。
3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。
浅海さん 「ランチ休憩でもリハーサルの事や考え事で頭を忙しくしがちなので、最近はしっかり「お昼休憩」を感じるようにしています。素直に美味しいと感じたり、コーヒーを飲んでホッとするように」
*感じ方を切り替えることで、同じ時空にいながらにして、周囲の時間の質を変えてしまうってことですかね。望ましい「ランチ・ブレイク」の在り方と言ってよいかと。素敵です、浅海さん。
4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。
浅海さん 「塩です!茹で卵に何かしらはつけたいですね」
爽やかに塩を振る♪
*そうきましたか。私も職場の机の抽斗に常備していますよ、同じくボトル入りのやつを。
5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。
浅海さん 「決めてはいません。コンビニのおにぎりだったりサラダなどを買う時もあります。カップのお味噌汁を買うときは、何故か「なめこ」を選んでしまう…。おにぎりを作って持って行く日もあります。お気に入りの「まぜまぜくん」がある時はおにぎりです!」
*脳内BGMが一瞬にして井上陽水『なぜか上海』になってしまうなど、「何故か『なめこ』」って部分も深層心理的に随分そそられるのですが、それ以上に興味を掻き立てられるワードが出て参りましたよ。それは勿論「まぜまぜくん」!初めて耳にしたんですけれど、私。 で、浅海さんはそこのところを察して画像も寄せてくださいました。どうぞご覧ください。
これが「まぜまぜくん」!
*漁師の「賄い」風イラスト入りの「まぜまぜくん」 、長崎で海産物加工品の販売をする「ヤマジョウ」さんというところの商品で、なんでも「まぜる佃煮」なのだとか。HPによりますと、具材と調味たれとに分かれた食べきりサイズで「簡単手作りの即席佃煮」とあり、一般的な混ぜ込みタイプのおにぎり用ふりかけではなさそうな様子。にぎられている際の画像からも、存在感のある具材の様子が伝わってきます。
-食感とか、お気に入りポイントなどを教えてください。また、西日本の方ではよく知られた商品なのでしょうか。そのあたりも是非。
浅海さん 「食べ応えがすごいです!特にイワシなんかはご覧のとおりそのまんま入っているし、調味たれの味も美味しいのでぜひ食べてほしいです!地元今治のスーパーで母が見かけ、送ってもらったのがきっかけです。新潟ではまだ見つけたことがないです」
*な~る。浅海さんこだわりの一品(逸品)なのですね。メモ、メモメモメモ!
6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。
浅海さん 「変わりません」
*力強いお返事いただきました。簡潔にして、強い意志を感じます。納得です。
7 いつもどなたと一緒に食べていますか。
浅海さん 「穣さん佐和さん の隣のテーブルで、向かいに(山田)勇気さん がいます」
8 主にどんなことを話しながら食べていますか。
浅海さん 「最近はグルテンフリーのパン屋さんの事や、ドラマの話など」
*Noismの重鎮さんたちの会話、聞き耳たてたいですねぇ。グルテンフリーのパン屋さんも気になりますが、ここではドラマの方を訊ねたいなと。だって、Noismの重鎮さんたちが好きなドラマですよ。気になって仕方ないじゃないですか。
-話題にのぼったドラマにはどのようなものがありますか。穣さん、佐和子さんも一緒だとすると韓国のドラマとかでしょうか。具体的にいくつか教えてください。あと、これまでの浅海さんお気に入りドラマなども教えてください。
浅海さん 「韓国系では、『愛の不時着』『梨泰院クラス』は話題になり、見ました!他にまだ見ていない韓国ドラマも気になります。私が好きなのはAmazonプライムの『ブラウン神父』や『ミス・マープル』といった、推理小説系の物も好きです!」
*韓国ドラマ、ハマる人多いですよね。穣さんと佐和子さん、勇気さんと浅海さんまで揃って虜にしてしまうとは!ハマった経験のない身には驚きです。「恐るべし!韓国ドラマ」って感じです!
9 おかずの交換などしたりすることはありますか。誰とどんなものを交換しますか。
浅海さん 「おかず交換はしません。セナちゃん(=井本星那さん )がたまにオススメの飴をくれるんですけど(生姜や梅の…)嬉しいし美味しい!」
*「おかず交換」は、この「ランチのNoism」が始まった頃(2020年2月)には既に、「コロナ禍」で慎むべき振る舞いとされてしまっていたのですが、その昔は微笑ましい光景だった訳です。で、今、それに代わる交流アイテムとしての「飴」(大阪のおばちゃんの「飴ちゃん」を含む)、その重要性を増しているのではないでしょうか。そんなふうにも思えます。で、井本さんが持って来られる飴は和物も多い模様ですね。
10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。料理上手だと思うメンバーは誰ですか。
浅海さん 「あまり皆のお昼をチェックした事ないのですが…。劇場に降りた時、楽屋前で目にする制作の上杉さんのお弁当箱が気になります! また2メンバーはおにぎりが多い印象ですが、お弁当箱を持ってきている時は気になりますね」
*「お弁当箱」に反応するようですね、浅海さん。その気持ちはわかります。で、出て来た名前が制作の上杉(晴香)さんとは!Noism Company Niigataを支える「縁の下の力持ち」とも言うべき方。しかしこの企画でご紹介するのはちと難しそうですねぇ。(ですよね、上杉さん。)(う~む。でも、上杉さんさえよろしければ、なんちゃって。)
浅海さん 「料理上手は佐和さんです!!! 庄島姉妹(=庄島さくらさん 、庄島すみれさん )のスロバキア料理も食べてみたいです! ひかる(=坪田光さん )の誕生日にパン型をプレゼントしたのですが、使いこなしてるようで…。こちらも食べたいですね〜」
*そう語る浅海さんもお料理は得意という評判を耳にしていますよ。どうですか、そのあたり。
浅海さん 「個人的な事ですが…、お菓子作りではタルトが多いです。タルト生地はいつも同じレシピですが、カスタードを入れたり、ダマンドにしたり…。他にも色々チャレンジしたいです!!」
もはやパティスリーかと!
*本格的ですね!浅海さん。おっと、続いてはパンですね。
もはやブーランジェリーかと!
浅海さん 「パン作りも好きですが、発酵が難しいです。。。」
*浅海さん、やはり評判通りの腕前とお見受けしました。
-手作りのお菓子やパンをメンバーに持っていくことなどはありますか。もし、あるようでしたら、反響の大きかったものにどんなものがあったか、そしてその際の具体的な様子などを教えてください。
浅海さん 「ケーキはメンバー何人かと一緒に食べたことはありますが、パンはまだないです。りお(=三好綾音さん )がにっこり笑顔で『おいし〜〜〜い』って言って食べてくれるのが一番印象に残っています!!!」
*三好さんもしっかりお料理をされる方ですし、そんな三好さんからにっこり笑顔の『おいし~~~い』を引き出したなら印象に残ったとしても何の不思議もないですよね。 そして、例えば、今後、坪田さんとの間に「パン交流」なども始まりそうな予感すらありますし、そうなったらそうなったで、またやりとりの様子など教えて貰えたら、などと思っています。 何はともあれ、浅海さん、ランチもそれ以外の様々なお話しも、どれもご馳走様でした。
浅海さんからもメッセージを頂戴しました。どうぞ。
■サポーターズの皆さまへのメッセージ
「サポーターズの皆様。いつもご支援ありがとうございます。私自身客席側にいる事が多くなり、声を掛けていただいたり、また感想なども直接お聞きできる機会も増え、とても嬉しいです。踊りを見て頂くだけに限らず、皆さまとメンバーとが交流できる時間がもっと増えることを楽しみにしています。これからもどうぞよろしくお願い致します」
ということで、Noism2 リハーサル監督・浅海侑加さんのランチはここまで。様々な画像を含め、お昼ご飯に止まらず、ご紹介頂いた浅海さん、感謝しています。
そしてここまで20回に渡ってお届けして参りました連載企画「ランチのNoism」ですが、冒頭にも書いた通り、今回、現メンバー一巡が完結したということで、しばらくお休みとさせて頂きます。ご登場頂いたNoismメンバーの皆さま、これまでご馳走様でした。
で、来るべき9月からの新シーズンには、新たな連載企画をスタートさせるべく、只今鋭意準備中です。こちらで少し予告をさせて頂きますと、新たに始まる企画はそのタイトルを「纏(まと)うNoism」 とし、基本、毎月、Noism1メンバーひとりずつご登場いただき、「衣裳」を切り口に、舞台で観ているだけではわからない人となりに迫ろうとするものになります。どんな逸話が飛び出してくることでしょうか。まずはこうして新しい連載企画を無事に予告できたことを嬉しく思います。皆さま、「乞うご期待!」ということで、9月をお待ちください!
そんなこんなで、「ランチのNoism」第20回目はここまでです。今回もお相手はshinでした。ではまた再開(再会)の日まで。
(shin)