まさに我が意を得たり♪新潟日報紙5/27朝刊「日報抄」!

今週末、恒例となった富山の「黒部シアター」に招かれての『春の祭典』上演を控えるNoism Company Niigata。その「ホーム」新潟で、地元紙・新潟日報紙が2026年5月27日の朝刊「日報抄」にて、金森さんとNoismが新潟市で刻んで来た20年以上の時間について取り上げてくれました。新潟日報さん、有難うございます♪

朝早く、友人がLINEで知らせてくれて、先ずは急ぎデジタル版で確認、その後、紙面で再確認したような次第です。そして思った「我が意を得たり」、まさに♪

デジタル版はこちらからもどうぞ

冒頭、先日の東京バレエ団『かぐや姫』から始まり、来年のフランスはパリ・オペラ座での公演予定について触れられ、金森さんが「振付家として稀有な存在」であるとするバレエ関係者の言葉が引かれています。なんと誇らしいことでしょう♪とりわけ新潟市民にとって。まさにシビックプライドな訳です。

しかし、次の段落に入ると、そこから一転し、「新レジデンシャル制度」のもと、「後任次第で、ノイズムは新潟市での活動を終える可能性が高い」ことが紹介されます。

この度の「日報抄」、これまで、連載も挟んで、昨年末の金森さんの「退任意向」を報じて以来、精力的に記事を載せてきた新潟日報紙が、改めて新潟市民に向けて発した問いかけ、或いは問題提起の様相を帯びて締め括られていきます。ノイズムを「市が20年以上かけて育てた文化的財産」とし、「その実像を足元の市民が広く理解しないまま、手放すことになってもいいのだろうか」と。

恐らく、今週末には富山の観客を魅了し尽くすことに間違いはありませんし、来年には、国境を越えて、フランスの観客も度肝を抜かれることになるでしょう。しかるに、「足元の市民」は?その「理解」は?

嘆かわしいことに、日本初にして日本唯一の公共劇場専属舞踊団の「実像」を理解するための機会も既に限られている状況にあります。黒部まで赴ける方は今週末、万難を排して是非!それが叶わない方は来月末の『私は海をだきしめていたい』+改訂版『春の祭典』公演(新潟・埼玉)に駆け付けて、改めてNoismの舞踊を目撃してください。そして、自分の目で他に類のない「実像」を確かめて欲しいものです。

私はNoismを抱きしめていたい、です。

(shin)

金森さんが「X」とインスタで嬉しい【ご報告】♪

2026年5月19日(火)の夕刻になって、金森さんからSNSで発信された【ご報告】、Noismの今後について案じていた私たちにとって、とても嬉しいものでした。

先ずは、こちら、金森さんの「X」へのポストです。

そして全く同じ内容のものですが、インスタグラムへの投稿もどうぞ。

https://www.instagram.com/p/DYg3d-IuCZk/?igsh=OTdpajZlZTd0NDEw

「X」とインスタグラムとで、都合2回確かめたことになる訳ですから、身中に沸いたこの喜びに間違いない筈(笑)。金森さんが明言されたNoismの活動継続。リアル「喜びの舞」ものです♪

金森さんと井関さんが立ち上げた法人「NEMUSPORTA(ネムスポルタ)」、その「新しい船」による希望の船出となる訳ですよね。

その来年8月以降のNoismの活動についても、「NEMUSPORTA」についてもまだまだ詳細は伝わってきていませんけれど、絶えず舞踊への献身のみを志し、止まることを知らず、信じる道を往く金森さんは、私たちをまだ見ぬ景色に連れて行ってくれることに間違いありません。それはそのまま私たちの希望以外の何物でもありません。私たちとしましては、これからもずっと「静かに熱く見守り応援する」の一択ですね♪

この【ご報告】に接してのち、昨年末からずっと続いていた憤りに満ちた重苦しい時間とは異質の時間に浸れています。何はともあれ、今夜は「静かに熱く」祝杯ですかね。

(shin)

【怒髪天の超速報】えっ!何だって!最低だな、財団も新潟市も!(絶句)

2026年5月13日(水)の宵、金森さんの「X」からそれを知ることになりました。

そして井関さんも「X」で。

そして伝えられた内容がこれです。おまけに「Noism Company Niigata事業」も終了とは!

「芸術監督の公募について」

令和元年の「劇場専属舞踊団検証会議(第2回)」にあった、次の文言はどうなったのか?

 >やめるとしても喧嘩別れにならないようシナリオプランニングが必要。

テキトー過ぎるぞ、新潟市! 金森さんも井関さんもメンバー・スタッフも同じ新潟市民じゃないか! リスペクトはないのか! 誠実さなど微塵も感じられない極めて強権的なやり口! もう「文化創造都市」なんて名乗らせないぞ!

怒髪天を衝く怒りに震えています。こんな呆れかえるくらい恥ずべきやり口!最低だな、財団も新潟市も(怒)。…絶句…

皆さまのお声、お寄せいただけたらと思います。

(shin)

「金森穣 芸術監督退任について 市民向け説明会」(5/9)、そこにいたのは紛れもなく余人をもって代え難い芸術監督その人…

朝早くから物凄い強風が吹き荒れた新潟市の5月9日(土)、昨年末の「退任意向」に始まる疾風怒濤のような日々について、金森さんが「市民向け説明会」を開き、「質問されれば何でも答えるつもり」と伝えられていた通り、長時間にわたり、私たちからの質問その一つひとつに、この上なく丁寧、かつ極めて明快に答えてくださいました。

私自身、憤りや腹立たしさ、虚しさなどが入り混じった気持ちで、りゅーとぴあ〈スタジオB〉に向かっていたとき、金森さんもそうしたモードで相対するものとばかり思っておりましたが、さにあらず、金森さんの表情はいたって穏やかだったことに先ず驚きを禁じられませんでした。(当然、強い憤りはありながらも。)

更に、金森さんの口からは何度も何度も、「まだ諦めていない」「未来は誰にもわからない」「新潟からこの国を変える」の言葉が発せられることになるのですが、この日、それをあの落ち着いた声音で聞く私たちの目の前にいたのは、紛れもなく余人をもって代え難い稀代の芸術監督その人だったと言い切りましょう。金森さんがNoism 22年間の歩みのその先に目にしていたもの、或いは金森さんを内面から突き動かすもの、それは新潟市とこの国の文化政策のビジョンに他ならなかったからです。「こんなに立派で尊敬出来る人っている?」自分の生き方を問われているようにも感じられたほどです。

第一部「一問一答」(13:00~16:00)、第二部「座談会」(17:00~20:25、途中に10分休憩一度)、その長丁場を詳細にわたってお伝えするのは私の手に余りますので、金森さんからのご回答を中心に、ごくごくかいつまんでご紹介したいと思います。
(あれがない、これも抜けている、そんなことになるでしょうが、何卒ご容赦願います。)
(また、第一部に関しましては、後日、編集したものが配信される予定とのことでしたので、そちら、お待ちください。)

*第一部「一問一答」(13:00~16:00)

〇昨年末に退任の申し出が受理された。Noismの今後については、未だ結論は出ていないが、金森さんとの「協議は終了」(財団)とのことで、このような場を設けた。
●新潟市に22年間、人生で一番長く住んできた場所。コンテンポラリーダンスの拠点になった。他から声がかかっていたり、他に行く場所がある訳ではなく、正直、来年の夏以降、どうしようという不安は強いが、新潟市から、(それが無理なら、新潟県から)この国の劇場文化を変えていきたいとの思いは変わらない。
〇「Noism」という名称は、2004年に芸術監督となることが決まり、新潟に向う新幹線に乗る前の東京駅で、「やばい、名称決めてない」となり、「No – ism」だからと勝手につけた名前。それが今はどういう扱いになっているのか、AIに訊いてみたら、「りゅーとぴあが登記している」とのことだったが、調べてみるとそんなことはなく、AIが嘘をついたとわかり、AIは怖いなぁ、と。
次の芸術監督がどう考えるか次第だが、名称は変えるのではないか。
●未だ道半ばで、やり遂げてはいない。変革を要求し、自らのクビを賭けて、未来のために訴えるべきと思った。諦めたのではない。ここから未来を変えていくために。
芸術監督は他の人で構わない。今の体制(例えば、フリーランスで退職金もない契約スタッフ4人でまわしている現状)ではもう限界なので、変革を要求。諦めてこのまま飲んでいたら、この国の文化は終わってしまう。「日本初」の事例を失ってはならないし、新潟市は発信していって欲しい。
〇「芸術監督として井関さんを担ぐNoism」という提案に対する返答は未だにない。「飼い殺し」的な状況にあり、早く結論を出して欲しいところ。
●今回の件があり、色々な人が心配してくれている。また、ひとつの自治体で起きたことに対して、他の自治体が関わるのはタブーなのかなと学習した。
〇「専属」が表すところに関するなら、欧米に見られるような劇場専属舞踊団であったことは、この22年間、1日たりともなかった。価値あるものとして、広く喧伝出来るように中身を整えていきませんかと訴え続けてきたが。自分事として意識をもって関わって欲しいと思う。


●「新レジデンシャル制度」が始まるとき、Noismがなくなってしまう選択はなかったから、芸術監督を一期受けた。その後、繰り返し色々訴えてきたが、決まって「でも、あなた、それ飲みましたよね」と言われてきた。
わかってらっしゃらない方の判断で決まっていってしまうのもこの国の行政。
〇厳しい状況のなか、やりくりして頑張ってきて、成果を上げ、評価を得ると、要求したことは放っておかれることになる。
行政は「変える」ことが本当に苦手。それが出来るのは政治家、理解のある政治家しかいない。
●これを機にりゅーとぴあをどうしていくのか考えるべき。課せられる事業数は膨らむ一方で、現場は限界。みんなが注ぐ労力が如何に救われていくか、自分の判断に懸かっている。このまま続けちゃダメだ。何度も訴えてきて、変えられないんだったら、「もう少し頑張って」とは言えない。我慢にも限界がある。少しでも希望を持ちたい。「りゅーとぴあの中からじゃないかも?」と思っちゃう。これだけの覚悟を持っているんだからという訴えをする。
〇「一期5年で辞める」とは言っていたが、市の対応は予期していなかった。「ここまでやってきたのに、こんなふうに言われるんだ」とショックを受けた。未だ諦めてないので、ここ(新潟市)でのNoismなのかどうかはわからないが、一緒に活動していきたいという者と献身していく。しかし、目の前の人たちのためだけに闘っているのではない。まだ見たことのない者のために、志を共有して、未来を信じで闘うしかない。
●将来的には、新潟市に舞台芸術の拠点となる「舞台芸術センター」を作りたい。
〇この3月に一般社団法人「NEMUSPORTA(ネムスポルタ)」を設立。2~3年前から考えていたのだが、メンバー、スタッフの社会保障の問題を考えたときに、業務委託のかたちがとれないかと。劇場のなかで雇用されるかたちにはならなくなるので、ためらいもあったが、あらゆることに対応できるように、提案の可能性のひとつとして。
●「これでは続けられないから辞めます」と伝えたとき、財団から「秒で」感謝されたのはショックだった。「レガシー」とは何か?今の建付けで何が残せるのか?Noism 22年間の芸術創造の蓄積がなされているようには思えない。
〇「自分自身が生きている間に成し遂げられる夢なんて語っていない」(金森さん)

*第二部「座談会」(17:00~20:25、途中に10分休憩一度)

〇後に続く「専属舞踊団」が現れなかったことについて。
風の噂に聞こえてきたものがあったが、芸術家側でも生活保障を求めて闘う者少なかったのかなぁと。この環境の価値を理解して貰いたくて、初めのころはゲストを呼んだりもしていたのだけれど。「行政のおじさんと話すのは嫌」と言われたこともある。
●他館、他都市との連携について。
日本の行政の成り立ちからして、「縦割り」で、他の行政との関係はよくない。
〇芸術監督任期に上限を設定することについて。
5年や10年ではなく、もっと長い期間が必要。上限で切るのではなく、成果によるべき。ビジョンも明確でないなか、上限のみが設定されていることのあり得なさ。上限の根拠がない。
色々なことに腹が立っている。ちゃんと表に立って説明してください、と。
●「新レジデンシャル制度」について。
日本の新しい劇場文化政策になり得る筈。Noism云々を超えた、劇場の在り方の問題である。ビジョンが第一。それを明確にして欲しい。「金森穣」への依存度が高過ぎるとして、制度を作ったのに、「金森穣」が辞めるとNoismがなくなるのでは、それは依存の極みではないのか。
〇一般社団法人「NEMUSPORTA(ネムスポルタ)」について。
支援・理解・協賛してくれる企業に対しての受け皿ともなる法人と想定。文化庁からの助成金も引っ張ってくることも視野に。また、メンバーやスタッフを数人でも雇用できる。少しでも雇用形態を改善出来ればと思う。但し、法人と財団との関係性はまだまだ不透明。
●現状について。
「辞める」って言ったら、心配してくれる人が出てきたり、応援してくれる人がいたり。今日もこれだけ長い時間いてくれる。ひとりじゃないし、思いは届いている。こういう人たちがいてくれる限り、信じられる。価値と信じるものをどうやったらもっと多くの人たちと共有出来るかが、芸術創造における永遠の課題。
〇昨年末の「退任意向」表明について。
以前から「年内には判断を下します」とは伝えていた。ここまでのスピード感から、絶対に何も決まらず、進んでいかないのは分かっていたから。
現状、当事者の訴えを聞き入れて方針を変えるのは出来ないだろうことは分かっている。
4つの要求について。
それを一度に全部飲んで欲しい訳でもない。どれかひとつからでも、という思いだったが、(その伝え方も含めて)全部ダメとの答えだった。
〇5年や10年毎の交代について。
そんな短期間に変えていたら、世代間を超えた会話成り立たない。文化の価値とはそういうものではない。10年であげられる成果は、自分(金森さん)が考える成果ではない。

で、そろそろ最終盤というときになり、翌日、19歳になるという青年が挙手して、両親が22年前からずっとNoismを見続けていて、自分も未就学児童のときから連れて来られて、託児ルームで過ごすことから始まり、その後、Noismを見始め、最初はわからなかったし、何ならゲームをしている方が楽しかったりもしたが、2015年『箱入り娘』や『BOLERO』から惹かれたと話すと、会場から拍手が起こりました。それに対して、金森さんが、「わからないものに触れることは本当に大事なこと。自分も最初は劇場で寝ていた。でも、寝ていてもその空気感や何かを享受している。頭でわかることと体験することには大きな隔たりがある」と話した後に、「22年間が報われましたよ」と付け加えると、会場からは一層大きな拍手が湧くという心温まる場面があったことをお伝えし、拙いレポートの締め括りとします。

「座談会」の最後に至り、「財団から判断が下された際には、『第二弾』を持ちたい」との金森さんの言葉でこの日の長丁場もお開きとなりました。良き判断を喜び合う会になることを強く願ってその日を待ちたいと思います。

(shin)

新潟日報紙に「坂口安吾生誕120年」を祝う全面広告掲載さる。「共鳴する安吾とサティ」とNoism新作広告も♪

2026年4月24日(金)、新潟日報の朝刊、その25面に「坂口安吾生誕120年」を祝う全面広告が無事、掲載されました。その左肩部分に「共鳴する安吾とサティ」の文字があり、Noism0+Noism1坂口安吾生誕120年/エリック・サティ生誕160年「私は海をだきしめていたい」公演(同時上演・改訂版『春の祭典』)広告も♪

パチパチパチパチ!まずはその全面です。実におめでたい♪

そして次に、Noismの公演部分のクロースアップ♪井関さんと(恐らく)金森さん画像のかぐわしいコラージュからは、まさにサティの「ジムノペディ第1番」が聞こえてくるかのようです。(この「幻聴」、私がNHK「3マス」ピアノの放送以来、「60の手習い」でほぼ毎日、同曲の独習を続けているからではなく、明らかに、テレビでの同公演スポットCMの影響と考えます(笑)。嬉しさのあまり、のっけから脱線し、個人的な話をしてしまいました。失礼しました。)

更に、本ブログでも寄付のお願いをさせて頂いてましたので、今度は掲載されたご芳名部分です。臙脂バックに「新潟が生んだ文化を誇りに」、いいですね♪

ご協力、どうも有難うございました。本当に誇らしいですね、はい。

6月、7月の『私は海をだきしめていたい』+改訂版『春の祭典』という豪華な公演、新潟、埼玉ともチケット絶賛発売中です。よいお席はお早めに!

このところ、立て続けにメディアに登場している感のあるNoism Company Niigata。このブログでも、その話題をお届けする充実した日々になっています。

そしてこの日の全面広告を見て、一連の言葉たちがあたかも泡立つかのようにシンクロして浮かび上がってきます。「無頼派」、「マレビト」、「アウトサイダー」、「(音楽界の)異端児」、そして「東京の亜流になるな」。

金森さんとNoismの刻んで来た足跡に関して、今、思うところがあります。それを誤解を恐れず、ここで書いてみたいと思います。
2004年、何か未だ先の知れぬ運命が交錯し、謂わば「奇跡」的な出来事として、金森さんをりゅーとぴあ芸術監督に招聘することが選ばれ、この国で初めての公共劇場専属舞踊団がスタートしたとき、確かに私たちはそれを抱えることに決めた新潟市によって、Noismを与えて貰ったことは事実でしょう。しかし、その後、金森さんの傑出した芸術性とその惜しみない舞踊への献身によって産み落とされた舞台の素晴らしさを「発見」し続けてきたのは、他でもない私たち(新潟市民、及び観客)であって、私たちは今日に至るまでずっとNoismを「発見」し続けてきたのです。(そうした思いがあってこそ、金森さんに宛ててあの「希望書」を書いたりも出来たのだと今にして気付きます。)

然るに一方、ここまで自ら抱えた舞踊団への支援を続けてきた新潟市はといえば、市民に対して、ただ与えて奪える立場に留まり、およそ「発見」することを怠る日々を送ってきたのではないでしょうか。ですから、その価値に見合った正当な発信がなされることなど単に期待できなかったに過ぎません。前夕のBSN「ゆうなび」の特集内で金森さんが口にされた「そもそもりゅーとぴあで専属舞踊団を抱えていることが、この国のなかで、日本初だとか、日本唯一だとか言うけど、そのことの価値とか、判断を下す人たちはそう(充分には)捉えていない」は無理のないことだったのです。何も「発見」せずにきた訳ですから。

繰り返します。その出発点でNoismを与えて貰ったことは事実ですが、それを誇らしい「文化」にまで高めてきたのは、金森さんであり、私たち(新潟市民、及び観客)なのであり、決してそれを与えた新潟市ではなかったのです。専属舞踊団の設立というモーメント(契機)をもって、その後、東京の亜流ではない「文化」を創造してきたのは、金森さんであり、私たちだったのです。
ですから、新潟市が(そう言うと、語弊があるかもしれませんが、)勝手に拵えた「制度」のみを根拠に、私たちが築いてきた「文化」を勝手に奪おうとするなどは極めて専横的で、決して許されざる暴挙と言わざるを得ません。新潟市の将来の「文化」に資するよう、しなやかに、したたかに振る舞い、「制度」の修正や微調整を行うべきなのです。

新潟市には、この日の全面広告の中央を横に走る「新潟が生んだ文化を誇りに」の言葉を噛み締めて、今ここからの「最適解」を模索することを求めたいと思うものです。その「最適解」は容易に見つかるものと思われます。今度こそ、「発見」しそびれることなどなきよう。そして、今度こそ、私たちと一緒に「文化」を共創する意識を基に、真に行政が果たすべき役割を果たしてくれることを期待します。

全面広告が掲載された喜ばしい朝に。

(shin)

新潟日報紙、金森さん×東京バレエ団『かぐや姫』のパリ・オペラ座での来春上演の記事掲載(2026/04/22)♪

2026年4月22日(水)、新潟日報が朝刊の文化欄に、写真入りで、「東京バレエ団の『かぐや姫』パリ・オペラ座で来年5月上演」「金森穣さんが演出・振り付け」「『日本の舞台芸術として発信へ』」の見出しが躍る、晴れがましさたっぷりに「慶事」を伝える記事を掲載しました。

*同記事は新潟日報のデジタル版でも読むことが出来ます。こちらからもどうぞ。

日本人振付家(金森さん)の快挙を伝える、とても誇らしい記事です。

そして、この記事、冒頭が「新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の専属舞踊団『Noism Company Niigata(ノイズム」)』の芸術総監督で振付家の金森穣さんが、演出・振り付けを手がけた東京バレエ団の『かぐや姫』が、来年5月26~29日、フランスで上演される。」と始まるのです。新潟市としても、これほど誇らしいPRなどまたとないのではないでしょうか。

記事のなかでも、金森さんの「バレエ界にとって貴重な機会に恵まれた。日本発のバレエを欧州の人たちに見てもらえるのは本当にうれしい」の言葉や東京バレエ団の斎藤友佳理団長の「海外に行くと、日本人振付家の作品はないのかと聞かれていたので、いつか実現させたいと思っていた。日本のバレエ界にとっても大きな進歩になる」という言葉も紹介されています。どれほどの快挙なのかわかろうというものです。

然るに、新潟市は…。
現状、そう言わざるを得ないのは残念の一語です。

ここからは主に、その新潟市についてです。

繰り返しになりますが、金森さんはNoism Company Niigataの芸術総監督なのですから、新潟市にとっての誇らしさも只事ではない筈です。
こんなに新潟市民にとってシビックプライドを感じられる出来事などそうそうないことを、市と財団はきとんと評価すべきです。

世界に「新潟」の名前を轟かしてくれている、まさにこのタイミングで更新の特別オファーを出さないなど愚の骨頂かと。
逆に言えば、市と財団にとっては、次期芸術監督について再考する好機が訪れた訳です。
これほど世界的な規模で、文化的な「新潟」をPR出来る人を手放す理由があるとは思えません。あらゆる工夫を凝らして、金森さんを繋ぎとめておく努力をするべきです。文化政策に携わる担当部署がその努力を怠るようではもう職務懈怠或いは職務怠慢との指弾も免れないのではないでしょうか。

「新レジデンシャル制度」の規定に、芸術監督在任中の顕著な業績が認められる場合、「特別オファー」をすることがあり得るとの一文を加えれば済む、ただそれだけのことです。ほんのひと汗かくだけでしょう。
それをしないのは、自分たちが立ち上げた「制度」に縛られ過ぎるあまり、「最適解」があってもそれをただ指をくわえて見過ごさざるを得なくなることを意味するもので、つまるところ、新潟市民をそっちのけにしてしまうだけの極めて官僚的で、最悪な姿勢であると繰り返しておきます。

何のための「制度」なのか。「文化政策」として何を目指そうとしているのか。文化を長期的に展望する視座に立とうとしない以上、「文化創造都市」を名乗るなどおこがましい限りです。「目を覚ませ、新潟市と財団!」今、声を大にして、そう言いたいと思います。

(以上、fullmoonさんからのご提案を受けて、以前、コメント欄に掲載したものに修正を施して再掲させて頂いた部分があります。)

(shin)

新潟日報紙、金森さんのインタビュー掲載、連載「問いかけるNoism」本格始動へ(2026/03/26)

※このブログ記事ですが、金森さんのインタビューが新潟日報朝刊に掲載された時点で、告知されていた「連載」の初回と受け取り、当初、そう表記しておりましたが、後刻、「連載」前の記事とわかり、タイトル及び以下の内容に訂正と修正を施しました。ご了承ください。

金森さんの口から出た「退任意向」に発して、金森さんとNoism Company Niigataを巡る状況は、先ずは勿論、私たちサポーターズを含むNoismファンを直撃し、それはそのまま、Noismの舞踊の素晴らしさを知る人々の不安を生み、更には、行政の文化政策の在り方という側面においては、この国全体の劇場文化への「問いかけ」となり、広範な関心の的となるに至っています。

その「問いかけ」の発信地である新潟、地元紙の新潟日報は先の「舞踊の十字路」(上中下)で識者のインタビュー3本を掲載したのち、「連載本編」のスタートを告知していたのでしたが、その「本編」の前に、2026年3月26日(木)の同紙朝刊が金森さんのインタビューを掲載した訳です。

Noismを巡る状況に不安な気持ちも否めず、「連載」はまだかまだかと待ちわびる日が続いていたのでしたが、この日の「文化面」に、総天然色の金森さんバストショット画像が目に飛び込んできます。記事最上部に「ノイズム芸術総監督 金森さん 退任表明の思い」、その下の大きな見出しには「任期、人員…制度改善へ検証を」とあり、縦見出しに「新潟独自の文化、今後も」の文字。連載タイトル「問いかけるNoism」も確認出来ます。金森さんのインタビュー記事の掲載です。待っていました、待っていましたとも。新潟日報さん、どうも有難うございます。

この金森さんのインタビュー記事、同日11:00にデジタル配信もなされました。こちらからどうぞ。

前日(3月25日)には、同紙デジタル版にて、井関さんの思いを伝える記事が掲載されたのに続いてのこの日の朝刊記事です。私たち関心をもって見守ってきた者にとっては、新しい動きが届くことなく過ぎていた日々の後、ドドドドドッっとばかりに、今後の展開への期待値があがるような昨日今日を迎えた訳です。

この記事のなか、金森さんは、「財団としてノイズムを続けるのか続けないのか方針が示されていないため、今は動けない状態」としながらも、「よほどの改善がなければ退任の意向を撤回するのは難しい。ただないとは言わない。対話の扉を閉ざした訳ではない」と語っています。そして、「長く活動してきたので、新潟にこだわっている」として、「進退をかけて」行った「問題提起」の裏に、この土地での文化創造の一翼を担おうとする意欲をはっきりと表明してくれています。これを読んで、涙が浮かんできました。

金森さんが唱える「劇場文化100年構想」、そして、2012年施行の「劇場法」、どちらも私たちのそばにあるこの国の劇場が本来の意味での文化創造と発信の核となり、それがそのまま、私たちの人生を豊かにすることに繋がることを志向しています。

未だ閉ざされていない「扉」を通って、一日も早く、真に持続可能な文化政策としての「レジデンシャル制度」への修正協議が再開されることを心から望むものです。

そして最後に、新潟日報さん、「連載」開始を心待ちにしております。

(shin)

新潟日報「坂口安吾生誕120年」全面広告のお知らせと寄付のお願い ~新潟の文化醸成のために~

前年末にNoism芸術総監督・金森さんの「退任意向」が公になって以来、皆さん、ずっと心穏やかならぬ日々を過ごしているものと思います。その後も、状況好転の報せは届くこともなく、ただただ日にちだけが虚しく過ぎていくように感じされてなりません。

そのように、一時も心落ち着く暇もなく過ごすこととなっている本年ですが、新潟が生んだ「無頼派」の文豪・坂口安吾生誕120年にあたる年であり、金森さんが安吾の短編にインスピレーションを得て創作する新作『私は海をだきしめていたい』が近々上演されることについては、その「化学反応」に大きな期待感しかありません。

「東京の亜流になるな、自ら独自の創造をなせ」(『地方文化の確立について』)と書いた坂口安吾、そして、「新潟から世界へ」を標榜して、東京を介することなく、世界に繋がることを実践してきた金森さん。どちらも新潟市の誇りであり、私たちに大きなシビックプライドを感じさせてくれる存在です。

坂口安吾生誕120年という記念すべき年にあたり、安吾の会が働きかけるかたちで、新潟日報が全面広告を掲載する企画が只今準備中なのですが、安吾作品をベースにしたNoism公演が控えているのですから、サポーターズと「さわさわ会」もそれに一役買うことと相成った次第です。

同全面広告はまた、安吾の精神に照らし、新潟の文化醸成を目指す趣旨を有するものでもあります。懸案の「退任意向」を巡って、新潟市長と財団が盛んに「公平性と平等性」を持ち出す現状は、「新潟市総合計画2030」で目指される「文化芸術の発展・継承による心豊かな暮らしの充実」即ち「新潟の文化醸成」と相容れないと言わざるを得ません。「文化芸術の発展・継承」に鑑み、「新レジデンシャル制度」は再検討に付される必要があります。

つきましては、このブログでも、安吾と金森さんと新潟の文化とが濃密に重なり合う、この度の企画の実現に向けて、ご賛同頂ける皆さんからの寄付のご協力をお願いする次第です。

詳細につきましては、下のふたつのリンクもご参照ください。

 【参考資料①】新潟日報社・広告紙面概要説明書(PDFファイル)
 【参考資料②】安吾の会・協賛お願い文書(PDFファイル)

因みに、寄付(一口5,000円から。二口以上でお名前を掲載。掲載を希望されない方はその旨振込用紙にお書きください。)はサポーターズ宛てもお受けしております。

 ■振込先: 「Noismサポーターズ」 郵便振替 00520-5-43945 です。

寄付の募集期間は4月10日まで。広告は4月24日の掲載を予定しているそうです。

以上、ご検討のほど、どうぞよろしくお願いします。

(shin)

りゅーとぴあの2・25発表に激しく動揺も、「ここで諦める訳にはいかない!」…そんな思い…

2026年2月25日(水)、新潟市民芸術会館(りゅーとぴあ)は、公益財団法人新潟市芸術文化振興財団(同日発出)の以下の発表を行いました。

「当財団とレジデンシャル芸術監督との協議経緯及び現状のご報告」(併せて「覚書」・「合意書」)

懸案の金森監督の「退任意向」に関して、主だった内容を取り上げるならば、次のようになるでしょうか。
(1)市と財団の役割分担を明確化した「覚書」において、「レジデンシャル事業の実施体制の構築」「レジデンシャル事業の実施」を担うのは財団であること。(芸術監督の選定を含む。)
(2)2025年12月28日、金森監督からなされた回答を財団は最終回答として受け止め、金森監督への任期更新の要請は終了としていること。
(3)今後、財団は次期監督の選定に向けた検討を進める段階にあること。

一読し、激しく動揺しました。繰り返し読んでも動悸が収まりません。しかし、「ここで諦める訳にはいかない!」そんな思いでおります。まずはご紹介・ご報告まで。皆さまからのコメントもお待ちしております。

(shin)

【速報】中原八一市長への「質問・要望書」からの、副市長面談について(2026/01/22)

1月5日にNoismサポーターズ、さわさわ会、安吾の会、シネ・ウインド連名で中原八一市長へ提出した「質問・要望書」に関して、新潟市側より面談の機会が設けられました。

1月22日(木)10時より新潟市役所秘書課にて、中原市長は公務の為、欠席。野島晶子副市長にご対応いただき、私たちからは、さわさわ会、シネ・ウインド、安吾の会代表・齋藤正行、Noismサポーターズ事務局長・越野泉、さわさわ会役員、安吾の会事務局長・久志田渉の3名が出席。20分間の予定でしたが、40分近い議論となりました。

野島晶子副市長(左)と齋藤正行

私たちからは、新潟市長・新潟市文化振興財団・有識者、そして金森穣さん出席による公開での対話の機会を求める「新・要望書」を提出。改めてNoism存続に向けた制度の見直しや、22年目を迎えるNoismに限らず、新潟の文化を長い時間軸で見つめていこうと提案。これに対し、野島副市長からは先の「質問・要望書」に関して、「レジデンシャル制度」と金森穣さんとの契約に基づく回答が提示されました(詳細は市からの「回答書」〈画像〉を参照してください)。

中原市長からの「1/22回答書」

面談でのやり取りについて詳細は伏せますが、その後の囲み取材にて齋藤代表が「今回の『事件』が、新潟とその文化を何段もレベルアップさせる契機となってほしい。そしてそこには金森穣という存在が必要だ」と力強く語ったことは特記します。

囲み取材に応じる齋藤正行

何より、22年目を迎えるNoismと彼らを擁する新潟市とが豊かに意見を交わし合い、創造的な未来に至ることを強く祈ります。

(久志田渉)

【追記】

この下には、この日、私たちが新たに提出した「新・要望書」(全文)も併せて掲載しておきますので、そちらも是非、ご覧ください。

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「りゅーとぴあのレジデンシャル制度」と金森芸術監督の「意向」をめぐる要望書

中原八一 新潟市長殿

日頃からの市政への並々ならぬご尽力に重ねて敬意を表します。また、この度はお願いしていた面談の機会を設けて頂いたことに心より感謝申し上げます。

1月5日付けでお送りした「『りゅーとぴあのレジデンシャル制度』に関する金森芸術監督の意向の取り扱いについて(質問および要望)」をお読み頂き、私たちの要望についてはご存知頂けているものと思います。

・金森監督が公開した「任期更新を固辞する理由」(4つ)についての見解。
・昨年12/29に、りゅーとぴあが「お知らせ」として、「金森監督への感謝と、そのレガシーを引き継いでいく決意を込めて」とする踏み込んだ内容の文章を発表したことについての見解。

その後、Noismメンバー・スタッフによる1月12日付け要望書の提出、そして、1月14日の市長定例記者会見があり、この度の面談となりますので、「1/5質問・要望書」に対する回答を頂くだけでなく、私たちが今、求めたい事柄を改めてお伝えしたいと思う次第です。

それは取りも直さず、芸術監督の任期をめぐる協議を継続(或いは再開)することです。
金森監督が提示した4項目(芸術監督任期の上限撤廃及び3つの環境改善の要求)に対して、知恵を出し合い、ここ新潟市での「最適解」を見出すことを意味します。

「1/14市長会見」で、中原市長は「一般論として、制度として不備や足りないところがあれば、見直しもやぶさかではない」と語っています。

そして、金森監督が求める環境整備に関する項目(3つ)に向き合うには、予算の問題も大きく関わってきます。りゅーとぴあ全体の予算が決まっているなか、音楽・演劇・能の各分野との兼ね合いも極めて重要な事柄ですし、現在の「仕組み」の刷新も含めて、ここでも知恵を出し合うことが必要です。

改めて、この4項目について、
有識者、新潟市、新潟市芸術文化振興財団(理事等)、りゅーとぴあ、
そして金森監督も出席しての会議開催を要望いたします。

なお、この会議は公開で開催されることを望みます。

以上、この先も金森監督がいて、Noismがある「他に比類のない」文化が息づく新潟市の継続・発展を求めての要望とさせて頂きます。よろしくお取り計らいくださいますようお願い致します。
また、ご多忙とは存じますが、これ以降も、諸々の進捗状況に応じて、私たちとも引き続き対話の場の設定を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

令和8年1月22日

 代表団体名:舞踊家 井関佐和子を応援する会「さわさわ会」、シネ・ウインド、安吾の会

住所:新潟市                  代表 齋藤正行             

連絡先:電話          FAX

     メール

NoismサポーターズUnofficial 事務局長(代表) 越野泉

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以上が、この日、私たちが提出した「新・要望書」となります。
改めて、新潟市の「創造的な未来」を睨みながら、制度の「軌道修正」を含む建設的な協議が行われていくことを願うのみです。

(shin)