「dancedition」井関さん連載第6回、公私ともに大きな転換期が語られる♪

2025年8月25日(月)、Noismメンバーたちが週末の「SCOT SUMMER SEASON 2025」出演に向けて、利賀村入りしたことが伝わってきているタイミングで、ウェブ「dancedition」連載の井関さんへのインタビュー企画「Noism20年 井関佐和子、全作品を語る(6)」がアップされました。

今回、井関さんによって語られるのは、2007年から翌2008年にかけて。Noismというカンパニーとしても、舞踊家・井関佐和子さんとしても、公私ともに大きな転換期を迎えた頃と言ってよい内容が読めます。

また、舞台に立つ舞踊家の心持ちや、出演者に選ばれる/選ばれないを巡る厳しさも窺い知ることが出来て、一観客としても、一ファンとしても、とても興味深いものがありました。

先ず、『PLAY 2 PLAY-干渉する次元』、初演は2007年4月20日。新潟、静岡、東京、兵庫で上演されました。金森さんから、空間の田根剛さん、音楽のトン・タッ・アンさん、衣裳の三原康裕さんに対して、「要望は特になく、『今彼らが何が作りたいか』というある意味一番難しい問いが投げかけられました」(井関さん)とクリエイション最初期の様子が語られています。そのあたり、「20周年記念冊子」には、次のような記載があります。「互いに意見(干渉)し合い、挑戦し、時代を共存すること。容易に分け与えるでもなく、閉ざし守ろうとするのでもなく、与えることによって得て、得たことを与えるという連鎖の中に、現代における総合芸術としての舞踊芸術を創造する。」タイトルに込められた「干渉」の2文字は、リスペクトし合う3人のクリエイターたちの「コラボレイション」の謂いだったことがわかります。

(この『PLAY 2 PLAY-干渉する次元』、私は6年後の「改訂版再演」で初めて観ることになるのですが、その「コラボレイション」が産み落とした「美しさ」にうっとりしたことを強烈に記憶しています。)

次は、外部振付家招聘企画第3弾「W-view」で、中村恩恵さんの『Waltz』、安藤洋子さんの『Nin-Siki』。2007年10月5日の初演で、新潟、東京、福岡、岩手、北海道と巡演。

『Waltz』における演出振付家から井関さんと金森さんへの「プレゼント」の件(くだり)は、「踊る者」同士であればこそ、の素敵さが読み取れる逸話で、私には想像してみることしか出来ませんが、「そうだよね、なるほど」って感じになりました。

井関さんにして、「当時はあまりお姉さん方の頭の中が理解できずにいた」と述懐された女性振付家による2作品ですが、転換期を迎えていたNoismというカンパニー、そして井関さんに対して、「外部」から大きな刺激をもたらしたのだろうことは想像に難くありません。

そして、時期は少し前後しますが、『NINA-物質化する生け贄(simple ver.)』(初演:2007年1月10日)。世界中からの注目に応えるかたちで、チリ、アメリカ、ブラジル、ロシアを巡って、「新潟から世界へ」を現実のものとした後、たたみかけるように、翌2008年には『NINA-物質化する生け贄(ver. black)』(初演:2008年2月7日)が、アメリカ、韓国、新潟、神奈川、台湾、フランスと巡演しました。

この『NINA』に関しては、井関さんが「1番たくさん踊っています」と語り、その上演回数が多かったことがわかります。やはりNoismの代表作のひとつですね。また、井関さんがこれまで色々な機会に語ってきたこのときのツアーの思い出も多彩で、そちらも「読みどころ」と言えます。

以下にリンクを貼っておきますので、今回の「Noism20年 井関佐和子、全作品を語る(6)」も、是非ご一読ください。

今回は、目下、NHK『あんぱん』で私たちにも広く知られるようになった、井関さんご出身の高知の言葉で締め括ることといたします。「ほいたらね。」(←林田理沙アナの声を脳内に召喚して頂けたら幸いです(笑)。)

(shin)

お盆前に「dancedition」井関さんの連載第5回♪

*この度の日本各地を襲う大雨被害に見舞われた方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げます。一日も早く穏やかな日常が戻ってくることをお祈り致します。

2025年8月7日(木)、この日、ウェブ「dancedition」にて連載中の井関さんインタビュー「Noism20年 井関佐和子、全作品を語る」はその第5回がアップされました。語られたのは、2006年に上演された2公演。

先ずは初めてのスタジオ公演となった、「感覚与件」を意味する『sense-datum』(初演:2006年5月6日)です。その公演を行った場所を見ても、「ホーム」新潟のほか、大阪、石川、宮城、茨城、静岡と近年にはない場所が並び、バラエティが感じられます。

鈴木忠志さんから言われたという「神(=金森さん)」と「巫女」の意識には、故・三波春夫さんの、(後年、誤解されまくった)有名なフレーズ「お客様は神様です」の真意に通ずるものも感じられ、芸能の始原を思わせられるものがあります。そして井関さんは更にそこから発して、「自分の意識との距離」を保つことの重要性に言及してくれていて、それを以て、強靭な舞踊を作り上げる秘訣或いは奥義のように捉えておられることは、(私など門外漢には想像の域を出ないことではありますが、それでも、)「なるほど」と深く納得させられる意義深い発言と読みました。

また、Noismメソッドに歩き方だけで8種類もあること(!)や、井関さんが初めての降板を経験されたこと(仙骨への処理の仕方も含めて)などの記述も驚きとともに目で追いました。

次いで、外部振付家招聘企画第2弾「TRIPLE VISION」(『Siboney』『solo, solo』「black ice』)(初演:2006年11月10日)が語られます。こちらの公演地も、新潟、岩手、東京、滋賀とあり、これもかなり大がかりなツアーだったことがわかります。

若き金森さん、そして若き井関さんとの接点から招聘された稲尾芳文さん&K.H.稲尾さんと大植真太郎さん。2006年当時のNoismとそこに至る迄の若き日々が交錯する公演は、語る井関さんのみならず、カンパニーの全員にとって刺激的な機会だったことがありありと読み取れるものです。

また、語られる若き日々のなかに、金森さんとの出会いについても触れられていて、今なら完全な「塩対応」と表現されてしまうのだろう電話での金森さん、現在のおふたりに至る端緒として見ると、何かちょっと微笑ましかったりもします…。

その「Noism20年 井関佐和子、全作品を語る(5)」、下のリンクからもどうぞ。

そして、コメント欄に掲載される「fullmoonさん、全作品を語る(5)」もお楽しみください。

(shin)

「dancedition」井関さんの連載第4回、様々な舞台で踊っていたNoism♪

2025年7月24日(木)、エンタメ性に富んだNPBマイナビオールスターゲーム2025第2戦を見終えてから、今度はこの日アップされたこちらを楽しみました。「dancedition」連載中の「Noism20年 井関佐和子、全作品を語る(4)」。

で、なんと!そして、なんと!サッカー!?アルビレックス新潟の試合前にも踊っていたりしたのですね!相手が横浜Fマリノスならば、金森さんの故郷・横浜のクラブですけれど、場所は「ホーム」ビッグスワンスタジアムですから、「アイシテルニイガタ」のチャントが谺したことでしょうね。とても珍しい機会だったかと。(2005年10月22日)

次いで、あの『NINA-物質化する生け贄』(初演:2005年11月25日)なのですね。鈴木忠志さんからの影響、Noismメソッドの誕生、そしてタイトルに纏わるお話、とても興味深く読みました。

「様々な舞台」、続いてはりゅーとぴあ〈能楽堂〉での「能楽堂公演」(初演:2006年2月16日)なのですね。金森さんの古い作品を上演したとのことで、『side in / side out - 1st part』、『untitled』、『Lento e Largo』、『Cantus』、『play 4:38』。とても貴重な機会だったことに相違ありませんね。

そして、井関さんが語ってくれた「お面」のお話、「身体の表情」や「面の表情」というところは、「なるほど」と頷きながら読みました。

その「Noism20年 井関佐和子、全作品を語る(4)」は下のリンクからもどうぞ。

これを書いている私にとって、Noismとの出会いはまだ先のことなので、井関さんが語るお話を文字で追いながら、イメージしてみるよりほかにないのですけれど、この後、コメント欄に、fullmoonさんも「全作品」を語ってくれる筈ですので、どうぞ併せてご覧ください。
では、fullmoonさん、よろしくお願いします。

(shin)

「dancedition」井関さんの連載インタビュー第3回、Noism初期の興味深い逸話がザクザク、それにゾクゾク+ハラハラ♪

先日(7/6・日)、りゅーとぴあで落語(春風亭一之輔の「ドッサリまわるぜ2025」)を堪能し、幸せな心持ちで同館を後にしようとしていたところ、目指す方向、〈スタジオB〉から歩いて来る金森さんと井関さんおふたりにばったり遭遇するという嬉しい偶然が!

で、その際、おふたりと少し立ち話をさせて頂いたのですが、『アルルの女』/『ボレロ』埼玉公演への出発に関して伺ったりした後、井関さんに、「連載インタビューの次回は、明日(7/7・月)でしょうか?楽しみにしてます」とお訊きしましたら、「明日が原稿締切なんです」と教えて頂き、超弩級連載企画は今まさに「進行中」なのだということを知りました。それはそうですよね、うん。

で、そのウェブ「dancedition」の「Noism20年 井関佐和子、全作品を語る(3)」、本日2025年7月10日(木)、アップされておりました。

今回分(第3回)がカヴァーしているのは、「no・mad・ic project – 7 fragments in memory」(初演:2005年2月24日)、「新潟県中越地震チャリティ公演」(2005年4月16日)、そして、「Triple Bill」(『犬的生活』、『ラストパイ』、『DOOR INDOOR』)(初演:2005年7月15日)と盛り沢山。その一つひとつに興味深い逸話がザクザク語られて、その一つひとつをゾクゾク、ハラハラしながら読ませて頂きました。

個人的な事柄ですが、後年になって、私がこの目で実演を観た作品が初めて出てきました(汗)。『Under the marron tree』です。あとは、想像したり、DVDで観たりするのみ。まだまだですね。

この2005年の実演をご覧になられた方々からのコメントなどお寄せ頂けましたら幸いです。

ウェブ「dancedition」の「Noism20年 井関佐和子、全作品を語る(3)」はこちらからもどうぞ。必読の内容ですから♪

それではまた次回(第4回)に♪

(shin)

ウェブ「dancedition」井関さんの連載インタビュー第2回、アップされていました(汗)

Noism0+Noism1『アルルの女』/『ボレロ』新潟公演に完全に気持ちが向かっていたところ、「投稿日:2025/6/23」との日付で、ウェブ「dancedition」に、井関さんの連載インタビュー「Noism20年 井関佐和子、全作品を語る(2)」が掲載されておりました。1週間以上前になります(汗)!油断しておりました。

既にご覧になられた方も多くいらっしゃると思います。初回分をこちらのブログでもご紹介した際、同サイトでの他の連載ものの更新頻度を「2〜3週間」とみたまでは良かったのですが、『アルルの女』の『ボレロ』の公演が控えていたことから、勝手に次回は「3週間」後くらいかなと判断していました。正確に「2週間」後の第2回アップでしたね。すみませんでした。

でも、更新頻度が「2週間」であるならば、ひと月に2回アップされることになる訳で、予定も立ち易いですね。

で、今回は「black ice」(初演:2004年10月28日)。中越地震のこと、そして誕生日を祝う私家版「金森さん映画」(!)などにも触れられていて、惹き付けられて読みました。「black ice」公演、私はまだ観ていなかった頃ですので、ご覧になられた方々からのコメントをお待ちしております。

第2回へは下のリンクからもどうぞ。

次回は更新から遅れずにお届け出来ますよう、心して臨みます。m(_ _)m

(shin)

ウェブ「dancedition」(ダンスエディション)にて超弩級連載「Noism20年 井関佐和子、全作品を語る」が始まりました♪

皆さま、Noism公式からの【掲載情報】として、「ダンスエディションにて、連載『Noism20年 井関佐和子、全作品を語る」が始まります。ぜひご覧ください!執筆はライターの小野寺悦子さんです。」という簡潔過ぎるニュースが飛び込んで来たのが、2025年6月11日でしたから、既に2日が経過しておりますし、その記念すべき「第1回」、もうお読みになられていることと拝察しますが、このような「超弩級連載」について、こちらのブログでもご紹介しなければと思い、取り上げさせて頂くこととしました。

「投稿日」を見ますと、更に遡ること2日、「2025年6月9日」とあります。

それにしましても、「創作の模様から楽屋話まで、Noismと共に歩んだ20年の道程と、全作品を語ります」とは、まさしく、「Noism20周年」を彩るとてつもない好企画!

井関さんもSNSで、「何ヶ月もの間、インタビューに答えるという形で、この20年を振り返りました。あくまでも私目線です^_^
長い連載になると思いますが、記念すべき1回目は『Noismの設立当初』です」と書いておられます。

Noismの「20年」については、金森さんが「佐和子の身体に全てが刻まれている」と繰り返して語っておりますし、金森さんの著書『闘う舞踊団』をNoismの「正史」と捉えるなら、この連載は即ち、井関さん目線の「側面史」として見逃せないものと言えます。そう来たか!このアプローチがあったか!そんな思いで震えました。もうとてつもなく意義深い企画が進行していたのですね。

その第1回にて語られた作品は『SHIKAKU』(初演:2004年6月8日)。そして、設立当時の雰囲気がありありと伝わってきます。不定期の連載となるのでしょうが、このあとも見逃す訳にはいきません、絶対に。

その連載初回はこちらのリンクもお使い頂き、是非、お読みください。

(shin)