【速報】中原八一市長への「質問・要望書」からの、副市長面談について(2026/01/22)

1月5日にNoismサポーターズ、さわさわ会、安吾の会、シネ・ウインド連名で中原八一市長へ提出した「質問・要望書」に関して、新潟市側より面談の機会が設けられました。

1月22日(木)10時より新潟市役所秘書課にて、中原市長は公務の為、欠席。野島晶子副市長にご対応いただき、私たちからは、さわさわ会、シネ・ウインド、安吾の会代表・齋藤正行、Noismサポーターズ事務局長・越野泉、さわさわ会役員、安吾の会事務局長・久志田渉の3名が出席。20分間の予定でしたが、40分近い議論となりました。

野島晶子副市長(左)と齋藤正行

私たちからは、新潟市長・新潟市文化振興財団・有識者、そして金森穣さん出席による公開での対話の機会を求める「新・要望書」を提出。改めてNoism存続に向けた制度の見直しや、22年目を迎えるNoismに限らず、新潟の文化を長い時間軸で見つめていこうと提案。これに対し、野島副市長からは先の「質問・要望書」に関して、「レジデンシャル制度」と金森穣さんとの契約に基づく回答が提示されました(詳細は市からの「回答書」〈画像〉を参照してください)。

中原市長からの「1/22回答書」

面談でのやり取りについて詳細は伏せますが、その後の囲み取材にて齋藤代表が「今回の『事件』が、新潟とその文化を何段もレベルアップさせる契機となってほしい。そしてそこには金森穣という存在が必要だ」と力強く語ったことは特記します。

囲み取材に応じる齋藤正行

何より、22年目を迎えるNoismと彼らを擁する新潟市とが豊かに意見を交わし合い、創造的な未来に至ることを強く祈ります。

(久志田渉)

【追記】

この下には、この日、私たちが新たに提出した「新・要望書」(全文)も併せて掲載しておきますので、そちらも是非、ご覧ください。

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「りゅーとぴあのレジデンシャル制度」と金森芸術監督の「意向」をめぐる要望書

中原八一 新潟市長殿

日頃からの市政への並々ならぬご尽力に重ねて敬意を表します。また、この度はお願いしていた面談の機会を設けて頂いたことに心より感謝申し上げます。

1月5日付けでお送りした「『りゅーとぴあのレジデンシャル制度』に関する金森芸術監督の意向の取り扱いについて(質問および要望)」をお読み頂き、私たちの要望についてはご存知頂けているものと思います。

・金森監督が公開した「任期更新を固辞する理由」(4つ)についての見解。
・昨年12/29に、りゅーとぴあが「お知らせ」として、「金森監督への感謝と、そのレガシーを引き継いでいく決意を込めて」とする踏み込んだ内容の文章を発表したことについての見解。

その後、Noismメンバー・スタッフによる1月12日付け要望書の提出、そして、1月14日の市長定例記者会見があり、この度の面談となりますので、「1/5質問・要望書」に対する回答を頂くだけでなく、私たちが今、求めたい事柄を改めてお伝えしたいと思う次第です。

それは取りも直さず、芸術監督の任期をめぐる協議を継続(或いは再開)することです。
金森監督が提示した4項目(芸術監督任期の上限撤廃及び3つの環境改善の要求)に対して、知恵を出し合い、ここ新潟市での「最適解」を見出すことを意味します。

「1/14市長会見」で、中原市長は「一般論として、制度として不備や足りないところがあれば、見直しもやぶさかではない」と語っています。

そして、金森監督が求める環境整備に関する項目(3つ)に向き合うには、予算の問題も大きく関わってきます。りゅーとぴあ全体の予算が決まっているなか、音楽・演劇・能の各分野との兼ね合いも極めて重要な事柄ですし、現在の「仕組み」の刷新も含めて、ここでも知恵を出し合うことが必要です。

改めて、この4項目について、
有識者、新潟市、新潟市芸術文化振興財団(理事等)、りゅーとぴあ、
そして金森監督も出席しての会議開催を要望いたします。

なお、この会議は公開で開催されることを望みます。

以上、この先も金森監督がいて、Noismがある「他に比類のない」文化が息づく新潟市の継続・発展を求めての要望とさせて頂きます。よろしくお取り計らいくださいますようお願い致します。
また、ご多忙とは存じますが、これ以降も、諸々の進捗状況に応じて、私たちとも引き続き対話の場の設定を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

令和8年1月22日

 代表団体名:舞踊家 井関佐和子を応援する会「さわさわ会」、シネ・ウインド、安吾の会

住所:新潟市                  代表 齋藤正行             

連絡先:電話          FAX

     メール

NoismサポーターズUnofficial 事務局長(代表) 越野泉

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以上が、この日、私たちが提出した「新・要望書」となります。
改めて、新潟市の「創造的な未来」を睨みながら、制度の「軌道修正」を含む建設的な協議が行われていくことを願うのみです。

(shin)

【速報】Noismメンバー・スタッフの総意をしたためた「要望書」、新潟市長宛てに提出さる。(2026/01/13)

連休明けの2026年1月13日(火)の午後、懸案の「新レジデンシャル制度」下、報じられた金森さんの「退任意向」について、新潟市長宛てに、Noismメンバー・スタッフ全員(当の金森さん本人を除く)の直筆署名入りの「要望書」(作成日は2026/01/12)が提出されたことが各SNS上にアップされました。

この「要望書」(全文)は各SNSでもお読み頂くことが出来ますが、こちらにはNoism公式(Noism Web Site)の「News」に掲載された「新潟市長への要望書提出について」へのリンクを貼らせていただきます。胸熱の思いがこもった「要望書」、是非、お読みください。

私たちNoismサポーターズUnofficialも、前週(2026/01/05)、同趣旨の「質問・要望書」を提出していることはご存知のことと思います。ここに微力ながら、心より連帯を表明させていただくものです。

追って、本ブログでも、この後の動きは報じて参ります。引き続きよろしくお願いいたします。

(shin)

【追記】この要望書提出について、地元テレビ局のBSN新潟放送が、同日夕のニュース番組「BSN NEWS ゆうなび」(18:15〜)において、2分を超える尺で、映像も交えながら報じました。(キャスター:黒崎貴之アナウンサー)

下のコメント欄にて、報じられた2分強の文字おこしを載せておきましたので、そちらもご覧頂きたいと思います。

(shin)

金森さん慰留に向け、「さわさわ会」他との連名で中原八一 新潟市長に「質問・要望書」を送る(2026/1/5)

皆さま方、新年明けましておめでとうございます。今年もこれまで同様、否、これまで以上に、NoismサポーターズUnofficialと本ブログを宜しくお願い申し上げます。

「これまで以上に」、そう入れましたのも、昨年の年の瀬になり、突然に、金森さんの「退任意向」が報じられたからに他なりません。報じた新潟日報紙は翌朝、「任期巡り新潟市と溝」「制度変更で折り合わず」と、その「退任意向」についての背景を伝える続報も打っていますし、金森さんもご自身のブログに、「私が任期更新を固辞する理由〜レジデンシャル制度が抱える諸問題」として、市と財団に提出した書面をアップされていますから、その「溝」とされるものが概ねどういうものなのかはご存知のことと思います。

更に、本日(2026年1月5日)夕方になって、新潟日報デジタルが、「『尊重するしかない』と中原八一新潟市長 『立派な活躍をしてこられたと思うので、大変残念』とも」との見出しで新たな記事を配信しているような状況にあります。

私たちは、新潟市での金森さんとNoismの持続可能な活動を求めて、更には、金森さんが常日頃から口にされてきた「劇場文化100年構想」の思いを、今後も新潟市で一緒に追い続けていきたいという願いを込めて、今、時間の猶予もないだろうなか、この状況を打開することを目指して、やれることは何でもやっていこうという気持ちでおります。

なので、型通りの新年のご挨拶では済まず、その中に、「これまで以上に」を入れる必要を感じたような次第です。声をあげ、思いと力を結集して動いていくのは、今この時を措いて他にないとの認識でおります。皆さま方、何卒宜しくお願い致します。

以下に、本日(2026年1月5日)、私たちが「さわさわ会」他との連名のかたちをとりまして、中原八一 新潟市長に送った「質問・要望書」(全文)を掲載します。少し長いものにはなりますが、是非、私たちの心からの思いの丈が綴られたものとしてお読みいただき、ある種閉塞感も漂う現状に対して、風穴を開けるべく、一緒に立ち向かう気持ちをお持ちいただけますよう重ねてお願いする次第です。

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「りゅーとぴあのレジデンシャル制度」に関する金森芸術監督の意向の取り扱いについて(質問および要望)

新潟市長・中原八一殿

市政への日頃からの並々ならぬご尽力に深く敬意を表します。

さて、昨年末の12月28日に新潟日報がまずデジタル版にて「金森穣さん退任意向」「任期更新せず」(朝刊は12/29)と報じて以来、ずっと心を痛めております。
ご存知の通り、2004年に金森穣さんがりゅーとぴあの芸術監督に就任し、その際、国内初の公立劇場専属舞踊団Noism(現Noism Company Niigata)(以下、Noism)も発足しました。その後、20年以上の長きにわたり、金森監督とNoismは、一地方都市の新潟市にあって、県外からも、国外からも集客する芸術性の高い舞台で私たちを魅了し続けてくれただけでなく、他方、その磨き抜かれた身体を用いて、出前公演や各種ワークショップ、オープンクラス等を開催し、求められた「市民還元」も年々充実させて今日に至っております。「レジデンシャル・カンパニー」の故、全員が新潟市民である舞踊家たちが示す舞踊への献身が国内外からの高い評価を得ていることは言うに及ばず、そのNoismを擁する新潟市に、そして私たち新潟市民にさえ、羨望の眼差しは注がれており、まさに私たちに「シビックプライド」を感じさせてくれる存在であり続けていることもご承知頂いていることと思います。

ですから、私たちは、同新潟日報紙が件の記事の約1ヶ月半前(11/5)に報じていた、(芸術監督は)「金森さんに続投を」を既定路線と信じて疑うこともありませんでした。その記事はまた「Noismが今後も新潟で発展していく上で、金森監督の役割は非常に重要。引き続き率いてもらうことが望ましいと、委員でも意見が一致した」と有識者会議の座長を務めた片山泰介・青山学院大教授の言葉も紹介しています。この発言は、新潟市におけるNoismの今後の発展がそのまま、新潟市への寄与になるという見解を示すものと読んで間違いないものと考えます。
ところが、年末に至り、「退任意向」の報道を突きつけられたのですから、大きな衝撃を受け、戸惑っているような次第です。

その「退任意向」報道が出たタイミング(12/29)で、金森監督は自身のブログにて、「任期更新を固辞する理由」を明らかにしてくれました。金森監督によれば、「理由」は4つ。①芸術監督の任期に「最長二期10年」の上限があること、②専用スタジオがないこと、③担当の財団職員の増員、④専属舞台スタッフの増員、ということでした。

Noismの新潟での「発展」に繋がる方向性で、この先を展望しようとするなら、金森監督による「理由」①の「任期」に関しては、芸術家としての当然の思いと理解できますし、この間も一貫して改善(撤廃)を求めていたことは想像に難くありません。退任(解任)は「才能の枯渇、あるいは能力の低下」によるべきとする覚悟に深く感じ入るものです。そして②から④の「理由」については、市の財政状態とも関わるものでしょうが、ここまでの「前例のない」顕著な活動に鑑みて、知恵を出し合うことで突破口が見つけられなかったのか、と残念に思うものばかりです。また、「理由」④に伴う支出には収入となって返ってくる側面も大きいと考えられます。
4つはどれも至極妥当なものに思える訳で、金森監督はその芸術家としての信念と良心とから、「妥協できない」としていますが、協議のあり方次第では、「固辞」や「退任意向」には至らずに済む途もあるのではないかと今でも思っています。

そうした金森監督が公開した「任期更新を固辞する理由」(4つ)について、改めて、見解をお聞きしたいと思います。

そして、「退任意向」が報じられて以降の日付にも解せないものがあります。衝撃的だった新潟日報の第一報(12/28デジタル、12/29朝刊)によりますと、新潟市は「(退任について)まだ正式に聞いていないのでお答えできない」(新潟市文化スポーツ部・高田章子部長)としているにも拘わらず、新潟市芸術文化振興財団(以下、財団)は早くも同朝刊が出た当日(12/29)に、「お知らせ」として「金森監督への感謝と、そのレガシーを引き継いでいく決意を込めて」とする踏み込んだ内容の文章を発表しています。

折しも、官公庁は年末年始の閉庁期間に入っておりますし、きちんとした対応などなされ得ない頃合いだった訳で、誰がどういう責任でこうした文章を書き、更に発表までしてしまえるというのでしょうか。疑問であり、不可解以外の何ものでもありません。
財団による当該「お知らせ」は、信義誠実の原則に照らして、正式なステートメントとしてのあり方に疑義を覚えざるを得ません。そのあたりについても見解をお聞かせ願います。

金森監督とNoismは国内では「前例のない」唯一無二の「レジデンシャル・カンパニー」として、ここまで新潟市とともに誇らしい日々を歩んできたのですし、この先も世界に冠たる「前例のない」歴史を、新潟市とともに刻んでいって欲しいと心から願うものです。そのポテンシャルを金森監督とNoismは有していると信じています。5年や10年という年限で他と取り替えるなど出来よう筈もない傑出した舞踊団であり、それを実現した得難い芸術監督であるということを過小評価し過ぎではないでしょうか。

新潟市は、改めて金森監督がいて、Noismがあることの意義を見つめ直して、これまで獲得してきた世界的な名声を、市民とともに誇らしく思い、より積極的に発信していくべきだと思っています。
そして今一度、金森監督のもと、国内外から羨望の的たる「Noismのある新潟市」、その発展的な「前例のない」未来の姿に向けての協議を求めたいと強く思うものです。

以上、この間の経過を辿りながら、質問と要望をさせて頂きました。よろしくお取り計らいくださいますようお願い致します。
また、この質問と要望について直接お伝えしたいと考えておりますので、多忙とは存じますが、面談の機会を設けて頂けますよう重ねてお願い申し上げます。 

                             令和8年1月5日

代表団体名:舞踊家 井関佐和子を応援する会「さわさわ会」、シネ・ウインド、安吾の会

住所:新潟市                  代表 齋藤正行
連絡先:電話                   FAX     
    メール

NoismサポーターズUnofficial 事務局長(代表) 越野泉

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今後も何か動きがありましたら、本ブログにてもご紹介させていただくつもりです。声をあげることは力になると信じております。引き続きよろしくお願いいたします。

2026年元日、活動支援会員に届いた年賀状。
願うのは「これからもずっと」。

(shin)