「纏うNoism」#11:兼述育見さん

メール取材日:2025/03/20(Thur.)&03/28(Fri.)

春の足音が確実に大きくなってきて、漸く、前の季節の忘れ物のようだった寒さも回収された感のある弥生の下旬。3ヶ月後のNoism0+Noism1『アルルの女/ボレロ』のチケット発売時期にもなり、その意味でも季節は決して留まることなく、前に進んでいると実感される今日この頃です。で、このタイミングでお届けするのは第11回の「纏うNoism」、兼述育見さんの回になります。どうぞお楽しみください。

「ファッションは楽しくて身近なものでなくちゃ」(アナ・スイ)

それでは「纏う」兼述育見さん、はじまりです。

纏う1: 稽古着の兼述さん

 *おお、「白+黒」!クールでシック、そしてすっきりシンプル。そして2枚目では、何と坪田光さんと糸川祐希さんにリフトされちゃって、ホント楽しそうな表情です♪
この日の稽古着のポイントを教えてください。

 兼述さん「アース・セレブレーション2023のTシャツです。ロゴが可愛くてお気に入りです!ズボンはユニクロで、とんでもなく伸びるので動きやすいです。靴下は靴下屋です」

 *他の色目(例えば、鮮やかな色)のものを着て稽古を行うことはありますか。あるとしたら、上下、どのような色のものですか。

 兼述さん「基本的にズボンは黒、Tシャツは白か黒が多いです。 衣装がぴったりしたものの時は、レオタードを着ることもあります。レオタードは寒色が多いです」

 *なるほど。そこは「締まる」感じのものを着られて稽古されているのですね。

 *「お約束」の靴下について伺います。靴下屋さんの靴下、黒の他にどのような色を買われますか。また、靴下屋さんの靴下はどのようなところが気に入っているのでしょうか。

 兼述さん「去年までずっとNEW ERAの靴下を履いていて、最近、靴下屋のものを履き始めました。まだ黒しか買ったことがありません!(気に入っているのは)素材が薄くて、床がつかみやすいところです!」

 *足裏の感覚が大事なのですね。

 *続いて今度はTシャツに関してですが、「アース・セレブレーション2023」で印象に残る思い出なども教えてください。

 兼述さん「2022年と2023年と二度、出演させていただきました。2回とも鼓童村で初めて合わせた時の衝撃がすごかったです。どれだけスタジオで練習して行っても、音の迫力に飲まれてしまいそうになり、自分の足りないところがたくさん見つかりました。 真夏の野外ステージだったので、熱中症との戦いも大変でした!」

 *鼓童さんとのコラボでは、(例えば、『鬼』なども)観ていると、両者、互いに斬るか斬られるかみたいな、ギリギリのところで対峙することになっているように感じられます。惹きつけられる訳です。そして更に熱中症とも戦っていたのなら、忘れられないのも道理ですね。真夏に開催される「大地の祭事」、やはり相当に過酷なのですね。

纏う2: 兼述さん思い出の舞台衣裳

 *これまでの舞踊人生で大事にしている衣裳と舞台の思い出について教えてください。

これはまた全く違った雰囲気の写真!!

 *本格クラシックバレエの素敵な写真ですね。こちらは?

 兼述さん「高校2年生のとき、地元のバレエ教室の発表会で踊った『くるみ割り人形』の「金平糖の精」の衣裳です。初めてのグランパドドゥで、体力的にとてもハードでした。チュチュを着ると身体も重くなり、背中も曲がりにくくなり、大変さが増します(笑)」

 *そうなのですか。見た目は「優雅」の1語に尽きますが、着て踊るのは結構な重労働なのですね。こちらの「チュチュ」はおおよそどれくらいの重量になるのでしょうか。

 兼述さん「重さは分かりませんが、着ているかどうかで体感はかなり違いました。Noismに入って、からだにフィットして軽くて踊りやすい衣裳ばかりなので、今考えるとチュチュは重さがあり、生地に厚みもあったりして、踊るのが大変だったなと思います」

 *言われてみれば。でも、そうした衣裳を着て踊ることへの思いには強いものがあったとも思うのですが、バレエ留学を経て、コンテンポラリーダンスの道へと進まれます。Noismとの出会いはどのようなものだったのでしょうか。

 兼述さん「小さい頃からズボンばかりで、男の子に間違われていたタイプの人間だったので、バレエをやっている子の中では、意外とチュチュに憧れがないタイプだったかなと思います(笑)。留学する前の夏に、スタジオの先生にすすめられてNoismのサマースクールを受けました。初めてのことがたくさんの刺激的な時間で、留学を経てオーディション活動する際に、Noismの舞台に立ちたいと思いオーディションを受けました」

 *出会いと刺激があって、「縁」が出来て、新潟に来ることになったのですね。

纏う3: 兼述さんにとって印象深いNoismの衣裳

 *Noismの公演で最も印象に残っている衣裳とその舞台の思い出を教えてください。

 兼述さん「2022年のNoism2定期公演vol.13で着た、『火の鳥』の赤いレオタードです。あの赤を纏うと、舞台を背負うプレッシャーをすごく感じます。同時に、心と身体に気合も入ります。あのレオタードは肌触りが良く、着心地抜群でした!」

 *『火の鳥』の赤いレオタード、これまで多くの方が着てこられましたが、「着心地抜群」ということで、観客から見てもいつも着る方にフィットしているように見えます。体格の違いに応じられるようにサイズ違いを新調したりして、何着かあるのでしょうか。それとも調整して同じものを着ておられるのでしょうか。

 Noismスタッフ・深作さん「『火の鳥』の赤いレオタードですが、2022年のNoism2定期公演の際に『火の鳥』の衣裳をリニューアルしたため、兼述育見と土屋景衣子が初めて着用した2人でございます。衣裳は1着のみで、同じものを着用しています。
また、2024年度の新潟県文化祭で矢部真衣、Noism2定期公演vol.16で平尾玲が着用した赤いレオタードも兼述、土屋が着用したものと同じものです」

 *詳しいご説明、有難うございます。そうなのですね。リニューアルされたレオタード、初めて着用されたのですね。なるほど。いやあ、あのレオタード、実際どうなのだろうとずっと気になっていましたので、お訊ねしてみてよかったです。深作さん、どうも有難うございました。

 *Noism Web Siteへのリンクを貼ります。
2022年5月のNoism2「ディアギレフ生誕150周年記念『火の鳥』」画像をご覧いただけます。同公演で兼述さんが「火の鳥」役を踊ったのは1日目でした。

纏う4: 普段着の兼述さん

「黒と黄」! 私の好きな「あの組み合わせ」ではないですか(笑)

 *この日のポイントと普段着のこだわりを教えてください。

 兼述さん「黄色いズボンです!岡山のOKAPITALというお店で一目惚れして買いました!冬は暗い色の服が多くなりがちなので、このズボンを履くだけで気分が上がります」

 *はい、はい、はい、はい、「一目惚れ」。商品棚からこっちを捉えて放さないものってありますよね。こっちも「ロックオン」して近付いていくしかないという。「気分が上がる」感じもよくわかります。ええ、洋服が気分に及ぼす効果、絶大です。
で、そのズボン、「四角」と「三角」で「米」にも見えるステッチ柄は、なにか懐かしささえ覚えるような温かみのあるデザインで、とても素敵ですね。素材は何ですか。兼述さんは岡山ご出身で、岡山だけにデニムだったりするのですかやわらかそうにも見えますが。

 兼述さん「綿の生地に刺繍が入っています」

 *ご説明のなかに出て来た「OKAPITAL」、こちらのお店ですね。とても素敵です♪
他にも、「OKAPITAL(や「KAPITAL」)のものはお持ちだったり、よく着られたりしているのですか。もしそうなら、それはどんなものですか。

 兼述さん「ここ何年か岡山に帰るとお店に行って新作をチェックしていて、気に入ったものがあれば購入しています」

 兼述さん「この写真のトップスとズボンもOKAPITALのもので、袖のパッチワークがポイントです!」

 *そうですね。こちらのトップスも「和」のテイストが温もりのあるアクセントになっていて、お洒落なハイブリッドに映ります、うん。兼述さん、着こなしておられて、とてもカッコいいです。

■サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつも温かいご支援、ありがとうございます。みなさまの応援が励みになっています。これからも、より良い舞台を届けられるよう精進いたします。
今後ともよろしくお願いします!」

ということで、「纏うNoism」第11回、兼述育見さんの回はここまでとなります。

これまでに当ブログでご紹介してきた兼述さんの他の記事も併せてご覧ください。

「私がダンスを始めた頃」#24(兼述育見さん)

「ランチのNoism」#24(兼述育見さん)

「纏うNoism」兼述育見さんの回、お楽しみ頂けましたでしょうか。では、また次回ということで♪

(shin)

「ランチのNoism」#24:兼述育見さんの巻

メール取材日:2025/01/18(Sat.)&01/25(Sat.)

皆さま、この時期(1月も下旬)になっちゃって、もうそんな空気感も失せてしまってはいますが、それでも、今年初めてのブログ更新でありますので、そこはご容赦願うこととして、やはり、このご挨拶から。「明けましておめでとうございます。今年も当ブログをよろしくお願い致します」ってことで、新年一発目は「ランチのNoism」。その第24回にご登場頂くのは、兼述育見さん。どんなランチをお召し上がりでしょうか。それではいきましょう。

♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん・ろけんろぉぉぉ…♪

「円環」後半のツアーを控えたNoismの面々に昼がきた!「ランチのNoism」!

*先ずはランチのお写真からです。

ん?えっ?
一応、手前の「台形」にピント合ってますけれど、
背後のふたりも目を惹きますねぇ。

 *これはあれですよね、あれ。ってか、後ろのふたり、不自然過ぎません?絶対、仕込んでますよね。
 -でもまあ、「ランチのNoism」だけに、手前の物について訊かなきゃなんで…

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 兼述さん「塩昆布入りおにぎりです

 -おにぎりの具は塩昆布のほかにどんなものがありますか。

 兼述さん「久世福商店のしゃけしゃけめんたいが好きです!」

 *あのお店、全国の美味しそうなものばかり並んでますよね。
 -あと、おにぎり、海苔を巻いたりはしませんか。

 兼述さん「パリパリの味付けのりが好きなので、お昼のおにぎりには巻きません」

 *なるほどです。
 -それから、おにぎりに併せて、お味噌汁とかお茶とか水分も摂られていると思うのですが、その点についても教えてください。

 兼述さん「ケータリングの麦茶を飲んでいます。 お味噌汁いいなと思うのですが、洗い物が出るのが面倒なので… 。 おかずでいうと、納豆に憧れています。においが苦手で食べられず、克服したいと言い続けて一年以上経ちました…笑」

 *なるほど。あのにおい、私など全く気になりませんけれど、西日本の出身の方々(兼述さんは岡山のご出身)には高い壁になっているところがあるのでしょうね。何とかその納豆の壁を突き崩して憧れが叶う日がくることをお祈りいたします、ハイ。

今度はラグビーニュージーランド代表「オールブラックス」で名高い
「ハカ(ウォークライ)」の文字と笑顔とに目がいきがちですが、
ここでもまたメインはその手前です。

 *のっけから色々と教えて頂き、有難うございます。で、ええっとですね、でも、こ、これだけ?…そんな感じなのですが。ほ、ほかは?…って言いたい気持ちもあったりして…。
 -そして、ここもいつもと同じ質問しなきゃですよね。では…

2 誰が作りましたか。普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか。

 兼述さん「休みの日に1週間分作り置きしています」

 *???
 -その「1週間分作り置き」ですが、1週間分のおにぎりを一度に作って、冷凍でもするのでしょうか。
  -で、その際、中の具をいくつか変えて握ったりなどはしないのでしょうか。食べる時に、何が出るか、「ロシアンルーレット」みたいで楽しいのではないかと。(でも、まあ、基本的には、ランチにそうした楽しさなど無用かもしれませんけれど…。)

 兼述さん「 1週間分ラップで握って、冷凍しています 。 中身を変えるのは、考えたことがなかったです! たぶん私は毎日同じでも楽しめちゃうのと、中身を変えるのをめんどうくさがっている気がします」

 *そうなんですね。それ、最強の「タイパ」って感じがしますね、うん。

 3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 兼述さん「手早く炭水化物が取れることです。 あと、作るのが簡単で洗い物も出ないことも重要です」

 *はい、もう「タイパ」、ここに極まれり、って感じですね。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 兼述さん「お米です!!」

 *そうでしょうとも、そうでしょうとも(笑)。お米、ザ・シンプル。ええ、そうでしょうね。その筈です。
 -で、そのお米へのこだわりというのは具体的にどんなことでしょうか。銘柄や産地でしょうか。そのあたりを教えてください。 

 兼述さん「以前は銘柄や産地にこだわりなく値段を見て色々食べていたのですが、やっぱり新潟県産の新米を食べると粒感が全然違って感動します!」

 -やっぱり美味しいですよね、新潟のお米。

 兼述さん「美味しいです!!! 毎日もりもり食べています!!!」

 *ここで、ひとつ、お米についての最近の私のこだわりも聞いてください。それは料理研究家・土井善晴さんの炊き方なのですが、(1)お米を手早く数回研いで、水が透き通ってきたら、(2)ザルにとり、真ん中をくぼませるかたちにして、30、40分くらいお米に吸水させてから、(3)炊飯器の「早炊き」モードで炊くというものです。「もうみずみずしくて、まるで風呂上がりのような、ピカピカつやつやしたごはんができる」と土井さん。やってみると、意外と手軽に美味しいごはんが炊き上がりますから、試してみて欲しいです。脱線、すみませんでした。是非これご紹介したかったもので。

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。

 兼述さん「基本的に毎日同じです。 こうた(=中尾洸太さん)に、「よく毎日同じもの食べられるね」と言われましたが、白米好きなので全然飽きません!Noism2の頃から毎日おにぎり食べています!」

 *Noismに入ってから、毎日おにぎり、と。わかりました。

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。

 兼述さん「公演の時も同じですが、スケジュールによって、おにぎりの大きさを調整します」

 -県外公演などの際も、おにぎりだとすると、コンビニなどを利用されるのではないかと思われますが、好んで買われるおにぎりはどんなものですか。

 兼述さん「ツナマヨ、明太マヨおにぎりをよく買います。昔はマヨネーズが嫌いだったのに、気がついたら大好きになっていました!」

 -スケジュールによって変わるおにぎりの大きさについても、具体的にどんな変わり方をするのか教えてください。

 兼述さん「本番前は、差し入れのお菓子もたくさん食べるので少し小さめにしたり、夜が遅い本番の時は、一日が長いので大きめにしたりします」

 *それらを見越して、1週間分を作ってるのですね。なるほどお見事です。

7 いつもどなたと一緒に食べていますか。

 兼述さん「光くん(=坪田光さん)、りおさん(=三好綾音さん)、なっちゃん(=太田菜月さん)、糸(=糸川祐希さん)、あきらくん(=樋浦瞳さん)、こうたとテーブルを囲んで食べています」

皆さん笑顔で和やかなランチの光景ですけれど、
兼述さん、すぐ食べ終えちゃいますよね、これだと。

 8 主にどんなことを話しながら食べていますか。

 兼述さん「みんな食べ物の話が好きなので、美味しいご飯屋さんや、前の日の夜ご飯などの話が多いです。最近は美容室や映画の話も出たりします」

 -(1)兼述さんの、(2)他のメンバーの、それぞれお勧めのご飯屋さんについて、差し障りのない範囲で教えてください。

 兼述さん「(1)ここ2年ほどお蕎麦が好きで週末はよくお蕎麦屋さん巡りをしています。その中でも西区にある蕎都(きょうと)というお店の鴨汁そばが好きです!お蕎麦の香りが良く、蕎麦湯もとろとろで何杯も飲んでしまいます。  
(2)衣裳の山田志麻さんに教えていただいた、タイファイタイフードというタイ料理のお店が、行ってみたら大ヒットして何度も通っています!タイのスパイス漬け鶏肉ガイヤーンと、タイチャーハンのカオパットクンが私のお気に入りです」

先ず、こちら蕎都さんの鴨汁そば画像です。
Noismメンバー、タイファイタイフードさんにて。
こちらがガイヤーンだそうです。

 *「ガイヤーン」、「ガイ」は「鶏」、「ヤーン」は「焼く」って意味だそうで、タイ東北部の鶏肉を炙り焼く伝統料理なんだとか。で、「カオパットクン」の方は海老炒飯、どちらも初知りです、ワタクシ。
 -あと、映画についても、(1)兼述さんのお勧めの作品、(2)お話に出てきたもので観てみたい(或いは、実際に観て面白かった)作品、それぞれいくつか教えてください。 

 兼述さん「(1)実写版の『美女と野獣』、『アラジン』は歌と世界観が好きでどちらも映画館に2回観に行きました!
(2)なっちゃんが、『ライオン・キング:ムファサ』を2回観ていて、歌が良くて、何度でも観たいと言っていたので気になっています。あと、3月に公開される『ウィキッド』が気になっています」

 *有難うございます。ミュージカルやディズニー系がお好みと理解いたしました。

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。誰とどんなものを交換しますか。

 兼述さん「おかずの交換などは、特にしません」

 *ですよね、ですよね。そうとしか考えられません(笑)。お約束の質問とはいえ、失礼しました。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 兼述さん「基本的にランチはみんな質素なご飯ですが、光くんがよく休みの日に凝った料理を作っていて、すごいなと思います!」

 -坪田さんが休みの日に作る「凝った料理」とはどのようなものですか。印象に残っているものを教えてください。また、実際に振る舞って貰ったりもするのでしょうか。

 兼述さん「筋子をほぐして、いくらの醤油漬けを作ったそうです!とんでもなく手間のかかる料理を平気でやってしまうのが本当に尊敬します。 いつも写真見せてくれて話をしてくれますが、まだ一度も食べさせてもらったことはないです。ひかるくん曰く、人に振る舞うのには勇気がいるらしいです笑」

粒々キラッキラっすね。

 *これは手が込んでる!坪田さん、ホント凄いですね。坪田さんが勇気を出すのに一役買いたいものです(笑)。
それにしても、色々と画像でご紹介頂き、とてもよくわかりました。有難うございました。

 最後は兼述さんから頂いたメッセージです。

■サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつも温かい応援、ありがとうございます。これからもより良い舞台をお届けできるよう、日々精進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!」

ごはんを前にして実にいい表情です、兼述さん♪

もう1週間ほどして、「如月」の声を聞きますと、昨年末の新潟でその幕を開けた「円環」のツアーも再開して、滋賀(2/1)と埼玉(2/7,8,9)の舞台で踊るNoism。兼述さんも、88(八十八)の手間をかけて育てられたお米由来のパワーを全開に、駆け抜けたり、段ボールを被ったり踊ってくれることでしょう。楽しみです。

で、そんな稽古に余念がない慌ただしい時期に、まさに余念のもとでしかない取材にご対応頂き、感謝しかありません。兼述さん、ご馳走様でした。

と、こんなところで、「ランチのNoism」第24回はここまでです。今回もお相手はshinでした。

(shin)

新潟日報「assh」vol.521(2024/10)表紙に浅海侑加さん登場♪

2024年10月6日(日)、地元紙・新潟日報のコンセプトペーパー「assh」vol.521(2024/10)の表紙に、Noism2 リハーサル監督・浅海侑加さんの凛々しい姿が♪

加えて、「assh 表紙の人」に付された2次元コードから、更に、「Web magazine assh (Web magazine assh (niigata-nippo.co.jp))」からも、浅海さんへのインタビュー「『Noism2』リハーサル監督 浅海侑加さん/後進へのまなざし温か イメージの共有に試行錯誤」もお読み頂けます。とても興味深い内容ですので、是非ともお読みください。

そしてインタビューに続けて、この秋(2024/11/23)の「新潟県文化祭2024」こども文化芸術体験ステージについての告知もあります。Noism2が出演し、『火の鳥』と『砕波』を踊ります。(@越後妻有文化ホール「段十ろう」・十日町市本町一丁目上508番地2)
浅海さんが指導する若さ溢れるNoism2メンバー、その躍動する姿は必見です。観覧申込みは11/7(木)まで。是非、ご応募ください。

で、こちらには、この機会にこれまで当ブログでお届けしてきました浅海侑加さんについての記事へのリンクを以下にまとめて掲載しておきますので、そちらも併せて(改めて)お読み頂けましたら幸いです。

「私がダンスを始めた頃」②浅海侑加
「ランチのNoism」#20:浅海侑加さんの巻

【追記】…私はラクトアイスやポテトチップスを食べながら、ネット見てたりしますけれど、…弛緩し切ってます…(汗)。皆さんはどうですか。

そして、話題は変わりますが、今夜(深夜25:25)1:25からのNHK BS「プレミアムシアター」はベジャール『ボレロ』他に加えて、金森さん+東京バレエ団『かぐや姫』(再放送)です。こちらもリアルタイム視聴または録画にてお見逃しなく♪

(shin)

「ランチのNoism」#23:太田菜月さんの巻

メール取材日:2024/05/20(Mon.)&05/29(Wed.)

前沢ガーデン屋外ステージでの「黒部シアター2024春」、Noism0+Noism1『セレネ、あるいは黄昏の歌』2公演も大好評のうちに幕が下りて、今度はいよいよ「20周年記念公演」モードに。そんななかでの「ランチのNoism」第23回、太田菜月さんのランチをご紹介いたします。さてさてどんなランチでしょうかね。それではいってみましょう。

♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん・ろけんろぉぉぉ…♪

20年の年月を重ねてきたNoism Company Niigata、当然ながら、この日もメンバーたちに昼がきた!「ランチのNoism」!

*まずはランチのお写真から。

みんな容器入りのものばかりが3つ
…でもこの量、一食分ではないような…
そしてここは?

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 太田さん「今日のランチは、豆乳グルトにカッテージチーズとハチミツを混ぜ合わせたものを、2回に分けて食べました」

 *おお、太田さんご登場!そしてひとつ容器も増えちゃってますけど。

 -でも、のっけから、次の質問をし難い展開にもなっちゃってて(汗)。でもそれはそれ、この連載の「お約束」なので敢えて訊きます、ええ、敢えて。

2 誰が作りましたか。普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか。

 太田さん「もちろん自分で! ただ材料を混ぜただけです(笑)」

 *ですよね、ですよね。笑って頂けて助かりました。

 -で、この日のランチの内容についてお訊ねします。「豆乳グルト+カッテージチーズ(+豆乳)」の組み合わせは、「ヨーグルト+チーズ(+牛乳)」に比べて、どれもみんな低脂肪・低カロリーなものですよね。一般的な牛乳を避けておられたりもするのでしょうか。そのあたりのことを聞かせてください。

 太田さん「意図的に避けているわけではないのですが、減量中に親知らずを抜き、何も食べられなくなった時におすすめしてもらい、食べたら美味しかったので体が重く感じる時や、食欲がない時などに食べています。 あとは豆乳の方が、牛乳より私は味が濃厚に感じるので牛乳より好んで豆乳を飲んでいます」

 *そうですか。あと、ハチミツも血糖値の上昇が緩やかなうえ、その血糖値を長時間安定させる働きもあるとのことですし、本当に意志をもって、しっかり選択されたランチかと。

 *で、なんでも、太田さん、画像にある豆乳の紅茶味が美味しくておすすめとのこと。はいはい、わかります。紅茶味、私も好きです。で、そうそう、あのK社の豆乳ラインナップ、実に充実してるんですよね。私、他にも麦芽コーヒー味とかココア味とか、ブラックチョコ味なんかもよく買いますし、季節限定のチョコミント味には目がありません。そしてどれも美味しいんです、ホント。おっと、話が逸れちゃいましたね。スミマセン。いつもの質問に戻って先へ進みますね。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 太田さん「普段リハ中は、空腹状態の方が集中出来るのと胃にものが入っている事が嫌なので、お昼ご飯は食べません。 どうしても食べたくなったら、固形物を入れるのが嫌なので、糖が入ったウィダーinゼリーやラムネなどをつまむことがあります」

 *なるほど。…ん?…あ?…え?普段のリハ中は食べない…ですか?はて?
すると、最初の画像は「普段のリハ中」のものではないってこと…ですか?う~む、じゃあどんな状況になるのかぁと頭のなかは「?」でいっぱいな訳ですけれど…。ええ、謎です(汗)。気になっちゃいますが、そのあたりは追々ということにして、ここもまずは先に進ませて頂こうかと…、ハイ。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 太田さん「コーヒーです。 ラテにすることが多いのですが、ブラックは運動前に飲むと、脂肪燃焼に効果があると聞いたのでたまに実践していますが、苦いのでアメリカーノぐらいに薄めて飲んでいます。 こだわってはいないのですが、好きなので飲みます」

 -その「ラテ」ですけれど、豆乳繋がりで「ソイラテ(豆乳ラテ)」なども好まれていたりするのでしょうか。

 太田さん「普段、休憩中に飲むのはミルクで作るラテですが、家ではソイラテを飲みます」

 *二刀流ですね♪

 -よく飲まれるコーヒーはどちらのものでしょうか。また、コーヒーの好みなどありましたら教えてください。

 太田さん「コーヒーは好きなのですが、ど素人なうえに、味覚音痴なので特に決まったものを飲むというわけではありません。 ですが、ドリップコーヒーよりエスプレッソなどの深煎りの方が、ラテにした時により美味しく感じます。 一時期ラテアートにハマっており、エスプレッソから抽出してよく作っていました。(ハートを描くのが限界ですが…)」

 *そしてこんな写真も!

おおおおお!これは!

 *これってまさしくラテアートじゃないですか!凄っ!多芸ですね、太田さん。ワタシ、お店でしか目にしたことないだけに、マジ驚きです。
 -いつ頃始められたんですか。よくやっておられるのでしょうか。

 太田さん「ラテアートはコロナが流行り始めた時に、当時働いていたアルバイト先で少し習いました。 実家に帰った時などにたまにやっています」

 *やりますね。素敵です、太田さん。
 -ところで、あの「絵柄」は何を表現しているのでしょうか。

 太田さん「SNSで見つけたラテアートを真似ただけで、ハートが連なっているのを作りたかったのですが、あの写真のようになってしまいました(笑)」

 *ほう、そうだったのですね。私にはヒッチコックの『めまい』オープニングのグルグルや仮面ライダーの変身ベルトのクルクルに見えてます。でも、グルグルクルクルいい感じです。

 -ご自分の採点では何点くらいですか。

 太田さん「50点くらいです…(笑)。 味は100点です!」

 *今からでも『めまい』とか「変身ベルト」ってことにしたら、そっちも100点かと(笑)。けれども、そんな姑息なこと考えなくても、50点+100点ですから150点ってことで♪…失礼しました。

 *そんな太田さん、こちら、普段から愛用されているコーヒータンブラーも見せてくださいました。

「マホービン」で知られる象さんの印ですね♪

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。

 太田さん「毎回同じです。 ルーティーン化するのが好きなので、あまり変えません」

 *おお!ここでもまた舞踊家としての強い意志を感じさせるお言葉!身体に入れるものを変えないってことを徹底して食事をしているのですね。うん、流石です。

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。

 太田さん「普段公演前は、胃を空っぽ状態にして臨むのですが、黒部では初めての試みで、キッチンがすぐ側にあるのでヨーグルトを食べました。 あとは差し入れでいただいたお菓子などをよくつまんでいます」

 *おお、なるほどなるほど。ご紹介頂いたランチ画像は「黒部シアター2024春」の前沢ガーデンでのものだったって訳ですね。あの渾身の舞台、その最中のランチ報告とは実に有難い限りです。それにしても、ランチにおいても「初めての試み」って意識!それも太田さんらしい、そんなふうに感じられてきましたよ。

7 いつもどなたと一緒に食べて(?)いますか。

 太田さん「普段は机に集まって、りおさん(=三好綾音さん)、いくみちゃん(=兼述育見さん)、かりんさん(=杉野可林さん)、ひかる君(=坪田光さん)、あきら君(=樋浦瞳さん)、糸君(=糸川祐希さん)、こうた君(=中尾洸太さん)と食べています」

 *でも太田さんは食べてはないんですよね、実のところ。一緒にいるだけで(笑)。

8 主にどんなことを話しながら食べて(?)いますか。

 太田さん「とてもたわいのない会話ですが、観ているテレビの話やご飯屋さんの話、あとはリハーサルの反省会などもしたりします」

 -昼食をとるメンバーたちと同じテーブルにいて、愛用のタンブラーでコーヒーを飲むって感じなのでしょうか。

 太田さん「その通りです」

 *普通、絶対、食欲刺激されちゃいますよね、その状況。

 -もうひとつ、いやふたつになりますかね、教えてください。(1)太田さんのおすすめテレビ番組とご飯屋さん、(2)皆さんのあいだで人気のテレビ番組とご飯屋さんについて、差し障りのない範囲で教えてください。

 太田さん「(1) 最近は「ジブリ」にハマっていて、よくその話をしています。あとは韓国ドラマで、『ドクタースランプ』にハマっています。ご飯屋さんは、オムライスが大好きで食堂もりしげさんにはよくメンバーと行きます。あとパルバティさんも何かあると直ぐに行きます!
 (2)『ハイキュー!!』や「ジブリ」などのアニメの話をよく聞きます。
最近、JR新潟駅の中にできた丸亀製麺さんが良い!とよくみんなで言っています!」

 *色々訊いちゃったんですが、丁寧に色々教えて頂き、ただただ感謝するのみです。まず、韓国ドラマ『ドクタースランプ』は「アラレちゃん」が出てくるもの(鳥山明『Dr.スランプ アラレちゃん』)とは全くの別物なんですね、初知りです。そしてパルバティさんっていうのはインド・ネパールレストランと。更にオムライスが好物とか諸々、おぼえておきます、ええ。どうも有難うございました。

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。誰とどんなものを交換しますか。

 太田さん「おかず交換はしないですが、たまにいくみちゃん(=兼述育見さん)とおやつ交換をします」

 -おお、おやつ交換ですか!それまた興味がそそられちゃいますねぇ。おふたりが持ってこられるおやつにそれぞれ何か特徴などありますか。出来ましたら、そのあたり具体的に教えてください。

 太田さん「お互いによくチョコレート系のものをオープンクラス前に交換して、エナジーチャージしています」

 *うんうん、瞬時に元気になるうえに、笑顔と幸せを連れて来てくれますもんね、チョコレートは。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 太田さん「目の前に座っている糸君(=糸川祐希さん)が毎回美味しそうなお弁当を食べているのを見ています(笑)。
料理上手なメンバーは私以外の全員です✨。黒部遠征の時みんなの作るご飯を見て、クオリティーの高さに毎回感動していました!」

 -糸川さんの美味しそうなお弁当で、印象に残っているのはどんなお弁当ですか。それは「あの親子丼」だったりしますか。

 太田さん「その通りです!(笑)」

 *ぴったしカン・カン♪(って、古っ!) はい、ここでも頂きました「その通りです」(笑)。

 -黒部遠征のときのことをお訊きします。SNSではカレーを作っておられる様子を拝見しましたが、「カレー奉行」としてリーダーシップをとり、采配をふるっていたのはどなたでしたか。また、メンバーのなかではどんな役割分担が生まれていたのでしょうか。

 太田さん「ひかる君(=坪田光さん)でした!シェフでしたね(笑)。みんなで全ての役職を順ぐり回す感じでした」

 *そうなんですね。そういう人いてくれると助かりますよね。で、そのときのカレー画像がこちら。とても美味しそうです。

後ろのボケ味もいい感じで、雑誌「dancyu」っぽいですね♪

 -カレー以外にもみんなで作ったものについて教えてください。また、作るものによって「奉行」は変わったりしましたか。もしそうだとしたら、誰が「何奉行」でしたか。

 太田さん「奉行チェンジはしなかったのですが、みんなで豚汁を作りました! すごく美味しかったです!」

 *大勢で食べるカレーと豚汁、それだけでもう美味しいんですよね。そしてこのような素敵な写真も頂きました♪全員優勝です!

こだわりのシェフ、ひとりいますね、確かに(笑)!
笑顔満開の素敵な合宿写真です♪

 *あれこれ色々とお訊きしちゃいましたが、お陰様で、黒部での合宿生活の様子もちょっぴり垣間見ることが出来て、ホント嬉しかったです。どうも有難うございました。

 太田さんからもメッセージを頂戴しています。どうぞ。

■サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつも温かく素敵な応援をしていただき、本当にありがとうございます! 落ち込んだ時など、皆さんの励ましのお言葉で立ち上がり、また走り出す事ができます。 今の自分に満足せずにこれからも全力で駆け抜けるので応援をどうぞよろしくお願い致します!!!」

なんと感嘆符3つも頂いちゃいましたねぇ。私たちも、来月に迫るNoism Company Niigata 20周年記念公演「Amomentof」には、リミッターを外して、感嘆符20個分くらいの熱量をもって駆け付けなきゃですね、「20周年」だけに!!!!(←ここでは紙幅の都合もあるため、控え目に4つにしておきましたが。)
太田さん、この度はどうも有難うございました。

といったところで、「ランチのNoism」第23回はここまでです。今回もお相手はshinでした。

(shin)

「ランチのNoism」#22:糸川祐希さんの巻

メール取材日:2024/04/23(Tue.)& 04/25(Thur.)

皆さま、再開した「ランチのNoism」、今月はその22回目として、糸川祐希さんのランチをお届けする運びとなりました。スリムながらも、(恐らく)食べ盛りの糸川さん。その身体に収められていくランチとは果たして?では、今回もいってみましょう!

♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん・ろけんろぉぉぉ…♪

「GW」前(取材時)のりゅーとぴあ〈スタジオB〉に昼が来た!「ランチのNoism」♪

*まずはランチのお写真から。

すっきり潔いランチって感じですが、
でも、それよりも、「アレ」がない!?

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 糸川さん「白米とさばの塩焼きです」

 *そうですよね。ハイ、了解です。で、ええっと、画像に写っているものについては、あとからじっくりお訊きすることとして、それ以前に気付いたことがあるものですから。
だって、「アレ」がないじゃないですか、「アレ」が。前回の杉野可林さんのランチのときに、みんなで(なかでも、糸川さんはカメラ目線で)当たり前のようにかき混ぜていた「アレ」ですよ。その「アレ」、そう、納豆です。

 -「マストアイテム」じゃなかったんですか、納豆。

 糸川さん「朝にも食べているので、お昼はマストではありません」

 *おお、そうなのですね。昼には「マスト」ではないけれど、全くの「脱納豆」ってことでもなしに、と。ワタクシ、納豆好きなもので、また、ああしてかき混ぜる姿も見たい気持ちあったもので(笑)。…見せるとか見るとかってものでもありませんけれど。

2 誰が作りましたか。普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか。(or 主にどこで買ってくるのですか。)

 糸川さん「白米は家で炊いたもので、さばは清水フードセンターで買ったものです。家とりゅーとぴあの間にあるので、だいたい寄っていきます。 ごく稀に、前の日の晩御飯の残りを持っていきます」

 -トレイに載ったさばの塩焼き画像、インパクト大です。よく買われる品だったりするのですか。

 糸川さん「この時初めて買ってみました。安かったのとたんぱく質が多く含まれていたので選んでみました」

 *価格と求める栄養の両立ですね!なるほどです。

 -「焼き魚」コーナーはよく覗かれるのでしょうか。あと、他にはどんな魚を買われますか。

 糸川さん「焼き魚は最近選ぶようになりました。鮭もよく買います」

 *新潟は魚も美味しいですからね。うん、わかります、わかります。

 -そんなふうに清水フードセンターでの「戦利品」をおかずにするときは、魚以外にはどんなものがありますか。

 糸川さん「魚以外には、筑前煮など煮物を選ぶことが多いです」

 *いいですね、煮物も。煮物ってことなら、新潟の名物「のっぺ」なんかもラインナップに加えて欲しいですね、はい。

 -ここで、今日のランチに話を戻します。ラップの白米は所謂「おにぎり」ではなくて、包まれた純「白米」なのですか。中に何か具を入れて来たり、ふりかけをかけたりすることなどはありますか。

 糸川さん「おかずを持ってきたりしたときは、おにぎりではなく白米を持ってきます。おにぎりを作る時もあります」

 *さばの塩焼きがあるこの日は白米だったと。うん、納得です。

 -で、そのラップの白米についてなのですが、あの分量はどのくらいですか。決めている量があるのでしょうか。

 糸川さん「朝昼分でお米は1合食べるので半合ぐらいです」

 *半合、なるほど、なるほど。

 -あともうひとつ、カップの中の飲み物は何ですか。そして、それ、ヴァリエイションがあるのでしょうか。 あるとすれば、具体的に教えてください。

 糸川さん「この日はコーヒーです。お味噌汁を飲むこともあります」

 *飲み物もその日その日、色々なのですね。
そしてもう一枚、前の日の晩ご飯の残り画像も頂きました。有難うございます。はい、そちらもどうぞ。

「ズキュン!」キラー笑顔の発動きたぁ♪

 *いつもの優しい表情の糸川さん!そしてガッツリのタッパーめし!所謂「のっけ弁当」じゃないですか。

 -白米の上に載っているのは、豚肉としめじと卵の炒め物でしょうか。

 糸川さん「これは自己流親子丼です。鶏肉とぶなしめじと玉ねぎが入っています」

 *おお、親子丼ですね、それは! 美味しそうです♪

 -夜とか週末とか、料理もしたりするのでしょうかね。得意料理なんかも教えてください。

 糸川さん「余裕があるときはなるべく自炊するようにしています。得意料理はこの自己流親子丼です(笑)」

 *もう一度、美味しそうです、と。

 -で、この画像のタッパーご飯、結構ありそうですけれど、分量はどのくらいでしたか。ラップの白米と同量なのですか。

 糸川さん「この日は具が多かったので1合でした。さすがに多かったので2回に分けて食べました」

 *「山田太郎」的白米量かと!(←若い糸川さんですが、わかります? わかりますよね、『ドカベン』。)

 -あと、これはちょっと「ランチのNoism」を離れて、「纏うNoism」的なことになるのですが、ひとつお尋ねします。この画像、かつて師事されていた服部彩子さんのバレエクラスの2023年Tシャツを着ておられますが、今でも時折、クラスに顔を出されて、一緒に踊ったりとかされているのですか。

 糸川さん「はい。帰省した時にはクラスを受けたり、以前コンクールのために、生徒に振付をしたこともありました。今でもとてもお世話になっています」

 *振付をされたときの様子はこちらをどうぞ。よい関係が続いていることがわかるお話です。糸川さんはクラスの人たちにとって目指すべき先輩のひとりなのですね、素敵な関係性です。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 糸川さん「安く抑えつつ、たんぱく質をしっかり摂りたいと思っています」

 *先程も触れられてましたけれど、コストも内容もどちらも大切ですよね。要は、そのバランスってことですね。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 糸川さん「白米など炭水化物は必ず摂るようにしています」

 *毎日、激しくエネルギー消費する日々をお過ごしですからね。それに若いし。

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。

 糸川さん「前まではランチは同じメニューを食べていたのですが、最近毎日変えるようになりました」

 -それはどういう考えによるもので、どういうふうに変えたのですか。

 糸川さん「以前は納豆をおかずにしていたのですが、朝にも食べているので、お昼は違うものを食べたいと思いはじめたからです」

 *昼は納豆固定ではなくして、「たんぱく源」に多様性をもたせることにしたということですね。

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。

 糸川さん「特に変えません」

7 いつもどなたと一緒に食べていますか。

 糸川さん「(Noism)1メンバーと同じテーブルで食べています」

8 主にどんなことを話しながら食べていますか。

 糸川さん「食べ物の好みの話などをよくしているかなと思います」

 -そうなんですね。差し障りのない範囲で、印象に残っている話を少し教えてください。

 糸川さん「好みというか微妙なのですが、僕が焼売をおかずに持ってきた時に、こうたくん(=中尾洸太さん)が焼売でご飯は食べられないと言っていたのがとても印象に残っています」

 *面白いエピソード、有難うございます。ワタクシ、崎陽軒のシウマイ弁当の大ファンですし、テレビのCMで、焼売をガッツリ頬張ってむせる小栗旬さんに感情移入できるんですけどね。でも、以前にもバナナは青い方がいいとか、熟した方がいいとかあったのを思い出しました。ですから、人それぞれで、ここにも多様性あり、と纏めておきます(笑)。

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。誰とどんなものを交換しますか。

 糸川さん「おかずの交換などは、特にしません」

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 糸川さん「料理上手だなと思うのは、りおさん(=三好綾音さん)です。以前、手作り餃子を食べさせてもらったことがあって、とてもおいしかったです!」

 -その日、三好さんは、みなさんに振る舞うために、かなりの量を持って来られたってことなのでしょうか。

 糸川さん「ひかるくん(=坪田光さん)とボードゲームをやりに、りおさんの家にお邪魔したことがあって、その時に餃子を食べさせてもらいました」

 *はいはい、餃子はランチの折にではなくて、だったのですね。

 -あと、他に何か三好さんが作ったものを貰ったりしたことってありますか。

 糸川さん「餃子と一緒に長芋のマリネを食べさせてもらいました。とても美味しかったです」

 *おお、想像しただけでほっぺた落ちそうです。そもそも餃子ってだけで、脳内にまた小栗旬さんが登場してきて、「これが家で食えたなら」「食えます」ってのが聞こえてますし、ハイ。
ここまで細か過ぎることまで色々教えていただいた糸川さん、ホント感謝です。どうもご馳走様でした。

糸川さんからもメッセージを頂戴しました。どうぞお読みください。

サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつも暖かい応援ありがとうございます。 サポーターズの皆様の存在がどれだけ励みになっているか言葉では言い表せないほど感謝しかありません。 これからもご支援の程、よろしくお願いいたします」

糸川さん、この度はどうも有難うございました。

5月の前沢ガーデン『セレネ、あるいは黄昏の歌』、そして6・7月のNoism Company Niigata 20周年記念公演「Amomentof」、どちらもとても楽しみです。頑張ってください。
といったところで、「ランチのNoism」第22回はここまでです。今回もお相手はshinでした。ではまた次回。お楽しみに。

(shin)

「纏うNoism」#10:太田菜月さん

メール取材日:2024/03/20(Wed.)& 03/24(Sun.)

春彼岸にあってさえ、雪など降ったりするあり得ない天候が続きましたが、それも昨日3/24(日)朝の「全米桜祭りオープニングセレモニー」が春を運んできてくれたかのように、本来のこの季節らしさに戻ろうとしています。
皆さま、如何お過ごしでしょうか。既に Noism Company Niigata 20周年記念公演「Amomentof」のチケットもおさえて、日々期待に胸を膨らませていることと思います。そんななか、ここにお届けするのは「纏うNoism」の10回目、太田菜月さんのご登場です。画像もたくさんご紹介しながら、太田菜月さんに迫っていけたらと思います。

「自分に似合う色が、いちばんいい色なのだ」(ココ・シャネル)

それでは「纏う」太田菜月さん、お楽しみください。

纏う1: 稽古着の太田さん

 *おお、ほぼ黒一色でシンプルな装い。余計なものは何も持ち込まず、気持ちが入った感じですね。ええっと、この日の稽古着について教えてください。

 太田さん「リハーサル中は、基本タンクトップを着用しています。以前は、よくTシャツを着ていたのですが、暑がりなので袖をよく肩まで捲り上げてしまっていたので、タンクトップを着るようになりました。 朝のクラスでは、冷えないようにヒートテックを着ています。ズボンはメーカーにはこだわっていないのですが、なるべく重すぎないものを着ています。あとは、よく膝下が出るように裾をまくっています」

 *右足の裾がまくられ、肌が覗いているのがアクセントになってますね。素敵です。

 *4枚の画像に共通している「黒」について伺います。稽古着に「黒」を選ばれることは多いのでしょうか。また、「黒」を選ばれる理由などあれば、教えてください。

 太田さん「黒を選ぶ理由として単純に私自身が、黒色が好きということもあるのですが、汗かきなので、汗の色がうつりにくいというのが一つと、黒色を着ることによって、身も心も引き締まる気がして、『今からリハーサル頑張るぞ』とマインドチェンジする為に、選んでいます。 その代わり朝のバレエクラスでは、赤、青、ピンクや紫のカラフルなレオタードを着ていることが多いです」

 *なるほどです。その時々の意味合いに応じて色を選ばれているのですね。色がそれを纏う人の気持ちに対して与える効果には大きなものがありますからね。朝に着るカラフルな色は気分をあげてくれますよね、絶対。

 *3枚目・4枚目に着ておられるダウンベストはどちらの製品になりますか。そして、「名入れ」サービスも特注なのでしょうか。

 太田さん「出身のバレエ教室で頂いたものです。 UNIQLOのもので名入れサービスしたものを頂きました」

 *そうなのですね。それは思い出深い物ですね。いつも見守られていたり、励まされていたりする感覚もあるのでしょうし。ある意味「原点」みたいな。この先も大事に着続けていくことになりますね。

 *次は稽古着に関して「お約束」の質問です。お好みの靴下などありますか。お気に入りポイントも教えてください。

 太田さん「靴下のブランドに全くこだわりはないんです(笑)。ただ直ぐに破いてしまうので、できるだけ枚数が多いH&Mなどで購入する事が多いです」

 *おお、ここまでの連載で初めて出てきました、H&M。あそこ、お洒落な感じですよね、全体的に。今度、見に行こうと思います。

纏う2: 太田さん思い出の舞台衣裳

 *これまでの舞踊人生で大事にしている衣裳と舞台の思い出について教えてください。

 太田さん「これはバレエ学校時代の公演で、Matthew Bourne振り付けの『Sleeping Beauty』 のFeralという妖精のソロを踊った時の衣裳です。(曲はカナリヤの精)
この作品を踊ったことがきっかけで、私がコンテンポラリーに出会い、のめり込んで行きました。 人生で初めてカツラと羽を付けて踊りました」

 *それは英国の「Central School of Ballet」時代のことでしょうか。在学期間のなかで、いつ頃の公演だったのでしょうか。

 太田さん「Central School of Balletには、2年間しか在学していなかったのですが、 最終学年(3年生)の時に、半年間ほど(3月から7月の5ヶ月)イギリスを周るツアー公演をしていた際にパフォームしました。

 *おお、大掛かりなツアーなのでしたね。で、ワタクシ、不勉強なもので、お訊きするのですが、その「Feralという妖精のソロ」について、もう少し教えてください。

 太田さん「Feralとは動物的な妖精で、ソロ自体は40秒にも満たない短い作品なのですが、終始飛び回っています(笑)。私の性格にぴったりのソロでした。 よくカナリアの精のVA(ヴァリエーション)として知られているのですが、わかりやすく言うと、子供っぽくおしゃべりなキャラクターです(笑)。

 *そうなのですね。’feral’って語は「野生の」という意味ですものね。なるほど。有難うございました。画像からだけでもチャーミングな様子はビンビン伝わってきます。

 *この作品がきっかけとなって、コンテンポラリーに出会い、のめり込んでいったとのことですが、「コンテンポラリー」のどこに惹きつけられたのかお聞かせください。

 太田さん「この作品は、古典バレエとストーリーが一緒だったのですが、身体の使い方が今までやってきたバレエとは違い、型にハマらず、より表現出来る方法や幅が広がった事で、自分を解放できた感じがした事に魅力を感じました」

 *ふむふむ、表現の新しい扉が開いたって感じだったのですね。大きなきっかけになったって訳ですね。

纏う3: 太田さんにとって印象深いNoismの衣裳

 *Noismの公演で最も印象に残っている衣裳とその舞台の思い出を教えてください。

 太田さん「2022年のNoism2定期公演vol.13で着た『火の鳥』の少年役の衣裳です。 デザインはとてもシンプルなのですが、私にとっての辛い経験や楽しい思い出など全てが詰まっている思い出深い衣裳です。今見てもあの時の感情が蘇って涙が出ます…」

 *あの『火の鳥』の少年役、素晴らしかったです。で、その衣裳に関して、蘇ってくる「辛い経験や楽しい思い出」、差し支えない範囲でどんなことか教えて頂けますか。ホント差し支えない範囲で結構なのですが…。

 太田さん「ありがとうございます。 裏話を言うと、本番3週間前に肋骨を怪我してしまって、Bキャスト(少年:太田菜月・火の鳥:土屋景衣子)は、しばらく練習できなかった期間があったんです。Noismに入って、1年目だったということもあり、迷惑をかけてはいけないと焦ってしまい辛かったです。本番直前までサポーターをつけながら練習していました。 でも最終公演日、舞台上で感情が爆発し、今までの辛い経験など全てを忘れて、ただひたすら舞台上で踊っている喜びに浸り込み、少年として存在した楽しかったあの瞬間がこの衣裳に残っているように、私には見えるんです」

 *えっ!そうだったのですね。実演家は舞台上だけで勝負するものとはいえ、お話を聞いて、私も涙が出そうです。燃えるような熱い思いが、あたかも舞台上で翼を得たかのように、踊る身体から余すところなく迸り出て、それが観る者の心を揺さぶったのですね。文字通り、入魂の舞台だったのだと…。今にして納得です。そのあたり、詳しく聞かせて頂き、有難うございました。

 *Noism Web Siteへのリンクを貼ります。
2022年5月のNoism2「ディアギレフ生誕150周年記念『火の鳥』」画像となります。太田さんが「少年」役を踊ったのは2日目でした。

纏う4: 普段着の太田さん

 

 *この日のポイントと普段着のこだわりを教えてください。

 太田さん「この時は地元の友達が新潟に遊びに来てくれていたので海での写真です。 よくZARAで服を買うのですが、このアウターもZARAで購入しました。 因みに私の弟も色違いを持っています(笑)。 パンツはどこのかわからないのですが、母のものをこっそり貰ってきました! 足のサイズが大きい方で、靴屋さんに行ってもなかなか良いものに出会えないので、よくZARAやGUでブーツを購入します」

 *ZARA! 私がそのブランド名で思い出すのは、庵野秀明『シン・ゴジラ』(2016)。米国大統領特使として日本に派遣されたカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)の「ZARAはどこ?」という台詞なのですが、こちらのファッションブランド、発祥はスペインってことのようで、「a(あ)」という母音で終わる開音節のネーミングも理解できようというものです。それはそれとして…

 *こちらの2枚も「黒」ベースで素敵にまとめられていますが、普段着も「黒」っぽいものを多く選ばれているのでしょうか。

 太田さん「この日は、たまたま暗い色にまとまっているのですが、冬は、セーターなどは、かなりはっきりとした色の物を着ています。青や黄緑色もよく着ています。 タートルネックを着る時は、黒色の方が、顔が映えるので、濃いメイクをしたりして、アクセントを入れるようにしています」

 *有難うございます。ちょっと細かいことをお訊きします。首に巻かれているのはスヌードとお見受けしますが、太田さんはスヌード派ですか、マフラー派ですか。それとも「二刀流」ですか。

 太田さん「りゅーとぴあに行く際は、基本マフラーを愛用しています。マフラーの方が橋を渡る際に、風をよりブロック出来ている気がします(笑)。ただ、マフラーはチェック柄のものしか持ってないので、このアウターに合わせる時は、基本このスヌード使っています。なので、二刀流ですね」

 *なるほど。風、冷たいですものね。あと、この日のアウターは厚手のシャツコートという理解でよいでしょうか。

 太田さん「はい!」

 *「赤」のチェックも映えて、とても素敵です。因みに、弟さんはどんな色を選ばれたのですか。また、弟さんとは服の好みは似ていたりするのですか。

 太田さん「 弟は白ベースの物を選んでいました。 姉弟で服の好みは違いますね。弟は、ちゃんとコーディネートしていたり、ブランドや生地にもこだわっているみたいなのですが、姉の私はかなり無頓着なので…(笑) 学ばないとです」

 *貪欲だ(笑)。ここもで色々、細かく突っ込んじゃいましたが、丁寧にお答え頂き、有難うございました。

 太田さんからもサポーターズの皆さまにメッセージを頂いています。

■サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつもあたたかな応援をして下さり、ありがとうございます。皆様の素敵なエネルギーを受け、私も毎日頑張ることができています。これからも感謝の気持ちを忘れずに、良い舞台をお届けできるよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願い致します」

ということで、「纏うNoism」第10回、太田菜月さんの回はここまでとなります。

これまで、当ブログでご紹介した太田さんの次の記事も併せてご覧ください。

 「私がダンスをはじめた頃」#23(太田菜月さん)

太田さんには、この先、糸川祐希さんともども、「ランチのNoism」へのご登場予定もあります。そちらもご期待ください。

「纏うNoism」太田菜月さんの回、お楽しみ頂けましたでしょうか。では、また次回♪

(shin)

「ランチのNoism」#21:杉野可林さんの巻

メール取材日:2024/02/20(Tue.)& 02/24(Sat.)

皆さま、約20ヶ月のご無沙汰です。お待たせいたしました。お待たせし過ぎたかもしれません(笑)。前回で一巡りしていた「ランチのNoism」ですが、ここに再開の運びとなりました。その第21回目にご登場頂くのは杉野可林さん。どのようなランチを拝見できますでしょうか。それでは久し振りにいってみましょう。

♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん・ろけんろぉぉぉ…♪

設立20周年を迎えるNoism、りゅーとぴあ〈スタジオB〉に昼が来た!「ランチのNoism」♪

*まずはランチのお写真から。

安田ヨーグルトの牛さんの下、何やらコンポジション的な…

 *「『おにぎり百景』、日本に生まれた幸せを頬張ろう」…とかって始めようかなどよぎったところの、ん?三角ア~ンド四角!で、おにぎりの隣のそのプラ容器もよく見かけてきたものに間違いなく…

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 杉野さん「もち麦入りのおにぎりと納豆です🍙」

 *おにぎりマーク(🍙)付きのご説明もチャーミングな杉野さん。マークと画像には海苔の有無という違いこそありますが、やはり「僕らにはおいしいおにぎりがある」のです。で、この場合、「もち麦入り」ってところがミソですよね。いや、味噌おにぎりって訳じゃなくて、はい。
 で、ワタクシ、まるで不勉強なもので、早速、調べてみましたところ、「もち麦」を食べることには、食後血糖上昇の抑制作用とか満腹感の持続とか内臓脂肪減少作用とか、様々なよい効果が期待できることがわかったのです。誰にとっても嬉し過ぎるのではないでしょうか、これ。おーん、はっきり言うて。

 -もち麦入りおにぎりは杉野さんの定番なのでしょうか。おにぎりのヴァリエイションには他にどんなものがありますか。

 杉野さん「白米だけのおにぎりの時もありますが、なるべく雑穀などを混ぜて炊いたものを食べるようにしています」

 -おにぎりの中には梅干しなど具を入れて握ったりしているのですか。

 杉野さん「この日は入れずに作りましたが、入れる場合は塩昆布やゆかりふりかけなどを入れたりしています」

 *おお、そうなんですね。塩昆布のおにぎりと言えば、私は塩昆布のまわりの黒く「汚れた(笑)」ごはんも好きです。

 *もう一枚、写真をご紹介しながら、次の質問です。

「ロミジュリ(複)」Tシャツで手にはアレ、遠くを見詰める杉野さん

 -皆さんそれぞれかき混ぜている図ですが、大阪ご出身の杉野さん、納豆への抵抗はありませんでしたか。または、いつ頃、克服されたのですか。

 杉野さん「私は最初から抵抗無く食べていました。 私の父は苦手なようですが(笑)」

*なんと、なんと!そうなのですね。ご家族のなかで納豆を巡って好き嫌いがあるのは個人的な嗜好によるものに過ぎないのだと。なるほど、なるほど。「大阪の人たちはみんな…」なんて思っちゃうのは、古くさい「ステレオタイプ」の大阪理解だったんだってことで。認識を新たにしました。

 -画像に戻ります。それにしても、杉野さん、あまりにもよい表情です(笑)。加えて、坪田さんの無駄に姿勢がよいところもツボです! そこでひとつ細かいこと訊いちゃいます。納豆はよくかき混ぜる派でしょうか。かき混ぜる目処としては何回くらいですか(笑)。

 杉野さん「回数はあまり考えていないですが、豆同士が引っ付いたままにならないのを意識(無意識に(笑))しています!」

 *食べるときにズズズって音が出る/出ないのあたり(失礼!)でしょうかね、それですと。って、なんとも細か過ぎる質問しちゃいましたが、それにも拘わらず、(というか、それに劣らず、)分析的で丁寧なご説明、有難うございました。

2 誰が作りましたか。普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか。(or 主にどこで買ってくるのですか。)

 杉野さん「家を出る直前にサッと握って持ってきています」

 -そのもち麦入りのごはんですが、お昼用のおにぎりにするほか、朝ごはんと夕ごはんにも食べているのですか。

 杉野さん「そうですね。 分けて用意するのは面倒なので(笑)。 ちなみに朝は納豆と一緒に卵も食べています」

 *そうなのですね。ランチに限らず、納豆率、高めってことで。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 杉野さん「次のリハーサルに影響が無いような量にしています」

 *私など、次に影響が出てもお構いなしに食べちゃうなんてことも随分ありましただけに、その姿勢、尊敬できますね、ハイ。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 杉野さん「あまり無いです(笑)。でもおにぎりの時は大体納豆もセットで持ってきて食べています!」

 *ふむふむ、そうなのですね。でも、納豆って、身体によいだけじゃなくて、おにぎりと一緒に食べたときには、食感の違いが大きいことから「食べた感」も大きめになるなんて側面もあるのでしょうね、察するに。

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。

 杉野さん「最近はおにぎりと納豆のセットが多いですが、前日の夜ご飯の残りを持ってきたりする事もあります」

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。

 杉野さん「ほとんど変わらないかなと思います。ただツアーの時は大体納豆が無しになります」

 *モノが納豆だけに、ここまで糸を引くように、納豆を中心として色々お聞きすることができましたので、ここからはちょっと別のことを伺いたいと思います。

7 いつもどなたと一緒に食べていますか。

 杉野さん「写真に写っている4人(=三好彩音さん坪田光さん樋浦瞳さん糸川祐希さん)と洸太(=中尾洸太さん)、育見(=兼述育見さん)が大体同じテーブルで食べていることが多いです」

 *それはそれは。ホント楽しくて賑やかなランチタイムなのでしょうね。上にあげた写真からも充分伝わってきますから、それ。

8 主にどんなことを話しながら食べていますか。

 杉野さん「直前までやっていたリハーサルの確認をしたり、全然関係ない事だと誰かが行ったご飯屋さんの話をしたりもします!」

 -なるほど。で、そのランチ中の会話ですが、最近、どこのご飯屋さんの話に興味を持たれましたか。(実際、行ったりしましたか。)

 杉野さん「まだ行ったことのない所だと食堂もりしげさんとMY NAME IS ICE CREAMさんが気になっています!
ずっと行こうと思って行けてないのは欧風カレー食堂jiziさんです!
あと育見との話題によく出てくるのはSunBakeというパン屋さんです!休みの時に行ったりしています!」

 *おお、どこも行ったことありません(汗)。メモメモメモ。ハイ、脳内「お店リスト」更新完了です(笑)。併せて、ネットで検索しましたところ、いい感じのお店ばかりですね。しかも、ほぼ全ジャンル網羅的で。県外からりゅーとぴあに来られる方々にとりましても、よい情報であること間違いなしです。惜しみなく色々お教えいただき、有難うございます。でも、こういう話って、誰でも笑顔になっちゃいますよね、うん。因みに私も笑顔になってます、ハイ。

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。誰とどんなものを交換しますか。

 杉野さん「おかずの交換は全然しないですね。 おやつをあげたりとかはたまにあります(笑)」

 -どんなおやつをあげたりするのですか。あのパインアメとか飴ちゃんだったりもしますか。

 杉野さん「チョコとかナッツとかを持っている時はあげています。最近だとバレンタインだったので、生チョコを作って皆にあげました!」

 *飴ちゃんとかとは段違いに、なんとも幸せな香りに満ちた空間が思い浮かんできます♪

 -逆によくおやつをくれたりする人は誰ですか。それはどんなおやつですか。

 杉野さん「くれる人はバラバラですが、皆、大体ナッツやチョコを持ってきていることが多いです。 今年のバレンタインにはすみさくさん(=庄島さくらさん庄島すみれさん)が、チョコテリーヌを作ってきてくれました!あまり食べたことの無い感じでしたが、とっても美味しかったです!」

 *庄島さん姉妹のこと、「すみさく」さんって呼ぶのですね。メモメモメモ。そして、チョコテリーヌ!あの直方体で、食べると濃厚なやつですよね。う~む、なんと上品で高貴な響きなのでしょう!もしかしたらスロバキア仕込みなのでしょうかね。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 杉野さん「りおちゃん(=三好綾音さん)が、スープなどを持ってきているのが美味しそうだなと思っています! インスタグラムにたまに載せているご飯も美味しそうなんです!」

 *三好さんが作るご飯の美味しそうなことについては、もう皆さん口を揃えて話されますよね。よろしければ、三好さんの「ランチ」も改めてご覧ください。納得がいく筈です。

 -スープと言えば、杉野さんご自身はランチどきの水分って、どんなものを飲まれているのですか。

 杉野さん「大体、水を飲んでいます。 食べ終わった後にはコーヒーを飲むことが多いです。何かおやつがある時はそれも一緒に」

 *なるほど。純粋極まりない水分のかたちでの摂取と。ここまでのお答え全般から、杉野さんにとって、ランチの位置付けはあくまでも、リハーサルの合間に少しだけお腹に入れるもの、って感じなのだと理解しました。杉野さん、どうもご馳走様でした。

杉野さんからもメッセージを頂戴しました。どうぞ。

サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつも応援、そしてご支援いただき本当にありがとうございます。 皆様からのお声があることが私達の励みになります。 最高の瞬間をお届け出来るよう日々精進してまいります」

ワタクシ事ですが、杉野さんと言えば、すぐに浮かんでくるものに、昨年(2023年)1月、『Der Wanderer - さすらい人』の中で『狩人』と(三好さんとの)『トゥーレの王』を踊る姿があります。その渾身の舞踊に涙腺が刺激されてやばかったことが今もありありと思い出されます。杉野さん、この度はどうも有難うございました。

ということで、「ランチのNoism」第21回はここまで。今回もお相手はshinでした。ではまた。

(shin)

「纏うNoism」#09:糸川祐希さん

メール取材日:2023/07/20(Thur.) & 07/22(Sat.)

Noism Company Niigataの19th シーズンのラストを飾るNoism0 / Noism1「領域」ダブルビル公演も大盛況のうちにその幕をおろし、季節は真夏。それも災害級に熱い夏。皆様、どうかご自愛ください。エアコンの効いた屋内でお読み頂くにはもってこいかということで、(勿論、どこでお読み頂いてもいい訳で、場所の制約を加えるつもりはありませんが、)ここに「纏うNoism」の第9回、糸川祐希さんの回をお届けします。どうぞごゆるりとお楽しみください。

「スタイルとは、言葉を使わずに自分が何者かを伝える方法」(レイチェル・ゾー)

それでは「纏うNoism」、糸川さんのご登場です。

纏う1: 稽古着の糸川さん

ザ・シンプル!
「何も足さない、何も引かない」って感じですね♪

 *全く奇を衒ったところのないスタイルと表情ですね、糸川さん。リラックスした立ち姿で。ええっと、この日の稽古着について教えてください。

 糸川さん「最近、トップスは肩から腕のラインが見えるのでユニクロのタンクトップをよく着ています。パンツもユニクロの物で、ストレッチが効いていてお気に入りです。黒が好きなので身の回りの物全般、黒を選びがちです。また靴下もユニクロで、踊りやすくて気に入っているのでまとめ買いしています」

 *おおっと、糸川さんはユニクロのヘヴィーユーザーなのですね。しかも、おっしゃる通りの全身黒ずくめ。海外の映画にでも登場しそうな「NINJA」の風情もあります。ニンニン、と。

 *ではまず、タンクトップについて伺います。「肩から腕のラインが見える」という着用の理由を話されましたが、それは「誰に」見えるということなのでしょうか。

 糸川さん「自分がクラスやリハで筋肉の使い方などを視認出来るように着ています。また、最近筋トレを始めたので日々の変化が見えるとモチベーションに繋がります」

 *なるほど。そうですよね。メンバー内で筋肉美を競い合っている訳ではありませんものね。変な訊き方になってしまいましたが、日々自分の身体に向き合う舞踊家らしいお答えに納得です。

 *次いで、もう靴下についても触れて貰っちゃってますが、敢えて突っ込みますね。ユニクロの靴下のどんな点が踊りやすいと感じられるのでしょうか。

 糸川さん「踊る時は薄めの靴下が踊りやすいと感じるので、程よく薄いユニクロの靴下を愛用しています」

 *そうですか。坪田さん、樋浦さんに続いてのユニクロ・ソックス派。わかりました。

纏う2: 糸川さん思い出の舞台衣裳

 *これまでの舞踊人生で大事にしている衣裳と舞台の思い出について教えてください。

おっ、これってきっとチャイコフスキーの「アレ」ですよね。

 糸川さん「Noismに入団する前、最後の発表会で踊った『白鳥の湖』の王子の衣裳です。
この発表会に出る時にはもう入団が決まっていたので、バレエ衣裳を着るのはもう最後かなと感慨深く思ったのを覚えています」

 *やはり、そうですよね。アレですよね、うん。糸川さん、後方にお立ちですけれど、「稽古着」画像とは全く趣の異なる、凛々しい、リアル「王子」立ちかと。スラッと高身長で。でも、そうしますと、お直しなんかも必要だったのではありませんか、「王子」の衣裳。

 糸川さん「確かウエストが緩くて、詰めてもらった記憶があります」

 *そうでしょうとも、そうでしょうとも。スラッで、シュッですものね。

 *ええっと、これは直接、衣裳とは関係ない質問になるのですが、この発表会のとき既に、周囲にNoismに入団されることを話されていたのでしょうか。それともこの後に話されたのでしょうか。

 糸川さん「本番の時には既に周りに報告していたので、『最後の王子だね』と先生にも言われてました」

 *他にはどんなリアクションがあったりしましたか。

 糸川さん「驚いて、みんな『おめでとう』と言ってくれました」

 *「王子」を送り出すのですから淋しさもあったでしょうが、それ以上にモチベーションにはなったでしょうね、確実に。

纏う3: 糸川さんにとって印象深いNoismの衣裳

 *Noismの公演で最も印象に残っている衣裳とその舞台の思い出を教えてください。

 糸川さん「『Der Wanderer ―さすらい人』の衣裳です。
最初、衣裳を見たときはピンクのシャツと紫のパンツという派手さに苦笑いしてしまいましたが、長い公演期間を経てだんだん愛着が湧いてきて、とても思い出に残っています。
穣さんが自分にソロを振り付けてくださったことや、全14回という公演回数の多さなど初めての経験尽くしで、この舞台に立った経験は深く自分の中に刻み込まれています」

 *ですよね。「ピンクのシャツと紫のパンツ」、見ていてもインパクト大でした。で、その衣裳で踊られた際の金森さんによる振付には若さが溢れていました。しかし、『セレナーデ』からの後半では、衣裳がお好みの「黒」(と白)に変わり、振付も大人っぽいものになりました。そのあたりの変化についてはどのように感じましたか。

 糸川さん「衣裳が変化することで気持ち的にその役柄に入り込みやすくなると感じました。ただ一つの作品の中で様々な役柄を演じ分けることはとても難しく、自分の中に課題として残りました」

 *なるほど、なるほど。そうですよね、うん。あの作品での金森さんの振付は、一人格としての連続性を保ちながらも、同時に、ピンクと紫の『ヤング・アンド・イノセント』から、なんなら『魔王』にでもなってしまうような変化というか、大跳躍みたいなものが仕掛けられていましたものね。でも、どちらも素敵でした。あと、糸川さん、きつくて苦しい踊りになればなるほど、表情に「笑み」みたいなものが浮かぶことにも気付きましたよ。そこも「M」っぽくてツボでした。(笑)

 *Noism Web Siteへのリンクを貼ります。
2023年『Der Wanderer - さすらい人』画像で、「衝撃」のピンクと紫ほかをご覧ください。見ているだけで、シューベルトの歌曲が甦ってきますから。

纏う4: 普段着の糸川さん

こうして見ると「がたい」の良さが際立ちますね♪

 *この日のポイントと普段着のこだわりを教えてください。

 糸川さん「夏は全体的にゆったりしたものを着ることが多いです。
最近購入したリカバリーサンダルが歩きやすくてとても気に入っています」

 *ゆったり何気なさがいい感じですが、まずはそのリカバリーサンダルについてお訊きします。その「疲労回復効果」などは如何ですか。「個人の感想です」レベルで構いませんので、教えてください。

 糸川さん「疲労回復効果はよく分かりませんが、歩く感触がフワフワしててとても気持ちいいです」

 *気持ちいいいんだ、フワフワ。な~るほど。足の心地よさ、大事ですよね。酷使しますものね。

 *次いで、今度はTシャツについて伺います。左胸のワンポイントのデザインが何とも「いい味」を出しています。何の図柄なのでしょうか。また、同じ図柄がバックプリントされていたりするのですか。

 糸川さん「フランク・ロイド・ライトというアメリカの建築家の名前が書いてあります。バックプリントはこんな感じになっています」

このバックプリントは…!!

 *あ、ご親切にどうも有難うございます。これって確かフランク・ロイド・ライトによるステンドグラスのデザインですよね。よくは知らないのですけれど。う~ん、目を惹くのには訳がありますね、うん。ところで、彼が語った有名な言葉にはこんなのもあります。「あなたが本当にそうだと信じることは常に起こります。そして信念がそれを起こさせるのです」舞踊に献身されている糸川さんにピッタリかと。

 *脱線しましたね。戻します。そのTシャツと黒のキャップはどちらかのブランドの品なのでしょうか。そのあたりお訊きします。

 糸川さん「Tシャツは beauty&youth の物で、キャップはポロラルフローレンです。どちらもとても気に入ってます」

 *メモメモメモメモ。皆さん、ここはメモですよ、メモ。もしくはすぐに検索。はい。
糸川さん、どうも有難うございました。

糸川さんからもサポーターズの皆さまにメッセージを頂いています。

■サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつもあたたかい応援をしてくださり本当にありがとうございます。
皆様により良い舞台をお見せできるよう、舞踊家として日々精進していきます。
これからもよろしくお願いいたします」

こちらこそ、よろしくお願いいたします。で、ええっと、これは個人的な事柄になるのですが、『領域』新潟公演の楽日、終演後のりゅーとぴあ1F出口付近で偶然、糸川さんに遭遇したときのことを思い出します。外で待っておられたお母様をわざわざお呼びくださり、ご紹介くださった礼儀正しい好青年の「糸くん」。この度もそうした気遣いが溢れていました。誰からも愛されずにはいない人柄、とても魅力的です。重ねて諸々有難うございました。

ということで、「纏うNoism」第9回、糸川祐希さんの回はここまでとなります。

これまで、当ブログでご紹介した糸川さんの次の記事も併せてご覧ください。

 「私がダンスを始めた頃」#22(糸川祐希さん)

糸川さんにも、前回の杉野さん同様、この先、「ランチのNoism」(現在休載中)にもご登場頂きたいと思っております。その際はどうぞ宜しくお願いします。

今回の「纏うNoism」糸川さんの回、如何でしたでしょう。では、また次回をお楽しみに♪

(shin)

 

「纏うNoism」#08:杉野可林さん

メール取材日:2023/06/19(Mon.) & 06/21(Wed.)

翌週末にダブルビルのNoism0 / Noism1「領域」公演が迫り、準備に余念がない頃かと思われますが、その最中、杉野可林さんとのやりとりをさせて頂き、ここに「纏うNoism」の第8回をお送りする運びとなりました。ホント有難いことです。先の『Der Wanderer -さすらい人』での胸を打つ感動的な踊りの記憶も新しい杉野さん。今回は様々に「纏う」杉野さんを拝見して参りましょう。

「ファッションで最も難しいのは、そのロゴで知られることではなく、そのシルエットで知られることだ」(ジャンバティスタ・ヴァリ)

それでは「纏うNoism」杉野さんの回、始まりです。

纏う1: 稽古着の杉野さん

おおっとぉ、まさかの横倒し!
手は90°、足は30°、頭は40°くらいでしょうか、コレ。

 *このスタイルも今までにないもので、まずは登場の仕方にも気を遣っていただき、有難うございます。では、この日の稽古着について教えてください。

 杉野さん「このTシャツはユニクロで購入したもので、数年前から気に入って着続けています。胸元にアポロチョコのイラストが描いてあるのと、生地が薄くすっきりとしているところが好きです」

 *おお、ユニクロのコラボTシャツ!侮れませんよね。で、杉野さんのチョイスは可愛いピンクに可愛いアポロが3つ♪で、アポロ、明治(製菓)が1969年から製造販売しているロングセラーの名作チョコレート菓子ですよね、言わずと知れた。
 「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」(アームストロング船長)で有名な米国による人類初の月面着陸。そのアポロ11号の司令船を模したフォルムで、着陸のすぐ後に発売されたお菓子、アポロ。
 この頃のお菓子のネーミングって社会事象を取り込んだもの多いみたいですよね。1965年発売開始の源氏パイ(三立製菓)がNHKの大河ドラマ『源義経』にあやかったものだったりとか。
 おっと、のっけから話が逸れまくりでスミマセン。戻します。ユニクロのコラボTシャツにはマンガの有名キャラクターなども取り上げられたりしていますが、他には何かお持ちですか。

 杉野さん「あとはユニクロのTシャツは一枚も持っていません。(笑) 他のTシャツはNoismTシャツやご当地Tシャツなどを着ています」

 *なるほど。NoismのTシャツも種類豊富ですしね。私も毎日、色んな過去ものをとっかえひっかえ着ています。あと、ピンク、お似合いですけれど、杉野さんのお好きな色なのですか。

 杉野さん「ピンクは一番好きな色です! 昔から好きで、今もストレッチポールやタオル、イヤホンなどがピンク色です」

 *あの画像見てわかります、わかりますとも。好きな色って、気分を上げてくれますからね。そんな様子が伝わってくる画像ですよね。私もピンクとか赤とか好きですけど、それとは無関係に、いい画像だなと。

 *ついで、稽古着に関して「お約束」の質問です。お好みの靴下などありますか。お気に入りポイントも教えてください。

 杉野さん「リハ用の靴下は全部無印良品のものを使用しています。適度に薄くて足先が綺麗に見えるかなと思って履いてます。色は様々で、ピンクや緑なども履いています」

 *杉野さんはこれまで被りのない無印良品派。靴下ひとつとっても好みは色々なんですね。人それぞれ。無印良品の靴下、今度試してみなきゃって思ってます。世界が注目する「ブランド」ですしね、「MUJI」。

纏う2: 杉野さん思い出の舞台衣裳

 *これまでの舞踊人生で大事にしている衣裳と舞台の思い出を教えてください。

 杉野さん「2021年に開催された『Dance Dance Dance @YOKOHAMA』でNoismと小林十市さんの共演の時に着た衣裳です。まさか同じ空間でリハーサルをするだなんて夢にも思っていませんでした。写真は衣裳合わせのオフショットとして十市さんに撮影していただきました!」

 Noism Company Niigata × 小林十市『A JOURNEY ~記憶の中の記憶へ』ですね。素敵なワンピースですよね。この衣裳自体の思い出やお気に入りポイントなども教えてください。

 杉野さん「お気に入りポイントは裾のフリルとリボンの可愛さです。あとスカートがしっかりとしていて、回ったりするとふわっと広がって少しお姫様みたいな気分になれます!」(笑)

 *上の2枚はどちらも十市さん撮影なのですか。宝物の写真ですね。
それと、「どうして訊かないんだ?」と怒られる前にお訊きしますが、ご一緒にリハーサルをされた時の十市さんはどんな風だったか教えてください。

 杉野さん「目線の向け方や動き方などふとした瞬間もとてもオーラがあり、思わず見とれてしまっていました。(笑) 休憩中では気さくに話しかけてくださったのでとても嬉しかったです」

 *でしょうとも、でしょうとも。気が付くと一ファンに戻っちゃってる瞬間があったりしたのでしょうね。凄く貴重な体験をされましたね。「憧れていると超えられない」(大谷翔平)なんて言える人はごくごく僅かで…。(笑)うん、やっぱり普通に「羨ましい体験」の範疇ですね、それ。うん。そうです。そうそう。

纏う3: 杉野さんにとって印象深いNoismの衣裳

 *Noismの公演で最も印象に残っている衣裳とその舞台の思い出を教えてください。

 杉野さん「『春の祭典』の衣裳です。Noismに入って初めての穣さんとのクリエイションだったことと、楽譜を片手に振りを創っていくというのが驚きでした。本公演前にはリノリウムに皆で色を付けていったのも思い出に残っています」

 *楽譜を片手のクリエイションとは驚きですね。楽譜は皆さん読めるのでしょうか。あと、そもそも、これまでに他にも楽譜を片手のクリエイションというのはあったりしましたか。

 杉野さん「楽譜を読むのも高校生以来で、クリエイション中に楽譜を使用するのは人生で初めてのことでした。
 読んでいて分からない部分があった時は音楽をやっていたりおちゃん(=三好綾音さん)に、皆聞いたりしていました」

 *Noism Web Siteへのリンクを貼ります。
 2021年の『春の祭典』の画像をどうぞ。

そうそう、あのリノリウム。前年のプレビュー公演のときには「白」だったものが生命力の爆発を思わせる着色がされていたのでした。その色塗り、杉野さんは主にどんな場所にどんな色を塗ったのでしょうか。

 杉野さん「どこに色を塗ったかはあまり覚えていません。(笑) 一発勝負だったので皆で相談しながら思い切って色を入れてました」

 *ですよね。愚問でした。相談しながらも、勢いのままに、って感じだったのでしょうね。うん、うん。

纏う4: 普段着の杉野さん

 *この日のポイントと普段着のこだわりを教えてください。

 杉野さん「この花柄のシャツは叔母が昔着ていたのをおさがりでもらいました。
冬はシンプルなものが多いですが、夏は柄物をよく着ています。特に花柄が好みです」

 *上品な花柄のシャツですね。おさがりとは!素材はシルクですか。それとも…。

 杉野さん「シルクです!」

 *そうですか。やはり。着心地もよいのでしょうね。しっかり着こなしておられますね。素敵な帽子も含めて、全体が「絵」になっていますね。キャスケット帽でしょうか。帽子はよくかぶられるのですか。帽子についても教えてください。

 杉野さん「ロングヘアーだった時はあまりかぶっていなかったのですが、髪を短く切ってから帽子をかぶるのもアリかもしれないと思い始めました。今持っているのはキャップとキャスケットです」

 *ホントよく似合ってますね。他の帽子をかぶっているところも見たいです。

 *あと、「冬はシンプル」とのことですが、冬のお洋服の色目は黒中心だったりするのですか。

 杉野さん「色はそんなに気にしてはいないですが、冬だと柄物は少なくて一色のみのモノが多いです」

 *なるほどです。で、大阪生まれの杉野さんにとって新潟の冬はどんな感じでしょうか。

 杉野さん「私の地元はほとんど雪が降らなくて、積もっても1~2センチほどだったので、オーディションで初めて訪れた時に駐車場に集められた雪の山を見て衝撃を受けました」

 *ですよね、もろ衝撃だったことでしょう。でも、今はその「雪国」の一市民ということですからね。人間は順応する生き物なのですね。もうそんな雪もすっかり楽しめるようになっているものと思います。
杉野さん、どうも有難うございました。

杉野さんからもサポーターズの皆さまにメッセージを頂いています。

■サポーターズの皆さまへのメッセージ

「日頃からの応援、誠にありがとうございます。皆様からの声援が本当に励みになっております。
より良い舞台をお届けできるよう日々精進してまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いします」

こちらこそ、「領域」公演を控えた忙しい時期にどうも有難うございました。『Floating Field』での躍動、楽しみにしております。といったところで、「纏うNoism」第8回、杉野可林さんの回はここまでとなります。

これまで、当ブログでご紹介した杉野さんの次の記事も併せてご覧ください。

 「私がダンスを始めた頃」#21(杉野可林さん)

杉野さんには、今後、いずれかのタイミングで、現在、休載中の「ランチのNoism」にもご登場頂きたいと思っておりますので、その際はどうぞ宜しくお願いします。

ということで、今回の「纏うNoism」杉野さんの回、いかがでしたでしょうか。では、また次回をお楽しみに♪

(shin)

「纏うNoism」#07:樋浦瞳さん

メール取材日:2023/05/20(Sat.) & 06/01(Thur .)

去る2023年5月20日(土)&21日(日)の僅か2日間のみ屋外舞台にその姿を現したNoism0+Noism1『セレネ、あるいはマレビトの歌』。「黒部シアター2023 春」前沢ガーデン野外ステージのその初日の日付で、わざわざアンケートにお答えくださった樋浦瞳(あきら)さん。そこから「纏うNoism」第7回、樋浦さんの回のやりとりが動き出しました。画像もその前沢ガーデンで撮影して頂きましたし、サポーターズへの気配りをもちながら、黒部で踊っておられたのだと知ることの有難さといったらないでしょう。では、その「纏う」樋浦さんをお楽しみください。

「流行に夢中になってはだめ。ファッションにあなたを支配させてはだめ。その着こなしと生き方によって、あなたが誰で、どう見せたいかは自分で決めればいい」(ジャンニ・ヴェルサーチ)

それでは樋浦さんの「纏うNoism」始まりです。

纏う1: 稽古着の樋浦さん

 *おお、「あの」前沢ガーデン!裸足!野性味のあるご登場ですね。そしてもう一枚の方、木の陰から「ひょっこりはん」しているのはNoism1準メンバーの横山ひかりさん。そして左側に立つのはNoism2の春木有紗さん。ホントにいい雰囲気の写真ですね。

 樋浦さん「この写真は黒部の前沢ガーデンで撮影しました」

 *ですよね。実に素敵な場所でした。溶け込んでいますね、樋浦さんも、横山さんと春木さんも、ハイ。なにやら、「自然児」というか、自然の一部と化したというか、そんな雰囲気ですね。では、ここではまず稽古着一般についてお話しいただけますか。

 樋浦さん「稽古着は、リハーサル中の作品がどんな衣裳かによって半袖か、タンクトップか、短パンか、長ズボンか変わっていきます。
Noismではいつも黒い服の人が多いのですが、自分は黒い服を着ると緊張してしまうので、普段はあまり着ません」

 *そうなんですね。「黒」を避ける感じなのですね。で、この日のトップスはグレー。そのグレーっていうのは樋浦さんの好みの色なのですか。そして他に稽古着として着るのに好きな色とか、好きなブランドとかってありますか。

 樋浦さん「いちばん好きな色は藍色、紺色です。落ち着きます。スポーツ用品のブランドでは、アディダスの服が多い気がします」

 *なるほどです。短パン、紺色ですものね。樋浦さんが稽古着の色に求めるものは「落ち着き」、理解しました。

 *あと、この日は美しい野外の緑の上ということもあってのことでしょう、裸足ですが、お約束の「アレ」についてもお訊きします。普段の稽古で身につける靴下に好みなどはありますか。

 樋浦さん「最近はユニクロの靴下を履いています。たくさん色の展開があるので毎回選ぶのが楽しいです。あとはナイキの靴下も指が開いて踊りやすいです」

 *ユニクロで色を選ぶ楽しさ、よくわかります。それでも、いつも似たような色選んじゃうんですけどね、私の場合。あと、ナイキの靴下はそうなのですね。メモメモメモ。

纏う2: 樋浦さん思い出の舞台衣裳

 *これまでの舞踊人生で大事にしている衣裳と舞台の思い出を教えてください。

ん?この感じ…?

 樋浦さん「黒田育世さんの『ラストパイ』という作品との出会いは自分の人生の転機でした。衣裳は山口小夜子さんのデザインです」

 *おお、そうなのですね。『ラストパイ』は未見な私が、なにか見覚えみたいなものがあるように思ったのですが、それ、山口小夜子さん繋がりなのだと。基本、黒の装いに赤のラインが走る印象的なヴィジュアルから、米国のスティーリー・ダンによる傑作アルバム『彩(エイジャ)/Aja』(1977)、そのジャケットに写る山口小夜子さんの装いに通ずるものを感じたのでした。じっくり見較べるてみると結構違っているのですが、瞬時に浮かんだ印象です。まあ、それ自体、あくまでも寡聞な私の個人的なものに過ぎませんけれど。

 *話が逸れてしまいましたね。スミマセン。元に戻しまして、その転機となった『ラストパイ』についてのお話、もっと聞かせてください。

 樋浦さん「2018年のDance New Airという東京のダンスフェスティバルでのプログラムとして上演された際に出演しました。この作品は、2005年にNoism05が黒田育世さんに振付委嘱して製作されました。初演時は、穣さんや佐和子さんも踊られていました。
自分がこのとき担ったパートは、初演時は平原慎太郎さんが踊られていたところでした。衣裳も当時から同じものがずっと受け継がれているそうです。何回も床に倒れる振付があるので、左肘に緩衝材があてがわれているのが印象的でした」

 *なるほど、興味深いお話ですね。で、「転機」となったという点について、更にお願いします。

 樋浦さん「自分がこの作品と出会ったのは2017年で、その時は穣さんのパートを踊りました。当時は大学4年生で、もう踊ることはそろそろやめようと考えていました。
穣さんのパートは40分間絶えず踊り続けるので、身体が本当にもげそうになるのですが、この時自分の身体がまだまだもっともっと踊りたいと感じていることに気づいたのです。
本番を終えたあとに、いつも優しい笑顔で話す育世さんが、鋭い眼光で『踊りなさい』と言ってくれました。この時かけてもらった言葉は、今でも自分の舞踊人生を力強く支えてくれています。育世さんは自分の踊りの恩人です。
写真は2018年の公演のゲネプロ後に、誕生日を祝っていただいた時のものです」

 *なるほどです。それはまさしく「転機」ですね。樋浦さんの現在に繋がる重要な「鍵」を握る作品を踊る機会だったってことなのですね。更にそれに加えて、Noismとの「縁」をも感じるお話と受け取りましたが、その2017~18年頃、樋浦さんはNoismに関して、どのような思いをお持ちでしたか。

 樋浦さん「2018年は『NINA』の埼玉公演を観に行って、衝撃を受けました。その時は自分がNoismに入ることは全く考えていませんでした…。でも、元Noismのダンサーと海外のオーディションで出逢ったり、東京で出逢ったり、少なからず影響は受けていたと感じています」

 *導かれるべくして導かれて今に至っている。私たちにはそう思えますね、うん。そうそう。やはり「縁」ですよ、「縁」。

纏う3: 樋浦さんにとって印象深いNoismの衣裳

 *Noismの公演で最も印象に残っている衣裳とその舞台の思い出を教えてください。

 樋浦さん「『Fratres』の衣裳です。禊(みそぎ)へ向かう白装束のような、特別な儀式に向かっていく感じがします。Noismでの踊りはいつもものすごく緊張しますが、この衣装を着るときは特にビリビリとします」

 *はい、はい。わかります。「白」と「黒」、対極と言える見た目の色彩的な違いを超えて、内面的にと言うか、精神的にと言うか、通ずるものがありますよね。で、『Fratres』は樋浦さんにとって、基本、緊張するという「黒」ですから。でも、その「黒」を纏った「ビリビリ」の緊張状態を通過して、作品内世界へと越境し、憑依したりトランスしたりしていくのでしょうね。

 *Noism Web Siteへのリンクを貼ります。
 2019年の『Fratres I』、2020年の『Fratres III』の画像をどうぞ。

 *それこそ、前沢ガーデン野外ステージでの『セレネ、あるいはマレビトの歌』も、途中まで『Fratres』でしたけど、張り詰めた厳かさはあっても、特別、緊張の「ビリビリ」は感じませんでしたよ。

纏う4: 普段着の樋浦さん

凝ったローポジションからの撮影は
前回ご登場の…

 *この日のポイントと普段着のこだわりを教えてください。

 樋浦さん「普段着は、ゆったりとした服を着ていることが多い気がします。
新しい服を買うことが滅多にないので、稽古着も普段着も古着が多いのですが、このTシャツはH&Mで一目惚れして買ってしまいました。お気に入りです」

 *おお、盆栽のTシャツ!凡才の私ですが、何やら惹き付けられるものがありますねぇ。(笑)これ、相当エモイんじゃないでしょうか。添えられた「OBSERVATION(観察)」と「KNOWLEDGE(知識)」というふたつのワードも、描かれた盆栽の松が漂わせる佇まいを引き立てて、何だか意味深ですし!
そして、何より前沢ガーデン(と野外ステージ)というロケーションにピッタリではないですか。こちらのTシャツと前沢ガーデン野外ステージでの公演との間に何か関連はありますか。

 樋浦さん「あまり意識はしていなかったです…。半袖を昼間から着れるくらい暖かくなったので、嬉しくて着ていました」

 *そうなんですね。では、これはそもそものお話になるのでしょうが、古着はお好きと考えていいですか。

 樋浦さん「稽古着はすぐ汚れたり傷がついてしまったりするので、古着の方が気兼ねなく使えるのでよく利用します。あまり古着自体にこだわりが強くあるわけではありません」

 *ほお、そうなんですね、ほお。じゃあ、稽古着として着る古着に絞って、もう少し教えてください。

 樋浦さん「ダンサーの仲間や先輩から、着なくなった稽古着を譲り受けたりすることがあります。人の縁を感じたり、あの人の踊りすごかったなあとか、たまに思い出す時間は自分の支えになっているように感じます」

 *なるほど。そうした場合の古着って、単に古着というだけではなくて、繋がりや記憶も込みの稽古着ってことなのですね。いいお話しです♪

 *あと、これは服からは離れてしまうのですが、最後にもうひとつだけ。首から下げておられるお洒落なカメラについて教えてください。

 樋浦さん「FUJIFILMのX-E3というモデルのカメラです!最近中古で購入しました。レンズもとても気に入っています」

 *昔のフィルムカメラにあったようなボタンとかダイヤルが付いたレトロな感じのカメラなんですね。そして、撮影もカメラ任せのオート撮影機能ではなく、自ら設定を行うモデルのため、撮る人の個性が色濃く出るカメラなのだそうですね。その点、樋浦さんにピッタリかと。うん、お洒落です。カメラもそれをさりげなく首から下げた樋浦さんも♪
樋浦さん、どうも有難うございました。

樋浦さんからもサポーターズの皆さまにメッセージを頂いています。

■サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつもあたたかいご支援をありがとうございます。
感染症への警戒も落ち着いてきましたので、みなさんと直接お会いしてお話しできる機会を心待ちにしております。
今後もみなさんへいい舞台をお届けできるよう、精進いたします」

…ということでした。以上、「纏うNoism」第7回、樋浦瞳さんの回はここまでです。樋浦さん、色々と有難うございました。

これまで、当ブログでご紹介してきた樋浦さんの他の記事も併せてご覧ください。

 「私がダンスを始めた頃」⑳(樋浦瞳さん)
 「ランチのNoism」#19(樋浦瞳さん)

今回の「纏うNoism」、いかがでしたでしょうか。では、また次回をどうぞお楽しみに♪

(shin)