5歳のときにミュージカルを始めました。母が若い頃通っていたスタジオに、とりあえず1年だけでも通わせたいという母の想いで連れていかれました。
そのスタジオにはダンススクールとミュージカルスクールがあり、年に1回舞台がありました。初舞台では、出番が終わり舞台袖で母に「照明があたって楽しかった」と言ったそうです。公演後ミュージカルを続けることを決めて、ダンスも少しずつアフリカンステップ、タップダンス、ジャズダンス、hiphopなどを始めていきました。
しかしミュージカルクラスの中で月に1度のバレエクラスがとても嫌いで、ずっと、なぜ綺麗にしなければいけないのか、なぜピチッとしたタイツを履かなければいけないのかなどと思いながらバレエレッスンを受けていました。
時が経ち、ミュージカルスクールは中学3年生で卒団という決まりだったので、卒団前にはダンスを続けることを決意。そのとき、先生に「ダンスを続けるならバレエを始めなさい」と言われ、渋々バレエを始めました。しかし、これが自分の転機で、自分の身体の変化が楽しくなり、みるみるバレエが大好きになっていました。高校2年生のとき、男性のバレエの先生から指導を受けた方が良いと紹介していただき、バレエ教室に通うことになりました。そして高校3年の進路を考える時期に、バレエのコンクールに出てみないかと声をかけていただき、がむしゃらに挑戦してみたところ、スカラーシップをいただき、アメリカのJoffrey Academyに2年間留学しました。今まで自分がプロのダンサーになりたいとも、なれるとも思っていませんでしたが、そこで素敵なダンサーの方々に出会い、ダンサーになりたいと強く思うようになっていました。
振り返ってみると、私は様々な方に出会い、刺激を受け、導かれてここにいます。全てのことに感謝を忘れず、頑張っていきます。
(つぼたひかる・1999年兵庫県生まれ)
坪田さん
ありがとうございました!
小さい時の写真、とてもかわいいですね♪
子どもの頃からダンスが好きで、それからバレエが好きになって、いつも周りに導いてくれる人がいて、身近に踊りがあったのですね。
坪田さんの柔らかくて表情豊かな伸び伸びした動きに、Noism2入団の時から注目していました♪
これからもがんばってくださいね!
(fullmoon)
fullmoon さま
コメント有難うございました。
坪田さんから提供された写真3枚、そのうちの2枚に収まる幼い坪田さんの可愛らしさは目を惹くものがありますよね。
そして、Joffrey Academy 時代のものと思しきもう1枚がとらえた跳躍の美しさ。こちらも見惚れました。
また、fullmoon さん同様、私にも思い出す公演がありまして、それは坪田さんがNoism2に加入して間もなくの2019年11月の鳥取県・BeSeTo演劇祭。廃校の体育館で上演されたオムニバス作品『Mirroring Memories -それは尊き光のごとく』中に織り込まれた『Nameless Voice -水の庭、砂の家』で、奇妙極まりない「P」を踊った坪田さんの姿です。初演時には中川賢さんが踊った「軟体動物」のような異形を任されてのNoism デビュー。頭部を含めて、全身タイツで見せた軟らかさ。そして漂うちょっとフェミニンな雰囲気は中川さんにも通じるものがあり、「誰?頑張ってる」、そう感じたのをよく覚えています。
それから約2年、今度はNoism1メンバーとしてどんな踊りを見せてくれるか、楽しみでなりません。
坪田さん、応援しております。
(shin)