さて、昨年末の12月28日に新潟日報がまずデジタル版にて「金森穣さん退任意向」「任期更新せず」(朝刊は12/29)と報じて以来、ずっと心を痛めております。 ご存知の通り、2004年に金森穣さんがりゅーとぴあの芸術監督に就任し、その際、国内初の公立劇場専属舞踊団Noism(現Noism Company Niigata)(以下、Noism)も発足しました。その後、20年以上の長きにわたり、金森監督とNoismは、一地方都市の新潟市にあって、県外からも、国外からも集客する芸術性の高い舞台で私たちを魅了し続けてくれただけでなく、他方、その磨き抜かれた身体を用いて、出前公演や各種ワークショップ、オープンクラス等を開催し、求められた「市民還元」も年々充実させて今日に至っております。「レジデンシャル・カンパニー」の故、全員が新潟市民である舞踊家たちが示す舞踊への献身が国内外からの高い評価を得ていることは言うに及ばず、そのNoismを擁する新潟市に、そして私たち新潟市民にさえ、羨望の眼差しは注がれており、まさに私たちに「シビックプライド」を感じさせてくれる存在であり続けていることもご承知頂いていることと思います。
「私たちは日本人であり、私たちの伝統には、西洋文化と完全に反対の身体の使い方があります。だから私たちのカンパニーではその両方を組み合わせようとしています」(”Since we’re Japanese, and in our tradition, we have this way of using our bodies, completely opposite to the Western culture. So in our company, we try to combine both, you know.”)(金森さん)
「動きのトレーニングとその背景にある哲学を組み合わせることができて本当に素晴らしかった」(”So it was really nice for me to combine the training of the movement with the philosophy behind. So it was very cool.”)(ワークショップの参加者)
12月の新潟と埼玉での「凱旋公演」も楽しみ過ぎますが、同時に、BSN坂井悠紀ディレクターには、Noismの新作ドキュメンタリーも期待したいところです。片道十数時間の移動プラス正味6日間の滞在を密着した訳ですし、この「10分間」でおしまいってことはないですよね。2021年に文化庁芸術祭賞テレビ・ドキュメンタリー部門で大賞を受賞した『芸術の価値~舞踊家金森穣 16年の闘い』、そしてドイツの「ワールドメディアフェスティバル2024」でドキュメンタリー部門(Documentaries: Arts and Culture)金賞受賞の『劇場にて-舞踊家 金森穣と新潟(英題:On Stage)』に続くものが見たいです、切実に♪坂井さん、そこんところ、ヨロシクってことで。
Noism2のメンバーの皆さん、山田さん、浅海さん、胸熱で素敵な舞台を有難うございました。この日観た子どもたちも、大人たちも、みんな新潟(市)にはNoism Company Niigataという世界に誇るべきカンパニーがあることをはっきり認識し、「文化」というものを心ゆくまで堪能したものと思います。冬枯れの景色のなか、そんな高揚する気持ちのままに帰路につきました。
③ 「新潟日報デジタルプラス」の連載記事(全4回)「新潟からの挑戦Noism(ノイズム)20年」です。 こちらでは、以下にX(旧twitter)「新潟日報ニュース」のポストへのリンクを貼らせていただきます。 【各記事の全文を読むためには、新潟日報パスポート(ID)の登録が必要となります。(新潟日報ご購読の方は無制限で利用できます。)】