金森さん慰留に向け、「さわさわ会」他との連名で中原八一 新潟市長に「質問・要望書」を送る(2026/1/5)

皆さま方、新年明けましておめでとうございます。今年もこれまで同様、否、これまで以上に、NoismサポーターズUnofficialと本ブログを宜しくお願い申し上げます。

「これまで以上に」、そう入れましたのも、昨年の年の瀬になり、突然に、金森さんの「退任意向」が報じられたからに他なりません。報じた新潟日報紙は翌朝、「任期巡り新潟市と溝」「制度変更で折り合わず」と、その「退任意向」についての背景を伝える続報も打っていますし、金森さんもご自身のブログに、「私が任期更新を固辞する理由〜レジデンシャル制度が抱える諸問題」として、市と財団に提出した書面をアップされていますから、その「溝」とされるものが概ねどういうものなのかはご存知のことと思います。

更に、本日(2026年1月5日)夕方になって、新潟日報デジタルが、「『尊重するしかない』と中原八一新潟市長 『立派な活躍をしてこられたと思うので、大変残念』とも」との見出しで新たな記事を配信しているような状況にあります。

私たちは、新潟市での金森さんとNoismの持続可能な活動を求めて、更には、金森さんが常日頃から口にされてきた「劇場文化100年構想」の思いを、今後も新潟市で一緒に追い続けていきたいという願いを込めて、今、時間の猶予もないだろうなか、この状況を打開することを目指して、やれることは何でもやっていこうという気持ちでおります。

なので、型通りの新年のご挨拶では済まず、その中に、「これまで以上に」を入れる必要を感じたような次第です。声をあげ、思いと力を結集して動いていくのは、今この時を措いて他にないとの認識でおります。皆さま方、何卒宜しくお願い致します。

以下に、本日(2026年1月5日)、私たちが「さわさわ会」他との連名のかたちをとりまして、中原八一 新潟市長に送った「質問・要望書」(全文)を掲載します。少し長いものにはなりますが、是非、私たちの心からの思いの丈が綴られたものとしてお読みいただき、ある種閉塞感も漂う現状に対して、風穴を開けるべく、一緒に立ち向かう気持ちをお持ちいただけますよう重ねてお願いする次第です。

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「りゅーとぴあのレジデンシャル制度」に関する金森芸術監督の意向の取り扱いについて(質問および要望)

新潟市長・中原八一殿

市政への日頃からの並々ならぬご尽力に深く敬意を表します。

さて、昨年末の12月28日に新潟日報がまずデジタル版にて「金森穣さん退任意向」「任期更新せず」(朝刊は12/29)と報じて以来、ずっと心を痛めております。
ご存知の通り、2004年に金森穣さんがりゅーとぴあの芸術監督に就任し、その際、国内初の公立劇場専属舞踊団Noism(現Noism Company Niigata)(以下、Noism)も発足しました。その後、20年以上の長きにわたり、金森監督とNoismは、一地方都市の新潟市にあって、県外からも、国外からも集客する芸術性の高い舞台で私たちを魅了し続けてくれただけでなく、他方、その磨き抜かれた身体を用いて、出前公演や各種ワークショップ、オープンクラス等を開催し、求められた「市民還元」も年々充実させて今日に至っております。「レジデンシャル・カンパニー」の故、全員が新潟市民である舞踊家たちが示す舞踊への献身が国内外からの高い評価を得ていることは言うに及ばず、そのNoismを擁する新潟市に、そして私たち新潟市民にさえ、羨望の眼差しは注がれており、まさに私たちに「シビックプライド」を感じさせてくれる存在であり続けていることもご承知頂いていることと思います。

ですから、私たちは、同新潟日報紙が件の記事の約1ヶ月半前(11/5)に報じていた、(芸術監督は)「金森さんに続投を」を既定路線と信じて疑うこともありませんでした。その記事はまた「Noismが今後も新潟で発展していく上で、金森監督の役割は非常に重要。引き続き率いてもらうことが望ましいと、委員でも意見が一致した」と有識者会議の座長を務めた片山泰介・青山学院大教授の言葉も紹介しています。この発言は、新潟市におけるNoismの今後の発展がそのまま、新潟市への寄与になるという見解を示すものと読んで間違いないものと考えます。
ところが、年末に至り、「退任意向」の報道を突きつけられたのですから、大きな衝撃を受け、戸惑っているような次第です。

その「退任意向」報道が出たタイミング(12/29)で、金森監督は自身のブログにて、「任期更新を固辞する理由」を明らかにしてくれました。金森監督によれば、「理由」は4つ。①芸術監督の任期に「最長二期10年」の上限があること、②専用スタジオがないこと、③担当の財団職員の増員、④専属舞台スタッフの増員、ということでした。

Noismの新潟での「発展」に繋がる方向性で、この先を展望しようとするなら、金森監督による「理由」①の「任期」に関しては、芸術家としての当然の思いと理解できますし、この間も一貫して改善(撤廃)を求めていたことは想像に難くありません。退任(解任)は「才能の枯渇、あるいは能力の低下」によるべきとする覚悟に深く感じ入るものです。そして②から④の「理由」については、市の財政状態とも関わるものでしょうが、ここまでの「前例のない」顕著な活動に鑑みて、知恵を出し合うことで突破口が見つけられなかったのか、と残念に思うものばかりです。また、「理由」④に伴う支出には収入となって返ってくる側面も大きいと考えられます。
4つはどれも至極妥当なものに思える訳で、金森監督はその芸術家としての信念と良心とから、「妥協できない」としていますが、協議のあり方次第では、「固辞」や「退任意向」には至らずに済む途もあるのではないかと今でも思っています。

そうした金森監督が公開した「任期更新を固辞する理由」(4つ)について、改めて、見解をお聞きしたいと思います。

そして、「退任意向」が報じられて以降の日付にも解せないものがあります。衝撃的だった新潟日報の第一報(12/28デジタル、12/29朝刊)によりますと、新潟市は「(退任について)まだ正式に聞いていないのでお答えできない」(新潟市文化スポーツ部・高田章子部長)としているにも拘わらず、新潟市芸術文化振興財団(以下、財団)は早くも同朝刊が出た当日(12/29)に、「お知らせ」として「金森監督への感謝と、そのレガシーを引き継いでいく決意を込めて」とする踏み込んだ内容の文章を発表しています。

折しも、官公庁は年末年始の閉庁期間に入っておりますし、きちんとした対応などなされ得ない頃合いだった訳で、誰がどういう責任でこうした文章を書き、更に発表までしてしまえるというのでしょうか。疑問であり、不可解以外の何ものでもありません。
財団による当該「お知らせ」は、信義誠実の原則に照らして、正式なステートメントとしてのあり方に疑義を覚えざるを得ません。そのあたりについても見解をお聞かせ願います。

金森監督とNoismは国内では「前例のない」唯一無二の「レジデンシャル・カンパニー」として、ここまで新潟市とともに誇らしい日々を歩んできたのですし、この先も世界に冠たる「前例のない」歴史を、新潟市とともに刻んでいって欲しいと心から願うものです。そのポテンシャルを金森監督とNoismは有していると信じています。5年や10年という年限で他と取り替えるなど出来よう筈もない傑出した舞踊団であり、それを実現した得難い芸術監督であるということを過小評価し過ぎではないでしょうか。

新潟市は、改めて金森監督がいて、Noismがあることの意義を見つめ直して、これまで獲得してきた世界的な名声を、市民とともに誇らしく思い、より積極的に発信していくべきだと思っています。
そして今一度、金森監督のもと、国内外から羨望の的たる「Noismのある新潟市」、その発展的な「前例のない」未来の姿に向けての協議を求めたいと強く思うものです。

以上、この間の経過を辿りながら、質問と要望をさせて頂きました。よろしくお取り計らいくださいますようお願い致します。
また、この質問と要望について直接お伝えしたいと考えておりますので、多忙とは存じますが、面談の機会を設けて頂けますよう重ねてお願い申し上げます。 

                             令和8年1月5日

代表団体名:舞踊家 井関佐和子を応援する会「さわさわ会」、シネ・ウインド、安吾の会

住所:新潟市                  代表 齋藤正行
連絡先:電話                   FAX     
    メール

NoismサポーターズUnofficial 事務局長(代表) 越野泉

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今後も何か動きがありましたら、本ブログにてもご紹介させていただくつもりです。声をあげることは力になると信じております。引き続きよろしくお願いいたします。

2026年元日、活動支援会員に届いた年賀状。
願うのは「これからもずっと」。

(shin)

「金森さん慰留に向け、「さわさわ会」他との連名で中原八一 新潟市長に「質問・要望書」を送る(2026/1/5)」への22件のフィードバック

  1. shinさま
    市長への「質問・要望書」ブログアップ、ありがとうございました!

    皆様、この文書は本日1/5、簡易書留・速達で市役所・市長宛に郵送したので、1月6日(火)に市長に届くと思います。
    返答が待たれます。
    (fullmoon)

    1. 金森さんが望むような劇場のあり方を、どうか対話を通じて新潟の皆さんに見つけていただきたいと思います。

      市、そして財団側となんとか対話の糸口を見つけてください。劇場という場所は、金森さんが最も傷つき、不満に思っていることをこそアーティストと市という立場の異なる人同士が、心行くまで話せる開かれた対話の場所であってほしいと思います。

      金森さんが無理なら、後に続く若いアーティストたちは更に不利で、閉塞した状況のなかで道を進んでいかなければなりません。

      今は根拠法としての劇場法もあります。

      Noism、そして新潟の行く末を注視しています。

      何卒よろしくお願いいたします。

      1. Kazuho Matsumotoさま
        コメントありがとうございます!

        この度はKazuho Matsumotoさんが書かれたNoteのリンクをサポーターズ・メールマガジンに掲載させていただきました。
        どうもありがとうございました!
        許可を得ないでの掲載で誠に申し訳ありません。

        それなのに、あたたかく、示唆に富んだコメントをいただき感謝しております。
        Kazuho Matsumotoさんの文書には大変感銘を受けましたし、心強く思っております。
        そして、コメントに書かれている通り、対話の糸口を何とか見つけたい思いで、有志で「質問・要望書」を市長に送りました。

        これからもアドバイスをいただけると幸甚です。
        引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

        皆さま、Kazuho MatsumotoさんのNoteです。
        「2027年、Noismは本当に終わってしまうのか?
        —金森穣氏が提示した「問い」を私たちが受け止めるために」
        https://note.com/1st_x_ep/n/n4931578bf30b

        (fullmoon)

        1. Kazuho Matsumoto さま
          お気持ちのこもったコメント有難うございます。大変心強いものがあります。
          仰っておられる「対話」の必要性をこれほど強く感じることもありません。

          前例のない「新潟市のNoism」に向き合う「新レジデンシャル制度」は、とりもなおさず、その前例のなさ故に最も必要であった筈の「対話」が、導入時点で不足していた(或いは不在だった)と言わざるを得ず、そこに起因する事態だということは火を見るより明らかです。
          ならばこそ、今、Kazuhoさんが触れられた「劇場法」の精神や金森さんの「劇場文化100年構想」の志が目指すところを視野に収めつつ真摯に「対話」していくことを求めたいと思います。

          金森さんが新潟の地に根付かせようと努めてきた「劇場文化」の種子、その収穫期はまだまだ先なのです。今は虚心に「新レジデンシャル制度」の軌道修正を図り、これまで20年あまり費やしてきた時間とお金を無駄にしない賢明さをもって「対話」を重ねていくことが望まれます。
          (shin)

  2. 皆様
    1/5配信のサポーターズメールマガジン88号の記事(一部)も
    ご覧ください。
    Kazuho MatsumotoさんのNoteは最後の方です。
    ───────────────────────
    0. 金森芸術総監督2027年8月末で退任意向!?
    ───────────────────────
    2025年12月29日、新潟日報が一面で、
    「金森穣さん退任意向(2027年8月末)任期更新せず」
    と報じました!

    ●「衝撃!激震!新潟日報が報じた「金森穣さん退任意向」!(2025/12/28→29)」by shinさん
    https://noism-supporters-unofficial.info/supporters-blog/shin/18854/

    BSN新潟放送ニュース
    https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2376673

    金森さんX(2025.12.29):
    【報告】りゅーとぴあレジデンシャル制度の芸術監督任期更新に際し、新潟市及び財団に提示した条件が不許諾となったことを受けて、誠に遺憾ながら2027年8月(第1期満期)をもって退任する意向を固めました。誤解や憶測を避けるために、提出した書面をブログにアップしました。https://jokanamori.com/2025/12/29/490/

    その次の金森さんX(202512.30):
    「私がなぜ芸術監督の任期10年の上限撤廃を求めているか、そこにどんな問題があると考えているかに関して、誤解が生まれそう(誤解している方がいるよう)なので、改めてその真意を説明しておきたいと思います。ブログに記しましたので、是非お読みいただければと思います。」https://jokanamori.com/2025/12/30/496/

    皆様ぜひブログをお読みください!

    新潟市におけるNoismの活動は、20年以上の年月をかけて築かれ、国内外から高い評価を受けてきました。
    その時間の中で、私たちは多くの作品と出会い、考え、心を動かされてきました。
    それだけに、今回の判断に戸惑いや残念な思いを抱いている方も少なくないと思います。

    一方で今回の状況は、Noismの評価や実績を否定するものではなく、公共的な要請のもとで役割や活動規模が拡張してきた結果、現行の制度や仕組みが、成熟段階にあるレジデンシャル団体をどこまで支えられるのかという限界を浮き彫りにしたとも言えす。

    5年、あるいは10年ごとに団体の更新を前提とする制度が、どのような「文化」を見据えているのか。市として、どのような文化政策を描こうとしているのか。
    これらは切実な問いとして丁寧に問い直されるべきテーマではないでしょうか。

    新潟の文化にとって望ましい制度とはどのようなものか。
    Noismの歩みを、どのような形で次の段階へと昇華させていくのか。
    限られた時間の中で、それぞれの立場から考え続けていければと思います。

    ※「Nosim 金森穣芸術総監督の退任意向を巡る反応」Xまとめ
    by のいさん
    https://posfie.com/@neuesach/p/hKtJCEi
    https://x.com/neuesach/status/2006924613905953214

    ※Note「2027年、Noismは本当に終わってしまうのか?
    ——金森穣氏が提示した「問い」を私たちが受け止めるために」by Kazuho Matusmotoさん
    https://note.com/1st_x_ep/n/n4931578bf30b

    (fullmoon)

  3. 新潟市外在住の鑑賞者としてコメントします。
    これまでNoismの公演をきっかけに、新潟市を何度も訪れてきました。作品を観るために足を運び、公演前後に市内で食事をしたり、買い物をすることも自然な流れでした。
    市外の立場から見ても、Noismが新潟という場所に人を呼び、継続的な来訪や市内で過ごす時間を生んできたことを実感しています。
    そうした来訪を当たり前のものとして続けてきたのは、私一人にとどまりません。それだけに今回の状況を知り、長期的な芸術活動をどのような制度で支えていくのかという点について、あらためて考えさせられています。

  4. のい さま
    コメント有難うございました。
    行政が芸術を支えるに際しての「制度」の在り方が問われる案件ですよね。本来的には。

    しかし、私はその「制度」以前の「姿勢」も問題視しています。否、今、ここ新潟市ではその「姿勢」こそ問題だったと言えるのではないでしょうか。(この先、少し毒を含む言い方になるかもしれません。)

    Noismというポテンシャルに富むコンテンツを抱える(敢えて、ここでは「抱える」と言っておきます。)新潟市がその優良コンテンツを稼働させる意思を見せたことがあったでしょうか。JR新潟駅にも、新潟空港にも(どちらもほんの一時期を除いて)市が抱える舞踊団の掲出はありません。世界に名を轟かす舞踊団を市自らが抱えている訳ですから、誰に気兼ねすることなく行える筈なのに、です。それがあれば、のいさんを始め、Noismを観るために来新される方々はどれほど嬉しい気持ちになれたことでしょう。所謂「映える」フォトスポットや「聖地」として、SNSを賑わすこともあり得た筈です。それだけでも多くの人々の喜びの創出に繋がっただろうことは言うまでもありません。(如何に要望しようとも、新装なったJR新潟駅構内の観光案内センターに働きかけを行い、Noismのポスター1枚貼ろうとする姿勢すら見せてくれなかったことも、そうした「姿勢」の一例です。)

    そうした「姿勢」を前提にすると、それが反映された「制度」などたかが知れているというものです。
    で、その「姿勢」こそ、Kazuho Matsumotoさんがお書きになった通り、行政サイドの「平等性」信奉(「悪平等」)から生じるものであり、「取替可能」なことを望ましいと感じていると言わざるを得ません。世界に冠たる舞踊団Noism Company Niigataを抱えてもなお、「取替可能」性の方を選びたいのです。

    (毒が過ぎました。中和していきたいと思います。)
    今こそ、思いがけず抱えることになってしまった世界基準の「芸術」に向き合って、その芸術監督と改めて「対話」を行って欲しいと思うものです。そんな機会に恵まれる自治体などそうそうある訳がないのですから、その際、最も必要になるのは、これまで重ねてきた20年あまりの時間の重さを見誤ることなく、(ましてや、軽視することなどあってはなりません。)それを基に、この先をどう遠望していこうとするか、そうした視点ですよね。ここにきて、漸く、のいさん言うところの「制度」の話に戻れました。
    でも、「姿勢」が変わらないなら、「制度」も変わるべくもありません。
    Noismに与えた時間を取り上げて、またゼロから始める「悪平等」こそ、タイパもコスパも最悪だと気付いて欲しいところです。(また毒が…。スミマセン。)

    「Noismのある新潟市」「金森さんのいる新潟市」はずっと私にとっての誇りであり、希望であり続けてきました。
    市と財団には、改めて金森さんと未来の新潟市を展望する建設的な「対話」を持つことを求めます。そして今度こそ、Noismを抱える新潟市として、(道を違わず、)その恩恵に浴していって欲しいものです。
    (shin)

  5. 皆さま
    本日1/6(デジタル版は1/5)、新潟日報12面に記事が掲載されました。
    https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/756791

    市長は、「金森さんの意向を尊重するしかない」「大変残念」と述べられたそうですが、
    まだ間に合います。
    「大変残念」であり、「意向を尊重する」のであれば、
    まずは、金森さんが提示した4つの条件を尊重し、再度、真摯に検討すれば「大変残念」ではなくなります。
    できない相談ではないと思います。

    この4つの条件は密接に関わり合っており、この条件を叶えることこそが、金森さんのみならず、次代の芸術監督がレジデンシャル舞踊団を引き継いでいける唯一の道です。
    立場的なことや、予算内で全て収めようとする政策では、この先の破綻が見えています。
    市・財団の再考、翻意を強く求めます。

    私共が提出した「質問・要望書」への市長の返答はまだありませんが、
    他の諸団体にも呼びかけて、市の翻意を促す声を届けていく所存です。
    皆さまのお力添えを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
    (fullmoon・NoismサポーターズUnofficial事務局長(代表)
    越野泉)

  6. 新たな文化が根付いて熟成するまでには、2世代か場合によっては3世代くらい時間を要するのではないでしょうか。
    その時新潟市は、きっと得難い貴い存在に深く感謝するのではないでしょうか。ミラノやパリのオペラ座やザルツブルク音楽祭のようなハレの場と楽しみと国内外からのお客様をもたらしてくれ、市民がこの街を好きで誇りに思い、ずっと住みたい憧れの都市の一つに名前を連ねるでしょう。
    今の新潟市に、新潟市といえば◯◯と言える得難いブランドをもたらしてくれることを想像してみませんか。楽しくてわくわくしませんか。
    世界に通用する芸術集団が新潟市を選んでくれた絶好のチャンスを自ら捨てるのは、将来世代にも申し訳ないと思います。良くない前例を作ってしまっては、一流の文化集団を招聘することは今後きっと困難になることは容易に想像されます。
    人は、若者は特に遊びを求めます。それは、スポーツやJ-POPだけでなく、クラシック音楽や舞踊(ダンス)やバレエや演劇や美術展など様々です。
    私は仕事で長い期間海外にいました。言葉が通じなくても人に何かを表現できる
    舞踊(ダンス)やバレエや音楽などの楽しみにとても慰められました。
    そしてそれらの文化が国内外から人をひきつける魅力を実感しました。きっと人口流出防止策にもなることでしょう。
    文化はそう簡単に醸成できるものでないことは、発酵文化の恩恵をご存じの新潟の方々なら、きっと理解できることと信じます。
    今すぐ金森さんの全ての要望を満たすことは難しくても、新潟市にこれまで以上の発展の可能性をもたらす芽を摘むことだけは避けていただけないでしょうか。
    新潟市が大好きで毎年ふるさと納税もさせていただき、シネウィンドのクラウドファンディングにも参加させていただき、毎月の半ば近くを新潟市で暮らす2拠点居住者として、新潟市のご英断を心から願ってやみません。

    1. imash_hama(今井豊重) さま
      この先を見据えた心強いコメント有難うございました。
      仰る通りですよね、ホント。

      財政事情もあることでしょうが、Noismは現在は勿論、将来に渡って、街の魅力であり続けるお墨付きのコンテンツなのですから、それを見越した「投資」という意味合いにも大きなものがあると思います。
      現在、Noism2が取り組んでいる小学校へのアウトリーチ活動は大変好評を博しております。で、その世代が自ら劇場に足を運ぶようになったときに、Noismがいないことにでもなれば、それはある意味、(道義的には)裏切り行為にすらなりかねませんよね。

      国内外から観客を呼び込んでいるNoismに、「Destination Niigata(目的地・新潟)」としての機能が十分備わっていることは疑いようのない事実です。それをフルに活用出来てこなかっただけなのです。

      新潟市には、そうした点にも鑑みて、「制度」の軌道修正を求めている次第です。敬意と誇り、そして展望をもって、「掌中の珠」に向き合い、協議を続けていって欲しいものです。
      私たちも新潟市の英断に期待しています。
      (shin)

  7. shin さま

    ご返信ありがとうございます。
    私は、人には、特に次世代を担う若者たちには、身体を健全に丈夫にする栄養だけでなく、心を健全に丈夫にする栄養としての、じーんと来る感動や好奇心・探求心を刺激して一回り大きな人間に育てるために必須の想像力をかきたてる感動がとても大切だと思います。
    Noismsの舞踊(ダンス)も正にその栄養源です。
    その舞踊(ダンス)を観て、これで演者・演出家は何を私たちに伝えようとしているのか想像力を働かし、自分なりの考えをまとめる経験は、人間社会を泳ぎ回るなかで人が暗喩的にしか言わない本音を探るという「生きる力」を育てる貴重な機会にもなると思います。
    名作の本を読んだり、映画を観たりしてその意味をわかろうとする経験に比べても、言葉を介さない分、少し難しく、取っつきにくいかもしれませんが、若い伸び盛りの方々には、その観かたのコツさえつかめれば、すごくわくわくするゲームになると思います。
    まあ、これほど屁理屈こねなくても、単純に美しい踊りを観て、なんてきれいなんだろうと感動し、そういう芸術を創るって素晴らしいなあと、人間に対するポジティブな経験を積み重ねて行ってもらいたいし、そういう機会がすぐそばにある街であってほしいなと思います。

    1. imash_hama(今井豊重) さま
      このような生産的なやりとりを出来ることを嬉しく思います。
      それがたとえ、このように時期であっても、否、このような時期だからこそ、その意義は大きいと考えます。

      次世代の「心への栄養」、まさにまさにです。
      新潟を含む2拠点でお暮らしとのこと、りゅーとぴあでのNoism公演もご覧になられているものと拝察します。そうであれば、新潟では終演後に精力的なアフタートークの取り組みが行われていることもご存知頂けていると思います。
      (これはそのあたりの事情をあまりご存知ない方へのお話しとなるものかもしれませんが、)そのアフタートークでは、近年、金森さんは意識的に「見巧者」を育てていこうという姿勢を強く打ち出しておられます。それは単に上演された舞台の(所謂)解説にとどまるものではなく、およそ舞台芸術全般に対して、仰られるような「観かたのコツ」へのヒントを含む、実に有意義で刺激に満ちたものとなっています。若年のうちに(勿論、年齢などは関係ないことは言うまでもありませんが、それでも)、まさにクリエイターその人を相手に、そうした機会に恵まれる観客が如何に幸福であるか思わずにはいられません。

      imash_hama(今井豊重)さん言うところの「3世代」を要する大事業は、そのまま、金森さんが唱える「劇場文化100年構想」と重なる視座からのものと理解します。
      一方、行政が「単年度」的な発想に縛られがちなこともわかりますが、この局面での新潟市には、それを発展的に越え出る視座をも持ち合わせて欲しいと思う次第です。

      私たちと同じものを見詰める視線でのコメント、大いに励まされました。諦めることなく、声をあげ続けていきます。
      この先も引き続き、サポーターズ及び本ブログを宜しくお願い致します。
      (shin)

  8. shin さま

    ありがとうございます。
    しばらく新潟市に「居住」中です。
    何かありましたら、おっしゃってください。

    1. imash_hama(今井豊重) さま
      とても心強いです。
      感謝しかありません。どうも有難うございます。
      (shin)

  9. shin さま

    関東の私の知り合いの方々は、一様に、Noismは残念だったね、と言います。
    しかし私は、まだ終わっていないと言います。
    新潟県知事があれだけお苦しみになって出された結論にならって、新潟市長も市民の意向を聴取する場を設けられては如何でしょうか。
    ちなみに12日は、トゥーランドットを観に行きます。見終わってから、電車やバスで30分くらいで家に帰れる新潟市民の方々はつくづく羨ましいです。

    1. imash_hama(今井豊重) さま
      同じ思いを共有して頂いておりますことに、感謝いたします。
      現在の閉塞感につきましては、ご承知のように、12/29に新潟市芸術文化振興財団が、「お知らせ」として「金森監督への感謝と、そのレガシーを引き継いでいく決意を込めて」なるものを出したことが、何やら「終結」の意味合いをもって受け止められている要因だと思います。
      しかし、金森さんが「辞めたくはなかった」としていることに、この状況を打開する糸口を見出したいと思うものです。
      このブログ記事にあげた「質問・要望書」ですが、現在のところ、新潟市に届いたという段階にあり、先方からの返答を待っているところです。先ずは私たちが求めている面談機会の設定され、思いを届けることからになりますね。最後まで諦めない気持ちでおります。
      (shin)

  10. 納税者として、これまでの「投資」がゼロにされることに対して異議を唱えるスタンスは如何でしょうか。
    能登沖地震で新潟市も地盤回復を巡り大変なのはわかりますが、目先に捕らわれ過ぎて将来に希望が持てない都市にしてしまったら、今の首長は歴史に裁かれます。人口流出によっても。
    新潟市の誇る明和義人の伝統を今こそ発揮しようじゃありませんか。

    1. imash_hama(今井豊重) さま
      取り組みの観点のご提示、有難うございます。
      私もまったく同感です。訴えるポイントのひとつですね。

      で、このやるせない状況下、私の脳裏に浮かんでくるのは、やはりそうしたこととも大いに関係があるNoismの価値を訴えてくれた平田オリザさんと茂木健一郎さんの言葉たちです。
      それは「柳都会」の折におふたりが語られたものです。そこから元気を得ることが出来るようなものですので、ここでも再度、ご紹介させていただきます。

      先ずは、「劇場法」成立にも尽力された平田オリザさんから。2016年4月23日に開催された「第15回 柳都会」のゲストとして来られた平田さんは、劇場が果たすべき役割を、3つのスパンをあげて、それぞれに異なったものがあると語ってくれました。曰く、「限られたお金で、…3点をバランス良く執り行うことが文化政策として重要」としたのでした。そして、個人的には、「地球の裏側の難民を慰める可能性のある『公共財』を作り続けなければならない」との言葉で崇高な理念をまとめてくれたことは忘れられません。

      次いで、「第18回 柳都会」(2018/2/4)に登場された茂木健一郎さんです。茂木さんはNoismについて、「人口80万人の地方都市・新潟がNoismを抱えて、芸術を培っているのは、欧州ではよく目にすることながら、この日本では奇跡的なこと。例えば、100年後に、コンテンポラリーダンスの歴史が書かれたりするなら、この年代を扱うとき、《金森穣、Noism、新潟、日本》の記載がない筈がない」と語り、私たちの「シビックプライド」にダイレクトに届く言葉を発してくれたのでした。

      その折のレポートは次のリンクからお読み頂きたいと思います。(どちらも拙いレポートですが、そこはご容赦願います。)
      「第15回 柳都会」ゲスト・平田オリザさん(2016/4/23)
      「第18回 柳都会」ゲスト・茂木健一郎さん(2018/2/4)

      「自国ファースト」を掲げ、内向きな姿勢に終始し、崇高な理念を放棄することで、国のあり方としての魅力を急速に減じている大国の例など、まさに呆れかえるばかりな訳ですが、そうした潮流は世界に蔓延していて、その「さもしさ」には失望を禁じ得ないものがあります。それと軌を一にするかのような帰結になってしまってはならないと強く思うものです。平田オリザさんと茂木健一郎さんの言葉から勇気を貰いつつ、崇高な理念に照らし、「新潟の誇り」を持続可能なものとして繋いでいくべく、出来ることはやっていきたいと思っているところです。
      (shin)

  11. 今年初は名古屋市にいました。トヨタ自動車を始め産業の集積地です。
    その名古屋市が年初の新聞に掲出していた意見広告にあった名古屋市の紹介文の冒頭には「文化」を筆頭に、産業等にすぐれるとの表示が読めました。
    そういうことだと思います。
    優れた文化があればこそ、優れた人材が輩出され、その結果産業が隆起して、都市が発展する。
    地域のリーダーとなれる資格は、補助金だけではカネの切れ目は縁の切れ目になるわけですから、カネが紐付かずとも人が寄って来る「人柄」ならぬ「都市柄」を築くことにより得られると思います。
    それは、正に都市の長年の歴史からのみ醸し出される、なんとも言えない魔力のような魅力により成されるものだと思います。
    もったいないことは止めましょうよ、ねえ

  12. imash_hama (今井豊重)さま

    新潟のことをよくご存じの方からの、心強いコメントの数々、
    どうもありがとうございます!
    全くその通りと、感謝感激しております。
    shinさんも熱いコメント返信、諸々ありがとうございます♪

    ほんと、もったいないことは止めてほしいです。
    街の魅力、心の栄養、シビックプライド、これまでの税金投入、等々々、その通りですし、
    その上、財団の求めに応じて、長年「Noism活動支援個人会員・法人会員」としてNoismを直接支援してきた個人・団体のことも、市・財団は考えてほしいです。
    年会費1万円の個人会員、10万円以上の法人会員(以前は30万円以上でした)。そして寄付会員もいます。
    https://noism.jp/support/

    支援し続けてきた諸会員に何の断りも連絡もなく、りゅーとぴあウェブサイトでの「お知らせ」で済ませようとするとはどういうことでしょうか!
    全く納得できません。

    さて、ご報告が遅くなりました。
    本日1月8日 午前中、新潟市文化スポーツ部 文化政策課からメールがあり、
    ・「質問・要望書」を受け取ったこと、
    ・文化政策課にて、対応を調整していること、
    ・返答までにしばらく時間を要すること、
    が書かれていました。

    ぜひ前向きに検討していただきたいです。
    良い返答を期待しております。

    皆さま、引き続きよろしくお願いいたします。
    (fullmoon・越野泉)

    1. fullmoon さま
      ご報告有難うございました。
      先ずは受領の連絡ということで、この先の返答が待たれますね。
      少し時間がかかっても構いませんから、前向きな姿勢を見せてくれることに期待します。

      そして、fullmoonさんご指摘の活動支援会員への連絡という観点、気が付きませんでしたが、「梨のつぶて」というのは失礼極まりない話ですよね、確かに。
      さんざん活動の支援を募っておきながら、いざ協議が暗礁に乗り上げそうな重大な局面に及ぶや、ネット上に「お知らせ」をアップして、それで済まそうなんてのは土台通らない話です。私たちはまだNoismの活動を支援したい気持ちでおります。財団には今こそ誠実に事と向き合う姿勢を見せてくれることを求めます。
      (shin)

  13. 皆さま
    新潟日報紙が、1/10朝刊(デジタル版は1/9)に、「ノイズム金森さん退任意向 市民団体 市に質問書」の記事を掲載し、1/5に私たちが市長宛に送った「質問・要望書」を取り上げてくれました。↓

    https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/759263

    新潟市には検討中とされる対応について、市の未来における魅力の創造(より正確には、継承)に鑑みた、建設的で誠意ある対応を期待するものです。
    (shin)

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