「私がダンスを始めた頃」⑪ 西澤真耶

私が舞踊の世界に入るきっかけとなったのは4歳の時の出来事です。ある日突然、友達から「一緒にバレエやらない?」と誘われて、「うん、やる!」と二つ返事で答えたのがはじまりです。

バレエなんて見たこともなければ聞いたこともなく、何も知らないまま、近所の文化センターで開かれている講座の1つ『子供バレエ教室』に友達と応募しました。しかし応募人数が多かった為に抽選になってしまい、そこで私だけが入ることに。

バレエについての情報が何もないまま教室の扉を開けたのですが、身体が硬くて、音痴で、振り覚えの悪い私にはとても辛く、すぐにでも辞めたいと思っていました。ですが、負けず嫌いの私は自分に出来ないことがあるのが気に入らなくて、誰にも見られないところで自主練をしていたのです。(家族にも見られないように隠れていました。)

練習の甲斐があり徐々にできるものが増えてくると、バレエの先生はすぐに気づいて褒めて下さるので、それが嬉しくて、バレエは辞めずに続けてこられました。

小学校4年生の時、バレエの先生が出演している舞台を観に行きました。『くるみ割り人形』でした。客席に座って舞台を観たのはこの時が初めてで、キラキラした衣裳や舞台の華やかさにも感動したのですが、私の目を釘付けにしたのはダンサーの美しい身体でした。この時の感動から私のバレエへの想いは変わり、後に11年経って今の仕事に繋がりました。

“美しい身体”これは今でも私の目標です。 これからもずっと自身の身体を用いて追求していきたいと思います。

(にしざわまや・1997年東京都生まれ)

「「私がダンスを始めた頃」⑪ 西澤真耶」への2件のフィードバック

  1. ここまでご好評をいただいてきたリレーエッセイですが、
    新作公演を前に、
    15thメンバーのアンカーとして、
    西澤さんをお届けすることが出来ました。
    『Mirroring Memories』では、音楽が鳴ると即、
    血がたぎるかのような「あの」パートでの大熱演が印象的です。
    池ヶ谷奏さんと一緒に踊る
    その痩身、長躯、小顔は”美しい身体”そのもので、
    観る者を魅了することでしょう。

    ああ、そんなふうに考えてみただけで、
    メンバー一人ひとり、ガン見しなきゃって気持ちになり、
    5日後が待ち遠しいこと、この上ありません!
    「楽しみ過ぎる」というものです♪
    (shin)

  2. 西澤さんの目標 は“美しい身体” 、素敵ですね!
    最初はバレエが好きではなかっというのも面白いですね。

    西澤さんは月刊ウインド7月号のNoismコラムに、3歳の頃の不思議な映画体験を書いています。
    「視覚で見せる舞踊家への道」、ますます追及していってほしいです♪

    shinさま、リレーエッセイ掲載、どうもありがとうございました!
    来シーズンは、英語原稿が新たに2件、ですね。
    楽しみにしております♪
    (fullmoon)

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