来る6月5日に、新潟・市民映画館シネ・ウインドのスクリーンにて、井関さんのトークイベント付きでかかる予定を知り、そういえば、暫く観てなかったなぁなど思っていると、Noism official から「改訂版」公開などという告知が出されて、「えっ!?」ってなったのも事実。何の話かと言えば、勿論、映像舞踊『BOLERO 2020』のこと。

でも、同時に、「またやられちゃったな」とも思う。金森さんらしさ、或いは「金森イズム」は「紫綬褒章」受章前後でも変わる筈などなく、時間があれば、とことん作品に手を入れ続け、より「届く」ものを模索しようとするので、その都度、虚を突かれて、「またやられちゃったな」になる訳で。それは今回も。そんな「改訂版」。
で、久し振りに観てみました。
池ヶ谷奏さんとタイロン・ロビンソンさんの姿を観て、「ああ、やはり『2020』なのだ、これは。『2020』のメンバーが残してくれた作品なのだ」と懐かしさも込み上げてきたりして見詰めていると、…。
変わっている、12分割画面になる後半が随分。皆さん、ご自分の目(と記憶)でお確かめ頂ければと思いますが、少しだけ。
視線誘導がうまく働き、見やすくなったように思いますし、(私の記憶が確かなら)「えっ、こんなカットあった!?」というものが挿入されていたりしたうえに、その姿勢はラストにも及び、…。
金森さんのこれまでを思い出してみますと、『ロミジュリ(複)』では、度々、映像が差し替えられましたし、『バヤデール』においては何種類かのラストを目にしてきました。
で、この度の「改訂版」、私の場合、昨日からのレンタルですので、視聴期間は5月5日まで。「大型連休」の巣籠もりにはもってこい状態で、「不要不急」を慎みながら、繰り返し観て楽しむことになりますね、コレ。「200円は安過ぎです」ともう一度。皆さまも是非♪
過去の記事も併せてご覧頂けましたら幸いです。
2020/10/9 映像舞踊『BOLERO 2020』公開されました♪
2020/10/26 インスタライブvol.9は映像舞踊ボレロ裏話♪
(shin)
shinさま
アップありがとうございます。
ボレロ改訂版、私も見ました!
細かい所は覚えていないのですが、いろいろ変わってビックリ!
なんか、「悶々」度が上がったような・・・
そして、随分見やすくなりましたね♪
スッキリした感じです。
皆様もぜひどうぞ。
シネ・ウインドでの上映&井関さんのトーク、楽しみですね♪
(fullmoon)
fullmoon さま
コメント、有難うございます。
「悶々」指数アップ、わかります。その感じ。
今回、インサートされたあのカットで12人の「悶々」が同時に沸点に達するように見えますよね。
そして差し替えられたラストからは、この作品のテーマ性やらメッセージ性やらが前のヴァージョンよりも色濃く伝わってくるように思います。
いずれにしましても、繰り返し観なきゃですね、コレ。
(shin)