さわさわ会フォトギャラリー♪ 12/3(日)はNoism Day、『NINA』公開リハーサル&柳都会!

さわさわ会のホームページに、先日のさわさわ会懇親会・誕生会のフォトギャラリー、アップ!
http://www.sawasawa-kai.com/photo/

写真をクリックしてご覧くださいね♪
佐和子さんのSNSでご存知の方も多いと思いますが、他の写真もありますので、ぜひどうぞ。

さて、香港公演が終わり、Noism1『NINA』東アジアツアー無事終了! おつかれさまでした!
12月の新潟公演、いよいよです。

その前に、12/1(金)は京都で、金森さん出演のトークシリーズがありますね。

プロフェッショナルに聞く!~文化庁移転と文化芸術の未来~
『劇場で創造すること』

http://noism.jp/kyoto_2017_taik/

■出演者
金森穣(りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 舞踊部門芸術監督,Noism芸術監督)
堀内真人(KAAT神奈川芸術劇場 技術監督)
■ファシリテーター 森山直人(京都造形芸術大学 芸術学部舞台芸術学科教授)

日時 2017年12月1日(金)18:30~(約2時間)
会場 mumokutekiホール(京都市中京区寺町通蛸薬師上る式部町261 ヒューマンフォーラムビル3F)

私は行かれなくて残念。。いらっしゃった方は様子をお知らせくださいね。

そして、次の日曜日12/3はNoism Day♪
サポーターズ会員・活動支援会員向けの公開リハーサル&ゲストに廣川玉枝さん(NINA衣裳)をお迎えして柳都会vol17開催!
公開リハーサル終了の30分後に柳都会が開催されます。

◆『NINA』公開リハーサルのご案内

日時:12月3日(日)14時半~15時半
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈スタジオB〉
対象:Noism活動支援会員、及び『NINA』公演チケットを購入済のNoismサポーターズ会員(受付時にチケット提示)
申込締切:サポーターズ会員の方は11月30日(木)までにサポーターズ事務局までお名前をお知らせください。

*受付開始は14:20からの予定です。お時間まで2階共通ロビーにてお待ちください。
*開始時間を過ぎるとご入場いただけない場合がございます、ご注意ください。

サポーターズ会員・活動支援会員になって公開リハーサルを観ましょう(会員特典です)♪

◆対話による公開講座「柳都会」vol.17
廣川玉枝×金森穣
-デザインと技術 継承と創造の関係性

http://noism.jp/npe/ryutokai_17/

日時:12月3日(日)16:00~18:00
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈能楽堂〉
登壇者:廣川玉枝(SOMA DESIGN)、金森穣

参加費:500円(要予約。当日会場にてお支払いください。)
申込方法:メール、Faxまたは往復ハガキにて
[1]氏名(ふりがな) [2]郵便番号 [3]住所 [4]Tel / Fax [5]メールアドレス
を明記のうえ、下記までお申込みください。
*メールの場合は、件名を「Noism柳都会申込」としてください。
*定員になり次第締め切らせていただきます。
*お申込みいただいた方には、折り返し確認のご連絡を差しあげます。

お問い合わせ:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 Noism「柳都会」係
〒951-8132 新潟市中央区一番堀通町3-2
Tel: 025-224-7000 Fax: 025-224-5626
E-mail: info-noism@ryutopia.or.jp

柳都会の会場はスタジオBが多いのですが、今回は能楽堂。いつもの3倍以上の方が入場できます。ぜひどうぞ!

その次の柳都会vol.18は来年2/4(日)ゲストは茂木健一郎さん、申し込み受付は12/3からです。
http://noism.jp/npe/ryutokai_18/

閑話休題:

ダンス公演のご案内です。

■「REQUIEM ~序章~」

日時:12月23日(土・祝)15:00/19:00 ※全2回
会場:EARTH+GALLERY(東京都江東区木場3-18-17)

作・演出:高原伸子(元Noism1)
出演:OBA、笠井瑞丈、柴崎健太、中川賢(Noism1)、加賀谷香、高原伸子
料金:3,000円(各回限定50名)
予約:requiemjosyo@gmaile.com

高原伸子さんの公演に中川賢さんも出演します!
作品はモーツアルトの「レクイエム」がテーマとのこと。どうぞお運びください。

■ 生きる舞踊団Nephrite コンテンポラリーダンス公演
「Limit」

振付・演出:土田貴好(元Noism2)、小倉藍歌
日時:12月24日(日)14:00開演
会場:新潟市江南区文化会館 音楽演劇ホール
チケット:前売2500円(学生1500円)当日3000円【全席自由】
出演:土田貴好、小倉藍歌、他、出演者13名

【主催・予約・問い合わせ】生きる舞踊団Nephrite 代表土田
nephrite15.dc@gmail.com
https://www.facebook.com/nephrite15/

元Noism2の土田貴好さんの自主公演です。
土田さんは公演終了後、文化庁の新進芸術家海外研修員として2年間ベルリンに留学します。

そして、このブログには珍しく展覧会のご案内です。
●「有元利夫 版画の世界―中村 玄 コレクション展」http://www.vill.yahiko.niigata.jp/exhibition/exhibition_museum/
サポーターズ会員、さわさわ会役員、活動支援会員の、中村玄さんのコレクション展が、弥彦の丘美術館で開催中です。とても素敵ですのでどうぞご覧ください。
会期:11月11日(土)~12月17日(日)会期中無休(開館9時~16時30分)入場料300円

亀田縞のNoismコラボ動画、素敵ですね!https://kamedajima.net/ 
早くロングバージョンが見たいです♪
(fullmoon)

『NINA』東アジアツアー第3弾  11/24 香港公演!

本日!

◆香港公演

日時:2017年11月24日(金)20:00 ※全1回
会場:Kwai Tsing Theatre(香港)
主催:香港城市当代舞踊団有限公司
http://noism.jp/npe/n1_nina2017_hongkong/

東アジアツアー最後となる、この香港公演は「新潟インターナショナルダンスフェスティバル NIDF2017」に参加したCCDC(城市当代舞踊団)が開催する「City Contemporary Dance Festival」での上演。
NIDFの輪が広がってうれしいですね!
がんばってください!!

そして、金森監督は、11/22、43歳のお誕生日を香港で迎えました。おめでとうございます!

そして、新潟では昨夜11/23、シネ・ウインド32周年祭パーティーが盛大に開催されました。こちらもおめでとうございます!
Noism広報担当の堀川さんと一緒に私も参加してきました。
会場は万代シルバーホテル5階、9~10名がけの丸テーブルが16台も!
篠田市長もいらして、祝辞を述べられました。

私たちは、「何でも告知コーナー」に登壇させていただき、堀川さんは『NINA』新潟公演について、私はサポーターズ交流会について、宣伝♪
チラシ等のほか、堀川さんが用意した、チケット予約 申込書(!)も配布させていただきました。どうもありがとうございました。

(サポーターズ懇親会は「交流会」に名称変更しました)
★NoismサポーターズUnofficial交流会
「Noism1『NINA』を語り合いましょう」

日時:12月16日(土)『NINA-物質化する生け贄』公演・アフタートーク終了後19:00頃
会場:りゅーとぴあ内 レストラン リバージュ
会費5,000円(要予約)

申込締切日を12/8(金)に延ばしました。
どなたでも参加大歓迎。どうぞ事務局090-8615-9942にご予約くださいね!
当ブログのメニュー欄、「お問い合わせ」からもOKです。
(fullmoon)

11/15 近藤誠一トークシリーズ 第5回 「訊く」 に行ってきました! 11/19 さわさわ会 懇親会・佐和子さん誕生会 盛り上がりました!

11/19(日)開催、井関佐和子さん誕生会♪
いつもにも増して楽しく盛り上がりました!

まずは斎藤会長から花束贈呈。

佐和子さんに捧げる詩の朗読や、余興の絶妙トークが続きました。

篠田市長は遅れる予定でしたが、ほぼ開会のタイミングで登場!

そして、佐和子さんから参加者への逆プレゼントがあり、金森さんのお話もあり、あっという間に時間が過ぎていきました。

閉会のご挨拶はこのブログにも登場するshinさん。
突然の指名にも関わらず大変素敵なご挨拶でした♪

皆さん芸達者で、お話も上手でアイディアもすばらしく、ビックリしました。
今から来年の11月が楽しみです♪
皆様どうぞご入会くださいね。一緒に盛り上がりましょう!

そして、遅くなりましたが、11月15日(水)りゅーとぴあ能楽堂で開催されたトークシリーズ第5回「訊く」について、ご紹介します。

モデレーターで日本舞踊協会会長の近藤誠一さんは元文化庁長官でユネスコ日本大使でもあった方です。

近藤さんの「訊く」シリーズはこれまで、第1回 2016年4月27日 ゲスト 松本幸四郎、第2回 2016年7月8日  ゲスト 竹本住大夫・井上八千代、第3回 2016年11月28日 ゲスト 坂東玉三郎、第4回 2017年7月26日 ゲスト 牧阿佐美・花柳壽應と、錚々たるゲストを迎えて開催されてきました。
そして今回、新潟市が誇る二人の舞踊家、新潟市無形文化財 日本舞踊市山流家元 市山七十世(いちやまなそよ)さんと、演出振付家でもある我らがボス 金森穣さんがゲストとして登壇しました!

第1部(15時~16時20分)
簡単なご挨拶と登壇者ご紹介のあと、すぐ鼎談。進行役の近藤誠一さんから、「『聞く』ではなく、訊問の『訊く』ですので」という前振りがあり、まずはこの道に入るきっかけや、初舞台についての質問から始まりました。

市山さんは世襲七代目ですので、お母さんのお腹にいた時から舞台に上がっていたそうです。初舞台は3歳だそうです。
金森さんはお父さんが自宅でダンス教室を始めた6歳から踊り始め、高校を中退して17才で渡欧しベジャールに師事、19歳からNDT団員としてプロになり一人立ち。仕送りをしてもらわなくてもよくなったそうです。

このあとのお話は多岐多様でとても書ききれませんので、抜粋でご紹介します。

●舞踊について

日本舞踊の考え方として、市山流は歌舞伎舞踊からの踊りなので、役柄や振りを付ける詞(言葉)を大切にしているそうです。新舞踊や歌謡舞踊は市山流ではやらないそうです。

金森さんのコンテンポラリーダンスについての考え方は、クラシックバレエの延長線上に位置するもので、以前はネオ・クラシックと言われていたそうです。
ところが日本では「コンテンポラリーダンス」というと「なんでもありで素人の踊りもOK。自由に勝手に踊る」という捉え方が一般的で、それは金森さんは認めていないそうです。
(やはり、プロフェッショナルでなくちゃ、ですよね。)

また、舞踊家は、ある程度楽天的、ポジティブでないとやっていけないというのがお二人の共通した思いで、批評、批判等をいちいち気にしていたら身がもたないそうです。

●舞台芸術の発展について

舞踊芸術、舞台芸術の発展のためには公的支援、行政の関与が不可欠ということでも、お二人の見解は一致しました。
近藤誠一さんも日本の芸術文化のためには、これまでの経済一辺倒の考え方では立ち行かないという意見ですが、経済効果云々の経済優先ばかりで、芸術文化になかなかお金が出ないのが問題という三者同様の認識でした。

●日本人として

市山流では詞に振りを付けるので、役柄や言葉の意味の理解が大事だそうですが、その振りと振りの間、次の動きに行く何もない所が重要なのだそうです。
それは「間」とか「余白」と言われますが、金森さんにとってもそれは同じことだそうで、それが日本舞踊のみならず、日本人ならではの踊りのポイントとのことです。

・日本に関連した金森さんのお話

かつて西洋が東洋から影響を受けていた時代があり、日本の浮世絵なども西洋に大きな影響を与えた。
20世紀の西洋人は日本文化の神髄に憧れて、日本独自の文化等を受け入れ、それを身につけた西洋人には、その分野では日本人はかなわなくなってきている。

自分が渡欧していた時期は、日本人は少数で珍しい存在だったが、今は日本人は特別な存在ではない。
20世紀と違い、21世紀はグローバルであることと日本人であることの両方を兼ね備えていなければならない。
欧米が学びたいと思うものを、これからも日本は創造していかなければならない。
そして、日本舞踊のような、これまでの日本の伝統を知的財産として伝えていかなければならない。

日本舞踊や着物に興味関心を持つ外国人は多く、「間」や「余白」を理解し、体得する外国人の「日本舞踊家」が現れるかもしれない。
それは決して悪いことではなく、日本舞踊の発展のためにはむしろ歓迎すべきこと。
日本舞踊を伝えるために、外国人にもわかりやすい、日本舞踊の入門的メソッドを確立するといいのではないか。

(注:というのは、市山流の女踊りと男踊りの足の位置や腰の落とし方等について、市山さんが会場でわかりやすく説明してくださり、金森さんはとても興味を持たれたようでした。習いに行きたいとまで話されました。新しい動き方を学び、吸収したいという気持ちは、洋の東西を問わず、金森さんも意欲旺盛です。

「日本」舞踊であるということにも金森さんは惹かれたのかもしれません。金森さんはもともと「能」については考え方を取り入れていますが、日本舞踊についてはあまり知らないそうなので、かえって興味をそそられたのかもしれません。)

金森さんはさらに、

欧米は「若さ」がすべてで、ある年齢になったら(指導者になるとしても)舞踊家としては引退してしまう。
しかし日本は違う。何歳になっても踊れる間は舞踊家として、死ぬまででも踊ることができる。
激しい動きはできなくても、その年齢でなければ表現できない、熟成した踊りができると思う。
それが日本の伝統であるし、自分も日本人として、今後は年齢に応じた踊りを踊っていきたい。
舞踊は知的財産という認識がなければならない。

と話されました。

他には、舞踊の「解説」について、子どもたちへの舞踊教育について(市山さん、金森さん)、日本人の特質としてのアジア的身体について、渡欧時代について(金森さん)等々、たくさんのお話がありました。

そして、休憩(16時20分~16時30分)を挟み、
第2部(6時30分~17時)は会場からの質問タイム(事前に質問用紙が配布され、休憩時に回収)。

質問:お稽古について(アマチュアとプロの違い)
金森:お稽古は自分のため。プロはお客様のために踊る。
市山:自分は稽古をつける立場だが、教えていると思いがけず自分の方が学ぶものがあったりする。

また、市山さんは初リサイタルを東京でされたそうですが、外国で認められ、東京で認められ、それからようやく新潟で認められると話されました。金森さんも同じ思いだったことでしょう。

他に質問はいろいろありましたが、本文の方に取り入れさせていただきました。
鼎談を聴いて、お二人の舞踊は全く違うものでありながら、共通するところが多いなあと思いました。

「訊く」サブタイトルの「日本舞踊は世界に通用するか?」について、
日本舞踊の合理的メソッドをつくってグローバルに伝え広めてはどうかという金森さんの提言に、日本舞踊の明るい未来を、そして日本の伝統として年齢に応じていつまでも踊ることができるということに、これからの舞踊の可能性を感じました。

そしてなんといっても、金森さんが日本人としてのアイデンティティを持って、今後踊り続けると言明されたのがうれしかったです。

会場には着物姿の人たちも多く、Noism1&2メンバーも全員来場していました。
「訊く」鼎談、大変おもしろかったです♪
(fullmoon)

近藤誠一トークシリーズ「訊く」、金森さんゲスト登壇!   Noism2定期公演 チケット発売 今週末!

近藤誠一トークシリーズ「訊く」第5回
日本舞踊は世界に通用するか

日時:11月15日(水)15:00~17:00
会場:りゅーとぴあ 能楽堂
入場料:一般3,000円 日本舞踊協会会員2,000円 学生2,000円(自由席・先着300名)
チケット取扱・問合せ:りゅーとぴあチケットダイヤル025-224-5521

近藤誠一氏のお話の後、日本舞踊×コンテンポラリーダンスと題して、市山七十世さんと金森さんがゲスト登壇。
伝統の継承と革新的創造、これからの舞踊の可能性を語り合います。
https://www.ryutopia.or.jp/performance/event/5130/

Noism2定期公演 vol.9
http://noism.jp/npe/noism2_teiki_vol9/
新作『私を泣かせてください』 
演出振付:島地保武
音楽:ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル、岡直人
衣裳:山田志麻

Noismレパートリー 
演出振付:金森 穣
リハーサル監督:山田勇気

出演:Noism2
西澤真耶、片山夏波、門山楓、牧野彩季、三好綾音、
岩城美桜、森加奈、森川真央、鈴木夢生

日時:2018年
1月26日(金)19:00
1月27日(土)17:00
1月28日(日)13:30/17:00
※各回終演後に芸術監督と振付家のアフタートークを開催。(13:30開演回は除く)

会場:りゅーとぴあ〈スタジオB〉
入場料:2,000円(全席自由・整理番号付)

チケット発売日:一般11/18(土)、先行11/17(金)

チケット取扱い:
りゅーとぴあ(窓口・電話・オンライン)
チケット専用ダイヤル 025-224-5521(11:00-19:00,休館日除く)
イープラス

近藤誠一トークシリーズの3者鼎談、そしてNoism2定期公演、島地さんの新作も楽しみです。
Noism1『NINA』東アジアツアー、次は香港、11/24(金)!
その前にさわさわ会新潟懇親会11/19(日)♪
(fullmoon)

『NINA』東アジアツアー第2弾 11/8,9 中国・杭州公演!

今日、明日!

◆中国・杭州公演
日時:2017年11月8日(水)、9日(木)開演両日19:30
会場:Zhejiang Concert Hall(中国・杭州)
主催:中国BeSeTo委員会

杭州はおいしそうな食べ物がたくさんあるみたいですね。
たくさん食べて、公演2日間、がんばってほしいです。

『NINA』トレイラ―、アップされましたね♪
http://noism.jp/npe/n1_nina2017_niigata/
http://noism.jp/npe/n1_nina2017_saitama/

先日シネ・ウインドに映画を見に行ったら、予告編の最後にこのトレイラ―が映されてびっくりしました。

新生『NINA』早く観たい!
(fullmoon)

『NINA』埼玉公演チケット発売! さわさわ会新潟懇親会11/19(日)開催! 月刊ウインド11月号必読!

本日10/28(土)から、Noism1『NINA-物質化する生け贄』埼玉公演、SAFメンバーズ先行発売開始!一般発売は11/4(土)です。

『NINA』埼玉公演
2018年2月17日17:00/18日15:00 会場:彩の国さいたま芸術劇場
http://noism.jp/npe/n1_nina2017_saitama/

今日さいたま芸術劇場で行われる、バットシェバ舞踊団『LAST WORK』の会場でもチケット先行販売! 行きたかったなあ。

●NoismサポーターズUnofficial新潟懇親会「公演感想を語り合う会」は、『NINA』新潟公演中日12/16(土)公演・アフタートーク終了後19:00頃~、りゅーとぴあリバージュで開催します。(9/25の当ブログに掲載 → こちらからご覧いただけます
それに先立ち、

さわさわ会 新潟懇親会 開催!

日時:2017年11月19日(日)
   18:45~19:00 総会(受付開始18:30)
   19:00~20:30 懇親会・佐和子さん誕生会(井関佐和子さん、金森穣さんご来場)
会場:イタリアンBit 3F(新潟市中央区新島町通1ノ町1977)
会費:5,000円(フリードリンク)
申込:11月12日(日)までに事務局TEL:090-8615-9942 
E-mail:info.sawasawa@gmail.comへお申し込みください。

※当日は新入会の受付もいたします。お誘い合わせてお申し込み、ご来場ください。
http://www.sawasawa-kai.com/info/
ご参加は会員のみとなります。どうぞご入会ください。年会費3,000円

月刊ウインド11月号 32周年祭特別号 発行!

シネ・ウインドはNoism活動支援 法人会員として、Noismの活動をこれまで以上に応援してくださいます!
11月号もNoism関係記事がたっぷり♪

新たな月刊ウインドコラムとして「Voice of Noism」が始まりました!
Vol1.は井関佐和子さん登場。ヨーロッパに住んでいた頃の映画館の思い出や、文章タイトル「映画200円だよ!」の直筆印刷題字が掲載されています♪

そして注目!Noism1メンバー座談会が2ページに渡り掲載!
本日からシネ・ウインドで上映開始の、「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」http://www.uplink.co.jp/dancer/
の試写を見ての談話、そして『NINA』についてのお話、メンバー写真等が掲載されています。

そのほか、「レオナール・フジタとモデルたち展」Noism1特別パフォーマンス『DoGoDo』の感想も。「追っかけさん、集合!」コーナーでは、なんと不肖この私めが、Noismの追っかけとして写真付きで載っております。。

映画のこと、新潟のこと、そのほか情報満載の、シネ・ウインド発 文化フォーラムマガジン「月刊ウインド」11月号、ぜひお読みください!
定価319円。シネ・ウインドネットショップで通信販売もしています。
https://www.cinewind.com/monthlywind/2017-11-386-32/

(fullmoon)

『NINA』東アジアツアー、10/22(日)韓国・大邱公演!  『NINA』新潟公演 チケット好評発売中!

NIDFで新潟公演した、韓国・大邱市立舞踊団。その拠点劇場でNoism1『NINA』明日上演です!
http://noism.jp/npe/n1_nina2017_daegu/

新潟空港から飛行機ですぐの韓国なのですが、今回は観に行かれず残念無念。。。
新潟凱旋公演が待ち遠しすぎます。

12月15,16,17日の新潟凱旋公演、チケット発売中です!
メンバー直筆メッセージ入りポストカードはもうゲットしましたか?

「Noism1『NINA-物質化する生け贄』のチケットを2枚以上ご購入の先着200名様に、出演メンバーの直筆メッセージ入りポストカードをプレゼントしています。誰からのメッセージが届くのかはお楽しみに!新潟公演は現在販売中。埼玉公演は11/4発売です。」
http://noism.jp/nina_spcamp/

楽しみですね!
チケットはどうぞお早めに♪

閑話休題:

元Noismの中野綾子さんと加藤千明さんがゲスト出演する、楽しいコンサート。
◆「あららふぁんたじーか!?」
11月2日(木)14:00、19:00
会場:りゅーとぴあスタジオA
チケット:一般2000円(当日2500円) 学生 1000円(当日1000円)
お問い合わせ:090-5414-7513
http://concerto.irodori-plus.com/chuo-ku/%e3%81%82%e3%82%89%e3%82%89%e3%81%b5%e3%81%81%e3%82%93%e3%81%9f%e3%81%98%e3%83%bc%e3%81%8b%ef%bc%81%ef%bc%9f/

平原慎太郎 演出・振付 ダンス公演
◆「eye eye eye」
11月11日(土)14:00,19:00/12日(日)11:00(0歳から入場可)、15:00(アフタートークあり)
会場:新潟古町えんとつシアター tel.070-6479-2927
チケット:一般前売3,500円、学生前売2,000円、小学生未満1,000円(当日はそれぞれ500円増)
出演は、平原さん、OrganWorksメンバー2名、新潟キャスト5名です。
http://えんとつ.com/

どうぞお運びくださいね♪
(fullmoon)

サクッとNIDF2017 その3(10/15:中国・香港・城市当代舞踊団(CCDC))

NIDF2017前半最後の公演は2017年10月15日(日)中国・香港の城市当代舞踊団(CCDC)。
開場時間(17時)少し前の劇場入り口付近は、お向かいのコンサートホールでの催し
河瀨直美演出のプッチーニ『トスカ』が終わって間もない時間帯だったため、
人々の動きが輻輳し、賑やかで華やぎのある様子を見せていました。
しかし、「混雑」までいかなかったのは幸いでした。

そんななか、個人的な事柄で恐縮ですが、
かく言う私もコンサートホールを出て、劇場へ移動し、
大興奮『トスカ』からのNIDF2017という流れで、
パフォーミングアーツ三昧の1日を過ごした組でした。
(長丁場となりましたので、それなりに脳は痺れましたけれど。(汗))

この日の城市当代舞踊団の演目は、『Amidst the Wind』(風のさなかに)と題された
オムニバスもので、5人の振付家による10作品からの抜粋作品とのことです。
(会場で配付されたペラ1枚のプログラムには
より細かく14ヶのフラグメントとして記載されています。)

緞帳があがると、舞台やや下手に横たわる男性がひとり。
身体に掛けられていた布が上手側に飛ばされてしまうと、起き上がり、
半裸の衣裳で自らも上手袖へと歩いて姿を消していく第1フラグメント。

そこから次々繰り出されたのは、音楽も、衣裳も、踊る人数も、
そして勿論、ダンスのテイストも、悉くその趣を異にするオムニバスでした。
身体性に特化した作品があったかと思えば、コメディーリリーフのようなものもあり、
現代的なものもあれば、伝統的な文物が前面に押し出されたものも。
はたまた、機械的な動きに見えるものから、恋愛や苦悩する心情を表現したものまで、
といった具合に、城市当代舞踊団というカンパニーを俯瞰できる
バラエティに富んだ演目だったと思います。

いずれにしても、ひとつのフラグメントから次へ移る際の衣裳替えは
さぞや大変だったろうと思うくらい、敢えて脈絡ではなく、
多様性を志向するかたちで編まれた作品でした。

個人的に惹かれたのは、2番目の、男女とも色鮮やかで厚手のスカートを纏って、
くるくる独楽のように回転する作品(”Fragile Beauty”)、
また、赤いケミカルのトップスを身につけて、
どんどん加速していくリズムに合わせて動きを刻む作品(タイトル不明)、
そして後半、緑の照明のもと、スーパーマリオを思わせる緑のキャスケット帽と、
緑の襟付きベスト+緑のチュチュに身を包み、オモチャの兵士然とした風情で
各々がキビキビとメカニカルに、その身体性を見せつけて踊る作品
(”Sexing Three Millenia”)でした。

前のフラグメントのダンサーが未だ舞台からはけてしまわないうちに、
重なるようにして、次が始まってしまう形の繋ぎが多かったため、(余計に脳が痺れて、)
途中で、「今、何番目なのか」については頭から追い払って舞台に向き合いました。
そのため、上のように、各タイトルが判然としないことになってしまいました。(汗)
そんな約80分間に及ぶ多彩な抜粋作品は、
シャツの裾をルーズに出した黒のスーツ姿
+チャップリンでお馴染みのボーラー・ハットで、
『コーラスライン』のような、或いは、一昔前の某金融会社CM(!)のような群舞を
敢えて殊更にスローで踊る作品で締め括られ、
投げ上げられたハットを舞台に残し、緞帳が下りました。
(以上、個人の印象です。)

今回も、終演後に行われた城市当代舞踊団の創設者にして芸術監督のウィリー・ツァオ氏と金森さんの間で行われたアフタートークについて記します。

---2年前(NIDF2015)と違って、今回はオムニバス作品だが、それについて
☆振付家ひとり2作品ずつ選んでいる。動き中心のもの、物語を伝えるもの等、
多岐にわたるため、ダンサーにとっては厳しいものがある。
構成・順番は自分(以下、ウィリー・ツァオ氏)が決めた。’weird(奇妙)’なものが好き。
★香港返還から20年、英国色が強く、多様性に富んだ香港市民だった日々から、
背後に本土・中国の存在感・圧力を感じる現在へ。
☆過去→現在→そして未来、香港の人々の感情、アイデンティティも大きな変化を被っている。
そうしたロジックもこの作品に込めている。

---中国におけるコンテンポラリーダンスの立ち位置はどのようなものか?
★「オープンドア・ポリシー」の許、社会やコミュニティの変化、
アート・フォームの変化を受け入れようとしている。
☆この10年というもの、政府も、クラシックダンスや民族的舞踊だけでなく、
コンテンポラリーダンスを認めるように変化してきている。
その需要の広がりを認め、プロジェクト・ベースでのサポートも増している。
★5年ほど前から、上海、北京のみならず、22市で、独立したダンスカンパニーが出来ている。
☆各カンパニーは、稽古の環境の不備など、それぞれが様々な問題に直面しているが、
シーン全体には高揚感が感じられる。

---どのようにしてカンパニーを率いているのか?
★アート・フォームについてはオープンであることを重視し、
方向性をひとつにしてしまわないようにしている。
☆カンパニーはアーティストにとってのプラットフォームのようなものであって、
常に様々な要求に対応できるようであることを求めている。
★コンテンポラリーダンスは多様であるべきで、フリーなものだという信念は変わらない。

---振付家や、主催するフェスティバルに招聘する舞踊団の選択の基準は?
☆たとえ有名であったとしても、性格に難のある人は避ける。関係性のいい人と仕事がしたい。
★また、違ったものを持つ人と仕事することも多い。

---城市当代舞踊団(CCDC)の次のビジョンはどんなものか?
☆社会は急速に変化している。スタイルを定めることなく、できるだけオープンにと考えている。
★「ゴール」を定めると、他のものが見えなくなり、見失うものも出てくる。
☆香港は元々オープンな街、出来るだけオープンに、と・・・  等々。

ウィリー・ツァオ氏の一貫した「多様性」志向の精神には、
金森さんが「Noism」の名に込めた思いと重なる部分も多いはずと感じながら、
おふたりのやりとりに耳を傾けていました。

いよいよ、NIDF2017も大詰め。
我らがNoism1が、『NINA -物質化する生け贄』を引っさげて、
来週は韓国公演、来月には、杭州と香港で公演を打ったのち、
待ちに待った新潟公演(12月)でフィナーレを迎え、
その後の埼玉公演(来年2月)へと引き継がれます。
本日、新潟公演チケットの一般発売が始まりましたが、
Noism初期の代表作の、満を持しての登場ですから、
期待はますます募りますね。
良いお席はお早めにお求めください。  (shin)

サクッとNIDF2017 その2(10/8:シンガポール・T.H.E ダンスカンパニー)

NIDF2017第二弾のこの日、2017年10月8日(日)は朝から晴れて、気温も上昇。
新潟市内のあちこちで様々なイベントがあったようですが、
どれもお天気の心配がないことに、主催者は揃って安堵したことでしょう。
汗ばむような晴天の下、そんな混み合う道路を進み、りゅーとぴあまで。

この日は元Noism後田恵さんも名を連ねるT.H.E ダンスカンパニーの公演ということもあり、
興味を掻き立てられ、舞台に向かうワクワク感は弥が上にも募りました。

定刻の15時をやや過ぎて、先般リニューアルされた緞帳があがると、
60分の作品『As It Fades』の開演です。

舞台やや奥の方、横一列に並んだ6つのセットが目に飛び込んできました。
切っ先鋭いガラスの破片を思わせるポリカーボネートを幾枚も斑にあしらって構成された
上方が先細りで、歪な「棘」のようにも見える曇った透明の衝立とでも言いましょうか。
で、それを通して、その向こう、中央奥に、木製で背もたれの高い椅子が一脚見えます。
人は座っていません。
しかし、座面には「何か」が載っています。視認出来ませんでしたけれど。
---無音。

衝立の向こう、上手奥から現れたダンサーが、ゆっくり、まっすぐに椅子へと歩み寄り、
しゃがんで、その「何か」を操作すると、
スクラッチ音とともに古風な楽の音が小さく聞こえてきました。
そうは見えませんが、どうやら「蓄音機」に見立てられているようです。
衝立のこちら側では、その音に合わせて踊るダンサーがひとり、またひとりと増えていき、
全員「黒」に身を包んだ女性3名、男性4名の都合7名でのダンスとなります。
継ぎ接ぎだらけでありながら、それで大過なかった社会を象徴する衝立のこちら側、
作品劈頭のダンスは、その後との比較で言えば、個性ミニマムなものと言えます。
衝立の奥では、依然として「無人の中心」たる「玉座」(椅子)に
「集団的な記憶」を隠喩的に示す「蓄音機」が鎮座し、
それが統べる社会での一種整然としたダンスであるからです。
しかし聞こえてくる音楽以上にダンスは動的です。

やがて音は低音がズシンズシンと響く大音量に切り替わり、時が移ります。
それに呼応して、何かの胎動を内に宿すかのように、
ダンスも激しさを増しますが、かろうじて一体感は保たれているように見受けられました。

更に時代は下って、現代に。
7人のうち、男女一組が「黒」ではない普段着姿で登場し、
他の5人との調和を志向しない、極めて享楽的なダンスを繰り広げます。
揺るぎないものに映っていた衝立に手がかけられ、遂に動かされたかと思うと、
その奥に鎮座する椅子が舞台中央まで移動させられるのですが、
このとき、椅子の上の「何か」はもはや「蓄音機」ではなく、
この上なくパーソナルな音のデバイス、「携帯電話」を表象するでしょう。
それは元々大きさから言えば、掌中に収まる程度の「何か」なのでしたし。

やがてどのダンサーも、他に一瞥もくれることがなくなり、
一人ひとりが過度に自らの「今、ここ」に耽るあまり、
例えば、動く度に「This one time!」と連呼する男性ダンサーの姿が雄弁に物語るように、
各々のダンスは、他とは没交渉で、お互いにすっかり分断された
断絶感の顕著なものに成り果ててしまいます。
伴って、ダンサーの衣裳も、てんでんバラバラな普段着になってしまっている一方、
衝立は、6枚がその表側を内向きにして空間を閉ざす形で集まると、
その中にダンサーを飲み込んでしまい、
「中心」を欠きながらも、閉塞感の強い極小の世界像を露わにします。

しかし、そこに希望が点されます。
閉ざされた狭苦しい空間から出て、再び7人で踊るダンサーたち。
更に、踊り疲れたひとりの女性ダンサーの背後に
他の6人が無言で「あの椅子」を宛がい、
腰かけさせることで、彼女を転倒から救ったのです。
客席側に背面を見せて置かれるに至った衝立の脇、
いわば社会の裏面で、断絶を経て、身体を介して通じ合い、
この時代におけるコミュニケーションに辿り着いた若者たち。
その姿を、舞台を縦に貫く一筋の白い照明が眩しく照らしていました・・・。

以上、「サクッと」はお題目倒れで、個人の印象を長々連ねてしまってますが、
彼らが示した強靱なフィジカルが繰り出す圧倒的な運動量、
そのスピーディで、ときにスローな7人のダンスは
エネルギッシュで、力強さに溢れ、まさに目に突き刺さってくるかのようでした。

☆★☆   ☆★☆   ☆★☆

以下、終演後のクイック・スィ・ブン氏と金森さんによるアフタートークについても
簡単に記しておきます。
---本作『As It Fades』に関して
☆初演の2011年以来、10ヶ国で上演しているが、
セットひとつのことがあったり、ショートバージョンがあったりと、
そのときの劇場の状況に応じて様々なスタイルをとっている。
今回は大きな劇場ということで、初演時と同じフルセット(6セット)を使った公演が出来た。
★初演時には14人で踊っていた作品を、今日は総勢7人で踊っている。
つまり、ひとりが「2人分」踊っていることになる。(「大変だ、それは」と金森さん)
☆美術・空間は自分(以下、クイック・スィ・ブン氏)が考えている。

---この作品の制作のきっかけは?
★欧州から戻った際の母との会話がきっかけ。
それまで意識しなかった「方言」、それって何なのだろうと思った。
同時に、言葉、文化、家族との関係性をも考えさせられた。

---途中で、英語や他の言語が使われているが、
サブタイトル(字幕)を用いようとは考えなかったか?

☆内容を理解してもらうことはさして重要なことだとは考えていない。
中国語のタイトルは「破砕、捻れ」を意味し、身体のツイストから感じて貰えるだろう。

---作品制作について
★「動き」は全て自分で作っている。
☆制作過程は2段階に分かれていて、①音楽、コンセプトの段階:間違いようがない段階。
②ダンサーとのコラボレーションの段階:「もっと優しくならなければならない」段階。
ダンサーからインスピレーションを受けることもあるが、どうしたら伝えられるかを考える過程。
しかし、ダンサーはみな異なる身体をしているので、それに応じた「動き」にすることもある。

---シンガポールにおけるコンテンポラリーダンスの状況はどんなものか?
★気運が高まっていて「動いている」感じがあるが、まだまだここ20年くらいの伝統しかない
「若い国」であり、成熟していくのを忍耐強く待つしかない部分がある。

---欧州とアジアの文化の融合に関して思うところは?
☆当初は、欧州で自分が得てきたもの、正しさをぶつけようとして疲れた。
今はなるようにしかならないと思っている。
シンガポールは多民族・多文化の国。自らと異なるものも受け入れるようでありたい。
★世界は残念なことに、民族主義的な色彩が色濃くなっていると感じる。
それだけに、いつもオープンなマインドセット(心的態度)でいる必要があると思う。

以下は会場からの質問
---主役と見えるラストで「椅子に座るダンサー」を選考した理由は何か?
☆初演時に、動きが速い女性ダンサーが演じていた役どころで、それを踏襲した。

---作品中、気合い声を響かせる部分があったが、よく用いているのか?
★今回は、広い舞台に負けないように、エネルギーを出して貰う意味から用いた。
「発声」に関しては普段のトレーニングシステムにも組み込んでいる。
アジアの武道などに見られるアジア的なもので、欧州ではやっていなかったが、
今では多くのダンサーが取り入れているように感じる。  等々。

☆★☆   ☆★☆   ☆★☆

この日のT.H.E ダンスカンパニーの公演は、
ダンサーが舞台狭しと走り回っては、回転やリフトを繰り出すといった
極めてエッジの利いたパフォーマンスだったのですが、
例えば、終演時、カーテンコールでは、
スラリとした長身に、凛とした雰囲気を纏って新潟の地に「凱旋」し、
私たちを大いに魅了してくれた元Noismの後田恵さんに対して、
ひときわ大きな拍手と「けいちゃ~ん♪」という掛け声が飛び、
また例えば、アフタートークの結びでは、
金森さんからの「いつかNoismにも振り付けて欲しい」との言葉に、
クイック・スィ・ブン氏も少したじろいで、
おどけながら、「大きなプレッシャーですね」と返すなど、
終始アットホームな空気が会場全体に漂っていて、
それがもたらした多幸感を心ゆくまで堪能し、会場を後にしました。

NIDF2017、第三弾は一週間後の10月15日(日)、
中国・香港の城市当代舞踊団の公演(17時半開演)。
ますますの盛り上がりを見せてきましたし、大いに楽しみなところです。
ただ、その日は、同じりゅーとぴあ内、お向かいのコンサートホールにて、
河瀨直美演出によるプッチーニのオペラ『トスカ』(14時開演)もあり、
時間的な重なりはありませんが、混雑が予想されます。
(『トスカ』終演が17時の予定で、丁度、劇場の開場時間となっています。)
お時間に余裕をもってお出ましください。  

そう、そう、明日(10/9・月)も新潟シティマラソンのさなか、
クイック・スィ・ブン氏のワークショップ(11時~12時半)がありますから、
参加された方からコメントなどをお寄せ頂けましたら幸いです。 (shin)

サクッとNIDF2017 その1(9/29:韓国・大邱市立舞踊団)

2年前に初めて開催されたNIDF2015では、
Noism0『愛と精霊の家』以外足を運ばなかった生来の「不勉強者」なのですが、
ここ数日、今年2回目を迎えるNIDFについての金森さんのインタビュー記事を読むうちに、
「せっかく金森さんが、新潟にいながらにして、
様々な舞踊に触れる機会を用意してくれているのだから」と思うようになり、
本日2017年9月29日(金)、「フェス」初参戦して参りました。(笑)

幕開けのこの夕、ステージに立ったのは、
韓国・大邱の大邱市立舞踊団。
過度の緊張を強いることのない自由な作風の演目は、
まず、シリアスあり、コミカルあり、リリカルあり、即興あり、組み体操風ありと
ボキャブラリー豊富で、ユニークな「動き」の多い『Mosaic』(40分)と、
10分間の休憩を挟んで、円卓ではなく、舞台奥へ縦に伸びる2本の白い床の上、
上半身は赤、下は黒の衣裳を纏った女性ふたりで踊られ、
ラスト、ぴたり決まる「脱力感」が意表を突く『Bolero』(20分)の2作。

同舞踊団の芸術監督ホン・スンヨプ氏と金森さんのアフタートークで、
金森さん(一部、会場から)の質問に答えて語られたホン・スンヨプ氏の発言を
サクッとご紹介したいと思います。

---『Mosaic』について
★通常一作品が60分越えになることが多く、それではキツイため、
一般のお客さんが楽しめるものを作りたいと思い、
過去の作品からの抜粋を再構成して作った作品。
一番古いものとしては2006年作品からのものが含まれている。

---振付に関して
☆はっきりとした「動き」は全て自分(以下、ホン・スンヨプ氏)が振り付けている。
★振付をする前に、2ヶ月間、「動き」のバリエーションを約20ケ程作り続ける。
☆それぞれは約1分~1分30秒ほどの短いもので、作品の中でどう使われるかは自分でも
わからない。
★時には音楽に合った「動き」を作ることもあるが、「動き」を作って音に嵌めていくことが
多い。
☆そして場面にあわせて「動き」を変形させていく。
★常に「振付ノート」を携行していて、何か感じたら書き付けるようにしている。
☆新しい「動き」には常に心を開いた状態でいなければならない。
★最初から「何をしなきゃいけない」とかいうふうには考えずに、
「自分自身が何をしたいのか」をじっくりと観察しようと努めている。

---『Bolero』について
☆ラヴェルの『Bolero』に合わせて作ったものと思われているのだろうが、逆で、
自分が作った15ケ程の「動き」のバリエーションを音楽に嵌めていく形で振り付けた。
★これも最初に「動き」を作り、それから『Bolero』、その後に「テーマ」が来るという、
普通考えられるスタイルとは逆の順番を辿って作られた作品である。
---ならば「他のテーマ」でも良かったのか?
☆自分が霊感を受けた順番に作っていった。(←それ以上の明確な回答はなし。
はぐらかされたのか、はたまた、通じなかったのか。)
---「女性ふたりでいこう」と決めたのはいつか?
★振付を考え始める頃には「女性ふたり」と決めていた。
☆これもやはり「動き」のバリエーションを先に作って、団員全員が練習した。
最初、女性と男性も良いかなと思ったのだが、自分が最も大事に思う「動き」を
男性ダンサーがうまく消化できなかったことも大きく関係している。
★韓国の男性コンテンポラリーダンサーには若干バレエの基盤が弱い部分があり、… 等々。

一貫して「動き」を先に作っていくと語ったホン・スンヨプ氏。
そして、時に茶目っ気を覗かせながら、
そうした「逆コース」の創作過程について興味深げに質問をする金森さん。
そんなやりとりを聞いていると、自然と頭をよぎったのは、
少し前に読んだインタビュー記事のなかで、金森さんが語っていたこと、
…Noismとは異なる別の舞踊を観ることで、Noismの独自性がまた見えてくる…、
それをしかと感じる舞台、並びにアフタートークでした。

「フェス」第2弾、10月8日(日)のシンガポール・T.H.E.ダンスカンパニー公演を
待ち遠しく感じながら、家路につきました。
まだまだ良いお席もあるようですし、皆様も是非♪  (shin)