「ランチのNoism」#26:春木有紗さんの巻

メール取材日:2026/05/28(Thur.)&06/05(Fri.)&06/21(Sun.)

先日、「ランチのNoism」松永さんの回をお送りしたばかりですが、さして間を置かず、『私は海をだきしめていたい』/改訂版『春の祭典』公開リハーサル直後の今、その第26回として、春木有紗さんランチをご紹介出来る運びとなりました。パチパチパチパチ♪ さてさて、どんなランチをお召し上がりなのでしょうかね。では、早速いってみましょう。

♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん・ろけんろぉぉぉ…♪

『私は海をだきしめていたい』/改訂版『春の祭典』公演が迫るなか、Noismのメンバーたちにこの日も昼がきた♪「ランチのNoism」!

*先ずはランチのお写真からです。

これはなかなか手の込んだランチかと。

 *わお、わお、わお~っ。これは前回の松永さんの「男前」ランチとは異質の、言ってみれば対極、フェミニンな趣きですねぇ♪

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 春木さん「豆乳鍋とゆで卵とアボカドです」

 *鍋! 鍋ですよ! なんと贅沢な! 鍋ですからね、鍋、はい。今までにないタイプのランチです。先ずはそこ、もっと知りたいです。
 -豆乳鍋の中のお肉は豚肉でしょうか。保温の効くスープジャーに入れて持って来られたのですか。

 春木さん「具材は豚肉とえのきと人参です! この時は黒部にいたので隣のキッチンで作った出来立てを食べていました」

 *なな、なんと! ここ、黒部なんですか? みなさん、入れ替わり立ち代わりキッチンに入られて、めいめいにランチを用意していたのでしょうかね。ふむふむ。
 -で、ゆで卵なのですけれど、黄身は流出気味ですし、「半熟派」とお見受けしますが、ゆで時間はどのくらいかなど、こだわりがあったら教えてください。

 春木さん「ゆで卵は基本7分で作ります。半熟よりドロドロが本当は好きなのですが、殻を剥くのが大変になるので7分にとどめています(笑)」

 *7分ですか。これまでこの連載に登場したゆで卵たちのなかでは、ゆで時間、短いッス。以前のメンバー・井本星那さんが5分ゆでて5分おくスタイルでこだわりの「半熟派」でしたけれど、同じく以前在籍していた鳥羽絢美さんと、現在、Noism2リハーサル監督をされている浅海侑加さんは12分ゆでておられましたね。
  私は長らく「井本メソッド」でゆでていたのですが、ゆで卵の作り方も日々進化しているようで、今は次のようなやり方を採用しています。①まず、冷蔵庫から出してきた卵を水わずか100ccと一緒に鍋に入れて蓋をし、中火で沸騰させます。②沸騰したら、弱火にして5分蒸し煮にして火を止めます。③そのまま半熟なら5分、固茹でなら10分放置。④で、最後、冷水にとる。水は100ccなのでホント「秒で」湧く感じで時短ですし、失敗する心配もなし。よろしければお試しください。おっと、随分脱線してしまいました。すみません。

 -次いでアボカドですけど、アボカドって、切ってみないとわからないところありますよね。この日は「当たり」でしたか。また、「当たり」のアボカドを選ぶために気を配っていることなどあったりしますか。

 春木さん「『当たり』でした! いい感じのアボカドを選ぶのは特技と言っても過言ではありません、かなり自信があります(笑)
アボカドを手で包んだ時の感覚でいける!っとなります」

 *特技! 手の感覚で間違いないアボカドを探し当てるとは、さすが研ぎ澄まされた身体! 日々の鍛錬の賜物かもしれませんね。もしかしたら、Noismメンバーが選ぶアボカドに外れなし、…だったりして(笑)。選んで欲しいなぁ。
 -じゃあ、じゃあ、じゃあ、もうひとつ、もうひとつ。あのFranc Francのマグカップに入った白い液体が何かも教えて貰っていいですか。

 春木さん「豆乳味噌汁です!」

 *んっ、えっ、豆乳味噌汁…ですか?それも「エクスクラメーションマーク(!)」付きで。こちら、頂いたお答えに、頭の中で「クエスチョンマーク(?)」が飛び交っているんですけど(汗)。 

 -いつもそれ飲まれているのですか。

 春木さん「日頃から豆乳は飲みますが、豆乳とお味噌汁は混ぜません」

 *「混ぜた」ですって?それ、飲み放題のドリンクバーでコーラにメロンソーダを混ぜる「高校生」(←偏見です。)に似てませんか。

 春木さん「黒部の時はお味噌汁の素を買ってしまったので消費しなきゃと思って混ぜてました(笑)」

 *なるほど。消費するためってことで、豆乳にお味噌汁の素を投入と。それ、「高校生」(←偏見です。)とは違う振舞いかもですが、なにやら今度は「男前」化の兆しが漂い始めましたけれど…。
 -では、普段は、(というのは、混ぜなきゃいけない状況になければ、ってことですが、)何を飲まれているのですか。

 春木さん「お水かお茶かジュースです」

 *そうなのですね。勿論、それぞれ単体で飲まれているのですよね、それぞれ(笑)。わかりました。

2 誰が作りましたか。普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか

 春木さん「私が作りましたが、普段りゅーとぴあにはおにぎりしか持って行っていません」

 -えっ? 普段はおにぎりだけ。 そうすると、この日は鍋(!)がメインの「特別」なランチだったのですね。黒部のこちら、作るのに時間はどれくらいかけられたのですか。

 春木さん「30分くらいだったと思います」

視力検査にも向いてそうなスプーン片手に素敵な笑顔♪
その奥、「ハート」マークは太田菜月さんですね。

 *おお、はい、はい、黒部でのランチが、皆さん、どんな様子なのかは想像出来るようになりました。
 -ではでは、今度は普段、スタジオBで食べるおにぎりについて教えてください。どんなおにぎりを持って行ってるのですか。おにぎりに入れるお好きな具などありますか。

 春木さん「おにぎりは具なしでふりかけをかけます!」

 *えっ、ふっ、「ふりかけ」…だけですか。ざっくり、白米+ふりかけ、ってこと。この展開、ついこの間も聞いたような気が…(笑)。気のせいじゃないですよね、突然の「ふりかけ」。って、話、急展開過ぎて、ついて行くのが大変なんですけど…(汗)。でも、いつものランチについて訊くのがこの連載の趣旨なので、頑張ってついて行きます。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか

 春木さん「お腹に何かを入れることです」

 *お答えが一層、「男前」化の色合いを強めてきましたけれど、気のせいですか(笑)。フェミニンな趣きはいずこへ、って感じで。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか

 春木さん「ふりかけを好きなだけかけることです」

 -「好きなだけ」ですか。振り切れてますねぇ、表現的にも。そうしますと、ふりかけは食べるときにかけているのですか。

 春木さん「ふりかけは食べる時にかけます。サクサクした食感も好きです」

 *そうなのですね。お米と一緒にあのクリスピー感(って言って良いのか?)、確かに気持ちいいものがありますね。うん、確かに。その道を極めていくと、柿の種入り食べるラー油なんてものにまで至りそうですけど(笑)。おっとっと、話を戻しますね。
 -ふりかけってことなら、やはりこんな質問もしなきゃですね。ふりかけは何種類くらい常備されていますか。好きなふりかけ「ベスト3」を教えてください。

 春木さん「常備しているのは1種類ですが、買う時は毎回違う種類を買います。
ベスト3は、1位 味道楽、2位 たらこ、3位 わさびです!」

 *前回と似た展開ながら、好みは人それぞれってことで。当たり前か、それ(笑)。

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか

 春木さん「毎日同じです」

 *だから、似てきましたって、展開が。
  で、おねだりして「普段」のランチ画像をひとつ頂きました。

鏡に映してドッペルゲンガーおにぎり♪
でも、ひとつですからね。

 -おっ、海苔わさびふりかけですね。

 春木さん「海苔わさびふりかけです!」 

 *こちら、「ランキング3位」でしょうかね。有難うございました。この日は「風味豊かな味わい」をお腹に入れていたのですね。ご飯の量は少なめですね。

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか

 春木さん「公演では変わります。緊張であまり食べれなくなってしまう方なので、ゼリー飲料やプロテインバーなどに頼りながらエネルギーを取っています」

 *おっと、そうでしたか。そうなんですね。すると、ランチで重視されていた「お腹に何かを入れること」って答え、「男前」だったんじゃなくて、「繊細さ」ゆえのものだったのですね。大変な決めつけをしてしまっていましたね。今更ですが、大変失礼しました。m(_ _)m
 -ゼリー飲料やプロテインバーですけれど、それぞれどんな味のものがお好みですか。

 春木さん「ゼリー飲料はラムネ味、プロテインバーはチョコレート味が好みです」

 *はい、はい、いいですね、ラムネ味とかチョコレート味とか。それぞれ甘みもあって、緊張緩和効果も大きいかと。

7 いつもどなたと一緒に食べていますか

 春木さん「たつし(=松永樹志さん)となおき(=与儀直希さん)と横並びで食べています。(この日はなつきちゃん(=太田菜月さん)と食べました!)」

 *2枚目の画像ですよね。春木さんがランチを拵えている間に、太田さんは既に食べ終えてしまった、ってそんな図でしょうかね、正確には。

8 主にどんなことを話しながら食べていますか

 春木さん「たつしと姪っ子トークをしたりなおきのお菓子をどこで買ったか聞いてたりします」

 *松永さんからも「姪っ子トーク」、出てきましたね、そうです、そうです、出てきてました。
 -姪御さんって、それぞれおいくつなのですか。

 春木さん「たつしの姪は0歳で、私の姪は1歳です!」

 *おお、おふたりの姪っ子さんたち、年齢も近いんですね。で、それぞれ生命力がまばゆいばかりで、日々変わっていく頃じゃないですか。可愛いんでしょうね。
 -差支えない範囲で、姪っ子さんの「きゅんきゅん」ポイント(仕草や振舞い、言葉など)何でも構いませんので、ちょっぴり教えて頂けませんか。

 春木さん「最近少し喋るようになってきて、パンのことを”パッ”と言ってたりするのですが、なぜか飲み物はどこからきたのかよくわからない”ぎゃぎゃ”と言っているところです!」

 *うん、うん、それはまた可愛いしかないですね。「姪っ子トーク」、花が咲く訳です。
 -で、もう一方、与儀さんとの話は歯医者さんの話ではなくて、お菓子の話と。与儀さんは色々なお店で色々なお菓子を買って来られるのですか。

 春木さん「なおきは大体コンビニかスーパーか薬局でお菓子を買ってきます」

 *ほほう。楽しそうですね、そういうの。日々珍しいのを探すことに命かけてる(←大袈裟?)ような人たちもいますよね、身近にも。はい、はい。

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。誰とどんなものを交換しますか

 春木さん「おかず交換はないですが、なつきちゃんやなおきとお菓子交換をします」

 -太田さんと与儀さんが持って来られるお菓子にはそれぞれ何か個性的な特徴などあったりしますか。

 春木さん「その時々によって違いますが、なおきは意外とおつまみみたいなお菓子を持ってきたりします。なつきちゃんはナッツ系のことが多いです」

 *ほうほう。やはり守備範囲というか、担当区域というか、異なっているのですね。
 -おふたりから貰ったお菓子で印象に残っているもの、好きだったものなど教えてください。

 春木さん「なつきちゃんからもらったお手製焼き芋美味しかったです! なおきからもらった小鯵の焼いたおつまみも美味しかったのを覚えています(笑)」

 *おお、焼き芋に、小鯵ですかぁ? 全く予期していなかった守備範囲であり、担当区域ですねぇ。半端ないですって、それ。てっきりチョコレート界隈とか、キャンディーやらクッキーなんかとか、何故か「欧米かよ!」みたいなところを思い浮かべちゃってました。なんでだろう、なんでだろう。(←って、古いのばっかり!)
 -逆に、春木さんはどんなお菓子を選んで持って行かれるのですか。特にウケがよかったものなどありますか。あったら、教えてください。

 春木さん「私はよくラムネを持っていきますが、最近買ったドライ塩トマトはなかなか良い反応をもらえました」

 *そうですか。ラムネとかですとまだ気持ちがついて行けます。懐かしい系で、ちょっと安心です。一方、ドライ塩トマトっていうのはまだ私の生活圏には登場してきていない品だなと。今度、探して、登場させよう、そんなふうに決めました、はい。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。料理上手だと思うメンバーは誰ですか

 春木さん「イトくん(=糸川祐希さん)がいつもお弁当をしっかり作ってきているイメージがあります。料理上手はゆかさん(=浅海侑加さん)です!」

 -糸川さんは以前はタッパーにご飯を入れた「自己流親子丼」が得意料理とのことでしたが、今はどんなものを持って来られているのですか。

 春木さん「最近はカレーを食べているようです」

 *おお、カレーですか。それもいいですね。特に他人が食べているカレーって美味しそうですよね。実際、美味しいんでしょうし。で、お弁当にカレー、憧れるのですが、小心者ゆえ、なかなか出来なくって。でも、いつかきっと…。

 -ランチでもそれ以外でも、浅海さんの料理で印象に残っているものにはどんなものがありますか。実際に食べたことがおありでしたら、教えてください。

 春木さん「ゆかさんが作ってくださった唐揚げがとても印象に残っています! 米粉を使って揚げているらしいのですが、甘めでとても美味しかったです!!」

 *唐揚げって聞くだけで、もう多幸感極まっちゃいます。惹きつけられてしまって、即座に「私は唐揚げをだきしめていたい」気分になっちゃいますけれど、(勿論、実際にはだきしめませんけれど、)それが米粉でとなりますと、一層カラッと揚がって、その食感も美味しさの一部として、いい仕事してくれるんですよね。美味しいだろうなぁ、浅海さんの唐揚げ…(遠い目)…。浅海さんの回を見ると、タルトやらパンに至るまで、凄くお料理上手なのがわかりますからね。うん、食べたい…。

 って、ことで、ここまで色々振ってしまいましたけれど、一つひとつ丁寧にお答え頂き、もう感謝しかありません。どうも有難うございました。

 最後に春木さんからのメッセージをご紹介します。

■サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつも温かい応援とサポートを本当にありがとうございます!
まだまだ未熟ではありますが、これからも感謝の気持ちを忘れず、良い舞台をお届けできるよう精一杯努力していきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!」

いよいよ迫ってきた『私は海をだきしめていたい』+改訂版『春の祭典』新潟4公演。埼玉2公演。公開リハーサルで観た春木さん、ホントに素敵でした。ゼリー飲料やプロテインバーなんかも思い浮かべながら、本番の舞台を見詰めたいと思います(笑)。春木さん、色々とご馳走様でした。

「ランチのNoism」第26回・春木さんの回はここまでです。今回もお相手はshinでした。それではまた、ってことで。

(shin)

「纏うNoism」#01:井本星那さん

メール取材日:2022/11/22 (Tue.)

ご好評を頂いていた前の連載企画「ランチのNoism」が一段落する際、「食」の次は「衣」ということで新企画の予告をさせて頂きましたが、この度、無事にその第1回をお送りする運びとなりました。新連載企画「纏(まと)うNoism」です。

「何を着るかは、世界に向かって自分をどう表現するかということ。特に人と関わりが瞬間的になっている現在では、ファッションは瞬時に伝わる言葉のようなものです」(ミウッチャ・プラダ)

折から先日開催された「さわさわ会」井関佐和子さんトークショー(2022/11/20)も「衣裳」や「洋服」をテーマとするものでしたし、(私事にはなりますが、初めて「進行(聞き手)」の大役を務めさせて頂き、大緊張して、大汗かきましたけど…。)その流れにバッチリ乗って始まる新連載「纏うNoism」ですから既に祝福された感が漂い、これ以上ない「幸先よい船出」と言えるように思います。そのめでたい第1回にご登場頂くのは井本星那さん。様々に「纏う」井本さんをお楽しみください。

纏う1: 稽古着の井本さん

???

 *えっ!どこにいますか?井本さん。あっ、いた、なんとぉ!バランスボールの上でダリの「時計」(『記憶の固執』)みたいな形状になっている井本さん。お茶目ですね。
ところで、あのぉ、この日の稽古着のポイントを教えてください。

 井本さん「鼓童さんとのコラボTシャツ&ジャージパンツです。軽くて動きやすいものを選んでいます」

 *『鬼』公演時のダブルネームTシャツですね。私も買いました。で、左腰部分に「新潟ツートップ」のロゴが入っていて、いつも誇らしい気持ちで着せて貰ってるのですが、肝心の「そこ」見えてませんけど、井本さん。ホントお茶目♪(笑)

纏う2: 井本さん思い出の舞台衣裳

 *これまでの舞踊人生で大事にしている衣裳と舞台の思い出を教えてください。

か、かわゆす…惚れてまうやないかい♪

 井本さんジャクソン国際コンクールに出場した際に矢上恵子先生がコンテの振付と衣裳をデザインしてくださりました。初めての海外の記憶と共に厳しくも暖かい、恩師との思い出が詰まった衣裳です」

 *これ、めっちゃカワイイですね。2006年、当時15歳とのこと。このビジュアル、個人的には『Miracle Love』(作詞・作曲:竹内まりや・1991)PVの牧瀬里穂を思い出させられましたけど、甲乙つけ難い可愛さです。(こちらその牧瀬里穂『Miracle LoveYouTube 動画へのリンクです。よろしければクリックしてみてください。)

 *触れられている「恩師」矢上恵子さん(2019年没)についてはこちら生前のインタビュー記事などをお読み頂けたらと思います。

纏う3: 井本さんにとって印象深いNoismの衣裳

 *Noismの公演で最も印象に残っている衣裳とその舞台の思い出を教えてください。

 井本さん「モスクワ公演でのミカエラの衣裳。鮮やかなロイヤルブルーでデザインが素敵でした。この衣裳には歴代の先輩方のエネルギーが宿っているように感じました」

 *まずは Noism official のインスタアカウントよりモスクワ公演初日(2019)のカーテンコール動画です。少し遠いですけど「鮮やかなロイヤルブルー」をご覧ください。。
 続いては「先輩方」。Noism Web Site へのリンクを貼ります。

 2014年の劇的舞踊『Carmen』:ミカエラ役は真下恵さん
 2017年の劇的舞踊『Carmen』再演:ミカエラ役は石原悠子さん

 *エネルギーは受け継がれながらも、三者三様のミカエラ。私にとっての井本ミカエラは公開リハーサルの1回のみでしたが、同じ役柄に異なる個性が吹き込まれていて、目を見張ったことを思い出しました。
       
 更に井本さん「『お菊の結婚』の衣裳。お気づきになられた方もいらっしゃると思いますが、家族が着用していた衣裳にはNoismの家紋が入っていました。生地の色や質感が素敵で帯を締めると背筋が伸びる衣裳でした」

 *Noism Web Site の『お菊の結婚』(2022)へのリンクです。ご覧ください。

 *○のなかに「N」一文字の家紋。細部まで作り込まれていて、色+質感に加えて、そうした拘りがあってこそ、背筋が伸びるというものなのでしょう。楼主の妻を踊る井本さんの身体からは「鬼」にも通じるような禍々しいまでに不吉な威厳が放たれていて、それが終始、作品世界をギュッと締めていましたね。

纏う4: 普段着の井本さん

これまた「素敵」以外の言葉が見つかりませぬ♪

 *この日のポイントと普段着のこだわりを教えてください。

 井本さん「とある週末コーデです。アウターで隠れてしまっていますがゴブラン柄のトップスがお気に入りです。自転車通勤なので冬場は暖かさ重視でパンツにリュックスタイルです!」

 *「ゴブラン柄」って何?っていう私ですから、この連載企画は荷が重過ぎることがはっきりした訳ですけれど…ね。で、調べましたよ、「ゴブラン柄」。すると、「フランスのゴブラン織りのタペストリーを由来とする、フラワーやペイズリー調の伝統ある模様で、落ち着いた雰囲気が印象的」などとあり、画像も検索して見てみましたら、もう井本さんにピッタリって感じましたね。
 それにしても、そうした古風でフェミニンな柄ものにスポーティなアウターを重ね着した立ち姿の何とオシャレなことでしょうか。素敵過ぎです、井本さん。

そんな井本さんからサポーターズの皆さまにメッセージを頂きました。

■サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつもNoismを応援していただき、本当にありがとうございます。舞台の感想などお声をかけていただけること、とても励みになっています。
心に残る舞台をお届けできるよう邁進してまいりますので、これからもNoismの活動を応援していただけると幸いです」(井本星那)

…以上、「纏うNoism」第1回として井本星那さんをお送りしてきました。いつも気品あるダンスを見せてくれる井本さんが様々に纏う姿、如何でしたでしょうか。写真とコメントのみならず、その写真を選んだところに溢れる井本さんらしさもチャーミングそのものでしたね。井本さん、どうも有難うございました。

よろしければ、これまで当ブログでご紹介してきた井本さんの他の記事も併せてご覧ください。

 「私がダンスを始めた頃」④(井本星那さん)
 「ランチのNoism」#6(井本星那さん)

それでは、次回「纏うNoism」をお楽しみに♪

(shin)

「ランチのNoism」#6:井本星那さんの巻

メール取材日:2020/8/26(Wed.)~31(Mon.)

17thシーズンに入ったNoism。「ランチのNoism」も今回が第6回。この度ご登場いただくのは井本星那さん。前々回(第4回)、池ヶ谷奏さんが話してくれていた、「料理上手」との評判が高いメンバーです。どんなランチが飛び出すのか、期待しながら待っていました。皆さんもそうですよね、きっと。では、そろそろいってみますか。

♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん・ろけんろぉぉぉ…♪

公演を控えたある日、りゅーとぴあ・スタジオBのホワイエに昼がきた♪「ランチのNoism」!

 *まずはランチのお写真から。

8/26のランチ、大公開!

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 井本さん「ほうれん草の卵焼きに自粛期間に始めたぬか漬け、そしてこの日はお気に入りのお惣菜屋さんで購入したおいなりさんを入れました」

 *大きなドット柄が可愛い手ぬぐいは「かまわぬ」ですね。その上、色合いも綺麗なお弁当!それにしても、ステイホームの時期にいろんなことを始めたって話はよく耳にしましたが、さすがに「ぬか漬け」というのは初めてですね、私。でも、ぬか床のお手入れって、毎日欠かせないのでしたよね。ツアーに出るときなんか、どうするんだろ。まさか、持って行くとか、そんなこたぁないか、とかって勝手に心配しちゃってますけど、余計なお世話ですよね、ハイ。失礼しました。m(_ _)m

2 普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか。

 井本さん「普段からお昼は手軽に食べられるものを作るので用意に時間はあまりかかりません」

 *段取りから、きっと手際が良いんですよね。料理上手な人はみんなそうですから。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 井本さん「栄養が十分に摂れて消化の良いものを選びます。あとは見た目!彩りも一応拘ります!」

 *彩り、見た目、バッチリで、見るからに美味しそうです。実際、美味しんでしょうね。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

井本さん「毎日の食事にタンパク質は欠かせません。メンバーの殆どがお昼にゆで卵を食べています!」

 *前にジョフォアさんがセブンイレブンのゆで卵を推しておられたので、私も真似をして、初めてゆで卵を買って食べたりしましたけれど、井本さんは勿論、「自分でゆでる派」で、「熱湯に入れて5分、火を止めて5分置いてから冷水につけます。半熟が好きです!」とのこと。私も半熟が好みなので、今度は井本さん流を真似してみよう、なんて思っちゃいましたぁ。

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。

 井本さん「基本的には同じような感じですが、ランチ後のスケジュールに合わせて自ずと調節して食べるようになっています」

 *「定番」のランチに、ぬか漬けも今はレギュラーメンバーって訳なのでしょうね。発酵食品は身体に良いですし、「腸活」ってことですね。

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。

 井本さん「公演中は直ぐにエネルギーに変わり、負担にならないものを選んでいます。恐らく…公演中はみんなバナナ食べてます!」 

公演日には軽めのランチ

 *こちら、上でご紹介したお昼ごはんのあくる日・8月27日分で、プレビュー公演初日のランチなのだそうです。公演のある日は軽めにしてられることがわかります。おにぎり+ゆで卵と、そして、やはり、やはりのバナナなのですね。カロリーは低いのに、栄養価は高く、含まれる種々の糖は吸収される速度が異なるために、血糖値の上昇が緩やかになるという良いことずくめの果物!

7 いつもどなたと一緒に食べていますか。

 井本さん「メンバーはみんな同じ空間で食べているのでその日によって違います。公演中は楽屋で女性メンバーと」

(左奥から)池ヶ谷さん、鳥羽さん、
三好さん、西澤さん、
そして井本さん

 *普段は見られない光景、これって「男子禁制」の楽屋でしょ。井本さんはおにぎりですが、ここにもバナナ、いました。鳥羽さんですね。でも、みんな寛いだ様子。でもって、他の都市へ出掛けた公演時のランチについてお訊きしたところ、「ツアー先ではスーパーやコンビニにお世話になります。最近は健康に特化したお弁当やお惣菜がたくさんあり、とても助かっています!」とのお答え。なるほど、なるほど、そうなのですね。で、その一方、気になっちゃうのは、やはりツアー中の「ぬか床問題」。また蒸し返しちゃいましたが、何とかなっちゃってるんですよね、きっと。

8 主にどんなことを話しながら食べていますか。

 井本さん「公演前〜期間中は撮影したビデオを見ながら確認し合ったりしていることもあります」

 *なんとぉ!公演ともなると、忙しいお昼になっちゃうんですね。確認しない訳にはいかないし、食べない訳にもいかない。そんな舞台裏だったのですね。そして、そうやって作られた舞台を見せて貰っていた訳で、もう、有難うございま~す♪

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。

 井本さん「交換はしませんが、美味しそう!と覗いていることは良くあります」

 *確かに「新しい生活様式」ではおかず交換などは御法度ですものね。覗くだけ、覗くだけ。それしかやっちゃダメですよね、With Coronaのランチタイムなら。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 井本さん「カイとスティーヴンのお弁当です。彼らはいつもしっかり作ってきています。私からすると食材の組み合わせが新しくて、今度試してみよう!とか思いながら見ています」

 *おお、今度はまた別の名前!カイ・トミオカさんとスティーヴン・クィルダンさん!「料理上手」のバトン、ここで二手に分かれて、楽しみが増えました。更に言えば、『食材の組み合わせが新しい』なんて、ニューウェイヴな料理人の予感!早く来い、来い、カイさん、スティーヴンさん♪

と、ここまでが「ランチのNoism」通常営業分なのですが、今回の井本さんには、まだ番外編がございます。別の日のお昼ごはんも少~しだけご紹介してくださいました。名付けて「ランチのNoism +(プラス)」、では、いってみましょう!

 じゃ~ん♪

おぉぉぉぉ、これもまた違った雰囲気で美味しそうですぅ♪

 *こちら、8月31日、サラダ音楽祭に向けてりゅーとぴあを出発した日の写真とのこと。撮影場所はりゅーとぴあ6F展望ラウンジ。(←どなたでもご自由にお使い頂けるスペースで、お食事もできます。公演前の待ち時間に利用する方も大勢いらっしゃいます。りゅーとぴあにお越しの際は是非立ち寄ってみてください。)

 *話をお昼ごはんに戻します。井本さんによれば、「この日はツアーで1週間家を空けるということもあり、余りものを全て詰め込みました!小松菜・ツナ ・卵の全粒粉のサンドイッチです。ボリューミーだったのでかな〔池ヶ谷奏〕さんと半分ずつ食べました」とのこと。待ってください。(気になる「ぬか床問題」は措いておくとして、)これはまるで、パン屋さんやカフェなどで見かけるおしゃれサンドイッチですねぇ。う~ん、実に美味しそうです。池ヶ谷さんも喜んだはず。 

 …からの、じゃじゃ~ん♪

美女ふたりの図!

 *池ヶ谷さん登場!まさに「いただきます♪」ってところのおふたりをパシャリ。そして池ヶ谷さんのすっきりした前髪といい、井本さんの素敵なお帽子といい、おふたりとも凜々しい「おしゃれ番長」ってな雰囲気ですね。

で、その井本さんもメッセージをお寄せくださいましたので、ここでご紹介いたします。お読みください。

■サポーターズの皆様へのメッセージ

「いつも私たちを応援してくださり、本当にありがとうございます。今この状況の中、私達が存分に舞踊に専念できる環境に心から感謝します。舞台に立てる幸せ、観に来ていただける幸せ、ひとつひとつを大切にしながらこれからも精進して参ります!また皆さんと繋がれる日を楽しみに…。」

…そんな具合で、今回の「ランチのNoism」第6回・井本星那さんの巻はおしまいです。どうもご馳走様でした。次回は林田海里さんを予定しています。どんなランチが登場しますでしょうか。どうぞお楽しみに♪

以上、今回もお相手は shin でした。

追記: 下のコメント欄に、ツアー中の「ぬか床問題」について、井本さんからお寄せ頂いたお答えも載せました。コメント欄にもお目通しください。(10/14)

(shin)

Noismかく語る・2020春② - Noism1メンバー前編

前回、Noism03名からのメッセージをお届けしましたが、この度は、Noism1前編としまして、6名を掲載いたします。全国に「緊急事態宣言」が拡大し、緊張感が増した夜にあって、いっとき、少しでも不安や緊張が緩和されましたら幸いです。新作『春の祭典』に纏わる思い、コロナ禍に寄せる思い、是非ともお読みください。

池ヶ谷奏

いよいよNoism版『春の祭典』かとワクワクしています。スコアナンバーが200もある楽譜、はじめは暗号だらけで追うこともできず、楽譜の読める父にメールで尋ねたり必死でした。

今では「ここに16分休符があるから…」とか「5.5.3.5.4…」と電話番号のように変拍子を覚えたりして、聞こえる音以上に情報が増えました。リズムを理解することでより動きと一致してきたように思います。

新潟に来て10年目。

今は簡単に人と会えない・集まれない・触れ合えないという、舞踊の人間にとっては致命的な状況が広がっています。

誰もが不安で、未来は誰にも分かりません。私は今できることを全うし、そして勝手に10周年記念公演と思って、感謝も込めて全力で踊り切ることができるよう精進します。

Photo: Noriki Matsuzaki

(いけがやかな)

ジョフォア・ポプラヴスキー

『春の祭典』は私にとって常に踊ることが出来たらと願っていた作品でした! その音楽はエネルギーに満ち、その入り組んだ複雑さはダンサーと空間の間に信じ難い化学反応をもたらしてくれます。

私は穣さんがそれをどのようにして彼自身の芸術的な宝に仕立てていくかワクワクしながら目にしていて、自分がその一部となる機会に恵まれたことを幸福に思っています! 

(日本語訳:shin)

*ジョフォアさんによる元原稿(英語)はこちらです。

Le sacre has always been a piece I wished to be able to dance! The music is full of energy and its complexity brings incredible chemistry between dancers and space.

I’m so excited to see how Jo-san will make it his own art treasure and happy I have the chance to be part of it!

Photo: Noriki Matsuzaki

(フランス生まれ)

井本星那

今回のクリエーションでは音楽から思いを、動きへと、ひとつひとつ紡いで繋がっていくような、そんな感覚があります。

目まぐるしく世界が変化する中、人との繋がりが切れてしまわないように、思いやりの大切さに日々気付かされます。新潟の皆さまとまた繋がれる日を楽しみに、毎日稽古に取り組んでいます。

Photo: Noriki Matsuzaki

(いもとせな)

林田海里

役割を演奏されている楽器ごとに与えられる実験的な創作を、楽譜をなぞるのに苦戦しながら楽しんでいます。皆でこの『春の祭典』を奏でる様に踊りたいです。

Photo: Noriki Matsuzaki

(はやしだかいり)

チャーリー・リャン

今、世界中の誰もがとても疲弊していることは間違いのないことだと思います。コロナウイルスが原因で、あらゆるものが突然にキャンセルされたり、延期されたりしています。ただただ日々の生活や将来のことが心配でなりません。あらゆることが可能な限り早期に快方に向かうことを望んでいます。皆さんが私たちの公演を観に来てくださる日を心待ちにしております。 

(日本語訳:shin)

*チャーリーさんによる元原稿(英語)はこちらです。

I believe that everyone in world now is very exhausted recently. Because of coronavirus, everything was cancelled or suspended suddenly. Just being worried about our life or future. Hope everything will get better as soon as possible. I’m looking forward to everyone can come to watch our show.

Photo: Noriki Matsuzaki

(香港生まれ)

カイ・トミオカ

2020年の年頭から、Noismで私たちは新作公演『春の祭典』のクリエーションに集中して取り組んできました。これまでにも世界中で多くのカンパニーによる多くのヴァージョンとヴァリエーションが創られ、踊られてきました。そして私もこの象徴的な音楽の体験を楽しんできました。昨シーズン、私は『ラ・バヤデール -幻の国』と『カルメン』を踊りました。どちらも再演でしたが、Noism1、Noism2のダンサーたち、言うならばNoismファミリーが総出演する物語形式の大作でした。そして今度は、Noism1メンバーに加え、新たに立ち上げられたNoism0とともに新作のクリエーションの過程にいることはとても楽しい体験となっています。この『春の祭典』は、先に触れた2作のように必ずしもすっきりした物語を持つものではありませんが、抽象的な物語とストラヴィンスキーによる音楽の解釈との間に興味深いバランスが形作られることになります。私たちはカンパニーとして、時間をかけてこの作品のクリエーションにあたることを許され、とりわけ、コロナウイルスのために、今、世界中が体験しているこの不確かな期間にあってさえ、踊り続け、クリエーションを続けることができることをとても光栄に思っています。 

(日本語訳:shin)

*カイさんによる元原稿(英語)はこちらです。

From the start of the year of 2020, we at Noism have been focused on the creation of our new performance, ‘the rite of spring’. There have been many versions and variations of this piece created and danced by many companies all over the world, and I have enjoyed my experience thus far of this iconic score of music. Last season I performed in “La bayadere” and “Carmen”, both of which are full Length narrative works that were created previously involving the whole of the Noism family, dancers from Noism1 and Noism2.  It has been an enjoyable experience being part of a new creation process together with Noism1 and the newly formed Noism0. While not necessarily a straightforward narrative work like the previously mentioned works, ‘the rite of spring’ strikes an intriguing balance between an abstract narrative and an interpretation of the music by Stravinsky. We as a company are privileged to have this long period of time to create this work, and in this period of uncertainty the whole world is experiencing right now due to the coronavirus, we are very privileged to be able to continue dancing, crafting and creating as we are now. 

Photo: Noriki Matsuzaki

(イギリス生まれ)

連載3回目となる次回は、Noism1後編としまして、スティーヴンさん、タイロンさん、鳥羽さん、西澤さん、そして三好さん(準メンバー)を掲載いたします。引き続き、ご期待ください。

(shin)

*ポートレートのクレジットに誤りがございましたので、訂正させて頂きました。ここにお詫び申し上げます。

「私がダンスを始めた頃」④  井本星那

初出:Noismサポーターズ会報34号(2018年7月)

実はかなり内気な性格です。幼い頃は、人見知りがひどくて、幼稚園でも友達と遊べず、先生のスカートをしっかりと握りしめているような甘えん坊で内向的な子供でした。

4歳の時に、母が健康のためにと通っていた近所のバレエ教室に通い始めました。
何度か誘われても「やらない」と言っていたはずの私は、踊ることの楽しさに少しずつ魅了されていきました。
バレエを始めてから、だいぶ積極的になって、お遊戯会の本番で他の園児に注意するほどでした…(汗)

音楽に合わせて身体を動かすのは大好きですが、私の身体はバレエ向きではありませんでした。
不器用で振り付けを覚えるのも遅く、何をするにもとにかく時間がかかりました。
「なんで私にはできないの?」と悔しくて泣くことも多かったです。

それでも続けることができたのは、バレエの先生のおかげです。
出来ないことは徹底的に、何度も何度もやらせてくれました。
そして「何もない分、武器をもて」と、回転系のテクニックを教わり身体の軸が強くなりました。

初舞台は『くるみ割り人形』のネズミ役でした。
お姉さんに手を引かれて、初めてでた舞台はまぶしくて、知らない世界が広がっていました。
舞台に立つ時、本番独特の緊張感や怖さが嫌いでした。
でもそれに克って、踊りだしたとき、舞台上にしかいないもう1人の自分がいるような不思議な感覚がありました。
舞台の上のもう1人の自分に会うために、これからも踊り続けていきたいです。

(いもとせな・1989年大阪府生まれ)