活動支援会員特典として、『私は海をだきしめていたい』2回目の公開リハーサルを観てきました♪

2026年6月20日(土)、前日に続き、公演まであとちょうど一週間というタイミングで開催された『私は海をだきしめていたい』2度目の公開リハーサルを活動支援会員として見せて貰ってきました。(12:00~13:30)

なお、この日は、視覚・聴覚に障がいをもつ方々及び開志専門職大学の学生さんたちも一緒ということで、入場前のホワイエにはいつもと違う雰囲気が感じられたのでした。

この日は、先ずは『私は海をだきしめていたい』を通しで、続けて、コレクション(ダメ出し)、その後に照明づくりの様子を見せて貰いました。

新作『私は海をだきしめていたい』。私自身、「無頼派」坂口安吾は読んでいる作品が限られていて、恐らくステレオタイプと思われる破天荒で骨太なイメージがつきまとっています。差し詰め、上にもあげた超有名な「汚部屋」写真によって流布されるイメージと言えるでしょう。安吾の同名短編からもその印象は濃厚に感じとられたように思います。

そして観た金森さん×Noismの『私は海をだきしめていたい』は、そのステレオタイプのイメージ通りだったのか。果たして…。

特権的な「赤」の衣裳に身を包んだうえで、そこから露出した肌が視線を惹き付けるその効果も知り尽くす女。一方、黒づくめで、ハットやアンブレラに身を守らせつつ、先ずは安全な場所に身を置こうとする男。そこからの妖艶、頽廃、優美、粗野、虚栄、真実、放縦、孤独、共振、たゆたい…それらが何の違和感もなく同時に成立してしまう時空。それを支えているのは、紛れもなくピアノで奏でられるエリック・サティの音楽。

照明もまだこれから、という段階で観て、もう確信出来た新たな傑作の誕生。約35分間。身を持ち崩してみたい、そんな途方もない衝動さえ禁じ得ないものがありました(笑)。おっと、書き過ぎ、書き過ぎ、ですね。必見! そう書けば、一言で済むところでした。

そしてその後、冒頭部の照明づくりを見せて貰った訳ですが、興味を惹きつけられて、食い入るように見詰めていると、舞台から客席の方に移動してきた井関さんに尋ねられました。
「こうやって照明つくってるの見てて楽しいですか」
「はい。楽しいです。とても」
「でも、これ、延々続くんですよ。結局、さっき1秒が出来上がらなかったし…」
…本当に気が遠くなるような、凄い作り込み方をしているのだなぁ、としみじみ。

冒頭にも書きましたが、公演の幕があがるのはきっかり一週間後。楽しみでなりません。楽しみでない筈がありません。チケットは好評発売中。お早めにお求めください。

そして公演初日の本ブログは、「安吾の会」の久志田渉さんに書いて頂けるよう、只今、調整中です。果たして安吾はどんな人だったのか。久志田さんがこれまで読んできて辿り着いた「深さ」から書かれる記事もまた楽しみです。

さて、私事で恐縮ですが、私が一昨年の秋から「コソ練」を続けているのが「3マス(=3か月でマスターする)」サティのジムノペディ第1番。随分「時間」オーバーで、一向に上手くならず、「伸びしろ、伸びしろ」と怪しい呪文を唱え続けているのですけれど、この日、うっとり魅了されっ放しだった公開リハーサルを観た後の練習です。ましな音が出るかもしれない、そんなふうにひとり勝手に期待感をもっています。
さて、コレ書き終えたので、鍵盤に向かいます。そちら、果たして…。

話を戻します。皆さま、来週の土曜日、りゅーとぴあ〈劇場〉でお会いしましょう。繰り返しますが、必見ですよ、必見♪

(shin)

「活動支援会員特典として、『私は海をだきしめていたい』2回目の公開リハーサルを観てきました♪」への4件のフィードバック

  1. shinさま
    楽しいブログ、ありがとうございました♪
    通しリハーサル素晴らしかったですね!!

    昨日は部分的に、そして今日は全部見せてもらいました。
    どの作品もそうでしょうけれど、
    ここまでできあがるのにどのくらいの時がかけられたのか。
    気が遠くなりそうです。
    照明も然りで、30分もかけて最初の1秒部分はできあがりませんでした。
    オソロシイ~

    完成形や、如何に!?
    皆さま、必見ですよ、必見!
    そしてshinさんの「3マス練習」もうまくいきますように♪
    (fullmoon)

    1. fullmoon さま
      コメント有難うございました。
      『私は海をだきしめていたい』の通しは、まだ照明が出来ていなかったので、「素材」の味を充分に楽しませて貰った感じですね。
      ここまでホントに丹精かけて創られてきた「献身」の成果、謂わば、真に「高級素材」でした。

      そしてそこに加えられる照明がまたありったけの時間をかけて作られている様子、凄かったです。
      極上の味わいを求めつつ、繰り返されるこだわりの試行錯誤。
      舞台上の井関さんの腕に、山田勇気さん掲げるアンブレラに落ちてくる「お試し」の光だけでもゾクゾクするものがありましたが、fullmoonさんが書いてくれたように、30分かけても1秒が完成しなかった…そのクリエイションを見詰めた時間はそれはもう貴重この上ないものでした。

      傑作になります。傑作になるしかないじゃないですか、コレ。
      また、言いますね。いいですか。必見ですよ、必見!

      (「3マス練習」も、勝手に時間の単位を「月」から「年」に変更しつつ、まだまだ頑張ります。ジムノペディ、ものにしたいので。有難うございます。)
      (shin)

  2. shinさま

    今日の公開リハーサル、行きたかったですーーーー!
    今日は仕事しながらも「あ!公開リハーサルの時間だ」と、気になって仕方ありませんでした。
    様子をお伝えいただいて、ありがとうございます。
    照明作り!見たかったです!
    照明については、金森さんの拘り、半端ないですものね!
    以前、アフタートークで金森さんに照明についての質問をした時、熱を込めて語ってくれたことを思い出しました。
    照明って、映像だとまたニュアンスが変わってしまうから、絶対的に劇場で直に観ることでしか味わえないものがありますよね。
    楽しみです!!

    aco

    1. aco さま
      コメント有難うございました。
      そうなんです。勿論、「通し」で『私は海をだきしめていたい』を観たことの喜びや嬉しさには大きなものがありましたが、その後の、ある意味、「遅々として進まない」とも言えてしまうのかもしれない、一切の妥協を許さないこだわりの照明作りを、冒頭の一部分ながら、見せて貰ったことで、言い表し得ない気持ちになりました。
      「通し」で観た「素材」もサイコーでしたから、来週、「照明あり」の完成品に変貌を遂げたら、物凄いことになるのは確実です。ホント、必見でしかありませんね。
      (shin)

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