8/31、渋谷のNHKホールで東京バレエ団「ダイヤモンド・セレブレーション」を観てきました。(サポーター レポート)

こちらは創立60周年を迎える東京バレエ団による記念の祝祭ガラ公演です。前年に全幕上演された金森穣さんの『かぐや姫』よりパ・ド・ドゥが上演されると知り、早々にチケットを手配し、当日をとても楽しみにしていました。

当日は台風10号の影響で東海道新幹線が運休するなど交通障害もあり、来場できなかった方も多くいらっしゃったようでした。しかし公演の時間帯は幸いにも天気は小康状態で、私はありがたいことに無事NHKホールに辿り着き、鑑賞することができました。

曇天でしたが、雨は降っていませんでした。
ホワイエにはお花が飾られていました。

ホワイエは綺麗なお花で装飾されていたり、これまでの海外公演のポスターが展示されていたりと華やかです。
ホワイエを一通り散策し、席に座ろうとホール内に入場すると、なんと前の席に金森さんと井関さんが座っておられます。びっくりして、お声掛けするか迷っているうちタイミングを逸してしまいました。「『めまい』おもしろかったです!」とお伝えすればよかったな、と思いました。

第1部『エチュード』はピアノ学習者にとっては『ツェルニー◯◯番』で有名なツェルニーの楽曲に振付られた作品です。初めて観ました。50分にも及ぶボリューム感の中に、バレエの華やかさや超絶技巧が散りばめられて圧巻でした!

そして金森さんの師、キリアン『ドリーム・タイム』から始まる第2部。
『ドリーム・タイム』の渋さに唸り、『ロミオとジュリエット』のパ・ド・ドゥに涙する素晴らしい上演でしたが、金森さんの『かぐや姫』について詳しく書きたいと思います。

金森さんの「『かぐや姫』よりパ・ド・ドゥ」は、今回のガラ公演では舞台装置は置かず、舞台上にはスポットで描かれた月のみありました。
ドビュッシーの『月の光』の音楽に合わせて、月をみて寂しがるかぐや姫を道児が慰め、徐々に2人が惹かれていく様子が感動的に描かれています。
初演のときはどうしても技巧的な面を注視して観ていたように記憶していますが、今日の2人からは心の動きがそのまま伝わってくるようでとても感動しました。そして結末を知っているからでしょうか、少し切なさも伝わってきました。
上演後の2人に会場は拍手喝采、1度目のカーテンコールでも拍手は鳴り止まず、もう一度カーテンに応えていました。

ちなみに前の席の金森さん井関さん、演目が終わるたび2人ともニコニコ言葉を交わしたりして、とても楽しんでおられる様子でした。
『かぐや姫』のクリエーションを通じて得た絆や仲間意識が続いているようで、みているこちらも楽しくなります。

第3部の『ボレロ』は鉄板演目で、何度観ても盛り上がります。
鳴り止まないカーテンコールに応え、1部2部に出演していたダンサー達、スタッフも登場し、客席も総立ちで祝福しました。

『ボレロ』は今月(9月)、サラダ音楽祭で金森さん振付の『ボレロ』、またベジャールバレエ団の『ボレロ』も観られますので、こちらも楽しみにしています。

パ・ド・ドゥだけでも『かぐや姫』を再び観ることができ嬉しかったと共に、近いうちにまた全幕で観たいなあ、と強く思った公演でした。

(かずぼ)

「8/31、渋谷のNHKホールで東京バレエ団「ダイヤモンド・セレブレーション」を観てきました。(サポーター レポート)」への4件のフィードバック

  1. かずぼ さま
    レポート有難うございました。
    キリアンに、『ロミオとジュリエット』、ベジャールの『ボレロ』…、創立60周年ともなると、ホントに豪華なガラ公演だったことが伝わってきます、東京バレエ団。
    そしてそこに金森さん『かぐや姫』からパ・ド・ドゥとは!
    う~ん、実に実に誇らしくて、素晴らしいことですね。さぞやご堪能されたことと思います。

    今回が「60周年」だけに「ダイヤモンド・セレブレーション」ならば、次は5年後に「ブルースターサファイア」或いは「ブルーサファイア」はたまた「スターサファイア」と称される記念日でしょうか。ちょっと統一感薄いですけれど…。

    でも、今後も記念のガラ公演ごとに、金森さんの『かぐや姫』は上演され続けていって欲しいものですね。というか、上演され続けることでしょう。そして、再び、全幕公演も観たいですね。
    改めて、レポートどうも有難うございました。
    (shin)

  2. かずぼ さま
    ステキなレポートありがとうございました✨
    この日、上越新幹線は全く影響ありませんでしたので、私もNHKホールに行ってまいりました♪
    私は3階席だったので、舞台は小さくしか見えないのですが、かずぼさんが書かれている通り素晴らしい公演でした。

    1回目の休憩の時、3階の客席前方に移動して下の階を見ていたら、休憩を終えて入場してきた金森さん・井関さんを発見しました!
    1階の座席に座られましたが、その後ろの席に見知ったような方が・・・
    あらら、かずぼさんではありませんか!
    偶然とはいえビックリしました。
    良いお席でしたね♪

    さて『かぐや姫』パドドゥです。
    かずぼさんも書かれていますが、私も何度か観ているはずなのに、改めて超絶技巧に瞠目しました。
    そしてそんな技巧を感じさせない叙情性にますます驚きと感動が・・・
    かぐや姫 秋山瑛さんと道児 柄本弾さんの心情が、切なく美しく胸に迫り、ほろりとさせられました✨

    2回目の休憩後の『ボレロ』。3階から見ると全体がよくわかり、生演奏オケも素晴らしく、マスゲーム的な美しさを堪能しました。

    9/15 サラダ音楽祭のNoismボレロ、10/7 NHK BS プレミアムシアターのベジャール・プログラム&『かぐや姫』再放送、ますます楽しみです♪
    (fullmoon)

  3. shinさま、fullmoonさま

    コメントありがとうございます。
    はい、とても良い席で鑑賞できました!

    ちなみに座席についてですが、金森さん井関さんの隣に評論家の三浦さん、その隣には東京バレエ団団長の斎藤さんと芸術監督の佐野さんが座られていました。

    周辺の関係者席はその5席だけのようで、それ以外は一般販売で誰でも取れてしまう、というのも良心的だと思います。

    東京バレエ団は頑張れば好みの席で鑑賞できるチャンスが大きい、というのも好きな理由のひとつです。

  4. かずぼさま
    あらあら、錚々たる方々が並んでいらっしゃったのですね!
    そこまでは見えませんでした (^_^;)
    次は私も1階席で♪
    (fullmoon)

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