Noism2定期公演vol.9初日、極寒の新潟に若手舞踊家が熱を運ぶ

2018年1月26日(金)18:30、雪の新潟、悪路をものともせず、
りゅーとぴあ・スタジオBのホワイエに足を運んだ者たちが、
スタッフの指示に従い、手元のチケットに記載された入場整理番号を確認し、
笑みをたたえながら番号順に列を作り、入場を待つ段になると、
Noism2の若手舞踊家がどんな姿を見せてくれるのかと
その場の空気が「期待」一色に染まっているのが見えるようでした。

定刻を5分過ぎた19:05、Noism2定期公演vol.9初日の舞台の幕が上がりました。
最初は、山田勇気さんの演出による金森さん振付Noismレパートリーです。

ほの暗い舞台に陰影を刻む照明、
黒色のレオタードとタイツに剥き出しの背中と腕、
「Noism」を踊る若手舞踊家9人は装うものも隠れる場所も持たず、
まさに身体ひとつで、
観客である私たちにそれぞれの「今」を晒し続けることになる演目です。
或いは、それぞれがその身体で「Noism」を追い求める演目とも言えるでしょう。
その緊張感たるや、並大抵ではないことは容易に察しがつきます。しかしそこは
若手と言えどもやはり舞踊家、若者らしい伸びやかさが客席に届いてきました。

『ASU -不可視への献身』の三好綾音さん、森加奈さん、鈴木夢生さん、
そして『SHIKAKU』の西澤真耶さんに対して、
それぞれ直後に拍手が起こったことも書き記しておきたいと思います。

初日を迎えるまで、懸命に「Noism」たらんと格闘を重ねてきたのだろう
9人の若手舞踊家の姿は、
折しも、冬の厳しさに耐え、花開かんとする蕾を想像させました。
彼女たちはこのあとも、公演を重ねることで、更に歩を進めていくことでしょう。
大輪の花を咲かせる日を目指して。

15分の休憩を挟んで、島地保武さん演出振付の『私を泣かせてください』。
上演時間が「40分」と記されたこの新作、
島地さんの「自由を求める」という言葉がキーワードと見ました。
様々な制約からの「自由」、それは舞台で踊る舞踊家だけで完結するものではなく、
その舞踊家に視線を注ぎ、その「刹那」の積み重ねを共有することを欲する観客にも
求められるものであると受け取りました。
言い換えるなら、そのときの「劇場」が舞踊家と観客との謂わば「共同正犯」によって、
既存の制約や規範、美の概念を脱して、
新たな価値や新たな美を立ち上げることを志向する場所足り得るか、
ということにでもなるのでしょう。

島地さんは様々な方向から、様々なアプローチで、
若手舞踊家それぞれの個性を引き出して見せてくれようとしているかのようでした。
そうした意味でも異色作、或いは意欲作と呼べるものではないかと感じました。
初日を終えたばかりですので、ネタバレは避けたいとの思いから書いてきましたが、
皆さんにはどう見えた(どう見える)でしょうか。
個人的には、後半、牧野彩季さんと鈴木夢生さんが
美しくエモーショナルなバラードにあわせて踊るデュオにも見惚れました。

公演後、金森さん、島地さん、山田さんによるアフタートークにも大勢の方が残られて、3人のお話に耳を傾けていました。
そこでのやりとりから少しご紹介いたします。

☆冒頭、島地さんの「明日、時間配分を変える」という言葉が切り口となり、
金森さんから、「たとえマスターピースとされるものであっても、
振付家はその価値をわからないのかなぁ」という創造一般に関する問いが発せられ、
島地さんが、師匠にあたるフォーサイスが評価を得た自作にすら安住せず、
「弄っては壊してボツにしていくのがいいなと思った」と語ると、
山田さんも、うまくいっているとされる箇所についても、
「何かそういうことじゃないんだよなぁ」と感じることがあり、
自分も客席から観ることで、「ここはこういう意味がある」という発見があると応じ、
3人の一致した見解としては、やはり自分の「creativity(創造性)」を信じる行き方しかないのだと。

★「Noismレパートリー」に関して、山田さんは、過去作をすべて見て、
女性のみの現Noism2の構成から、男性が登場せず、女性だけで踊れて、
ある程度まとまった尺でキチンと音楽があり、
様々な人数構成で踊るものを選ぼうとすると、
選択肢は意外と少なかったとのこと。
そして、何をやらせても訓練にはなるという考えがあったことと、
「今、この娘にこういうことをやらせたい」という思いがあっての選択だったと話されました。
また、金森さん振付のレパートリーを演出することは「凄く面白い経験だった」として、各シーンを元の作品の内容から切り離したとき、
身体の動き、その繋がりが何を大事にしているのか見えてきた。
何故、その振りをそう踊っているのかにフォーカスしていくことで、
方向とか音楽のとり方とか、神秘的といっていいように思った、とのことでした。

☆一方、島地さんは、創作の際、最初に漠然としたイメージはあるものの、
「ほぼ、その人がいて、創る」のだとして、普段の仕草やオフのときの様子を見ながら、「こんなのは面白いんじゃないか」と引き出そうとしたとのお話。
また、「音楽として使ったヘンデルは何に影響されたのかと考えてみると、
古町5番街にクラシックがかかっていて、それかなぁ」とか、
作品に登場する除雪用スコップに関しても、「古町の金物屋さんで見つけたもので、
凄く雪が降った日にみんながそれを使って雪除けしているのを見て、
僕もやりたいなぁと思って」。
で、「ある日、彼がそれを持って現れた」(金森さん)とか、お茶目な面が炸裂していました。
更に、途中に聞こえてくる印象的な「新曲」に関しても、
「普段、そんなことってしないでしょ。あり得ないからやってみよう」と取り入れたそうです。

アフタートークの締めとして、
金森さんから、Noism2定期公演の性格について、
「発表会」とは本質的に異なるものとして、
「若い人たちが頑張っているからそれでいいじゃなくて、いいもん見せてくれ」と、
今後とも厳しい目で見て欲しいと語られ、
予定された時間を大幅に延長して、
21:15、初日は終了しました。
ご紹介できなかったお話もたくさんありますが、そこはご容赦願います。

前売りチケットはめでたく全公演完売となったそうですが、
楽日の日曜日公演には当日券が若干出るそうです。
詳しくは、下の Noism Web Site をご覧ください。

http://noism.jp/n2_teiki_9_tktsinfo/

そして今回の定期公演、どちらの演目も「ダブルキャスト」で踊られるのだと!
「Noismレパートリー」の方はいいとして、
『私を泣かせてください』に関しては、
それぞれの名前を冠せられた登場人物をどうダブルキャストにするのか?
「あり得ない」ように思われるだけに、一層興味が掻き立てられます。

是非、ご都合のつく方はスタジオBにいらして、一緒に Noism2 の「今」を目撃しませんか。

また、本日(10/27)10時より、GWの上野の森バレエホリデイにおける
Noism1 特別公演『Mirroring Memories – それは尊き光のごとく』チケットの一斉販売となります。

http://balletholiday.com/index.html

ますます楽しみなNoismから全く目が離せません。
(shin)

Noism2定期公演vol.9、いよいよ3日後に迫る

これを書いている今日は1/23(火)。
今夜から明日にかけて、
この冬最強クラスの寒気が訪れるという予報に
気が気ではないところですが、そちらは宮沢賢治的心持ちで乗り切るとして、
もうひとつ、気もそぞろになる材料、「慾」はあります。
Noism2の定期公演vol.9が3日後に迫っているためです。
楽しみでなりません。

初日1/26(金)と翌1/27(土)の公演はチケット完売ということですが、
最終日1/28(日)の2公演(13:30~ / 17:00~)はまだ残席があるとのこと。

金森さんが本日午前、次のようにツイートしています。

今日からNoismは午後シフト。開演時間に合わせて朝のクラス時間がシフトする。
Noism2の定期公演は現在4公演(設立当初は3)だが、日曜日が未だ売り切れていないという。
せめて7公演はさせてあげたい。人目に晒される事でしか、気付き得ない感覚がある。
欧州と比べはしないけど、年間50は公演を。

Noism2の定期公演というのは、
素晴らしいパフォーマンスに触れながら、
そのこと自体、若手舞踊家を育てることにも繋がる機会です。
「今」に眼差しを向けつつ、「未来」の飛躍を信じて夢見つつ…。

是非とも満席のスタジオBで踊って頂きたいものだと切に思います。
それもまた叶えたい「慾」のひとつ。
今度の日曜日、まだ予定のない方、
是非りゅーとぴあ・スタジオBに足を運んで、
客席から伸びしろ豊かな若手舞踊家たちに熱視線を注いで欲しいものです。
お席は全席自由、2,000円となります。

なお、最新のチケット販売状況はこちら(Noism Web Site)でご確認ください。

http://noism.jp/n2_teiki_9_tktsinfo/

では、週末、りゅーとぴあのスタジオBでお会いしましょう。

[追記]
下の画像は、1/26(金)早朝(6:46)の新潟市南区付近の広域農道。
地吹雪で完全にホワイトアウトしてしまってます。
こんなに酷い地吹雪は経験がありません。
自動車でお越しになられる方はどれだけ気をつけても充分過ぎることはないくらいです。
どうぞ、くれぐれも最大限の安全運転で。

[追記(その2)] (1/26午後2時の路面状況について)
日中、やや太陽の光も差したことで、車道が顔を見せているところも出てきました。
その意味ではやや寒波も落ち着いてきているのかもしれませんが、
まだ路面は濡れています。
それがこのあとの気温低下で再び凍る「ブラックアイスバーン」になると厄介です。
これ、Noism的な洒落たネーミングに聞こえるかもしれませんが、
路面が、ぱっと見、少し濡れているだけで、凍っているようには見えないため、
事故が起きやすい凍り方で、とても危険な道路状況なのです。
スピードを出していると確実に滑りますし、急ブレーキも厳禁です。
また、ところによっては歩道が雪で覆われていて、
歩行者が車道を歩かざるを得ないこともあります。
スピードは抑えて、気は抜かず、安全運転を心掛けましょう。

なお、「ブラックアイスバーン」についてはこちらを参考にして下さい。
https://matome.naver.jp/m/odai/2139045901725099301

(shin)

Noism2定期公演vol.9メディア向け公開リハ&囲み取材に参加してきました

ちょうど一週間前に新潟を襲った大変な雪も漸く落ち着きを見せ、
今度は一週間後に新しい年の「Noism初め」となるべきNoism2定期公演vol.9を控えた
2018年1月19日(金)の午後、
りゅーとぴあ・スタジオBを会場として開かれた
同公演のメディア向け公開リハーサルと囲み取材に参加してきました。

公開リハは、山田勇気さん演出による金森さん振付Noismレパートリー、
そして島地保武さん演出振付の新作『私を泣かせてください』の順に、
予定された時間を超過して観せて貰いました。

研修生カンパニーであるNoism2にとってのリベラルアーツ(一般教養)ともみなされ得る
過去の作品群からの抜粋を踊る演目と、
人(4)と魔女(4)、そしてその中間の存在(1)というキャラクター設定のもと、
舞踊家それぞれの「下の名前」がひらがな表記された人物として
ある種の物語を踊る演目。

ふたつはまったく逆向きのベクトルをもつ2作品と言えるでしょう。
山田さんが「今回の公演は面白いと思いますよ」と満面の笑みを浮かべて語るのも頷けます。
まあ、いつだって面白いのですけど…。(笑)

ここでは主に、囲み取材でのやりとりから、その一部をご紹介しようと思います。
まず、山田さん演出のレパートリーに関してですが、
金森さんからは、チョイスも、演出も、照明もすべて任されたそうで、
金森さんは、ある意味「モノ」として観てくれている様子。
山田さんが抜粋したのは、金森さん振付の6作品からの7シーンで、
気になる、その6作品とは、順不同で、
『SHIKAKU』『PLAY 2 PLAY −干渉する次元』
『Nameless Hands~人形の家』『ZONE~陽炎 稲妻 水の月』
『Nameless Poison~黒衣の僧』『ASU~不可視への献身』だそうです。

チョイスに際しては、特に深い意図があったという訳ではなく、
女性しかいないことと、音楽のまとまりを考慮しての選択だったとのことですが、
作品性というよりは、徐々に踊りの根源的な部分、神秘的な部分が抽出されてきて、
現在は、今のNoism2でしか出来ないものになっていると感じるそうです。
(振付家が)自分でチョイスする場合、客観視し切れないことが多く、
過度の思い入れがない方がドライに構成できて具合がよいこともあり、
それは自分で創っているときにも大切なことに思うとのことでした。

次に、島地さんの新作『私を泣かせてください』に関してです。
昨年末、金森さんに「通し」を観てもらった際は53分の長尺だったところ、
「30分にしてくれ」と言われ、今、「37分」になっているとのことで、
まだ削るかもしれないが、削らなくても良いものにしたいというせめぎあいもある。
通常、様々に受けてきた影響を自分で崩したいという思いで創作しているのだが、
そういう考え自体が固定観念かもしれず、
「影響を受けていることはしょうがない。
これもOK、あれもOK」と肯定するという、
普段やりたくないと思っていることをやった、とのお話でした。

それぞれに自由を求めて、人と魔女が敵対するという設定は、
図らずも、平原慎太郎さん演出振付の前作『よるのち』(少女と吸血鬼)とも似ていますし、
そちらをご覧になられた方は比べてみるという楽しみもありそうです。
いずれにしましても、快作が見られそうなこと請け合いです。
あと、島地さんが新潟にいると聴きたくなるというヘンデルのカチッとした音楽に加えて、
途中に挿入されるご自身が歌う歌も、要チェックということで。(笑)

また、この間のNoism2メンバーに関して、
山田さんが「なんだかんだ言って、みんな良くなる。
それを見る嬉しさがある」、
島地さんも「うまくなっている。本番、どうなるか見たい。
取り組んでいる姿はとても綺麗」と語るのを聞くに至っては、
一週間後への期待が否応なしに募っていきました。

☆★ ☆★ ☆★ ☆★ ☆
今回のNoism2定期公演vol.9ですが、
3日間、全4回公演のうち、
1/26(金)と27(土)は前売り完売(当日売りは現在未定とのこと)ながら、
28(日)の2公演はまだ少し残席があるそうです。
もうチケットはゲットされましたか。
是非、一緒に若き舞踊家の「今」を目撃しに行きましょう。
(shin)

Noism情報&井関佐和子さん新ブログ始まります♪

今年もあとわずか。
Noismはサプライズ続きですね!

◆12/15-17『NINA』新潟公演での、井関佐和子さん『Swan』上演!
うれしい驚きでした♪

◆そして2018年1/17、『NINA』埼玉公演関連企画として金森さん・井関さんによるワークショップがさいたま芸術劇場で開催されます!
http://noism.jp/repertoire_ws_nina/

★ここでNew情報!
新潟日報モアブログ終了(今年5月末)につき、しばらく佐和子さんのブログにお目にかかれませんでしたが、待望の井関佐和子さん新ブログが、さわさわ会ホームページで近日公開予定となりました!
http://www.sawasawa-kai.com/blog/
新ブログ、楽しみです!

◆2018年1/26-28、Noism2定期公演vol.9 りゅーとぴあスタジオB
http://noism.jp/npe/noism2_teiki_vol9/
山田勇気さん出演のラジオ放送によると、前半はNoismレパートリーからいくつかの作品を抜粋で繋げた作品で、後半が島地さん新作だそうです。
新メンバー4名は初お目見え。
初日はすでに残席わずか。チケットはお早めにどうぞ!

◆続いて2/4、対話による公開講座『柳都会』vol.18
会場がスタジオBから能楽堂に変更になりました。
http://noism.jp/npe/ryutokai_18/
茂木健一郎×金森穣、どんなお話になるのでしょうか??

◆2/17,18 『NINA』埼玉公演
http://noism.jp/npe/n1_nina2017_saitama/
あのNINAに会える!
ぜひご来場ください!
『Swan』はどうなるのでしょうね。現時点では発表されていません。

◆3/4 Noism2オーディション開催(募集締切2/22)
http://noism.jp/notice-noism2-15thseason/

◆男性舞踊家 随時プライベートオーディション受付中
http://noism.jp/audition-notice-noism1-15thseason/

◆4/28-30 『Mirroring Memories−それは尊き光のごとく』(仮)
〈上野の森バレエホリデイ2018〉Noism1特別公演 東京文化会館 小ホール
http://noism.jp/npe/noism1_ueno_balletholiday2018_mm/
これには驚きました!電撃発表!金森さんも出演します!!
Noismレパートリー10作品から選出したシーンと、金森さん自身が出演する新作から構成するオムニバス作品を特別上演!

◆7/6-8 Noism×SPAC 劇的舞踊vol.4『ROMEO & JULIETS』http://noism.jp/npe/romeoandjuliets/
これに驚いていたら、上野の森公演があとから出てきて2度びっくりしました。
SPACと一緒の劇的舞踊公演。
ロミジュリですよ!
(ジュリエットの複数形が謎)

ツアーも!!
富山公演:7/14オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)
静岡公演:7/21,22静岡芸術劇場
埼玉公演:9/14-16彩の国さいたま芸術劇場〈大ホール〉

◆7月末(予定) Noism2特別公演2018
元Noismメンバーで現在はダンスカンパニーLasta主宰の櫛田祥光さんが新作を演出振付します!
http://dancecompany-lasta.com/

◆7月(予定) Noismサマースクール 舞踊経験者対象 金森穣直接指導

◆11月末-12月初旬(予定)Noism2定期公演vol.10

◆2019年1-2月(予定)Noism1新作公演

てんこ盛りのスケジュールですね!
http://noism.jp/

ほか、掲載情報として、

SWANマガジンvol.50(2017冬号 平凡社)
40-41ページに金森監督の『NINA』インタビュー記事が掲載されています(インタビュアー亀山和枝)。

月刊にいがた1月号
125ページNoism1リレーコラム、ぐるっとまわって今回は井関佐和子さん。
ちなみに「観客として舞台を観るとき、どんなところに注目していますか?」という質問にこたえていますよ。

月刊ウインド1月号
・19ページ、11/15に開催された、近藤誠一トークシリーズ「訊く」市山七十世×金森穣、の感想と、11/19の「さわさわ会懇親会・誕生会」レポート・写真が掲載されています(担当 久志田渉)。
・20ページ、映画にまつわる「Voice of Noism」 vol.3は、池ヶ谷奏さん「飛行機で大号泣!!」

ちなみに今月12月号は22ページに中川賢さんのコラムvol.2、「最近のおすすめ」が掲載されています。
中川さんの好きなジャンルは「ヤバい感じがする映画」だそうですよ。
同ページには会員さん2名による他公演のご感想も!

どうぞお読みください♪

閑話休題:

■特別展示 mikkyoz012

開催期間:2018年 1月23日(火)~2月4日(日) 9時~21時 月曜定休
会場:砂丘館ギャラリー(蔵)
料金:観覧無料 主催:砂丘館

新年恒例、遠藤龍さん(Noism映像・写真担当)と音響の方によるユニット、mikkyozの特別展示です。
https://www.sakyukan.jp/2017/12/6158

■劇団ピンクドクロ 第6回公演
『Happy Hour戌』
http://aiichiro-miyagawa.com/

元Noism1宮河愛一郎&藤井泉、ピンクドクロ6度目の登場!
+新潟出身の俳優 河内大和の3名が出演。

1/25 (木) ①19:00開演
1/26 (金) ②17:00開演 ③20:00開演
1/27 (土) ④14:30開演
1/28 (日) ⑤19:00開演

会場:カフェムリウイ(世田谷区祖師谷4-1-22-3F)
http://www.ne.jp/asahi/cafe/muriwui/

料金:3000円(ドリンク代別)開場は開演の30分前
上演は1時間を予定。
✳各回定員30名なのでご予約はお早めに

チケット受付:pinkdokuro@gmail.com

演劇に踊りに大活躍の宮河さん、久々のピンクドクロ公演です。
なのに、Noism2公演としっかりかぶっていますね。。
木曜に行くしかない!

■『NINA』新潟公演のご感想をご紹介します。

・いぽぽぽぱんぱさんのブログ
https://ameblo.jp/ipopopopanpa/entry-12337404250.html

・いちかっこジョバンニさんのブログ
http://clothoiddiary.blog.fc2.com/blog-entry-997.html

いぽぽぽぱんぱさんはサポーターズ会員さんです。
こんな記事も。
https://ameblo.jp/ipopopopanpa/entry-12331891561.html
いぽぽぽぱんぱさん、どうもありがとうございます。

皆様、来年もご一緒に、金森穣Noismをますます応援してまいりましょう!!

どうぞよいお年を♪
(fullmoon)

近藤誠一トークシリーズ「訊く」、金森さんゲスト登壇!   Noism2定期公演 チケット発売 今週末!

近藤誠一トークシリーズ「訊く」第5回
日本舞踊は世界に通用するか

日時:11月15日(水)15:00~17:00
会場:りゅーとぴあ 能楽堂
入場料:一般3,000円 日本舞踊協会会員2,000円 学生2,000円(自由席・先着300名)
チケット取扱・問合せ:りゅーとぴあチケットダイヤル025-224-5521

近藤誠一氏のお話の後、日本舞踊×コンテンポラリーダンスと題して、市山七十世さんと金森さんがゲスト登壇。
伝統の継承と革新的創造、これからの舞踊の可能性を語り合います。
https://www.ryutopia.or.jp/performance/event/5130/

Noism2定期公演 vol.9
http://noism.jp/npe/noism2_teiki_vol9/
新作『私を泣かせてください』 
演出振付:島地保武
音楽:ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル、岡直人
衣裳:山田志麻

Noismレパートリー 
演出振付:金森 穣
リハーサル監督:山田勇気

出演:Noism2
西澤真耶、片山夏波、門山楓、牧野彩季、三好綾音、
岩城美桜、森加奈、森川真央、鈴木夢生

日時:2018年
1月26日(金)19:00
1月27日(土)17:00
1月28日(日)13:30/17:00
※各回終演後に芸術監督と振付家のアフタートークを開催。(13:30開演回は除く)

会場:りゅーとぴあ〈スタジオB〉
入場料:2,000円(全席自由・整理番号付)

チケット発売日:一般11/18(土)、先行11/17(金)

チケット取扱い:
りゅーとぴあ(窓口・電話・オンライン)
チケット専用ダイヤル 025-224-5521(11:00-19:00,休館日除く)
イープラス

近藤誠一トークシリーズの3者鼎談、そしてNoism2定期公演、島地さんの新作も楽しみです。
Noism1『NINA』東アジアツアー、次は香港、11/24(金)!
その前にさわさわ会新潟懇親会11/19(日)♪
(fullmoon)

Noism2『よるのち』楽日、1日2公演を満喫

2017年6月25日(日)、Noism2特別公演『よるのち』楽日。
この日は早くから購入していた18:00の回に加えて、
頑張って20:00の回の当日券も手に入れ、2回観てきました。
否、単に観るだけの側が「頑張って…」などと書いたりするのは、
ホントおこがましいくらいに、大熱演の2公演でした。

前日(中日)18:00の回を観て帰路に着く私の心に、
何か後ろ髪を引かれるような思いが残ってしまっていたのです。
その正体とは、あれだけの舞台を1時間後にもう一度上演するなら、
「本当の『よる』」の時刻に『よるのち』を観てみたい、という血の騒ぎ。
同時に、20:00の回を見ようと入場していく人たちへの嫉妬心に似た気持ち。
それは、私だけでなく、多くの人に共通するものだったようです。
楽日、2公演の客席には、同じ顔ぶれが何人も見受けられたことが
如実にそれを物語っていました。
平原慎太郎さんと若き8人の「吸血鬼」に
嬉々として自らの血を差し出そうとする
まさに「被吸血鬼」の群れと言えそうです。(笑)

さて、話は少し脇へ逸れますが、
数多の「吸血鬼」もの映画が描いてきた、最も恐ろしい場面といえば、
いたいけで疑いを知らぬ美少女を捉えたカットに
背後から「吸血鬼」がフレームインしてくる場面と言い切って
間違いないでしょう。
そのシーンを成立させているのは、情報のギャップです。
「誰が『吸血鬼』なのか」という情報に辿り着けずにいる少女を、
とりあえず情報を手にし得る立場にある観客が見詰めることで、
そこにサスペンスが生まれることに説明は不要でしょう。

今回の『よるのち』の観客についてはどうでしょうか。
選んだ席によって見える場面もあれば、見えない場面もある。
それがかなり重要な鍵を握る場面であったとしてもです。
それこそまさに情報のギャップ。
私たち観客も、安穏として観ていられなかった筈です。
つまり、作品世界の時空が、私たちの現実世界を巻き込み、
浸食して拡がっていたのだと言えます。
私たちは作品の後半、鳥羽絢美さんが操る「妖力」の類いに
しっかり捉えられてしまっていたのではないでしょうか。
そのため、何度も進んで自らの血を差し出そうと
あの洋館に通い詰めた(或いは、通い詰めたくなった)のです。

初夏の怪奇譚。
全5公演中の4回、
彼女たちが示した、研修生カンパニーという以上の
見事なパフォーマンスを心ゆくまで堪能しました。
(細かいことですが、楽日20:00からの公演を観て、
早い回と遅い回とでは、カーテンの使い方が
違っていることも確認できましたし。)

しかし、あの「吸血鬼」たちであれば、
「またすぐにでも血を差し出したい」と、
なかなか血のたぎりが鎮まらないのは私だけではない筈です。(笑)
再演は難しいかも、ですけど。 (shin)

Noism2『よるのち』中日、「さ、噛むまでよ。噛むだけ。」

2017年6月24日(土)、Noism2特別公演『よるのち』中日は2公演の日。
前日に続いて私の2度目の鑑賞は、18:00からの早い回でした。
初日の舞台を観て、私に書き得る大概のことは既に書いてしまっているため、
今日は短めに。

(この投稿は、初日のコメント欄に載せていたものを、読みやすさに配慮して、
若干の加筆・修正を施したうえで、独立した投稿に改めたものです。
その点、お断りしておきます。)

前日はド正面、議場の「36番」椅子席に座ったのですが、
この日は角度を付けて、正面上手側最前列のクッション席を選びました。
すぐ前を、鳥羽さん、西岡さん、秋山さん、西澤さんはじめ若い身体が
空気を震わせながら妖しく舞い踊るのを直視できる席です。
臨場感たっぷりに、大迫力で舞台を満喫できる点で、ここ、お勧めです。

8人の若手舞踊家揃って、大熱演の『よるのち』。
2回目の鑑賞となるこの日は、
片山夏波さんのダンスに目を奪われました。
目の動き、表情を含めて、
まさに何かが降りてきて憑依し、彼女の肉体を借りて踊っている、
そうとしか思えないような凄みに溢れていました。
そして、ラスト、彼女が見せる象徴的な「噛む」行為は、
驚愕で、身震いがするほどです。

『よるのち』、この雰囲気たっぷりの舞台に向き合うのに、
何も難しいことを考える必要はありません。
作品中間部の鳥羽絢美さんの台詞「さ、噛むまでよ。噛むだけ」が
そのあたりを端的に表してくれているとも言えます。
身構えることなく、ただ見詰めるのみです。
私たち観客は目で「吸血」するのでしょう。
(もっとも、舞台での「吸血」行為も「噛む」かたちでは行われていませんでした。
それではどうやるのかというと、
冒頭の秋山さんの語りに表れる仕草からほぼ一貫して、・・・
おっと、それは書けません。見てのお楽しみということで。)

・・・しかし、そもそも観客は「吸血」する側でしょうか、
それとも、される側でしょうか。
PCの前でこれを打っている私は、
見終わるや否や、次が待ち遠しい気分になりました。
どうやら、「吸血」されて、
「一瞬の痛みだけを受け、実感なるものが作る世界から逃れる」(平原さんによる台本)
気分を味わい、「次の痛み」が待ち遠しくなってしまったのでしょう。

ご覧になられたみなさんはどんな印象をお持ちでしょうか。
コメント欄にてご紹介頂けましたら幸いです。
残すは、楽日の2公演。
未見の方は是非ともお見逃しなく。 (shin)

『よるのち』初日、新生面で魅せるNoism2

2017年6月23日(金)、Noism2特別公演、
平原慎太郎さん演出振付の新作『よるのち』初日を観てきました。

場所はりゅーとぴあのお隣にある建物、新潟県政記念館の議場。
コの字型に設えられた往時の議会席、その長机と椅子。
そしてその内周にキレイに据えられたパイプ椅子席と
正面には更に最前列としてクッション席が1列。
それらが描くコの字に囲まれた内側の床面が舞台です。
客席は多様な自由席ですから、
どの席を選ぶか迷いますが、
座る場所によって見えるものが異なってきます。

ほの暗い議場、
下手奥の壁に架けられた大きな柱時計が7時を刻むと、
情緒たっぷりに、かそけき鐘の音が数度聞こえてきます。
上手奥の「書記」席、今公演で退団される秋山沙和さんが
落ち着いた口調で真剣かつユーモラスに「公演中の注意」をしたかと思うと、
そのまま語り続けながら立ち上がり、黒いマットへと移動して、
公演内容へと繋がっていきます。
今回の『よるのち』は随所に言葉が語られる多弁な作品で、
「吸血鬼」を扱った野心作です。

作品中に触れられるように、世界各地で「吸血鬼」伝説は見出せるとしても、
「吸血鬼」と聞いて、真っ先に思い浮かべるのは、
やはり古城を舞台にした、「あの」ゴシックロマンスでしょう。
県政記念館の堅牢そのものの議場はぴったり。
更に、「吸血鬼」作品にあって、
血を吸われる美少女の存在も不可欠とするなら、
うら若きNoism2の8名はまさにぴったり。
両者を得て、新潟で、平原慎太郎さんが一ヶ月をかけて制作した
妖しい世界が立ち上がります。

鍛錬を重ねる身体であると同時の、弾力に富む若い肉体。
纏わり付く髪の毛、首筋、汗ばむうなじから、
胸元、背中、たくし上げられ露出する脇腹や突き出される臀部を経て、
足の付け根、太腿、白く浮かびあがる艶めかしい足先まで。
こぼれて突出する肉体の「隙間」、そのフェティシズム。
そして真っ直ぐ前のみを見詰める目を含めて、
若い血と永遠の生を巡って、たちこめる頽廃的な官能性。
文字通り、地を這う鳥羽絢美さんをはじめ、今回、8人の若い舞踊家が示したのは、
健康的に躍動する身体とは真逆に位置する、伏して悶え、喘ぎ、捩れる身体。
「吸血鬼」と、それにおののき、やがて蹂躙される美少女を観ることの愉悦。
禁断の倒錯性、或いは嗜虐性に浸る時間、それはまさに快楽。
そして、吸う側と吸われる側の反転する関係性、
加虐と被虐とが絡み合い、縺れるさまも見所のひとつで、
50分の公演が終わるその瞬間まで、次の展開の予想がつきません。
私たちは何を観ているのか、
そして今、ここが、いつでどこなのか、
それらが判然としなくなる感覚に痺れます。

かように書いてくると、「男性目線」優位の見方・書き方と思われるかもしれませんが、
そのあたりは、実際、どうなのでしょうか。
見入るうちに、性別を超えて、己の中に「吸血鬼」を見出すのが、
この妖しいゴシックロマンスの醍醐味ではないでしょうか。
女性の目にも同じように映じていたはず、と信じます。

若い(女性ばかりの)舞踊家集団であることを最大限取り込んだ
平原慎太郎さん書き下ろしの『よるのち』は、
ですから、Noism2の新生面を開く作品とも言えるでしょう。
今のNoism2が、今というこの時にしか生み出せない作品かもしれません。
演出振付の平原慎太郎さんが「吸血鬼」なのか、
Noism2が平原慎太郎さんの血をその8つの若い肉体で吸い尽くすのか。
飲むか飲まれるか、
その判定をしながら観るというのも一興でしょう。

終演後、会場でお会いした「Noism愛」では人後に落ちない方々から、
口々に、「shinさん、こういうの好きでしょう」と見透かされてしまうと、
やや書きにくい気持ちもあったのですが、
Noismサポーターズ(Unofficial)事務局「黒一点」(!)の私が、
この怪しく妖しい世界を観たまま、感じたままに書かせて頂きました。
不穏当な部分もあるかもですが、ご容赦願いたいと思います。(笑)

そんなスリリングな意欲作『よるのち』、
明日(土曜)、明後日(日曜)はそれぞれ2回公演。
各回、若干の当日券も出るとのことですし、
日曜日の2公演はまだ席に余裕があるとのこと。
私はあと2回観ます。
初日夜ののち、
今度はどの席に座ろうかと今からワクワク。

今までのNoism2とはひと味違った「若さ」が
観る者の目を魅了する今回の『よるのち』、
あなたの目にはどのように映りますでしょうか。
是非ともご覧ください。

追記
この作品が気になる方や平原慎太郎さんのファンの方に向けた嬉しいお知らせです。
会場にて、平原さんによる台本「舞踊戯曲『よるのち』決定稿」が
各回限定10冊、2,000円で販売中です。如何でしょうか。ご検討ください。
(shin)

Noism2特別公演 6月23,24,25日!

いよいよ今週末、金、土、日、Noism2公演『よるのち』開幕です!

Noism2特別公演2017『よるのち』

演出振付:平原慎太郎
音楽:熊地勇太 他
演出助手:渡辺はるか
出演:Noism2

日時:
6/23(金)19:00 × 【予定枚数終了】
6/24(土)18:00 × 【予定枚数終了】 
6/24(土)20:00 × 【予定枚数終了】
6/25(日)18:00 △ 販売中
6/25(日)20:00 ○ 販売中
※当日券の販売あり。各回開演の30分前より会場受付にて販売。

会場:新潟県政記念館(旧新潟県会議事堂)
料金:1,000円(整理番号付き自由席)

チケット大好評販売中です。
ぜひどうぞ!

閑話休題:

●2012年9月から1年間、Noism2に在籍していた土田貴好さんが、文化庁の新進芸術家海外研修員に選定されました!

http://www.bunka.go.jp/seisaku/geijutsubunka/shinshin/kenshu/pdf/h29_shinshin.pdf

土田さんは新潟市出身、埼玉大学ダンス部で活躍し、Noism2に入団。退団後は東京で活動。この春から新潟に戻って新しく活動中。
「演出・振付・芸術監督」の分野でベルリンで2年間研修します♪

●今回のNoism2公演『よるのち』演出振付の平原慎太郎さんが、7/9~10に砂丘館で、なんと24時間パフォーマンスを開催!

平原慎太郎+OrganWorks 24hダンスパフォーマンス 「Living Matter」

開催期間:2017年 7月9日(日) 13時~7月10日(月)13時
会場:砂丘館 蔵、和室、庭 【予約受付中!】025-222-2676
料金:1day-A(7/9)3,000円、1day-B(7/10)2,000円、ナイト(7/9夜~7/10午前) 3,000円、フリー(全公演)5,000円
※各回とも高校生500円引/定員:1day 各30名、ナイト10名、フリー20名

主催:砂丘館、OrganWorks
詳細:http://www.sakyukan.jp/2017/05/5416

平原さんは11月11,12日には、新潟古町えんとつシアターで、演出・振付の新作ダンス公演「eye eye eye」を開催!
7月7,8日には出演者オーディションがあります。

問い合わせ:創るつながるプロジェクト(へんみ)070-6479-2927 entotsutheater@gmaile.com

平原さんはNoism当初からのメンバーとして3年間在籍。
土田さん、平原さんとも、活躍がうれしいですね♪
(fullmoon)

Noism2 特別公演2017 『よるのち』 本日チケット発売開始!

13thシーズンの締めくくりとなるNoism2特別公演は、元Noismメンバーで、現在は振付家としても注目を集める平原慎太郎を迎えて新作を上演!

Noism2特別公演2017『よるのち』
演出振付:平原慎太郎
出演:Noism2

日時:2017年6月23日(金)19:00、24日(土)18:00、25日(日)18:00 ※全3回
会場:新潟県政記念館(旧新潟県会議事堂)
入場料:1,000円(整理番号付き自由席)
チケット発売日:4/15(土)※N-PAC mate(友の会)&一般同時発売

チケット取扱い:りゅーとぴあ(窓口・電話・オンライン)
チケット専用ダイヤル 025-224-5521(11:00-19:00、休館日除く)
オンライン・チケット http://www.ticket.ne.jp/ryutopiaticket/

平原さんの演出振付、楽しみですね。
メンバーの鳥羽絢美さん、西岡ひなのさん、にとってはNoism2最後となる公演です。
どうぞお見逃しなく!  (fullmoon)

追記(5/7):
早くもチケット完売につき、追加公演決定!
6月24日(土)20:00開演
お早めにどうぞ!

追記2(5/15):
さらに追加公演決定!!
6月25日(日)20:00開演
ぜひどうぞ!