『still/speed/silence』立錐の余地ない利賀山房。木の香、闇、切っ先鋭い音、そして…

2019年9月22日(日)、第9回シアター・オリンピックスにおいて僅かに2回だけ上演されるNoism0『still/speed/silence』、その2回目を観に行ってきました。会場は富山県の「合掌文化村」利賀村、利賀芸術公園内の利賀山房(キャパ:250名)です。

いきなり少し時間を遡り、尚且つ、極めて個人的な事柄から書き起こしますが、ご容赦ください。

2019年6月30日(日)、まだこの年の夏があれほど暑い夏になるとは予想だにしていなかった頃、シアター・オリンピックス公演チケットの電話予約受付が始まりました。全公演一斉の受付でしたから、電話は容易には繋がりません。

更に会場・利賀山房に行くには、どうやっても山道をくねくね行く以外のアクセスなどある訳がありません。ネットで調べて以来、「細い山道じゃん。怖い」と尻込みする連れ合いはまだ行く決心がつかずにいました。「ひとりで行って」、お昼過ぎにそう言いながら電話をかける手伝いをしてくれていた彼女の電話の方が繋がるのですから皮肉です。というか、運命だったのかも。ふたりで行くことになったからです。

それから80日強を経て迎えたこの日、9月22日。件の山道を含む新潟・利賀間往復630km、合わせて8時間の日帰り自動車旅。距離的な隔たりはそのまま時間的な隔たりであり、それを越えていく移動はまさに「CREATING BRIDGES(橋を架ける)」がごとき趣きでした。半端ない緊張を強いられた運転の末、なんとか無事に利賀芸術公園に到着したのは午前11時。開演前にグルメ館を訪れて、友人・知人にも会い、ボルシチやらパスタやらを楽しんで、緊張をほぐした後、いざ、利賀山房へ。Noism0『still/speed/silence』です。

前売りは完売、キャンセル待ちの長い列もできていました。開演20分前の13:40、整理番号順に入場開始です。コンクリート造りの建物内に入り、靴を脱いで、会場に進むと、いきなりの明から暗。目に飛び込んでくる能舞台を思わせるステージも柱を含めてほぼ黒一色。唯一の例外は、その奥の襖が淡い黄のような色をしているのみ。足下、木造りの階段席は、鼻孔に心地よい木の香を伝えてきます。これが最後の鑑賞機会とあって、できるだけ詰めて座ることを求められた客席は立錐の余地もないほどで、腰を下ろした際の姿勢を変えることすらままならないくらいでした。

14:10、ステージ両脇に配されたテグム、筝、打楽器の生演奏が始まり、切っ先の鋭い楽の音が場内の空気を震わせるなか、上手側から黒い衣裳の金森さんが姿を現し、舞台上手の柱脇に置かれた楕円形の鏡を前に座ると、虚ろな目でそれを覗き込み、微動だにしません。そこに下手側から井関さんが登場。井関さんも黒い衣裳ですが、黒いのは衣裳だけでなく、鋭い目をした井関さんの存在そのものが妖しく危険な黒さを発散して止みません。このふたり、イニシアティヴを握るのは井関さんで、絡んでは、挑発し、操り、翻弄し、挑んだ挙句、金森さんの存在をその黒さで侵していきます。侵犯、越境、同化、葛藤、否定、争い…、そうした、まさに闇が跳梁する舞台。「黒」の権化、井関さん。こうした役どころは実に珍しいと言えます。

受け止める私たち観客は、目と耳に加え、鼻まで預けきったうえ、身動きもかなわず、ほぼ五感を握られ、既に手もなく、怪談じみた作品世界へと幽閉されてしまっています。否、日常から非日常へと、あらゆる隔たりを自ら越えて、進んで幽囚の身となることを選んだ者たちですが。

確かに、既視感めいたものもなくはありません。実際、能の『井筒』に似ているとの言葉も目にしましたし、坂口安吾『桜の森の満開の下』のようだと言う友人もいます。更に勅使河原宏『砂の女』めいたテイストがあるようにも思われました。しかし、そうした類似性を持ち出してみたところで、なおこの『still/speed/silence』が屹立するのは、実演芸術としての「一回性」が極限まで際立っているからだということに尽きるでしょう。私たち観客はむせ返るような場内に与えられたほんの僅かな専有面積に座して、あの50分を、五感を総動員して、共に生きたのですから。

ラスト、男は果たして女を殺したのか。はたまた、「真に殺された」のは男の方だったのか。答えは私たち一人ひとりに委ねられたままですが、正面、最奥の襖が開くにつれ、一面の黒のその向こう、建物の外の斜面に自生する草の葉の鮮やかな緑色が溢れんばかりの四角となって拡がり出し、私たちの目に飛び込んでくるではありませんか。美しさに固唾をのむ客席。そしてそれとともに一陣の涼風が私たちの顔を吹き抜けていきました。そのときの2重の「快」は、客席で見詰める私たちの人生に直にもたらされた「快」以外の何物でもなく、利賀山房でしか成立しない「快」だったと言えます。井関さんはその眩しいばかりの「緑色」のなかに姿を消し、次いで、襖が閉ざされると、戻ってきた闇のなかに残された金森さんも下手側に歩んで去っていきました。

緞帳はありません。楽の音が収まるが早いか、無人となった舞台に向け、盛大な拍手が送られました。それに応えて、金森さんと井関さんが現れると、音量は更に増しましたし、あちこちから「ブラボー!」の声が飛び交いました。それぞれの人生に物凄い50分間を作り出してくれたことに対して、拍手を惜しむ者はいません。やがて、大きな拍手がこだまするなか、ふたりは下手側に歩み去ります。場内後方、出入口付近に控えていたスタッフが何度か「どうも有難うございました。これで…」と終演を告げようとするのですが、観客は誰一人拍手を止めませんし、誰一人席を立とうともしません。薄暗がりの中に金森さんと井関さんの姿が微かに認められることもあったのかもしれません。拍手の音はますます強くなる一方でした。その流れで、笑顔のふたりが再びステージ中央に戻ってくると、それからはもうやんやの大喝采とスタンディングオベーションになるほかありませんでした。そんな予定外のなりゆきも渾身の実演芸術ゆえ。この日、利賀山房にいて、この「50分」を共有した者は、その「熱」を一生忘れないのだろうな、そんなふうに思いました。

「芸術の聖地」、その言葉が大袈裟でないことをまざまざと体感し、上気したまま新潟へと自動車を走らせたような次第です。様々な隔たりを越えて利賀に行って良かった。そんな思いを抱く豊穣な一日でした。

(shin)

シアター・オリンピックス:Noism0 『still/speed/silence』 9/20の回(サポーター 公演感想) 

2019年9月20日(金)、富山県南砺市利賀で行われているシアター・オリンピックスを観に行きました。

演目はNoism0『still/speed/silence』です。

富山県はおろか北陸地方に来るのも初めてです。利賀は山村で交通アクセスが良くなく、送迎はあるものの、この公演後は帰りの便がないため、10数年ぶりにペーパードライバーを脱出し、レンタカーで向かいました。とりあえず無事に帰れてほっとしました。

少し早く着いたので、グルメ館で昼食をいただき(ビーフストロガノフが美味しかった!)、近くの天竺温泉へ立ち寄り湯をしました。

「天竺」といえば西遊記で三蔵法師一行が目指した場所。また、今回は行けませんでしたが、村内には瞑想の郷もあり、この地のパワーを想像させます。

わずか5時間ほどの滞在でしたが、トンボやバッタなどの虫たち・ヘビ・大きい鳥(トンビ?)・イノシシ(の寝息)、半裸で川遊びをする外国人、に出会い盛りだくさんでした。

さて、前置きばかり長くなりましたが、Noism0『still/speed/silence』。

配布されたプログラムノートによると、作曲家の原田敬子さんには作品のタイトル(still/speed/silence)を伝えた上での委嘱だったそうです。りゅーとぴあの事業計画にも「3S(仮)」とあるのを見かけました。

※原田さんも書いていましたが、この「S」は鈴木忠志氏へのオマージュであることは間違いないでしょう。

ということで私は勝手に、鈴木忠志氏に金森さん井関さんの現在地を観せるような作品を想像し、「still/speed/silence」はとても金森さんらしい3語だ、などと期待していたのですが、期待は良い意味で裏切られました!目の前で絡み合う2人は妖しさ満点。人間ではない何かを感じさせます。

やはり原田さんの曲のテンションの高さが、この作品の方向性を決めたのだろう、と思いました。

また利賀山房のみならず芸術公園、村自体から感じるパワーにも音楽・舞踊が呼応しているような不思議な感覚でした。

観た直後から「もう一度観たい」「新潟や東京でも観たい」と思いましたが、やはりこの作品は利賀ならでは、なのかもしれません。

利賀で観ることができて本当に良かったと思いました。

(かずぼ)

Noism0『愛と精霊の家』、「reunion(再会)」に心酔

昨年初秋の新潟、一夜限りで上演されたNoism0『愛と精霊の家』が、第23回BeSeTo演劇祭・新潟における日本からの演目として、2016年10月7日(金)新潟・りゅーとぴあ劇場の舞台に戻ってきました。再演、そして或いは「reunion(再会)」。

日に日に秋の気配が濃くなる新潟、開演時間前のホワイエには遠方からのお客様も多かったと見え、あちらこちらで、久し振りの再会に驚き、笑顔を浮かべて喜び合う姿が見られました。—–「再会」。Noismが紡ぐ縁は見事に「劇場」の役割を具現化していて、その場に身を置くだけで既に幸福感に満たされるようでした。

そして開演、赤と黒と椅子と白いトルソー。瞬間の暗転ののち、そこに舞踊家と俳優の姿を嘘のように目にしてしまえば、たちどころに心を鷲づかみにされ、虜になるより他ありません。
13ヶ月前のあの一夜の「幻」が再び降臨してきます。あとは酔いしれるだけで充分。なにしろこれは「約束された幸福」に過ぎないのです。

あたかも碁盤の目のように、天井一面に方形を描いて吊された夥しい数のペンダントライトは、全体として見事な均整がとれているばかりか、ひとつひとつが切っ先を下にしたその鋭利なプロポーションで豪華さと同時にある種の不吉さをも醸し出します。その下で、網膜に長く残像を残す金森さんのダンスに圧倒され、奥野さんのイヨネスコ『椅子』からの台詞にいつともどことも知れない時空に誘い出され、振り付け家・山田さんパートのミラー/ハーフミラーで繰り広げられる夢幻に浸り、下りてきたペンダントライトに檻のように囲まれるなか、小㞍さんとの間に純粋な愛と悲しみを可視化されては、心はもう大忙し。観る者は徹頭徹尾翻弄されっ放しな訳です。そして「無垢」という言葉が似つかわしい風情で、強ばりなく、人形、舞踊家、妻、母になれない女を完璧に踊り倒す井関さんからは、4人のパートナーへの強い信頼が、リスペクトが溢れていました。

椅子が想起させずにはおかない「存在」と「不在」を介して、ラストの「Under the marron tree」へ。 机と椅子と赤と黒、そして金。4人の男たちの追憶、井関さんが右手の人差し指で表す数字「1」への憧憬。まったくもって豪華な締め括りです。瞬きするのさえ惜しい、まさに心酔の60分間でした。アフタートークで「今日は本当に気持ちよかった」と語った井関さん。舞台上で私たちが目にしたものもまさしく演者の「reunion」の果実であったのでしょう。

終演後も、立ち去りがたく感じたお客様が大勢いらっしゃいました。私たちも同様。次なるNoism公演での「reunion」を約して漸く帰路につけたような塩梅です。
この二日後には、来年1月からのNoism1の新作・近代童話劇シリーズvol.2『マッチ売りの話』+『passacaglia』(タイトル仮)の稽古が始まるとのことでしたし、12月には、Noism2定期公演『火の鳥』(金森さん振付・再演)と『ÉTUDE』(山田さん振付・新作)の同時上演も控えています。また、会場でお会いしましょう。   (shin)

Noism0 『愛と精霊の家』 新潟公演  いよいよ明日!

いよいよ明日開幕!

Noism0『愛と精霊の家』新潟公演 107日(金)1900  りゅーとぴあ劇場http://noism.jp/npe/noism0_2016_niigata/

世紀の名作、感動の舞台を、どうぞお見逃しなく!!

 

BeSeTo演劇祭の初日10/1は、中国の「かごの鳥の青春」を観に行ってきました。 会場のスタジオBには、金森さんはもちろん、Noism1&2メンバーも大勢来ていました。 公演ではNoism2定期公演の本チラシが折込配布されました♪ http://noism.jp/wp2015/wp-content/uploads/N2_teiki16-1.pdf

この劇は中国の悲恋民話をアレンジした物語なのですが、ギター1本のライブ音楽をバックに、若い俳優さんたちがポップに明るく、面白く軽やかに演じていて、ちょっと驚きました。字幕も映像も見やすく、観客を巻き込む場面もあり、楽しい作品でした。

金森さんと演出のリ―さんのアフタートークでは、劇団は初めての海外公演であること、いつもはTシャツとジャージーのような衣裳だが今回は中国らしい揃いの衣裳を特別にあつらえたこと、京劇のような仕草は専門家を招いて指導してもらったたこと、中国の演劇科では伝統的な京劇等は習わないこと、京劇等は伝統芸能学校で習うこと(台湾では並行して習うそうです)、中国の演劇科のメソッドはスタニスラフスキー・システムが基本だが、鈴木忠志氏のスズキ・メソッドも取り入れていること、等々のお話がありました。

「第23回BeSeTo演劇祭 新潟」、明日は日本Noism0『愛と精霊の家』、8日 韓国「ジャングルブック」、14,15日は日韓「詩の教室」、15日のシンポジウムと続きます。ぜひご覧ください。

 

閑話休題(お知らせいろいろ):

■月刊ウインド10月号20ページ、ウインドあ・ら・かると「サイトウマサユキひとり旅・西日本縦断編」に、さわさわ会 静岡懇親会の様子と当ブログでもご紹介した井関佐和子さんと齋藤会長のツーショット写真が載っています♪

■10/29(土)から一週間、シネ・ウインドで『躍る旅人 能楽師・津村禮次郎の肖像』を上映(10:00-12:00)します。10/31(月)上映後、映画監督と、ゲスト山田勇気さんによるスペシャルトークがあります!(詳細月刊ウインド10月号10ページ)ぜひどうぞ♪

■SPAC俳優 奥野晃士(おくぬ~)さんのリーディングイベント、急遽開催決定!「声に出して読む海舟」10/8(土)17:00  会場・申込:Books & Music Blue Cafe(新潟市中央区上大川前通7番町1237-1 サンシャイン新飯田屋ビル 2F TEL 025-201-7885ブルーカフェ)テキスト:江崎惇「侍たちの茶摘み唄」)料金:1800円(ワンドリンク付)

■10/10~10/30新潟市内の各所で「文化庁メディア芸術祭新潟展」http://www.mediaarts-niigata.com/ が開催されます。旧齋藤家別邸では作曲家の福島諭さん、映像・写真の遠藤龍さん他の作品が展示されます。http://www.mediaarts-niigata.com/exhibition/#sl_exhi07 こちらもぜひどうぞ♪

■10/20(木)の音楽公演 「あらら ふぁんたじ~か!?」に、中野綾子さん・加藤千明さんがダンスでゲスト出演します!りゅーとぴあスタジオA 14時&19時。チケット2,000円 学生1,000円。楽しそうです♪

いろいろありますね。皆様ぜひどうぞ。 明日は必見!!(fullmoon)

『愛と精霊の家』さいたま公演に行ってきました!

美しい音楽、美しい照明、美しい井関佐和子さん。 極上の舞台!!

冒頭、金森さんのソロに魅了され、別世界へと引き込まれます。もっともっと見たい、長く踊ってほしいと願うも、 奥野さんが語るイヨネスコの謎の言葉に導かれ、物語は進みます。  人形、舞踊家、妻、母、を踊る佐和子さんの美しさ、表現力にうっとり。 鏡の場面の山田勇気さん、佐和子さんと共に踊る小㞍健太さん、目が離せません。 映像シーン、コミカルシーンもありますが、全編ため息が出るような抒情性です。    そして感動のラスト。

詩情あふれる大人の舞台に我を忘れ、満足感がこみあげてきます。

今回、1日目は少し見づらい席で残念でしたが、2日目は幸い良席に恵まれ、濃密な舞台を堪能。 感動で心身が浄化されました。

観たばかりなのに早くも10/7の新潟公演が待ち遠しいです。 (fullmoon)

いよいよ今週末、さいたま公演 Noism0『愛と精霊の家』!

8月20日(土)18:00/21日(日)15:00 開演 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

チケット絶賛発売中! 公演当日は開演1時間前に会場で当日券を発売予定! どうぞお見逃しなく!!http://noism.jp/npe/noism0_2016_saitama/

私はこの作品の原作、unit-Cyan『シアンの家』の高知公演を2012年9月1,2日に観て激ハマりし、翌年8月の高松公演も観に行きました。 その後、新潟公演開催を熱望するもなかなか叶わなかったのですが、ついに昨夏2015年9月4日、1夜限りの夢、大グレードアップした『愛と精霊の家』Noism0公演が実現しました! その時の様子を当ブログ(旧)に書いたのがこちらです。http://noism.exblog.jp/24438308/

今、胸に去来するのは詳細はともかく、作品及び出演者たちの芸術性の高さと、深遠で普遍的な人間性の在り様です。 愛と死、孤独、老いと若さ、悲劇と喜劇、夢と希望、憧れ、あきらめ、過去・現在・未来。人生の淵を覗くような不条理な展開でありながら深く惹かれます。

そして終幕、金森穣20歳の名作、井関佐和子が踊る『Under the marron tree』が観客を感動の世界へと引き込みます。

観る者の心を映す鏡のようなこの作品。あれから1年が過ぎ、私たちはどのような『愛と精霊の家』に出会うのでしょうか。 観たことがある方も、ない方も、永久不変の、この美しい舞台を、ぜひご覧ください。

さて、『愛と精霊の家』出演者は今日さいたまに向かったようです。奥野さんのブログに昨日のリーディングイベントの様子と、『愛と精霊の家』さいたま公演に向けての決起の様子がアップされていますよ♪ http://kitatamaoutsu.blog.fc2.com/

(fullmoon)

 

もうすぐNoism0さいたま公演!& いろいろなこと

暑中お見舞い申し上げます。 8月になりましたね。  静岡公演終了後、新潟でのNoismサマースクール&からだワークショップが7月末で終わり、Noismメンバーは『愛と精霊の家』出演者以外は9月まで夏休みに入ったようです。

◆Noism0『愛と精霊の家』さいたま公演 チケット好評発売中!

8月20日(土)18:00、21日(日)15:00 彩の国さいたま芸術劇場http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/3603

新潟公演は10月7日(金)19:00 りゅーとぴあ劇場、チケット発売日は一般・会員とも8月11日(木・祝)です。http://noism.jp/npe/noism0_2016_niigata/

◆第23回BeSeTo演劇祭 鳥取、Noismバヤデール、9月24日(土)16:00 米子市文化ホール、チケット発売日は本日8月3日(水)。BeSeTo鳥取の詳細が発表されましたね。バヤデールはアフタートークもあります。http://www.birdtheatre.org/beseto23rd/program/04/index.html

さて、残念なお知らせです。 公表はされていませんが、フェイスブックをしている人から見せてもらいました。今シーズンで退団するメンバーはリンさんだけではなかったようです。

『カルメン』の初代ミカエラ、研修生を経てNoism1メンバーとなり、その後はバレエミストレスとしてNoismを支えた真下恵さん。。Noismに捧げた9年間でした。本当におつかれさまでした。 真下さんが踊る姿をもっと見たかったです。 サポーターズ会報記事等では私も大変お世話になりました。 どうもありがとうございました。。

他にも退団するメンバーがいるようですが、鳥取バヤデールにはこれまでのメンバーがほぼ出演するそうです。

Noismにとって夏は別れの季節。 例年のこととは言えしんみりしてしまいます。 でも9月になれば、また新しい顔ぶれが集い、Noismが新生します。まさに「別れと出会いを繰りかえ~し~」ですね。 去る人、残る人、来る人、それぞれのご活躍を祈念し、金森穣Noismをますます応援していきましょう!

さて、話は変わりますが、シネ・ウインドが毎月発行している文化フォーラムマガジン、月刊ウインド8月号、ご覧になりましたか? 内容は映画案内だけではありません。今月号はNoismのことがたくさん掲載されていますよ♪

まず14ページには「さわさわ会」会報誌vol.3発行と会員募集中の記事。 15ページは詩人 鈴木良一さんの連載「どこにもない場所」で「至福」と題したバヤデール公演についてのコラム。 そして17ページには、SPAC俳優 奥野晃士さんのリーディングイベント「声に出して読む安吾」に参加して、という久志田渉さんの記事と、角田龍一さんの「新潟から静岡へNoismを伝える」という静岡スノドカフェのイベントで流す映像制作についての記事。 18ページは市川明美さん「ラ・バヤデール-幻の国」公開リハ&本番のご感想、及びY作さんによる「柳都会」第16回 田根剛×金森穣 についてのご感想。 と、タイムリーで盛りだくさんです♪  うれしいですね!

角田さんが書かれた、7月17日開催の、静岡スノドカフェ「新潟ナイト(騎士)~Noism芸術監督に訊く舞台芸術茶話会~」。出演は金森さん、奥野さん、司会がスノドカフェ代表の柚木康裕さん。

奥野さんと柚木さんは以前からの親しい間柄で、柚木さんもNoismのことをよくご存知で、新潟公演にいらしたこともあるそうです。 7月23,24日の静岡公演を目前に控え、奥野さんの発案でこのNoism紹介イベントが実現しました。奥野さんの行動力には全くびっくりさせられます。

まずは角田龍一さんが制作に関わったこの驚きの映像をご覧ください! https://youtu.be/YRl_3YzfIos

いかがでしたか? すごいですね! これには金森さんもびっくりしていましたよ!

では、この続きはまた後日。 (fullmoon)

Noism0 さいたま・新潟公演!!

連日バヤデール情報が沸きかえっている今日この頃。
すごい情報量ですね。
皆様Noismサイト、ツイッター等、どうぞお見逃しなく。

そんな中、彩の国さいたま芸術劇場ホームページで先駆けて発表されました!
◆Noism0 『愛と精霊の家』!!
http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/3603

『愛と精霊の家』
演出・振付:金森 穣
出演:井関佐和子、山田勇気、小㞍健太、奥野晃士、金森 穣

【埼玉公演】
日時:8月20日(土)18:00、 21日(日)15:00
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
入場料:一般6,000円、U-25 5,000円
発売日:6月下旬予定

【新潟公演】
詳細未定ですが、Noismサイトでも発表されました!
10月上旬予定とのこと!
とても楽しみです♪

◆建築家 田根剛がやってくる!
さて、皆様もう申し込まれましたか?
井関佐和子さんが出演した5/16のBSNラジオ「ゆうWAVE」の「りゅーとぴあインフォメーション」で最初に発表されました!

対話による公開講座「柳都会」#16
田根剛×金森穣

オリンピック古墳スタジアム、エストニア国立博物館等でおなじみの田根剛さん。
Noismでも、『SHIKAKU』(04)、『PLAY 2 PLAY』(07)、『ZONE』(09)、『中国の不思議な役人』『青ひげ公の城』(11)、そして今回の『ラ・バヤデール-幻の国』でも舞台空間を担当します!

日時:2016/6/26(日)16:30-18:30
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈スタジオB〉
登壇者:田根剛(DORELL.GHOTMEH.TANE / ARCHITECTS)
金森穣(演出振付家・舞踊家。りゅーとぴあ舞踊部門芸術監督、Noism芸術監督)
参加費:500円(要予約。当日会場にてお支払をお願いいたします。)

申込方法:メール、Faxまたは往復ハガキにて
[1]氏名(ふりがな) [2]郵便番号 [3]住所 [4]Tel / Fax [5]メールアドレス
を明記のうえ、下記までお申込みください。
*メールの場合は、件名を「Noism柳都会申込」としてください。
*定員になり次第締め切らせていただきます。
*お申込みいただいた方には、折り返し確認のご連絡を差しあげます。

お問い合わせ:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 Noism「柳都会」係
〒951-8132 新潟市中央区一番堀通町3-2
Tel: 025-224-7000 Fax: 025-224-5626
E-mail: info-noism@ryutopia.or.jp

そしてその翌日は、
★金森穣×平田オリザ
6月27日(月)吉祥寺シアター
青年団『ニッポン・サポート・センター』(新作)のアフタートークに登場!
http://www.seinendan.org/play/2016/01/4914
金森監督、忙しいです。

閑話休題:
元Noismの中野綾子さん、今日・明日、砂丘館でソロ公演開催!
今日は満席キャンセル待ち。明日はまだ受付中です。明日ぜひどうぞ!

●中野綾子ダンスパフォーマンス『傘』
5月21日(土)17:00満席
5月22日(日)15:00受付中
会場:砂丘館/025-222-2676
料金:一般1,500円 学生1,000円
http://www.sakyukan.jp/

元Noismの平原慎太郎さんも新潟で公演します。新潟の人も出演するようです。バヤデールKAAT公演の日と重なっていますね。

●ダンス公演「光の部屋」
振付・演出・テキスト:平原慎太郎
日時:7/2(土)15:00,19:00/3(日)13:00.17:00(4回公演)
会場:新潟古町えんとつシアターhttp://えんとつ.com/
出演:平原慎太郎、薬師寺綾、高橋真帆、坂田恭平、安藤美和
料金:一般前売3,000円 当日3,500円
学生前売2,000円 当日2,500円
問合:090-5217-2989(えんとつシアター横山)
メール:hikarinoheya2016@gmail.com

バヤデール公演まで、もう1ヶ月ありません。
Noismサポーターズ新会報、さわさわ会新会報誌とも、鋭意制作中!
公演と合わせて、こちらもどうぞお楽しみに♪
(fullmoon)