2023年6月1日、JR東日本「トランヴェール」6月号にサポーターズ登場♪

「君が取り上げてくれたから、6月1日はサポーターズ記念日」(笑)

どこかで聞いたようなフレーズですが、暦は水無月の朔日となり、既報(2023/4/19)の通り、JR東日本の新幹線搭載誌「トランヴェール」6月号にて、私たちNoismサポーターズについても取り上げていただきました。

同誌のウェブサイトには以下のような文字が(文字通り)踊っています。

2023年6月号特集 『踊る、新潟。』
「江戸時代末期、日本海側屈指の湊町だった新潟。古町かいわいを歩くと、そうした当時のにぎわいを感じることができる。毎年9月中旬に開催する、江戸時代の盆踊り図に着想を得た新潟下駄総踊り。そして、新潟市が舞踊家の金森穣さんを迎えて誕生した日本初にして唯一の公共劇場専属舞踊団 Noism Company Niigata の奮闘を通じて、新潟市の文化的な豊かさを体験していく。」
(同ウェブサイトより)

…勿論、奮闘するNoismあってのことですが、その「金森穣 Noismを、静かに熱く見守り応援する」私たちサポーターズに目を留めていただき、「以前から、いつか取材したいと思っていました」、そう語ってくださった同誌の編集ディレクター・籔下純子さんに取材していただいたのでした。有難いことです。

取材当日(2023年4月19日)、小一時間に渡って、事務局代表のfullmoonさんをはじめ、acoさん、aquaさんと私、4人でNoismの魅力について、かな~り熱くお話しさせて貰ったことを覚えています。そして、今、そのときの楽しさを感じていただける誌面を作っていただいたことに感謝いたします。

(また、今号にはNoism地域活動部門芸術監督を務めるNoism0・山田勇気さんや、以前、その山田さんの手になるNoism2の名作『赤降る校庭 さらにもう一度 火の花 散れ』で共演した永島流新潟樽砧伝承会、その2代目・永島鼓山を襲名された岡澤花菜子さんについての頁もあるなど、Noismそのものに関しても読み応えありの一冊と言えます。)

Noism(と私たちサポーターズ(笑))に興味をお持ちの方は、是非、今月(生憎、6月は「小の月」で、30日しかありませんし)、こぞってガンガン、JR東日本の新幹線にご乗車いただき、お手に取っていただけたらと思います。(笑)

*下の画像2枚(↓)はfullmoonさんが実際に新幹線に乗車して撮影したものです。大勢の方々の目に触れることでしょう。嬉しいことです。

そしてこれをきっかけにサポーターズの存在を認知された方々、私たちと一緒に静かに熱く、そして楽しく、Noismを応援していきませんか。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

(shin)

2022年の新潟まつり、「アカフル」で舞った、魅せたNoism2♪

このところの新型コロナ「第7波」は、毎日、新潟県に3,000人を超える新規陽性者をもたらし、その猛威はとどまる気配を見せません。そうした状況下、新潟市も感染拡大防止の観点から、規模を縮小しての新潟まつり実施としました。そのなか、Noism2が出演するお祭り広場での「NEO BON DANCE」が中止にならなかったことはせめてもの救いでした。

2022年8月7日(日)、新潟市中央区は灼熱。15時からのパフォーマンスを目指して、14時20分頃、会場の古町ルフル前の信号に差し掛かったところ、青信号が点滅を始めたので、走って横断。すると、後ろから肩を叩く人あり。で、振り返ってみると、そこにいたのはNoism2リハーサル監督の浅海侑加さんではありませんか!何と光栄なこと!そそくさとご挨拶をすると、やはり、アレ訊かなきゃならず、「昨日発表された来シーズンの浅海さんのところに、『Noism2リハーサル監督』だけじゃなくて、『Noism1』ってあるじゃないですか。っていうことは踊るんですか。アレ見た人はもう期待値爆上がりなんですけど」と。すると、浅海さん、「そうなんです。プログラムによってなんですけどね」とのお答え。それを聞いたら、嬉しさと興奮のあまり、私の体感温度は周囲の灼熱「プラス5℃」くらい跳ね上がったような具合ではなかったかと。ここへ来る前、某所でピーチパイを食べていたので、「いい事ありそな気分」(竹内まりや『不思議なピーチパイ』)だったのですが、ズバリ「あった」ってことで♪

で、会場ではいつものサポーターズ仲間数人と会い、2018年7月のNoism2『ゾーン』の時ほどではないにせよ、生きているだけで汗が出てくる焼け付くような酷熱に耐えながら、「NEO BON DANCE」が始まる15時を待ちました。

その時が来ます。すると「新潟お笑い集団NAMARA」代表の江口歩さんがMCで登場して、出演者の紹介を始めました。Noism2は、古町芸妓さんとchibiunityさんに挟まれて2番目の登場です。

古町芸妓さんの踊りが終わると、兼述育見さんがステージ中央に進み出て、Noism2のパフォーマンスが始まりました。演目は、通称「アカフル」(『赤降る校庭 さらにもう一度 火の花 散れ』)、その新潟まつりshort version。この日のために永島流新潟樽砧伝承会が新たに録音した音源で踊るとのことでした。

この作品、初演は2015年「水と土の芸術祭」への参加作品として、旧二葉中学校グラウンドを会場に、いかにも新潟市に纏わる音と言える樽砧が出す乾いた鋭いビートに乗って、夕刻、篝火の焚かれた屋外舞台で披露されたもので、現在はNoism2リハーサル監督を務める浅海さんも踊っていたことが思い出されます。

この日は、糸川祐希さんを除く、女性5人(青木愛実さん、兼述育見さん、土屋景衣子さん、渡部梨乃さん、太田菜月さん)で踊られました。もっとずっと観ていたかったと思わせる、時間にして僅か5分ほどのパフォーマンスでしたが、会場中の雰囲気を赤く染め上げた時間だったと言えようかと思います。

上に書いた初演時の印象としても、厳かな「祈り」然とした色彩や雰囲気が濃厚でしたが、この日、5人によって舞われた「アカフル」も、まさに現在のコロナ禍に見舞われた世の中を、「赤を降らせる」ことで浄化しようとでもするかのような爽やかに漲るパワーがビンビン感じられました。

続くchibiunityさんのパフォーマンスが終わると、袖で観ていた山田勇気さん、浅海さん、糸川さんのところにサポーターズ仲間も一緒になって、祭りの華やぎのなか、しばしの歓談タイム。そこに着替えを済ませた5人も戻ってきましたので、「素晴らしかったです!」と直接、思いを伝えることも出来ました。

踊り終えた5人越しにステージを望む図

やっぱり「アカフル」は良いねぇ。そんな気持ちを胸に新潟まつりのお祭り広場を後にして家路につきました。で、帰宅後、「新潟の夏、お祭りには、これがなくちゃ」ってことで、何をおいてもまずは枝豆を茹でると、やはり麦酒と一緒にやりながらのブログ書きとなりました。

新聞紙の上、茹でたて、新潟の夏の味覚

縮小開催された2022年の新潟まつりでしたが、それでも、Noism2の「アカフル」が観られましたし、「光にゆれる気分」は存分に味わうことが出来ました。

(shin)

「にいがた総おどり祭」20周年記念オンライン公演「天地-AMATSUCHI-」のNoism2

2021年9月20日(月・祝)15時から17時までの2時間にわたり、今年、20周年を迎えた「にいがた総おどり」が「明日を創る」をテーマに、万代シティの交差点から、オンライン舞台をLIVE配信しました。(視聴チケット:税込み4,000円)

参加したのは、響’連、太鼓芸能集団 鼓童、Noism2、NGT48、ばんにゃい、澪-mio-、万代太鼓 華龍、永島流新潟樽砧伝承会ほか、公募出演キャスト。(欲を言えば、出演者や演目のテロップやタイムテーブルなどが示されると良いなぁと思いました。)私はいつものメンバー(=連れ合い)と軽く飲食しながら、スマホの小さなモニターを覗き込むようにして観ました。

勿論、お目当ては、Noism2×永島流新潟樽砧伝承会による名作「赤降る校庭 さらにもう一度 火の花 散れ」の部分再演。初演は2015年の8月、薄暮の校庭に灯された篝火のなか、その炎のゆらめきが醸し出す情緒と、そこに重なる繊細かつ力強いばち捌きから繰り出されるリズムとの三位一体を成し遂げ、「伝説」と化した感のある名作です。そしてその後も、ことある毎に「また観たい」と口の端に上ることが多かった舞踊でもあります。

15時、鼓童によるオープニングから始まり、NGT48の『Awesome』などを挟んで迎えた15:50、見覚えのある「にいがた総おどり祭」のプロモーションビデオが流れると、やがてそれが振付を行った山田勇気さん、そして永島流新潟樽砧伝承会代表の岡澤花菜子さんのインタビュー動画に繋がっていき、そのときが来たことを知ります。

奇しくも左上方の「赤地にM」が
色的に妙に調和してたりします(笑)

後方に樽砧の叩き手を配し、その手前、赤い衣裳の女性5人(青木愛実さん・兼述育見さん・小林亜優さん・土屋景衣子・渡部梨乃さん)、黒い衣裳の男性1人(糸川祐希さん)のNoism2メンバーが、6年前から全員入れ替わっただけでなく、そもそも新潟市に伝わる独特な音色にその身を浸していきます。この10分間だけは、当然ながら、ほかの一世風靡セピア然とした「前略、道の上より」(古っ!)的な時間とは異次元なもので、明らかに異彩を放つものになっていました。敢えて言語化してみれば、それは「ハレ」の祝祭空間がもたらす興奮に身を委ねるといったベクトルとは真逆で、叩き手と踊り手の磨き上げられた技量が(リモートといえども)観る者に陶酔をもたらし、そこに祝祭空間が立ち現れてくる、そんなパフォーマンスだったとでも言えるかと思います。殊に、ダンサーとも遜色のない岡澤さんの踊るようなばち捌きが刻み出す細かなリズムに応えて舞われた兼述さんのソロ部分など、(リモートといえども)まるで「1対1の決闘」ででもあるかのようなヒリヒリ感さえ伝わってきました。

本日踊ったNoism2のメンバーたちが全員、県外出身であることを考え合わせるとき、こうしたダイレクトに新潟市の歴史や伝統に連なる「演目」を踊る意味にも大きなものがあると思います。そしてそれと同時に、ここ新潟の地で、洋々たる「明日を創る」人たちであって欲しいと思いました。

活躍を期待しています、Noism2。

(shin)