Noism番外編・『ODORU FUKU』上映&トークショー(@シネウインド)

Noism15周年記念公演と重なり、そして繋がる日程の2019年7月20~22日の3日間、新潟市のシネウインドにて、早春(3月24日)の新潟県政記念館で開催されたUTOPIA秋冬コレクションのファッションショー「オドル フク」の映像を編集して新たに出来上がった『ODORU FUKU』の上映が行われました。

私はNoism新潟公演楽日のあくる日、3日間の最終日(7/22・月)にお邪魔しました。この日を選んだのは、上映後、UTOPIAさん×池ヶ谷奏さんのトークショーが予定されていたからです。(他の日も魅力的なトークゲストさんたちが迎えられていましたが、Noism公演から直で駆け付けるのは、やや忙しなく感じられたもので、当初からこの日「一択」でした。)

少し早めにシネウインドに到着してみると、そこにはUTOPIAさんのポップアップストアが出来上がっていて、UTOPIAさんの姿がありました。で、それに加えて、池ヶ谷さんも目に留まり、嬉しさマックス♪おふたりと話をしながら過ごしていると、Noismサポーターも含めて、観客がどんどん集まってきます。他に、今回上映の映像を担当された梨本諦鳴(なしもとたお)さんの姿も見られましたし、Noismの山田勇気さん、出演された浅海侑加さんとカイ・トミオカさんも駆け付けて来られました。

19:30、先ず、映像から。3月のショーを観ていなかったもので、(実際には、YouTubeで観ていたのでしたが、)何もかもが新鮮に映りました。Noism1メンバーによるNoismとは異なるパフォーマンス。そしてそれを支える裏方さんたち。さぞや準備も大変だったのだろうなぁとも。

「ODORU」の役割で出演されていたNoism1メンバーは前述の池ヶ谷さん、浅海さん、カイさんに加えて、ジョフォア・ポプラヴスキーさん、井本星那さんと、併せて5人でしたが、その他、チャン・シャンユーさんの姿も銀幕に映し出されていました。(浅海さんとシャンユーさんはNoismを離れるということもあり、よく見とかなきゃと思ったりもしました。)

(Photo by Shinobu Kobayashi)
(Photo by Shinobu Kobayashi)

34分間の上映後、お待ちかねのトークショーの始まりです。司会は堀綾香さん(三条市・nailAtelier Twill)。親しい間柄の3人と見え、寛いだ雰囲気のなか、トークは進んでいきました。以下に、話された内容から少しご紹介します。

  • 従来型のファッションショーは「高嶺の花」みたいな感じがしたり、メディアや玄人、業界の人のためのものとの感じがして、もっと面白いものがつくれるのに、と感じていた。新潟に住む人たちに、踊りを通じて、異空間を楽しんでもらいたいと思った。(UTOPIAさん)
  • 衣裳は五泉ニット製。どんな動きをしても、服が揺れてくれる。こんな動きをしたら揺れてくれるよねとか話しながら、振りも変えていった。(池ヶ谷さん)
  • 「旅する衣」をテーマに、「19歳の少女」の旅先での出会いとか経験などをまず「詩」にして、昨年冬から洋服作りなどもスタートさせた。池ヶ谷さんにも同じ「詩」を渡して、踊りを作ってもらうかたちをとった。どんなものになるか楽しみだった。(UTOPIAさん)
  • Noismにおける創作は芸術監督(金森さん)がやるが、今回は自分が構成を考えて、みんなで振りを作っていった。みんなの個性や好きな動きをピックアップして作っていったので、より「フリーダム」を感じた。(池ヶ谷さん)
  • 映像化されたものを見ると、ガラッと変わったものになっていて新鮮だった。音楽も変わっているし、様々な視点から見ることが出来たし、洋服に寄った場面など素材感がわかって、迫力があった。(池ヶ谷さん)
  • まだ始まったばかりという感じ。新潟の「文化」も踏まえて、「行先」を考えていきたい。今、小千谷縮(おぢやちぢみ)に興味があり、学んでいるところ。新しい素材、新しいアプローチを取り入れて、また、新潟でファッションショーをやりたい。(UTOPIAさん)
  • 自分の作品をつくれる場を増やしていきたい。「新潟のよさ」を伝えられる人になりたい。(池ヶ谷さん)
  • 会場からの質問①「洋服とNoismのダンスで、それぞれの色が『衝突』するようなことは生じなかったのか」に答えて: *池ヶ谷さん「Noismらしく動くという意識はなかった。どう動いたら、素材をどう見せられるかについて、ディスカッションすることを楽しんだ」  *UTOPIAさん「以前、『水と土の芸術祭』の折、人を介して、池ヶ谷さんから依頼を受けて、衣裳を担当したことがあり、その際、ただ止まって美しいだけでなく、例えば、捻じれたときのシルエット的な美しさを求めていくなど、本当に勉強になった。今回に関しては、Noismダンサーが着るからという意識はなく、過度に、洋服を踊りに寄せたりすることはしなかった」
  • 会場からの質問②「春の県政記念館でのショーのときの音楽は誰が選んだのか」に答えて: *池ヶ谷さん「私が、自分の好きな曲(5曲)を使った。いつか使いたいとセレクションしていた5曲だった。歌詞に合わせて振りを考えたような部分もあった」  *UTOPIAさん「今回の映像に付けられたものは、いちから作ってもらった音楽だった」

トークショー終了後も、ポップアップストアでUTOPIAさん製作の洋服などを見ながら、話しに興じる姿が多く見られ、万代シティ第二駐車場ビルの「あの一角」は常より遅い時間まで煌々と灯りが点されるなか、賑わいを残していました。蒸し暑い夏の夜のこと…。

(shin)

Noism盛りだくさんで胸躍る7月♪

下旬に『Mirroring Memories -それは尊き光のごとく』&新作『Fratres Ⅰ』公演を控えた7月は、早々(6日・7日・11日)に活動支援会員向けの公開リハーサルから始まる胸躍る一ヶ月ですが、それ以外にもNoism的に盛りだくさんで、楽しみ過ぎるコンテンツが目白押しです。

ここではそれらをご紹介します。

  • 『オドルフク』上映 & トークも!
  • サポーターズ・さわさわ会 合同 会員交流会 開催
  • サポーターズ メールマガジン配信開始!

■『オドルフク』上映&トークショー(@新潟市民映画館シネ・ウインド)

早春の3月24日(日)、新潟県政記念館にて、Noism1メンバー多数出演で開催された気鋭のデザイナーUTOPIA(佐藤悠人氏)による一味違う「ファッションショー」の様子が、梨本諦鳴(なしもとたお)監督(『アノソラノアオ』『A/KE/SA/KI』)の手により、もうひとつの『オドルフク』として登場します。

池ヶ谷奏さん、浅海侑加さん、ジョフォア・ポプラヴスキーさん、井本星那さん、カイ・トミオカさんがモデル&ダンスパフォーマーとして出演!チャン・シャンユーさんもモデルとして登場!(当日の模様については当ブログでも4月12日に写真入りで記事アップしています♪)

上映期間は7月20日(土)から7月21日(月)の3日間。料金:¥1,000円。

頑張れば、Noism公演とのはしごも可能かと。上映(34分)&トーク、合わせて1時間の予定だそうです。

上映時間およびトークショーについては以下のとおりです。

  • ① 7月20日(土) 19:30~20:30 UTOPIA ×五十嵐政人(アーツプロジェクトスクール新潟校ディレクター)
  • ② 7月21日(日) 17:30~18:30 UTOPIA × 長谷川雅史((株)新潟三越伊勢丹NIIGATA越品プロジェクトセールスディレクター)
  • ③ 7月22日(月) 19:30~20:30 UTOPIA × 池ヶ谷奏( Noism1:出演者)

*詳細に関しましては、こちらをご覧ください。 『オドルフク』詳細:https://www.cinewind.com/news/22801/

■NoismサポーターズUnofficial・さわさわ会 合同 会員交流会

日時: 7月20日(土)19:30~  (*出演者の参加はありません。)

 会場: オリエントイタリアン・Iry(イリィ)

     新潟市中央区西堀前通一番町694

 会費: ¥4,500(フリードリンク)要予約

 お申し込み: 当サイトの「お問い合わせ」欄からお申し込みください。もしくは、事務局090-8615-9942へ、お電話かショートメールでどうぞ。

会員に限らず どなたでもご参加いただけます。公演中日の熱い思いを肴に是非交流いたしましょう。

この日は同時刻に上記『オドルフク』上映もありますが、こちらもどうぞ宜しくお願いいたします。   

…そして、手前味噌ではありますが、…

■サポーターズ・メールマガジン、遂に発信!!

これまで告知して参りました「メルマガ」ですが、おおよそ準備も整い、いよいよこの7月初旬に配信開始の運びとなりました。

サポーターズとしましては、「インフォメーション」(=旧「会報」)、ブログ、twitterに次ぐ、4番目のメディアとして、広範で、きめ細やかな情報提供をして参りたいと思っております。

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お申し込み:subscribe@noism-supporters-unofficial.info

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( fullmoon / shin )

「オドルフク」(2019/03/24)

6月に予定されていたNoism1『R.O.O.M.』/『鏡の中の鏡』ルーマニア・シビウ公演が、資金面でやむなく中止という報せに驚いています。募金とか、もう間に合わないのでしょうか。(涙)

さて、アップするのが遅くなりましたが、前の記事、3月24日の柳都会終了後、新潟県政記念館で、新潟の新進服飾ブランドUTOPIA ファッションショー「オドルフク」が開催され、Noism1メンバー5名(池ヶ谷奏、浅海侑加、ジョフォア ポプラヴスキー、井本星那、カイ トミオカ)がモデル&ダンスパフォーマーとして自主参加しました。 他1名(チャン・シャンユー)もモデルとして参加。 UTOPIAは亀田縞や五泉ニットといった地元の素材を使い、世界に向けて新潟を発信しています。
「オドル フク」詳細:http://utopiautopia.jugem.jp/?eid=1734

当日の雰囲気を少しだけ写真で紹介いたします。

photo by Takumi Yamada
photo by Takumi Yamada
photo by Takumi Yamada
photo by Takumi Yamada
photo by Takumi Yamada
photo by Takumi Yamada
photo by Takumi Yamada
photo by Takumi Yamada
photo by Kinichi Motoi
ショー終了後にパチり!

…ねっ、素敵でしょ。

なお、「オドルフク」の様子はyoutubeでご覧頂けます。最初に県政記念館の案内等があり、12分頃からUTOPIA佐藤悠人さんの挨拶、14分からファッションショー開始、17分からNoism1メンバー5名のパフォーマンスです。
https://www.youtube.com/watch?v=nMyqLj3vPbc&app=desktop

オマケ:出演メンバーのリハーサルyoutube。
https://www.youtube.com/watch?v=BqP6YsM9yGE&feature=youtu.be

次のファッションショーも構想中とのこと。楽しみですね♪
(fullmoon)