『NINA -物質化する生け贄』メディア向け公開リハーサル&囲み取材に行ってきました♪

今週火曜日の雪は殆ど融けてなくなったものの、
新潟公演前日まで並ぶ「雪だるまマーク」に備える風情の新潟市は
2017年12月8日、金曜日。
「実はまだ続いてるんですけど」(金森さん)というNIDF2017への参加作品
『NINA -物質化する生け贄』のメディア向け公開リハーサルへ行って参りました。

 

シンボルのクリスマスツリーのほか、幾つものリースがこの季節に花を添える
午後3時のりゅーとぴあ・劇場。
「じゃあいきましょうか」という金森さんの声がかかると、
それまで舞台上でアップをしていた舞踊家たちが両袖に消え、
客電が落ち、改めて緞帳が上がると、
温かみのある照明のもと、
5人の女性舞踊家それぞれの背後に5人の男性舞踊家がつき、
5組のペアを組みながら、「あの足運び」で前に出てくるところから、
作品の後半部分が踊られました。

女性舞踊家が纏う、廣川玉枝さんによって一新された今回の衣裳。
「第二の皮膚」たる衣裳の意匠も、
目を凝らして逐一じっくりご覧になることをお勧めします。

♪トンタ、トンタ、トタトタトタトタ
トンタ、トンタ、トタトタトタトタ…♪
トン・タッ・アンさんによる音楽も様々な場面を提出しながら、
それに隙なくシンクロする舞踊家の身体を一層際立たせていきます。

照明が変わり、衣裳や曲調も変わるなか、
終始、舞台に漲る張り詰める緊迫感だけは変わりません…。
30分間のリハーサルを身を乗り出して食い入るように眺めていたことは
言うまでもありません。

金森さんの「はいはい、OK。じゃあ公開はここまでになります」で客電が入り、
この日の公開リハーサルは終わりました。
…一言、酔いしれました。

   ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

続いて、ホワイエにて金森さんの囲み取材(15分間)です。
そこでのやりとりから少しご紹介いたします。
まず、今の出来栄えについて問われると、
「本音と建前とどちらがいい?」と最初はおどけて始めた金森さん。
しかし、答えの本質は常に大マジ。
「舞台芸術は一期一会。よくできましたと点がつくものじゃない。キリがないもの。」
「彼らが努力してきたのを見ているので、ある程度のところまできたと言いたい」と言ったのち、
自ら「や~さしい~」とツッコミを入れて、笑いをとったりもしましたけれど、
更に続けて、「頑張っているのは事実。しかし、客席から頑張っているように見えるのではなく、
エネルギーが空間に解き放たれ、客席を魅了する域までいく必要がある。
震えるほどのエネルギーを感じることができる、強度のある作品。
それが『NINA』なのだから」と。

また、廣川さんの衣裳についての質問には、
廣川さんが東アジアツアーはほぼ皆勤で同行され、
その都度、色味の変化を続けてくれたこと、
skinシリーズにはインスピレーションを感じていたので、いつか使いたいと思っていて、
今回、『NINA』をやることになったとき、
以前のレオタードから変えてみたいということで採用した、との答えが返ってきました。

『NINA』という作品そのものについては、
「30才のときの作品で、客観的に見て、演出の面では拙いな、と。
しかし、強度のある大切な作品だということも再認識した。
今回、彼らにアジャストする意味で、照明を少しいじっているし、
変えようと思えばいくらでも変えられるのだが、
『NINA』という作品を汚そうとは思っていない」
そして、「『NINA』はこれまで何度も踊り継がれてきた作品であるため、
舞踊家にとっては自由を感じにくい側面もあると思うが、
そもそも舞踊には広大な自由が拡がっているもの。
舞踊家は内側にエネルギーを宿しているが、
彼ら自身が自らを拘束してしまうのではなく、
踊ることの自由を感じることができるようであって欲しい。
そのためには頑張るしかないんだけど」という言葉のなかに、
舞踊家を率い、否、舞踊家をして現状に満足することなく、
絶えず更なる高みを追求せしめる揺るぎない姿勢の一端を垣間見る思いがしました。
また同時に、舞踊家にとって「『NINA』の場合、客席が埋まって、
そちら側から発せられるエネルギーも大切。
まだ観たことがないなら、一回くらいはこんな変なもの、観に来たらどうですかと
言いたい」という思いも口にされました。

最後に、井関さんのソロ『The Dream of the Swan』についての質問が出され、
「39才、今の井関佐和子を観に来て欲しい。
少し悲しい作品ではあるが、彼女の今の生き様を観て欲しい」
という金森さんの言葉をもって囲み取材は締め括られました。

その後、Noismスタッフの方に伺ったところによると、
『NINA -物質化する生け贄』は時間にして60分で、
新潟公演では、その前に、
井関さんのソロ『The Dream of the Swan』(15分)が置かれるのですが、
そのふたつは休憩なしで続けて踊られるのだそうです。
だとすると、現段階では井関さんのソロがあるとされていない埼玉公演とは、
かなり趣が異なるものになるかもしれず、
是非ともNoismのホーム・りゅーとぴあでの鑑賞をお勧めしたい所以です。

7,6,5,4,3,2,1…
「照明など、色々大変だった」(金森さん)という東アジアツアーを経て、
いよいよ『NINA -物質化される生け贄』新潟公演にむけての
ファイナル・カウントダウンが始まったという実感があります。
今のNoism1が名作『NINA』とどう対峙し、客席に何を放つのか、
しかと見届けたいと思います。
う~む、早く観たいぞ。
(shin)

 

12/3(SUN.)「Noism Day」レポート

朝、快晴だった時間があり、晴天のまま推移することを期待するも、
天気は一転し、お昼前には雨模様となった2017年12月3日、日曜日。

この時期としては、雪ではなかったこと、
そして厳しい寒さでもなかったことが救いでしたが、
どんな天候であっても、その以前に、
午後からの新潟市のりゅーとぴあは、まさしく「Noism Day」。
まず、14時半から15時半は、活動支援者及びサポーターズ会員対象の
『NINA』公開リハーサル(スタジオB)。
そして、16時から18時は第17回「柳都会」(能楽堂)。
『NINA』新潟公演を待ちわびる人々にとって
少し早い「前夜祭」的な一日でした。
ここにふたつまとめて報告させていただきます。

(1)Noism1『NINA―物質化する生け贄』公開リハーサル

今回、約30人の見学者は、スタジオB正面の鏡の前と両側面の壁の入口寄りに、
例えるなら「ホチキスの針」形状とでも言えそうなかたちに配置されたパイプ椅子に腰かけて、
冒頭部(全員)、池ヶ谷さんのソロから井本さんとのデュオ、そしてメンズ中心のパートと、
3つのパートを順に見せていただきました。

各パートごとに、金森さんと井関さんおふたりからの細かなチェックが入り、
動きが精緻に練り上げられていきます。
最高の動きを求めて、各舞踊家の限界ギリギリのところで行われる
一切の妥協を許さないクリエイションに、
見る側にも自然と緊張感が拡がっていったほどです。
「マジックがない」「抜けている」「ぬるい」と鋭いダメ出しが行われ、
「抗うんだよ」「『NINA』にはリラックスはないよ」
「ためる技術がないから、早くいっちゃうんだよ」「で、今度は遅い。パッと」
「imaginationが足りないんだよ」「もっと対峙しろよ」
「『あなたがこれやりました。次に私がこれやります』じゃないんだよ。
エネルギーが繋がっていくんだよ」等々、
火傷しそうなほど熱を帯びる厳しさに、見る側も息を詰めつつ、見守る、見守る…
この厳しさからしか生み出せないもの、
それが名作の名作たる所以なのだと承知しました。

時間を延長しながら、切れの良いところまで見せていただいたあと、
金森さんから、新潟公演での井関さんのソロ演目について、
「今の井関佐和子のために振り付けました。楽しみにしていてください」
との言及があり、公開リハーサルは締めくくられました。
時に、15時40分に近かったはずです。

(2)第17回「柳都会」 ゲスト・廣川玉枝氏(SOMA DESIGN)

さして時を置かず、定刻の16時ぴったりに、能楽堂の舞台奥から
スーツに着替えた金森さんとエレガントな装いのゲスト廣川玉枝さんが登場し、
「柳都会」が始まりました。
今回、新たに『NINA』の衣裳を担当されたのが廣川さん。
その廣川さんが用意してきたタイトルは「身体の夢 ファッションデザインの拡張」。
「レクチャー+対談」という形式ではなく、
主に廣川さんがプロジェクターを使ってご自身のこれまでのお仕事・作品を紹介するなか、
その都度、金森さんからの質問や発言に応答して、説明を加えていくスタイルをとり、
休憩は挟まず、会は進行していきました。
以下に、金森さんの発言も取り込んだかたちで廣川さんのお話をご紹介いたします。

☆クリエイティブ集団・SOMA DESIGN
自身が独立するとき、デザイナーの役割は今後変わっていくのではないかと直感。
衣服だけではなく、デザインの可能性を拡げる仕事をしたいという思いから、
ファッションブランドSOMARTAと並行して、
仲間を取り込み、仲間を増やしながらやってきたもの。

★衣服と「第二の皮膚」
衣服には、精神的なものや視認的なものを変える力がある。
その衣服の可能性の根源的なものを探りたい。人類としての根源。
原始からの身体装飾。(祭りや神事)
ボディペインティングなど、自然を超越した何か(神)に向けられたものが、
どこかの次元で、自己表現になっていったもの。(←金森さんの発言に共感した部分)
第一の皮膚の上に「第二の皮膚」を纏うかたちで、
脱ぎ着のできる皮膚が「skin」シリーズ。
360°伸びる、伸縮性に優れた「網」の構造をもつ。
1990年代後半というタイミング、「無縫製」で作る機械の存在。(日本では島精機)
技術はあっても、デザインする人がいないと進歩していかない。
デザイナー: 昔あったものを今の時代に落とし込んでいく役割も大きい。
デジタル+職人による新しいクチュール(仕立て・縫製)の創造。
また、デジタルの技術によって、時間の短縮に留まらず、
職人の仕事の質が変わってくる側面もある。

☆衣服にとどまらない展開
私たちの周囲は様々な「ボディ」で溢れかえっている。
身体を離れたskinのデザインへ。
*スキン・ボーンチェア:
骨組みとしてのガーデンチェアに皮膚を着せた、着替えのできる椅子。
*自動車のボディに対する「ファッション」の依頼(レクサス、smart)ほか:
「覆う」→二律双生。車と身体の融合。
*電動アシスト車椅子(YAMAHAとのコラボ):
足の不自由な女性がパーティーに出られるようなデザイン。
毎日乗るものとして身体とのの一体感があり、更に、「着る車椅子」的なコンセプト。
ヒールのイメージすら有する、ファッションとしての車椅子。
「ないから乗れない」「マーケットが小さいから必要ない」ではなく、
「作ってみないとわからない」。「コンセプトモデル」の必要性。

★ニットとの出会い
就職後、配属された部署での偶然の出会いだった。
平面的な中に立体的なものを取り込んでいく可能性に「楽しい」と感じた。
型紙を用いて立体的に作る西洋的な仕立てではなく、
例えば、表地・裏地の境界線もなくし、ポケットも一体成型してしまうような
新しいジャケットの作り方。

☆MoMA(ニューヨーク近代美術館)にも収蔵された「skin」シリーズ
「ニュー・プロトタイプ」(新しい原型)という範疇での選出。(「111のアイテム」)
キュレーターからは収蔵理由の説明を一切受けていないのだが、
自分では「遠くにあってもそれが何であるか言えるもの・視認できるもの」と理解。
また、当初から「これはビジネスとしても成功するぞ」という思いはあった。
「Artをやりたい」信念と「売りたい」思いの矛盾。その真ん中、或いは「交差点」を通ってきた感じ。

★会場からの質問と回答
Q.「第二の皮膚」を纏うとき、皮膚呼吸はどうなるのか。
---A.穴が開いていることで伸縮もする。イメージは蜜柑のネット。熱も逃がせる。
Q.無縫製のニット、破れたりもしたとのこと。どう修繕するのか。
---A.手で繕うしかない。かがった。爪を立てたりすると破れやすい。着る際には
注意が必要。また、ダンサーの動きで一番力がかかるポイントは脇の下部分と知り、
相応の対処を施した。
Q.360°無縫製の制作とは、頭の中でどんなことを考えているのか。
---A.編み方に関しては詳しくないし、自分一人ではできない。職人との協働。
また、どちらか一方だけでは進化はない。二者間の関係性が重要。
突飛なこと、無茶なことなど、外部からの刺激がないと次の段階には行けない。
↑この件に関しては、金森さんも「ポイントだね」と指摘
Q.「skin」を構成している「組織」という言葉が意味するものとは。
---A.部分部分の「編み」の編まれ方とでも言えるもののこと。
Q.様々な「組織」の境界部分はダメージを受けやすかったりしないのか。
---A.編み方の特徴によって弱い部分もあるが、特に境界部分がということはない。
但し、伸びる組織と縮む組織の境目が「ぽこっ」としてしまうようなことはある。
Q.「皮膚」のデザインを志したきっかけはどういうことか。
---A.服飾を学んだ文化服装学院には、人体解剖学といった科目もあり、興味を覚えた。
以前から理科は好きだったうえ、レオナルド・ダヴィンチによる解剖図も。
また、折からの「人体の不思議展」(上野)にも惹かれた。
Q.初めて観た舞台作品は何だったか。(金森さんからの質問)
---A.思い出せないが、イリ・キリアンやNDTに誘ってくれる友だち(宮前義之さん)の
存在があった。

レディ・ガガをも虜にする廣川さんの「skin」シリーズ。
それがNoismダンサーの身体と相俟つとき、どんな光景が展開されるのか。
想像するだけでワクワクを禁じ得ません。
両の眼で『NINA -物質化する生贄』をしっかり受け止めたいと思いました。

ラスト、こちらでも金森さんから「先週あたりに決まった」新潟限定・井関さんの
ソロへの言及をもって、「柳都会」は17時25分、大きな拍手の中、閉じられました。

ここまで、抜け落ちも多い、非常に雑駁なレポートになってしまいましたが、
そこは報告者の力量不足ゆえ、ご寛恕を請うよりほかありません。
少しでもイメージが伝わっていたなら幸いです。

厳しさと楽しさ。
弥が上にも、身の裡の『NINA -物質化する生贄』への期待値は上昇し、
火照りにも似た熱を閉じ込めながら帰路につくことで、
そぼ降る雨のなか、新潟市の「Noism Day」は暮れていきました。

【追記】この日はまた、茂木健一郎氏をお迎えする次回・第18回「柳都会」の申し込み開始日でもありました。
詳細は、こちらから。 http://noism.jp/npe/ryutokai_18/
次回「柳都会」(2018/02/04)も楽しみです。
(shin)

さわさわ会フォトギャラリー♪ 12/3(日)はNoism Day、『NINA』公開リハーサル&柳都会!

さわさわ会のホームページに、先日のさわさわ会懇親会・誕生会のフォトギャラリー、アップ!
http://www.sawasawa-kai.com/photo/

写真をクリックしてご覧くださいね♪
佐和子さんのSNSでご存知の方も多いと思いますが、他の写真もありますので、ぜひどうぞ。

さて、香港公演が終わり、Noism1『NINA』東アジアツアー無事終了! おつかれさまでした!
12月の新潟公演、いよいよです。

その前に、12/1(金)は京都で、金森さん出演のトークシリーズがありますね。

プロフェッショナルに聞く!~文化庁移転と文化芸術の未来~
『劇場で創造すること』

http://noism.jp/kyoto_2017_taik/

■出演者
金森穣(りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 舞踊部門芸術監督,Noism芸術監督)
堀内真人(KAAT神奈川芸術劇場 技術監督)
■ファシリテーター 森山直人(京都造形芸術大学 芸術学部舞台芸術学科教授)

日時 2017年12月1日(金)18:30~(約2時間)
会場 mumokutekiホール(京都市中京区寺町通蛸薬師上る式部町261 ヒューマンフォーラムビル3F)

私は行かれなくて残念。。いらっしゃった方は様子をお知らせくださいね。

そして、次の日曜日12/3はNoism Day♪
サポーターズ会員・活動支援会員向けの公開リハーサル&ゲストに廣川玉枝さん(NINA衣裳)をお迎えして柳都会vol17開催!
公開リハーサル終了の30分後に柳都会が開催されます。

◆『NINA』公開リハーサルのご案内

日時:12月3日(日)14時半~15時半
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈スタジオB〉
対象:Noism活動支援会員、及び『NINA』公演チケットを購入済のNoismサポーターズ会員(受付時にチケット提示)
申込締切:サポーターズ会員の方は11月30日(木)までにサポーターズ事務局までお名前をお知らせください。

*受付開始は14:20からの予定です。お時間まで2階共通ロビーにてお待ちください。
*開始時間を過ぎるとご入場いただけない場合がございます、ご注意ください。

サポーターズ会員・活動支援会員になって公開リハーサルを観ましょう(会員特典です)♪

◆対話による公開講座「柳都会」vol.17
廣川玉枝×金森穣
-デザインと技術 継承と創造の関係性

http://noism.jp/npe/ryutokai_17/

日時:12月3日(日)16:00~18:00
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈能楽堂〉
登壇者:廣川玉枝(SOMA DESIGN)、金森穣

参加費:500円(要予約。当日会場にてお支払いください。)
申込方法:メール、Faxまたは往復ハガキにて
[1]氏名(ふりがな) [2]郵便番号 [3]住所 [4]Tel / Fax [5]メールアドレス
を明記のうえ、下記までお申込みください。
*メールの場合は、件名を「Noism柳都会申込」としてください。
*定員になり次第締め切らせていただきます。
*お申込みいただいた方には、折り返し確認のご連絡を差しあげます。

お問い合わせ:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 Noism「柳都会」係
〒951-8132 新潟市中央区一番堀通町3-2
Tel: 025-224-7000 Fax: 025-224-5626
E-mail: info-noism@ryutopia.or.jp

柳都会の会場はスタジオBが多いのですが、今回は能楽堂。いつもの3倍以上の方が入場できます。ぜひどうぞ!

その次の柳都会vol.18は来年2/4(日)ゲストは茂木健一郎さん、申し込み受付は12/3からです。
http://noism.jp/npe/ryutokai_18/

閑話休題:

ダンス公演のご案内です。

■「REQUIEM ~序章~」

日時:12月23日(土・祝)15:00/19:00 ※全2回
会場:EARTH+GALLERY(東京都江東区木場3-18-17)

作・演出:高原伸子(元Noism1)
出演:OBA、笠井瑞丈、柴崎健太、中川賢(Noism1)、加賀谷香、高原伸子
料金:3,000円(各回限定50名)
予約:requiemjosyo@gmaile.com

高原伸子さんの公演に中川賢さんも出演します!
作品はモーツアルトの「レクイエム」がテーマとのこと。どうぞお運びください。

■ 生きる舞踊団Nephrite コンテンポラリーダンス公演
「Limit」

振付・演出:土田貴好(元Noism2)、小倉藍歌
日時:12月24日(日)14:00開演
会場:新潟市江南区文化会館 音楽演劇ホール
チケット:前売2500円(学生1500円)当日3000円【全席自由】
出演:土田貴好、小倉藍歌、他、出演者13名

【主催・予約・問い合わせ】生きる舞踊団Nephrite 代表土田
nephrite15.dc@gmail.com
https://www.facebook.com/nephrite15/

元Noism2の土田貴好さんの自主公演です。
土田さんは公演終了後、文化庁の新進芸術家海外研修員として2年間ベルリンに留学します。

そして、このブログには珍しく展覧会のご案内です。
●「有元利夫 版画の世界―中村 玄 コレクション展」http://www.vill.yahiko.niigata.jp/exhibition/exhibition_museum/
サポーターズ会員、さわさわ会役員、活動支援会員の、中村玄さんのコレクション展が、弥彦の丘美術館で開催中です。とても素敵ですのでどうぞご覧ください。
会期:11月11日(土)~12月17日(日)会期中無休(開館9時~16時30分)入場料300円

亀田縞のNoismコラボ動画、素敵ですね!https://kamedajima.net/ 
早くロングバージョンが見たいです♪
(fullmoon)

Noism1『Liebestod −愛の死』プレス向け公開リハーサル&囲み取材に行って来ました

Noism1ダブルビル公演の初日を8日後に控えた2017年5月18日(木)、
りゅーとぴあ・劇場での新作『Liebestod – 愛の死』プレス向け公開リハーサルと
それに引き続いて行われた、金森さんの囲み取材に参加して来ました。

午後3時を少しまわり、劇場内へと促され、
客席に腰を落ち着けて前方を見やると、
既にふたりの舞踊家はステージ上にいて、
動きや立ち位置を確認していました。

正面奥の金色(こんじき)の手前、黒い床面の上、
金色の髪に白い衣裳、或いは黒髪に白い衣裳が目を奪います。
今回、大役を務める若い舞踊家(吉﨑さん)が目や口を思いっきり広げ、
表情筋を大きく動かすことで、緊張や体をほぐそうとするなら、
成熟した舞踊家(井関さん)は照明スタッフに語りかけ、
両手を腰にあてて大きく頷いています。

客席に身を沈めた金森さんの「いきましょう」と囁く声が聞こえたかと思うと、
本番さながらの照明と音楽が訪れ、通しの公開リハーサルが始まりました。

リハーサルなら、先日もスタジオBで見せて貰っていましたが、
衣裳と照明とが加わると、やはり別物。
ふたりの舞踊家による「愛と死」を巡る舞踊は
「ふたりきり」の舞踊であるということが嘘のような
壮大なスケールをもって胸に迫って来ました。
その迫力ある非日常の美しさを伝える言葉など見つけるべくもありません。
是非ともご自分の目で観て、圧倒されて欲しいものです。
このうえなく豪華で、このうえなく濃密な20分間であることだけは確かです。

リハーサル後はホワイエに場所を移して、
金森さんの囲み取材がありました。
新潟の報道各社が揃って参加していたことに、
Noism1新作へと注がれる関心の高さが窺え、
嬉しく感じました。

質疑応答の形で金森さんが語った事柄のなかから一部紹介させて頂きます。

〇今、この作品を作る意味について
「現代の社会は決して明るいものではない。
未来に対して希望を抱けない若者も多いと聞く。
それだけに、人を愛することや、生きることに、
純粋に真っ直ぐ向き合う非日常的な感動が必要な時代なのだと言える。」

〇光を用いた表現について
「そもそも光がなければ何も見えないのだし、
光は舞台にとって最も不可欠な要素。」
「それは生と死、或いはその境界のメタファーであり、
影は実存のメタファーでもある。」

〇吉﨑さんのキャスティングについて
「最初は驚いただろうけど、嬉しかったと思う。
彼は野心もあるし。どんどん良くなってきている。」
「身長も高く、筋力にも恵まれていて、今回のハードな役にはうってつけ。」
「自分がここまでひとりの舞踊家にエネルギーと愛情を注いだことはないくらい。
今までにない吉﨑裕哉をお見せできるはず。」
「彼を念頭に置いた『あて振り』もあるし、敢えて全く別のものを求めた部分もある。」
「若い舞踊家(吉﨑さん)と成熟した舞踊家(井関さん)が描く愛の姿を観て欲しい。」

〇ダブルビル、もう一本の山田勇気さんの『Painted Desert』について
「ほとんど見ていない。見ると何か言いたくなっちゃうから。
舞踊家たちは、山田勇気という自分(金森さん)とは違う振付家にどう向き合うかが問われている。」
「金森穣以外の作品をどういうふうに踊れるか。
そして、お客さんが観て、今までにない発見があるのでなければ、
(Noism)1がやる意味はない。」・・・等々。

到底、紹介し切れるものではありませんが、
ここはひとまず、「最近、あまり感動してないなと思ったら、劇場に来てください。
劇場に来れば感動します」
(金森さん)という言葉をもって締めくくりとします。

金森さんが18歳のときに魅了されたワーグナーの楽曲、それ以来、25年。
今、ここに機が熟するかたちで届けられる
Noism1最新作『Liebestod – 愛の死』、その世界初演。
新潟は来週末、埼玉はその翌週。チケット好評発売中。

是非、純粋な「感動」が待つ劇場へ。
心が震えます。
ただひと言、必見とだけ。
もうそれで充分なはずです。 (shin)

『Liebestodー愛の死』 会員特典 公開リハーサルに行ってきました!

ワーグナーのオペラ「トリスタンとイゾルデ」から、前奏曲と終曲による、究極の愛の踊り。

二人の愛に不安を隠せないトリスタン(吉崎裕哉)。微笑むイゾルデ(井関佐和子)。叶わぬ愛、不可能の愛、しかし二人は激しく魅かれ合う。

圧倒的な音楽に圧倒的な踊り。デュオの超絶振付の連続に目を奪われ、井関佐和子のソロに魂を奪われます。

衣裳もとても美しく、現世では成就しない二人の愛を表しているかのよう。

上演時間20分。音楽に歌唱は入りません。金森穣渾身の新作に渾身で応える舞踊家2名。

公開リハーサルで拍手が出ることはあまりないのですが、今回は自然に拍手が起こりました。

『Painted Desert』出演のNoism1メンバー8名もスタジオの2階から拍手を送っていました。

Noism1
新作『Liebestod-愛の死』
レパートリー『Painted Desert』


新潟公演
日時:2017年5月26日 19:00、27日 17:00、28日 15:00
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場
電話:025-224-5521(りゅーとぴあチケット専用ダイヤル)
入場料:一般 S席4000円 / A席3000円 / 25歳以下S席3200円 / 25歳以下A席2400円

埼玉公演
日時:2017年6月2日 19:00、6月3日 17:00、6月4日 15:00
会場:彩の国さいたま芸術劇場・大ホール
電話:0570-064-939(彩の国さいたま芸術劇場チケットセンター)
入場料:一般 5500円 / 25歳以下 3500円

チケット好評発売中!
皆様ぜひご覧くださいね!!(fullmoon)

会員向け公開リハーサルのご案内

Noism活動支援&サポーターズ会員特典、公開リハーサルのご案内です。

Noism1公演 新作『Liebestod―愛の死』/レパートリー『Painted Desert』 公開リハーサル

日時:2017年56日(土)13時~13時半

会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈スタジオB〉

対象:Noism活動支援会員、および本公演チケットを購入済のNoismサポーターズ会員

申込方法:サポーターズ会員の方はサポーターズ事務局まで、お名前をお知らせください。

申込締切:5月3日(水)

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*受付開始は12:50からの予定です。時間まで2階共通ロビーでお待ちください。

サポーターズ会員の方は公演チケットをご提示ください。

 

公開リハーサル、楽しみですね。ワクワク♪  (fullmoon)

ブカレスト公演直前公開リハーサルを観てきました♪

3月25日(土)正午、
漸く「遅い春」の到来を思わせる日差しは「マランシュ帝国」ならぬ、新潟市。
りゅーとぴあ・スタジオBを会場にして、
活動支援会員対象、定員15名(申込先着順)のみ観覧可という
ブカレスト公演直前公開リハーサルがあり、途中15分の休憩を挟んで、
劇的舞踊『ラ・バヤデール -幻の国』全編を通して見るという光栄に浴しました。

いつもお見かけする顔、顔、そして顔。
みんな頑張って申し込んだのだなぁ、と感心することしきり。

来月には市内でも熊川哲也 Kバレエ カンパニーの『ラ・バヤデール in Cinema』の
公開(2週間限定)予定があり、
映画館での予告編で、ミンクスの音楽を耳にしていた折も折、
私たちサポーターにとっては、こちらこそが大本命。
このNoism版『ラ・バヤデール』に魅せられた、
「やまいだれに隠れる」と書く「癮(いん)」の身には、
この日の公開リハはまさに「劇的」舞踊だった訳です。

一部、衣裳を纏って踊る舞踊家も含まれていましたが、
多くは普段の練習着姿。
各舞踊家の好みや趣味なども垣間見えて、その点でも楽しめました。
セットの慰霊碑や小道具も、既にブカレストなのかもしれません。
とてもレア度の高いものを見せて貰いました。
なにしろ、スタジオBの鏡に沿って一列に並べられたわずか15脚の椅子にかけて、
息遣いも聴き取れるほどの至近距離から観れたのですから、
こんなに贅沢なこともそうはないはずです。
「活動支援をしていて良かった」、そう思いながら、目を凝らしました。
(支援の寄附金も「寄附金等特別控除」が受けられますし。(笑))

「ムラカミ」を演じる貴島さんの張りのある声でリハーサルは始まり、
私たちの膝小僧を掠めて、貴島さんが通り、
石原さんが、中川さんが、そして井関さんが踊っていたのです。

この日、大僧正ガルシン役の奥野さんは不在で、
私たちと並んで腰掛けていた山田勇気さんがガルシンの台詞を読み上げていたほか、
第1部、婚約式へ至るくだりには、台詞も少し足されていて、
ミランを始末しようと企む「特務機関」の意図が鮮明になっていましたし、
カリオン族のヨンファを池ヶ谷さんが、
メンガイ族の少年を浅海さんが踊るなど、
キャストにも入れ替えが有ったりして、
新鮮な気持ちで興味深く見詰めました。

そして、たきいさんの品のあるフイシェンや、
バートルを案ずる幼馴染みアルダル役のチェン・リンイさんの
役になり切った、まさに迫真の、素敵な舞踊を、
再び、あんなに間近に見れたことにも感激しました。

やはり名作です、こちら。
見とれてしまいました。
ブカレストはチケット完売とか。
膨れあがったフルハウスの劇場で、かの地の観客を魅了すること必至。
聞こえてくる評判が楽しみですね。

ルーマニアまで駆けつけてご覧になられる方々、
誇らしい思いを胸に、くれぐれも楽しんで来てください。
報告をお待ちしております。
対する、「国内待機組」は、本日よりチケットの一般発売が始まった
Noism1のダブルビル公演を、
ワクワク、気もそぞろに待つことと致しましょう。 (shin)

Noism1公演 新作『Liebestod-愛の死』/レパートリー『Painted Desert』 チケット発売もうすぐ!(公演に合わせ、5/27サポーターズ懇親会 6/4さわさわ会さいたま懇親会 開催!)  劇的舞踊『ラ・バヤデール-幻の国』ルーマニア・ブカレスト公演 直前公開リハーサル(活動支援会員対象) 

『マッチ売りの話』+『passacaglia』の公式公演レポートがオフィシャルサイトに掲載されましたね。http://noism.jp/reports/n1_mp_report_2017/

また、3/5には高校ダンス部の選抜メンバーを対象としたNoism1ワークショップが開催されたそうで、マッチ売り+パッサカリア公演終了後も忙しい日々のようです。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20170306311216.html

そして、井関佐和子さんのブログ、3/13アップ!
坂口安吾「桜の森の満開の下」朗読会は私も行きました♪
新作のクリエイションについても書かれています。
http://www.niigata-nippo.co.jp/sp/more-ct/blog/iseki/2017/03/062899.html

5月・6月の公演、金森監督の新作は、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」にインスパイアされた『Liebestod-愛の死』。究極の愛のデュオを創作。振付家としての原点に立ち返り、音楽と舞踊家と共に真正面から挑む、渾身の愛のデュオ。

演出振付:金森穣
衣裳:宮前義之(ISSEY MIYAKE)
音楽:R.ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》よりPrelude & Liebestod
出演:井関佐和子、吉﨑裕哉

そして、山田勇気さんの代表作『Painted Desert』。Noism2に振付けた作品をNoism1メンバーがいかに踊るのか。

演出振付:山田勇気
衣裳:山田志麻  
映像:遠藤龍
出演:中川賢、石原悠子、池ヶ谷奏、リン・シーピン、浅海侑加、チャン・シャンユー、坂田尚也、井本星那(準メンバー)

出演メンバーが分かれるのもびっくり! どんどん妄想が膨らむ2作品、いよいよ来週チケット発売開始です!

新作『Liebestod-愛の死』/レパートリー『Painted Desert』

【新潟公演】
日時:2017年5月26日(金)19:00、 27日(土)17:00、 28日(土)15:00
会場:りゅーとぴあ 劇場

チケット
3/25(土)一般発売開始
3/23(木)N-PAC mate(りゅーとぴあ友の会)先行発売

入場料
一般 S席 4,000円、A席 3,000円
U25 S席 3,200円、A席 2,400円(全席指定)

取扱い ▸りゅーとぴあ(窓口・電話・オンライン)
 チケット専用ダイヤル 025-224-5521(11:00-19:00、休館日除く)
 オンライン・チケット http://www.ticket.ne.jp/ryutopiaticket/
▸イープラス http://eplus.jp/(PC・MB共通)

公演に合わせ、サポーターズ懇親会 開催!

日時:2017年5月27日(土)公演・アフタートーク終了後19:30頃~
会場:Orient Italian Iry(オリエントイタリアンイリィ)新潟市中央区西堀前通一番町694
https://www.hotpepper.jp/strJ001146945/
会費:4,500円(料理7品、飲み放題)貸切
要申込:当サイトのお問い合わせ欄、もしくは090-8615-9942にお申し込みください。

新潟にお住まいの方はもちろん、遠方の方もぜひどうぞ!
サポーターズ会員に限らず、どなたでも参加OKです。楽しく語り合いましょう(Noismメンバーは参加しません)。

【埼玉公演】
日時:2017年6月2日(金)19:00、 3日(土)17:00、 4日(日)15:00
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

チケット
3/26(日)一般発売開始
3/25(土)SAFメンバーズ 先行発売

入場料
一般 5,500円、 U25 3,500円(全席指定)

取扱い
▸彩の国さいたま芸術劇場チケットセンター(窓口・電話・オンライン)
電話 0570-064-939(10:00-19:00、休館日除く)
PC http://www.saf.or.jp/
Mobile http://www.saf.or.jp/mobile/
▸埼玉会館(窓口のみ。3/1-3/31 は平日10:00-17:00、4 月以降は休館日を除く10:00-19:00)
▸りゅーとぴあ(窓口・電話・オンライン)
チケット専用ダイヤル 025-224-5521(11:00-19:00, 休館日除く)
オンライン・チケット http://www.ticket.ne.jp/ryutopiaticket/
▸イープラス http://eplus.jp/(PC・MB 共通)

最終公演終了後に、さわさわ会さいたま懇親会 開催!

日時:2017年6月4日(日)公演終了後
会場:さいたま芸術劇場内のカフェもしくはレストランを予定しています。
飲食は各自お好きなものをご注文・お支払いください。
要申込:さわさわ会 info.sawasawa@gmail.com、もしくは090-8615-9942にお申し込みください。
お申し込みの方には会場等、詳細決まり次第お知らせいたします。

井関佐和子さんをお迎えして楽しいひと時を過ごしましょう!
ご参加は会員のみになります。当日のご入会もOKです。
お申し込みお待ちしています!

さて、5月・6月の公演の前に、3月30日 ルーマニア・ブカレスト公演『ラ・バヤデール-幻の国』、4月5,6日 ルーマニア・シビウ公演『マッチ売りの話』+『passacaglia』が開催されます。

ブカレスト公演直前公開リハーサルが、3月25日に活動支援会員向けに定員15名(申込先着順)で開催されます。
会場スペースの都合で多人数は入場できないので、活動支援会員対象となっています。
サポーターズ会員の皆様には大変申し訳ありませんが、どうかご了承ください。

閑話休題:

3月11日、元Noismメンバー藤井泉・宮原由紀夫・篠原未起子による素我螺部の東京公演に行ってきました。楽しく可笑しく面白く、そして魅せる! スカラベワールド全開♪ 愛の結晶コタロウちゃん、そしてアーちゃんにも会えて、うれしい公演でした。

元Noism真下恵さんのヨガクラス、着々と進行しています♪ フライヤーも完成!
https://mobile.twitter.com/mekkun517
英語でヨガクラスは3月23日(木)19:00〜20:15開催。
ベーシックヨガクラスは3月19日(日)17:00〜18:15開催。

会場:新潟市中央区寄居町361 「金光教新潟教会 神社社殿内」
予約・お問い合わせ:megumi.mashimo.17@gmail.com

バレエヨガクラスは4月開催に向け調整中とのこと。

ぜひどうぞ♪     (fullmoon)

Noism1最新作 プレス向け公開リハーサル&囲み取材に参加してきました

2017年1月12日(木)の新潟はNoism1新作チラシに2度言及されている「雪」の予報。
そして冬の仄暗さのなか、
あたかも天気予報が律儀に約束を履行しようとでもするかのように小雪がちらつく午後1時、
プレス向け公開リハーサル(スタジオB)とその後の囲み取材(練習室5)に参加してきました。

  

午後1時からのプレス向け公開リハーサルで見せて貰ったのは、
前回、本ブログで「まだ見ぬ第1部」と書いた、
近代童話劇シリーズvol.2『マッチ売りの話』の一部でした。

どうやら日本であるらしい、古風な、しかし金色の卓袱台が鎮座する家の「内」と
これも古めかしい形状の街灯を付けた電信柱が屹立する「外」が同居し、
更に幾つかの時間が混在する、不可思議な時空間。

 

少女、女性、娼婦、おばあちゃん、双子、弟、遺影、犬・・・そして仮面・・・???
今回も目に飛び込んでくる情報量は多めで、同時に様々なことが起こっているようです。
アンデルセンの童話というよりも、別役実による同名の不条理劇的要素が濃厚に感じられました。

生来のぼんやりゆえ、「筋」らしきものは辿れませんでしたが、
「昭和」を思わせる、幾分か大袈裟で古臭い感じの音楽が流れるなか、
同シリーズの1作目『箱入り娘』同様に、
コミカルで、ユーモラスな動きが楽しい、
「見ることの愉悦」に溢れた第1部と言えるでしょう。

午後1時30分、公開リハーサルに続き、
場所を隣の練習室5に移して、金森さんの囲み取材が行われました。
交わされた質疑応答のなかから、今作鑑賞のヒントになりそうな
金森さんの言葉を要約して幾つかご紹介します。

「タイトルを『少女』ではなく『話』としたのは、
本作はアンデルセンと別役実を下敷きにしたオリジナル作品であって、
アンデルセンだと思ってこられると訳がわからなくなってしまうだろうから。」

「物語舞踊の第1部と抽象舞踊の第2部を、休憩を挟まず地続き(70分間)でお見せするのは、
多様な価値観が云々される現代、本来共存し得ないものを同時に受け入れ、
その共通項だったり、同時に見ることで何かを感じて欲しいという思いから。
是非混乱しよう。(笑) そしてその後で何を感じるか。
混乱しながら、これを読み解いて欲しい。」

「仮面の使用は一番最後にきたもの。
そう言えば『ホフマン物語』の仮面があるよね、と。
もう一個抽象化して、『私でもあり得る、あなたでもあり得る、誰でもあり得る私』へ飛躍させようと。
また、舞踊家にとって仮面を付けて踊るのは難しいことではあるが、欧州では誰もが通る必須の課程でもある。
私たちは普段いかに表情にごまかされているか。
それを封じて、舞踊家の身体的なものに置き換えたい。」

「見渡せば、あちらでもこちらでもポピュリズム(大衆迎合)が大手を振って罷り通っている。
そうした困難な時代に生きている私たち。この困難な時代に何を作るのか。
目指すのは、答えを出すことではなく、考えるきっかけを与えること。
何となく幸せな気分に浸っていたければ、劇場になんか来ない方が良い。(笑)
舞踊家集団として抱く疑問を提示していきたい。」等々。

最後は、金森さんの「俺が言うと、何か変だけど、今回は2回は観て欲しい。1回ではわからない。(笑)」
という言葉をもって、囲み取材は和やかな空気感のうちに閉じられました。

金森さんの「1回ではわからない」発言への対策のひとつとして、
明日夜19:00開催のリーディングイベント、
★★声に出して読む、不条理劇 別役実「マッチ売りの少女」★★ などは如何でしょうか。
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日時:2017年1月13日(金)19:00~21:00
会場:kaffa 蒼紫~パルム(新潟市中央区古町6、萬松堂向かいの小路を入った2階 電話025-228-2050)
定員:25名  参加費:1,000円(資料代&ワンドリンク代)
申込:「新潟でリーディングを楽しむ会」/電話・ショートメール090-8615-9942
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ナビゲーター・市川明美さん(月刊ウインド編集部 制作長)の手ほどきで予習すれば
心強いこと間違いありません。
期日が迫っておりますので、ご連絡はお早めに。

・・・こちら、私は残念ながらどうやっても参加できそうにない日程だったため、
代わりに、りゅーとぴあからの帰路、ほんぽーと新潟市立中央図書館に寄って、
別役実『マッチ売りの少女』を収めた『現代日本戯曲大系・7』(三一書房刊)を借りてきました。

いずれにしても、Noism1新作・近代童話劇シリーズvol.2『マッチ売りの話』+『passacaglia』公開を来週末に控えて、
ワクワクが募って仕方ありません。
今は一刻も早く「混乱したい」気持ちです。(笑)
皆さん、是非、一緒に金森さんの企てで「混乱」しましょう!(笑)  (shin)

Noism1新作の公開リハーサルに行ってきました!

皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年も本ブログを何卒宜しくお願い申し上げます。

ということで、雪のない2017年1月8日(日)、
三連休中日の午後、りゅーとぴあのスタジオBに、
来週末に公開が迫ったNoism1の新作・近代童話劇シリーズvol.2
『マッチ売りの話』+『passacaglia』の公開リハーサルを観に行ってきました。

新潟市はこの日が成人式。
百貨店などは春のSALE期間中だったりもしたうえ、
様々なイヴェントも重なり、街や道路、駐車場も大混雑。
そんななか、スタジオBのホワイエには、新作公開を待ちわびる
あの人の顔や、この人の顔が続々集ってきます。
なかには「この1時間のために」はるばる群馬からお越しになられた男性もおられ、
切望する気持ちを共通項として繋がりが拡がっていくことに、
改めてNoismの凄さを実感する思いがしました。
新年の挨拶を交わし、近況をやりとりしながら入場を待ちます。

午後3時、既に階段状の客席が組まれたスタジオBへ。
金森さんのご挨拶に引き続き、第2部『passacaglia』のリハーサルを一部見せて頂きました。

そもそも「passacaglia」って何?---から始まる、私と同様の方もいらっしゃるかもなので、
仄聞したところを紹介しますと、「もとはスペイン語の『歩く』と『通り』に由来する言葉。
17世紀のスペインやイタリアで流行した舞曲で、バロック期に純器楽曲として様式化された
遅い3拍子の連続的変奏曲」とか。
音楽的には「繰り返しの切れ目は不分明で、音楽が途切れなく流れていく」のが特徴らしいです。
「常に動いていく」感じでしょうか。
新たなメンバーも加わり、女性5名、男性5名のNoism1による第2部。
そんなイメージをもって眺めていても、概ね間違いではなさそうな舞踊と言えるでしょう。

「最近は『物語』よりも『動き』を求める声もあったし」とは金森さん。
第1部のあとに、20分間動き続ける第2部、舞踊家にとっても相当な運動量です。
キツイはずです。一本通した後の皆さんも随分呼吸が荒くなっておられたようです。

そんな第2部のリハーサル。
直しの様子も見学した後、金森さんから「皆さん、どうでしたか?」と振られると、
「久し振りに穣さんの『グニャグニャ』が観れて嬉しかった」の感想は
サポーターズ事務局のfullmoonさん。
すると、金森さんも「そうですね。『グニャグニャ』ですね。」
続けて、「今回は、複雑な構造を単純に見せるのではなく、
複雑なものを複雑に見せることがテーマ」とおっしゃられていたことをご紹介しておきます。
第2部は、「グニャグニャ」と「Noismならではの複雑な動き」がキーワードでしょうか。
絡まり合う10人の身体が目を奪います。

これにまだ見ぬ第1部を加えて、刺激に富んだ舞台の幕があがるのは1月20日(金)。
照明と衣裳が加わることで、更に凄みを増すNoism1新作『マッチ売りの話』+『passacaglia』、
チケット絶賛発売中です。既に完売の公演もございます。お早めにお買い求めください。
期待感を大いに膨らませて、是非、スタジオBでお会いしましょう。 (shin)