新潟日報紙が続報!芸術選奨文科大臣賞受賞の井関さん「Noismがなければここまで成長できなかった」

先日、井関さんの受賞について、地元紙・新潟日報が報じた配信記事による「第一報」にはやや肩透かしをくらった感もありましたが、あまり時を隔てることなく、今日(3/6)付けの同紙朝刊が、今度はその「文化面」に井関さんの喜びのインタビュー記事を続報として掲載してくれた旨、acoさんが教えてくれ、早速確認致しました。

新潟日報2021/3/6付け朝刊より

「日報さん、有難うございました。こうでなきゃ」

でも、この日の記事のリードで取り上げられた井関さんの言葉には「新潟の舞踊家として新潟のみなさんに喜んでいただけることが何よりうれしい」とあるのですし、やはり第一報のそもそもから「中見出し」くらいは岡本健一さんではなく、井関さんでいって欲しかった思いは今もありますから…。(笑)

今回の記事、読み進めますと、先日のインスタライヴでのトーク内容が補完される記事であるうえ、7月の『春の祭典』時に、この度の「贈賞理由」において言及された『夏の名残のバラ』再演が決まったことも取り上げられています。あの「清冽な」表現を再び目にすることができること、そしてますます多くの方に観て貰えることに、楽しみがいや増します。

日報さん、(この度は)どうも有難うございました。(否、「いつも有難うございます」という気持ちも当然ありますが…。)(笑)

(shin)

【インスタライヴ-13】佐和子さんの受賞と埼玉公演終演とが相俟ってのテンションMAXトーク

『Duplex』の埼玉公演を終え、佐和子さんの芸術選奨文部科学大臣賞受賞が発表された翌日、2021年3月4日(木)の20時から、穣さんと佐和子さんによるテンションMAXのインスタライヴが届けられました。その模様を少しだけ採録致します。

*佐和子さん、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞 

  • 穣さん「やっと言えた。我慢するのがしんどい。人目につかないところで小躍りしていた。はしゃぎ過ぎ、オレ」
  • 佐和子さん「新潟公演の休演日にニュースが入ってきた。穣さんが数十倍喜んでくれた」
  • 穣さん「努力って報われるんだな」「これだけやったら届くんだな」「見ててくれる人いるんだな」
  • 佐和子さん「恩返しが出来るという意味で、賞は嬉しい」「私のことを自分以上に早くから認めてくれていた(共にお亡くなりになった)浦野さん、山野さんの凄いエネルギーが降ってきたんじゃないか」
  • 佐和子さん「受賞理由のなかの『新潟発の日本を代表する舞踊家』は本当に嬉しかった。ここ(りゅーとぴあ・スタジオB)がなければ、日本で踊っている可能性は凄く少なかった。17年間」
  • 穣さん「金森穣の作品を体現するだけでなく、振付家・金森穣を触発するミューズ」
  • 佐和子さん「ド根性で穣さんの背中を追いかけているだけじゃなく、ここ最近は、穣さんの背中を見つつも、自分の道を行かなければならないという思いになってきた」「踊ること、創作することが違うベクトルを走り始めた感じ」「受賞で、ここから突き詰めて良いんだなという自信が得られた。何も守らなくていいんだと思えた」

*『残影の庭』埼玉公演(4日間で5公演)

  • 天井の高さ・客席形状の違いから、照明を作り直さざるを得なくなり、ゲネプロがやれなくなってしまった。
  • 穣さん「照明によって、世界観が全く違っちゃう」「小さいホールほど、照明は緻密な計算が必要」
  • 「テクラン」という名の通し稽古を入れて6回踊った埼玉。
  • 2回公演の日は精神的に大変だっただけでなく、関節が柔らかくなり過ぎて止まれない、身体に小さなブレを体験。

*今回の作品『残影の庭』本番直前のタイミングの話

  • 佐和子さん: 本番3分前、最後に水を飲む。本番1分前、穣さんと勇気さんの全身をチェックする。←気になって、自分の集中力が削がれないように。
  • 穣さん「せめて、3分前にして。1分前に何かあったら、めっちゃ動揺するから」
  • 佐和子さん「3分前は『水』だから」(笑)

*『残影の庭』の羽衣衣裳について

  • 堂本教子さんによる衣裳、発案は穣さん。
  • その軽さに3人とも一度はパニックになったことがあるとのこと。
  • いつか展示できたら、触れて頂きたいとのこと。
  • 3人とも2着ずつあるのだが、2着とも、その繊細さのため、完全に一緒にはなり得ない。練習用と本番用とで感覚に違いがある。
  • 衣裳を着けなければスルスル楽な動きも、衣裳を着るとそうはいかなくなる。衣裳のお陰で、3人のなかで無言の会話をしていた。3人で踊っていたのではなく、6人で踊っていた感じ。リッチな体験だった。

*そのほか、『残影の庭』について

  • 佐和子さん「作品を通して一番難しかった動きは、その場で立ち止まって、ただ回る、ただ方向を変えることだった」
  • 穣さん「能の凄さを実感した」
  • また、能を模した6m四方のリノリウムに関しても、素材がゴムのため、若干広くなってしまうのだが、その僅か増した広さに身体が順応したことのほか、まじまじと見ずとも、そのリノリウムの黄色を視野角に収めて動いていたことなど繊細な体感の話も。
  • 再演したい。息の長いレパートリーになる。海外にも持って行きたい。(佐和子さんは屋外でもやりたいのだそう。)伶楽舎さんとまた「生」でやりたい。

*これから

  • 穣さん「埼玉の芸術監督に近藤良平さんが就任し、新国立は吉田都さん。舞踊の力をこの国で、社会に浸透させていけるよう精進したい」

ライヴのラストは、再び佐和子さんの受賞の話に戻り、穣さんから「最後にもう一度大きな拍手」が贈られて、ふたり大笑いのうちにジ・エンドとなりました。

いつもにも増して、終始ハイテンションで展開されていったこの日のインスタライヴ。細部にはこちらでは取り上げなかった楽しい話も盛り沢山。まだご覧になっていない方はアーカイヴでどうぞ。こちらからもご覧頂けます。

それではまた。

(shin)

祝♪井関佐和子さん、芸術選奨文部科学大臣賞受賞!

2021年3月3日、嬉しい報せが飛び込んできました。先月の金森さんの受賞につづき、今度は井関さんが令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣賞受賞のビッグニュースです♪

3/4付け新潟日報朝刊より

文化庁が公表した「贈賞理由」にもありますが、名実ともに「新潟発の日本を代表するダンサー」としての認知が広がることはとても誇らしいことですし、井関さん自身も「新潟発の舞踊家として、こうして新潟の方々とも喜びを分かち合えることが本当に嬉しいですし、この新潟そしてNoismがなければ、私はここまで成長することも出来ませんでした」とその思いを述べておられます。誠に嬉しい限りです。

この度の受賞はとりもなおさず、「Noismの活動が(新潟)市全体の文化活動に良い影響を与える」ことに他ならず、新潟市が昨年度のNoismの活動に下した評価(総合評価:B)はかなり控えめなものであったということをも表していると思います。

併せて、上にあげた翌朝(3/4)、受賞を報じる新潟日報の記事も、惜しむらくは、配信記事を用いて第一報を打つだけでなく、一歩踏み込んで、「県民の新聞」としてともに喜び合う体のものであって欲しかったところです。井関さんも「決して平坦な道のりではなかった」と振り返っておられることに思いを馳せてみますとき、私たちは、この度の受賞を単なる「慶事」として喜ぶにとどまらず、中央(国)が認めた「新潟から世界へ」のこの素晴らしい活動と成果を、当該の地方(新潟)として、更に後押ししていかねばならないと考えるからです。

おっと、お祝いムードからあまり逸れてしまってはいけませんね。スミマセン。

次のリンクも併せてご覧下さい。

井関さん、改めまして、この度の受賞、本当におめでとうございました。

(shin)