「ランチのNoism」#5: タイロン・ロビンソンさんの巻

メール取材日:2020/7/8(Wed.)

お昼ごはんを覗くと、その舞踊家がわかる(かも)、ってことで、今回も始まりました、「ランチのNoism」。第5回は豪州出身タイロン・ロビンソンさんの巻。皆さん興味津々(かも)。

というのも、タイロンさん、ヴィーガンであることを公言しておられまして、第2回にご登場頂いた山田勇気さんが「気になるお弁当」に挙げておられたからです。その折にも触れましたが、「ヴィーガン」とは動物由来のものは一切口にしない「完全菜食主義者」のこと。早くも今回ご登場と相成りました。世の中には色々な食べ方をしている人たちがいる訳ですが、これまで、私の周りにはヴィーガンって方はいませんでしたから、今回、とても楽しみです。そんな人、多いんじゃないですか。さあ、そろそろいってみますか。

ファイティン・ピース・アン・ロケンロオー

りゅーとぴあで汗を流す舞踊家の昼ごはん、それが「ランチのNoism」!

 *まずはランチのお写真から。

???

 *おおっとぉ、いきなりのフェイントぉ! 大判のバンダナで覆われているので、ヴィーガンらしさは感じられませんね、まだ。

からの、大公開!

 *おお、これですか? 見た目の印象で言うと、私たち日本人にとっては、それほど強烈なインパクトって感じはないですけれど。

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 タイロンさん「インドのスパイス・ミックスで味付けた野菜と豆腐の炒め物、それからご飯とトウモロコシです。私はヴィーガンで、それっていうのは、(肉、魚、乳製品、蜂蜜、卵、等々)どんな動物性食品も口にしない人たちのことです。日本ではヴィーガンの食生活はとても難しいものがあります。というのも、多くは乳成分や魚の出汁を含んでいますし、特に新潟のような小さな都市では出来合いのヴィーガン弁当が買えるお店はどこにもありません。ですから、私は自分の食事はすべて自分で調理するほかないのです」

寛いだ笑顔が素敵です♪

 *なんと! 井関さんと金森さんの「グルテンフリー」もそうですが、見た目からはわからない苦労があるのですね。私がそう思っちゃうのは、「食物アレルギー」もなく、無頓着に雑食しているからなんでしょうけれど、身体を作るのは食べ物な訳ですから、「何を入れて、何を入れないのか」そのへんを意識して食べることって大切なのですよね。勉強になります。あと、聞けば、日本にきてから電気炊飯器を使い始めたのだそうですが、調理に要する時間が大幅短縮されて助かっているんだそうです。日本の「白物家電」万歳!ってところでしょうか。

2 普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか。

 タイロンさん「私は週末に、翌週のランチをまとめて作ることにしているのですが、食事を用意するのには普通、数日かけています。時間をかけて食事を準備するのが好きなんです。まず、1日かけて食料品を買い出したら、翌日、それらを刻んで、冷蔵庫に入れ、その次の日が調理の日になります。一日中踊ることはとても骨の折れることなので、毎日、キッチンで何回分もの食事を用意しながら数時間も過ごすことは避けたいところです。ですから、週末に3日かけて行う準備は、毎晩の作業をあまり抱え込まずに済むことを意味しているのです」

 *う~む、納得、納得。流行りの「作り置き」ってことですね、納得です。週末の3日間っていうのも、日ごとにやる内容が決まっているので、作業もリズミカルに行えそうですよね。それに、だいいち、身体を追い込む毎日では、「岩のように(like a rock)」或いは「丸太のように(like a log)」、はたまた「独楽(こま)のように(like a top)」寝てしまうことも想像に難くありませんし、それこそ一番、幸福な時間かもしれませんものね。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 タイロンさん「最も大切なことは健康に食べること、私の身体が必要とするすべてのビタミンと栄養素が摂れていると確信できることです。踊ることは循環器系のフィットネスであり、それは大変なスタミナを必要とします。ですから、私はお米やジャガイモのようにゆっくりと燃焼するでんぷん食品を食べることを好むのです」

「あ~んして」っぽく見えて
思わず、口、開いちゃいます。

 *あ~、単にヴィーガンってだけじゃなくって、やっぱり、色々と考えて食べているんですよね。私も年をとってきましたから、その点からだけでも、少しは考えて食べるようにしなきゃです。反省です。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 タイロンさん「一日の食事のなかで主要な部分を占めるお米のほか、ランチにブロッコリーを食べることが好きです。軽く調理を施したブロッコリーにはパリパリと気持ちよい食感と新鮮な味わいがあり、お昼どきの元気回復効果がまんてんです」

 *おお、食感まで重視しておられるんですね! 反対に、昔、ブロッコリーが大の苦手で、自分の食事からブロッコリーを一掃したっていうアメリカの大統領がいましたね。ブッシュさんでしたっけ。その後、怒った全米のブロッコリー農家から大量のブロッコリーを送りつけられたっていう。おっと、話が逸れちゃいましたが、私もブロッコリー好きですよ。カリフラワーはちょっとちょっとですが…。これまた蛇足でした。(汗)

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。

 タイロンさん「私が食事を準備するとき、基本の野菜はいつも同じです。でも、数種類の異なるソースやオイル、スパイス・ミックスを用意して、風味を変えるようにしています。そうやって、毎日同じ風味で食べることはしていないんです」

 *シーズニングのパワーを最大限に発揮!ってことで、飽きることなく食べられるんですね。

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。

 タイロンさん「公演があるときのランチで、たったひとつ他と違うのは、分量を少しだけ少なくしている点です。公演時、私たちは少し短いものの、普段より強い集中力を要するダンスの時間を持ちます。そんな時には、長い時間にわたって活力を維持できる類いの食べ物をたくさん摂るのではなく、身体が重く感じないくらいの軽めのランチであることが大切だと考えています」

 *「勝負飯」は詰め込み過ぎ厳禁ってことですね。わかります、わかります。

7 いつもどなたと一緒に食べていますか。

 タイロンさん「普通、スタジオのすぐ外で、奏(池ヶ谷奏さん)、カイ(・トミオカさん)そしてスティーヴン(・クィルダンさん)と一緒に食べています。今は夏なので、食事を終えると、午後のリハーサルに戻る前の気分転換ってことで、よく一緒に白山公園まで出たりしています」

ますますの笑顔♪

 *この日、一緒にお弁当を囲んでいたのはそのなかの3人でしたが、仲の良さが窺える話と画像ですよね。きっと、心許した感のある画像の撮影者はスティーヴンさんなんでしょうね。有難うございます。

8 主にどんなことを話しながら食べていますか。

 タイロンさん「最近は世界を大きな危機が襲っていますから、カイと私は、何が起きていて、それが私たちそれぞれの母国にどのような影響を及ぼしているかについて話すようなことが多くあります。もっと軽いテーマとしては、「どっちが良い?」(例えば、「一年で100万ドル手にするのと、10年間毎年10万ドル手にするのとどっちが良い?」)みたいなやりとりもしたりしています。出された答えからその人について本当に多くのことを知ることができるんです」

 *今、世界を覆い尽くしているコロナ禍によって、メンバー皆さんの予定や計画も、少なからず変更を余儀なくされたとも聞いてます。心から終息に向かうことを願うものです。あと、「軽い方」の「どっちが良い?」の楽しさも想像できます。素直に答える人、へそ曲がりな人、受け狙いを仕掛けてくる人等々、その個性がばっちり出るでしょうからね。で、「100万ドル」に関しては、タイロンさんや他の3人は「どっち」派なんでしょうか?

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。誰とどんなものを交換しますか。

 タイロンさん「みんなのおかずは揃って納豆なんです…。(涙) ですから、決して交換したくはありません!」

 *納豆、苦手なんですね。傍から見ると、ヴィーガンの方にはもってこいの一品かなとも思っちゃうんですけど、外国の方にしてみると、そうはいかない事情もあったりするのですね。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 タイロンさん「カイとガールフレンドのブリタニーがその気になって料理したとき、彼らは本当に凄い食事を作ります。で、あくる日、カイは決まって前夜の「傑作」のいくらかを持って来るんです。また、スティーヴンも料理上手で、新しいスイーツに挑むときなど、常に実験しているようなところがあります。その彼がおやつを持って来て、みんなに配ってくれるときは、いつもワクワクしますね」

 *なんでも出来る人っているんですよね、そんな多方面の才能に恵まれた人。「傑作」まで言われるお弁当も登場しますかね、カイさんの回。(って、別に洒落じゃないですよ。(笑))あと、スティーヴンさんが持って来るおやつに関してですけど、なんでも、スティーヴンさん、普通仕様の多くのほかに、特別にタイロンさんだけのために「ヴィーガン仕様」のものも用意してきてくれるんですって。くぅ~、泣かせるじゃないですか。このFratres感♪ …最後の最後、とても良いお話でした。

 …ってところで今回のタイロンさんのランチ特集はおしまいです。

 でも、ちょっと待って。タイロンさんからもメッセージを預かっていますから、そちらをお読みください。

■サポーターズの皆さまへメッセージ

「この困難で不確かな時にあって、私たちは自分たちのパフォーマンスやダンスに注ぐ愛情をサポーターズの皆さんや一般の方々と分かち合うことが出来ずにいます。そうしたなかにも拘わらず、Noismに対し、変わらぬ支援を頂いていることに感謝いたします。私たちのカンパニーへの支援は、ダンスそのものを日本のアートシーン並びに日本文化を構成する一部たらしめるのに役立つものです。私は、ダンスがその土地その土地の文化にとって大切なものであると思います。というのも、ダンスは多くの人々が共通の言語を介することなく、世界的に繋がることを可能にする方法のひとつであるからです。私には、現在の世界において、パフォーミングアーツが有する価値に自覚的である人々に対して、感謝の念しかありません。そして支援してくださる寛大な人々に対して、拍手を送りたいと思います。

どうも有難うございました。

敬具

タイロン・ロビンソン」

 以上、今回もお相手は shin でした。次回はいつ、どなたの登場でしょうか。どうぞお楽しみに♪

(日本語訳・構成:shin)

「ランチのNoism」#4:池ヶ谷奏さんの巻

メール取材日:2020/6/30(Tue.)

お待たせしました、「ランチのNoism」第4回。今回ご登場いただくのは池ヶ谷奏さん。Noism2に加わってから、今年で10年になる彼女。その間、ランチだって様々な変遷を経て、今日に至っておられる筈。そう考えると、とても興味深いものがありますよねぇ、彼女のお昼ごはん。ではでは、そろそろいってみますか。

♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん。ろけんろおお…♪

りゅーとぴあで公演に備える舞踊家のお昼ごはん、それが「ランチのNoism」!

皆さんの自然な笑顔が素敵過ぎます♪

おおっとぉ、いきなり、とびっきりチャーミングな笑顔で食事する池ヶ谷さん。その手にはあの「ねばねば」が入った白いプラ容器ですね。

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 池ヶ谷さん「ご飯に塩昆布、野菜スープ、納豆です。日によってバラバラなのですが、今日は1番スタンダードなランチにしました」

塩昆布もありますし、納豆は単体で召し上がるようですね。

 *最初の画像で食べていたのはこちら。この日のお弁当ですね。

2 誰が作りましたか。普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか。 (or 主にどこで買ってくるのですか。)

 池ヶ谷さん「基本的に自分で作ります。今日の野菜スープは、前日に家にあった野菜をお鍋に詰め込んだだけなので時間はかけていません。朝に温め直して、熱湯で温めた保温ポットに入れて持ってきます」

 *保温ポットも温めるんですね。それでお昼にあったかいスープをあったかいままで、美味しくいただけるんなら、その一手間、そのこだわりを惜しむことは出来ませんね。勉強になりました。で、なんでも、この日のスープ、「味付けは、玉ねぎをオリーブ油で炒めて、野菜と煮て、コンソメと塩胡椒のみで味付けしたシンプルなものです。辛いもの、苦いものなど刺激のあるものは嫌いなので、普通より薄味になります」とのこと。また、「好きな野菜はお芋とカボチャです!小松菜や玉ねぎ、人参は定番に使い、あとは余り物(今回はミニトマトやもやし、厚揚げ)など、その時々で変えて」作っているのだそうです。すると、組み合わせは無限かも。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 池ヶ谷さん「Noism2の頃は公演前に痩せたい一心でキャベツの千切りにチーズを乗せたものだけを食べていたこともありました。今は納豆やサラダ、もずくなど、何かしら身体に良いものは一品用意します。通し練習など疲れるだろう日は、なるべく汁物にして流し込めるようにします」

 *「乙女」(池ヶ谷さん、今でもそうですが、)な心持ちから「プロ」の意識へ変化、って感じですかね。自分の身体が発する「声」を聴きながら過ごしてきた10年の月日は、内面も大きく変えたってことですね。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 池ヶ谷さん「ランチの包みは亀田縞(かめだじま)でできたUTOPIAの小さい風呂敷バッグを使っています。色味も可愛く、丈夫なので安心です。そしていつも、休憩で食べられるようにお菓子も忍ばせています。抹茶味の確率が高いです♪(…よく抹茶の新作が出るとジョフと情報交換しています)」

 *おっと、新潟のクリエイター・佐藤悠人さんのブランド「UTOPIA」アイテム登場。私も「UTOPIA」ユーザーだけにわかります、言ってること。ぬくもりが感じられて、いいんですよね。ですから、それって、ランチを包むには好適品かも。あと、そこから顔を覗かせているのは、「応仁の乱以来の衝撃!」っていうアレですね。

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。

 池ヶ谷さん「前日の疲れ具合や気分で変わります。帰ってから料理したいときはランチの分まで作りますし、コンビニの日もあれば、最近はりゅーとぴあ2Fに出来た『わたしの珈琲店』でホットサンドを食べたりもします」

 *「わたしの珈琲店」情報、キタァ! 私、ホットサンドとか、ナポリタンとか、美味しそうな画像満載のポスターに見とれてましたので、ますます気になるお店になっちゃいました。

こちらがその「わたしの珈琲店」♪

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。

 池ヶ谷さん「公演前は片手で食べられるおにぎりにして、ビデオチェックやメイクの準備をしながら食べたりします。あとは栄養ドリンクでドーピングです。先日の公開リハーサルの時は、たまにブームがくる高野豆腐を食べていました」 

 *やはり公演となると、文字通り、その舞台裏は大変なのですね。時間が惜しいは惜しいにしても、勿論、「ギャンブル好き」4代目サンドウィッチ侯爵の巷間伝わる逸話とは大違いな訳で。また、低カロリー・高たんぱくの栄養食品、高野豆腐を周期的に身体が欲するのも、舞踊家故かと。ところで、「ドーピング」って、なんかヤバいものじゃないですよね、なんて、民放のキャラ(刈上げ+蝶ネクタイ+半ズボンの)「キニシスギくん」みたいな言い方になってしまってスミマセン。(←今回も番組違いですね…。(汗))

7 いつもどなたと一緒に食べていますか。

 池ヶ谷さん「最近はカイ(・トミオカさん)、タイロン(・ロビンソンさん)と食べています」

 *最初の画像、一緒に良い笑顔で写ってましたもんね。仲良しグループなんですね。

8 主にどんなことを話しながら食べていますか。

 池ヶ谷さん「英語と日本語を教えあったり、文化の違いを話したり、”この動画見て〜”とシェアしたり、リハーサルとは別の話題で頭をリセットします」

 *ランチタイムを積極的に活用しているご様子。で、そんなふうにして、間仕切りを兼ねたホワイトボード記載の英単語集も増えていくのですね。Noism版「でる単」って感じですか。(「でる単」って、かなり古いんですけれど、ご存知ですかぁ?)

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。

 池ヶ谷さん「美味しそうなおかずはレシピを教えてもらうこともあります。もずくや塩昆布、佃煮などは”何コレ?”と言われ、食べさせてみたりしたこともあります。日本の味を経験してもらえるのは嬉しいです」

 *「seaweed(海藻、直訳すると「海の雑草」)」の一種である「もずく」や「昆布」、外国の方の多くは大の苦手と承知しているのですが、反応はどうだったのでしょうか。ちょっと興味をそそられますけど…。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。 料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 池ヶ谷さん「先日、穣さん、さわさんのおうちでホームパーティーをしました。いつも持ち寄りで豪華なのですが、多国籍でみんな料理好きなのでどれも美味しかったです。セナ(井本星那さん)の作った春巻がお店で売っているかのように上手で美味しくて、『デパ地下か?』と疑われていました。(笑) よく作ってくるおにぎりもいつも美味しそうです」

 *おお、井本さんですか!彼女のランチも楽しみになりました、って、ハードル上げまくりでも迷惑じゃないですよね、井本さん。

こんな具合で、今回の「ランチのNoism」第4回・池ヶ谷さんの巻はおしまいです。どうもご馳走様でした。

でもでも、皆さま、その彼女がメッセージをお寄せくださってますので、お読みください。

■サポーターズの皆様へのメッセージ

「いつも私たち舞踊家を応援し、支えていただき、本当にありがとうございます!私は10年間走り続けたNoismを9月で離れます。これまで皆さんからいただいたエネルギーに助けられ、厳しくも幸せで有意義なNoism生活でした。コロナによって、こんなに踊ることを制限され、舞台がキャンセルされることがあるなんて想像もしていませんでした。それでも舞踊家たちはみんな己と勝負し、より良い舞台ができることを信じて進み続けています。今後は私もNoismを応援していく立場に変わります。舞踊家たちみんなをどうぞ支えてあげてください。 そして、残りのNoism生活も今まで以上に全力で駆け抜けます。最後までどうぞよろしくお願いします!」

…池ヶ谷さんがいなくなることから生じる寂しさ。それにも慣れていかなければなりませんが、それでも、否、それだけに、今回、「ランチのNoism」第4回・池ヶ谷さんの巻をお届けできて良かった、そう思っているところです。池ヶ谷さん、どうも有難うございました。そして、新天地での益々のご活躍をお祈りしております。

それでは今回はここまで。お相手は shin でした。

(shin)

「ランチのNoism」#3:ジョフォア・ポプラヴスキーさんの巻

メール取材日:2020/6/18(Thur.)

さてさて、ご好評いただいております(って、完全に言い切ってしまってますが、)「ランチのNoism」の第3回は、つい先日、Noism1メンバーとしての最後の舞台を汗だくで踊り終えたジョフォアさんのご登場です。名残惜しい気持ちは募りますが、それでも、こうして間に合って良かった♪

持ち前の明るさと剽軽さが感じられる回となりました。英語の質問シートを用いてやりとりをさせていただき、それを shin が日本語に訳したものでお届け致します。あと、おしまいには、サポーターズの皆さまへのメッセージもありますから、そちらも是非、お楽しみにってことで。では参りましょう。

ふぁいてぃん・ぴーす・あん・おけんろぉぉぉ…♪

りゅーとぴあ・スタジオBでの稽古に余念のない外国人舞踊家に昼がきたぁ!

いきなり、「らしさ」炸裂の
ジョフォアさん!

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 ジョフォアさん「サラダとゆで卵2つ、そして納豆1パックのランチです」

両手に握られていた物体はゆで卵だったんですねぇ

 *「外国人は納豆が苦手」はもう古いのでしょうか。まあ、人によるんですよね。日本で見たって、関西人でも納豆が大好きって人、多いですからねぇ。

2 誰が作りましたか。(または、 主にどこで買ってくるのですか。)

 ジョフォアさん「前のシーズンではランチは自分で作っていたのですが、イトーヨーカ堂の近くに住んでいることもあり、今年に入ってからは、前日の晩に翌日分を買うようになりました」

 *故郷を離れた遠い国で、日々の稽古や公演に全力を注ぐ毎日な訳ですから、無理もありませんよね。イトーヨーカ堂、有り難いですね。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 ジョフォアさん「大事にしているのは、筋肉の回復にとって充分で、ランチ後ずっと空腹を感じないで済むくらいのたんぱく質を摂るということです。また、量も減らしていて、より安くて、より美味しいことも重要です」(笑)

 *な~るほど。さすが舞踊家、やはり体のことを考えて食べてるんですね。それと、お値段の点でも、賢いお買い物を心掛けているんですねぇ。パッケージに貼られたシール、大事です。思いのほか、庶民的でホッとしました。(笑)

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 ジョフォアさん「セブンイレブンのゆで卵です。とても塩味が利いているんです!!」

 *…って、驚きじゃないですか。セブンイレブンの食べたことがないのでわからないのですが、「塩味が利いている」んですか。これについてはご存知の方、教えて欲しいですぅ。

「塩味の利いたゆで卵」発言に
目が点になりますけれど…
殻ごと食べるから塩味が強い
って訳でもありませんよね。
…ってか、殻は食べないし!(笑)

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。

 ジョフォアさん「サラダ以外はよく似たものを食べています」

 *もしかしたら、サラダは貼られた「シール」によっても変わるのかもしれませんね。…なんて言っちゃったら、怒られちゃいますよね、きっと。(汗)

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。

 ジョフォアさん「公演がある日も似たものを食べていますが、普段と異なるのは、一度に詰め込み過ぎてしまわないように、一日中、拡げておいて、食べるようにしていることです」

 *自分の身体に耳を澄ましながら摂る食事、やはり気の使い方は半端ないんですね。

7 いつもどなたと一緒に食べていますか。

 ジョフォアさん「みんなから離れて、上の階にあがって、チャーリーと一緒に食べることが多いです」

8 主にどんなことを話しながら食べていますか。

 ジョフォアさん「一緒には食べるのですが、お互いが食べ終わるのを待って、午後のリハーサルに万全で臨めるように、出来るだけ早く仮眠をとりに行くって感じです。なので、ふたりとも、ランチの間に話すことにはあまり重要性を見出してはいません」

 *おっとぉ、基本的に話したりせず、なんですね。それじゃあ、あくまでもランチは稽古の合間にささっと、って感じですか。舞踊への献身振りが窺える、プロならではのお答えですね。恐れ入りました。m(_ _)m

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。

 ジョフォアさん「誰かが枝豆を買って持ってきたような時だけですね。もしも私や彼のおかずに触れることが危険でなければ、私たちは気楽に手を伸ばすかもしれませんけど」

 *画像にある(前日の朝採り)枝豆はチャーリーさんとシェアしたってことですかね。「危険」という語が飛び出すあたり、いかにもユーモラスなジョフォアさんらしいお答えと理解しましたが、まさか、「新型コロナ」関係ってことじゃなくて、ユーモアですよね。「舞踊家のおかずに手を出すな!」って感じですかぁ。(笑)

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 ジョフォアさん「前のシーズンでは、私もチャーリーも毎日、ランチを作っていたのですが、そのときなら、私は、チャーリーが大抵、一番豪華なランチを持ってきていて、他のみんなも「今日彼は何を持ってくるのだろうか」と思っていた、そう言っていたに違いありません。でも、その彼もイトーヨーカ堂で「半額」の商品を見つけるに至り、もはや誰もそういうことは思わなくなりました…」

 *イトーヨーカ堂の(恐らく、夕方以降の)「破壊力」、恐るべしって、感じですかね。でも、食品廃棄が問題となる昨今、お財布に優しい上に、社会問題にも対処できているのですから、言うことはありませんね。そうしたイトーヨーカ堂情報は今後もメンバー間で引き継がれていくものと想像いたします。ジョフォアさん、お忙しいところ、楽しいご回答を有難うございました。

ランチに関するやりとりはここまでですが、冒頭にて触れましたジョフォアさんからのメッセージがございます。次の通りです。

 「サポーターズの皆さまは既にご存知かと思いますが、私はNoismを離れます。私にとって、日本文化と出会い、学べたことは光栄なことであり、素晴らしい機会となりました。私はこれからパートナーのもとに戻ります。それは『幸せな時間』の同義語でもありますが、同時に、私の心はとても重くもあり、こんなに早くカンパニーを離れていくことをとても悲しく感じています」

 「サポーターズの皆さま、私たちの人生をより輝かしいものにしていただき、私たちメンバーと私たちの芸術に対して関心を寄せていただいたことに感謝します。芸術はそれを愛したり、または反対に嫌ったりする人たちがいなければ存在し得ないものです。どうかこれからも関心を持ち続けてください!」

…宮河さん、吉﨑さんと続いた大柄の舞踊家の系譜に連なるジョフォアさん。三者三様ではありながら、前のふたりと同様、その心優しい人柄に加え、今回の取材でも存分に発揮された明るいキャラクターが前面に出ていらっしゃいましたよね。個人的には、昨日、配信された『R.O.O.M.』の公開リハーサルのときの様子やらがとても懐かしく思い起こされます。他にも様々な場面が今も鮮明に浮かんで参ります。

今後は、パートナーのお近くにて、時系列的には「after Noism」となるのでしょうが、「with Noism」たる舞踊を踊り続けてくださることを期待して止みません。ジョフォアさん、ご活躍を確信しております。どうぞお元気で。今回もお相手は shin でした。

(shin)

再始動!「ランチのNoism」#2:山田勇気さんの巻

メール取材日:2020/5/26(Tue.)

全国的に「緊急事態宣言」は解除されたものの、ウイルス感染の第2波、第3波を招かぬよう、所謂「新しい生活様式」を立ち上げるための模索が続く日々にあって、Noismの公演がお預けになるなど、寂しい思いでお過ごしの皆さま。ここに、漸く、前回ご好評を頂いた「ランチのNoism」の第2回をお届けできる運びになりました。直接りゅーとぴあにお伺いしての取材ではありませんが、こうしてご紹介を再開できるようになったことを嬉しく思います。前置きはこのくらいにして、そろそろ始めましょうか。

♫ファイティン・ピース・アン・ロケンロオー…

りゅーとぴあで稽古を重ねる舞踊家の昼ごはん、それが「ランチのNoism」!

今回は山田勇気さんのランチを覗いちゃいましょう。

って訳で、ズンっ。山田さんのお出ましです。

さわやか笑顔の山田さん
右手にこの日のお昼ごはん

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 山田さん「フォカッチャサンドイッチです」

豪華なお昼ごはんをアップで!
「しあわせ」がはみ出してますねぇ

 *前回、井関さんが「おいしそう」と言っていたサンドイッチですね。う~ん、豪華で、見るからにおいしそうです。

2 誰が作りましたか。

 山田さん「パートナーの手作りです!」

 *「手作りです」に添えられた「!」が幸福感を存分に伝えてくれますね。こんなの毎日食べてたら、もう完全に、胃袋、捕まれちゃいますよね。羨ましいですぅ。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 山田さん「重すぎず、軽すぎず」

 *な~るほど。動くためには大事ですよね、それ。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 山田さん「とくにないです」

 更に、「食のこだわり特になし。好き嫌い特になし。なんでも食べますっ」とのこと。

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。

 山田さん「最近は毎日、日替わりフォカッチャサンドです!!」

 *今度は「!」が2つ!それにしても、「日替わり」なんて、ちょっと贅沢すぎません?

笑顔で頬張る山田さん
目が「しあわせ」を物語ってます

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。

 山田さん「公演があるときは、おにぎりが多いです」

 *バタバタしてても簡便に食べられちゃいますもんね、おにぎり。聞けば、山田さん、よく選ぶのは、赤飯や、昆布、それから梅のおにぎりが多いんだとか。ちなみに、お味噌汁は、長ネギ派とのことです。

7 いつもどなたと一緒に食べていますか。

 山田さん「Noism2のリハーサルのときは一人で食べることが多いですが、最近は、Noism1,2合同のリハなので、JoさんとSawaさんの横で」

8 主にどんなことを話しながら食べていますか。

 山田さん「たわいもないこと、などです」

 *おおっとぉ、興味湧いちゃいますねぇ、Noism0的「たわいもないこと」!聞き耳を立てに行っちゃいたいですねぇ。あっ、「耳を立てる」と言っても、「Noismメソッド」ではないですよ。って、さすがにわかってますよね。(笑)

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。

 山田さん「ないです」

 *割とキッパリ。でも、それもそうですね。井関さんが前回、(小麦粉の)パンはもう食べないって言ってましたもね。納得。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。

 山田さんタイロンのヴィーガンお弁当は気になります」

*「ヴィーガン」とは、卵や乳製品も含めて動物性食品を一切口にしない「完全菜食主義者」のこと。おやおや、それは気になりますね。この企画を続けていけば、今後、そのお弁当も拝見できるものと楽しみがまたひとつ増えました。

ってことで、今回の(メール)取材に基づく第2回はここまでです。山田さん、どうも有難うございました。

ところで、先日のインスタLIVEの折りに金森さんが「井関さんと山田さんの新作」に触れていましたよね。楽しみでなりません。このあいだの『夏の名残のバラ』も素敵過ぎましたし、期待は募ります。少し遠のいちゃいましたけれど、必ず観られるものと信じて待ちます。なにしろ、「Noismは裏切らない!」ですから。あっ、なんか、番組、違っちゃいました?でも、いいですよね、ホントのことですから。

では、「ランチのNoism」、今回はこのあたりで。どうもご馳走様でした。

(shin)

新企画!「ランチのNoism」#1:金森穣さん&井関佐和子さんの巻

取材日:2020/02/15(Sat.)

チョコレートを巡る賑わいも前日で一区切りを迎えた2月折り返しの土曜日、ランチを拝見しながら、お話を伺うという某テレビ局の人気番組に想を得た取材をしようと、fullmoonさんと一緒にりゅーとぴあに向かいました。

聞けば、Noismのお昼休みは13:30から14:30までなんだとか。そこで、13:15にNoismスタッフの堀川さんを訪ね、『春の祭典』の音楽が漏れてくるスタジオBのホワイエに移動して、そのときを待ちました。

誰にでも昼はくる。時計は13:30。りゅーとぴあ・スタジオBに昼がきた。

「ランチのNoism」第1回。ホワイエに出て来た金森さんと井関さんは勿論、稽古着姿。衝立を兼ねたホワイトボードのこちら側で、まず、手提げから取り出されたお弁当のタッパーを撮影させて貰って、ランチ取材開始です。

ランチはホワイエ内、衝立のこちら側で寛いで

*まずは、毎回、全員に尋ねる(予定の)「10の質問」から。

「10の質問」は共通質問シート

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 井関さん「今日のランチ…、サラダ。『サラメシ』。いつもお昼は基本、サラダです」

 金森さん「そうだね。でも、グルテンフリーして…いつからだ?あなたが急にサラダを始めたのは…?」

 井関さん「1年半とか、2年とか」

 金森さん「でも、なんでサラダにしたの? 俺はただ出されたもの食ってるだけだから。理由、俺も知りたいんだけど」

 井関さん「Noism始まった当初はコンビニのパスタとか。そこからおにぎりに変わって。2個食べてたのが1個になって。でも、コンビニのおにぎりって1個だとお腹が張らないですよ。なのに、炭水化物を摂ると眠くなるんです。で、とりあえずタンパク質いっぱい摂りたいからサラダにした」

 金森さん「俺が踊り始めたから。今より5kgくらい太かったからね、当時は」

人参(オーガニック)・トマトは井関さんの実家・高知産
新潟のプチヴェールも最近のお気に入りなんだとか

2 作るのに時間はどれくらいかかりますか。

 井関さん「全然かからないですよ。朝、朝食の準備と一緒に」

 *なんでも、朝食は主に米粉パンとコーンフレークに珈琲で、お昼のお弁当には前日の余り物(この日は里芋)も入れて来るんだそう。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 井関さん「お腹がいっぱいになって、重くなくって、タンパク質がメイン。1にタンパク質、2にタンパク質、3、4がなくて、(アマニ)オイル。それがしたくてサラダにしたので。凄いボリューミーですよ、おにぎりのときよりも」

 金森さん「炭水化物は血糖値がすぐ上がるけど、すぐ下がるので良くない、とこの人(井関さん)が言ってました」

 井関さん「正解!」

「写真、撮っておいた方がいい。重要」と井関さん
必殺アマニオイル、ハーブソルトほか
アマニオイルとハーブソルトをかけ、
タッパーを揺さぶって馴染ませてから、いただきます

4 ランチで「これだけは外せない」というものはありますか。

 井関さん「アマニオイルと、何でもいいけどタンパク質」

 金森さん「俺は味噌汁」

 井関さん「穣さんは味噌汁だよね。絶対に欠かせない。サラダなのに味噌汁」

 *ちなみに、味噌汁はコンビニで買うことも多いそうですが、この日はこれも前日の残りの豚汁。それを金森さんは美味しそうに頬張っていました。

左上が金森さんのお味噌汁
お弁当ふたつは「まったく同じもの」(井関さん)

5 サラダの内容は大体同じなのでしょうか。

 金森さん「ローテーションだね。今日はソーセージでしょ。卵が入っていたり、いなかったりとか、ベースがサラダなだけで色々変わるよ」

 井関さん「…チキンの日とか、ベーコンエッグみたいなのが載ってたりとか、上の具が変わりますね」

6 公演があるときのお昼は変わったりしますか。

 井関さん「公演があるときは、一週間前からサラダは止めようと。お腹が冷えるんで」

 金森さん「足りなくなる。劇場入りしたくらいからは炭水化物を摂るようにしてる」

「7 いつもどなたと一緒に食べていますか」は割愛しようとしたところ、

 井関さん「訊いてみてください」

 金森さん「ひとりです。『お互い、ひとりです』っていうのどう? ひとりとひとりが一緒に食べているだけで」(一同爆笑)

笑顔で応じてくれる金森さん、井関さん

8 主にどんなことを話していたりするんですか。

 金森さん・井関さん「何しゃべるんだろう? お昼、結構黙々と」

  お昼休みに入る直前の話はしたりしますか。

 金森さん・井関さん「あんまりしたくない。スタジオじゃない仕事の話はするかもしれないけど、今さっきやってたことを引き摺ることはあんまりない。うん、大事」

『9 おかずの交換などしたりすることはありますか』は訊けないし」にウケる二人。

 金森さん「交換はしないけど、この人(井関さん)が俺の方に入れてくる。『これ、好きでしょ』とか。交換とは言わないよね、俺、あげないもん。いやいや、あげたくない訳じゃないんだけど、この人が放り込んでくる」

 井関さん「穣さん、野菜好きなんですよ」

「おかず交換」ならぬ人参の移動は
井関さん→金森さんの「一方通行」
丁寧にオーガニックの人参を
摘まんで見せてくれる金森さん

10 いつも美味しそうなお弁当を持ってくるのは誰ですか。

 井関さん「(山田)勇気(さん)のサンドイッチ。フォカッチャの。私たちはもう食べないんですけどね、パンは。でも美味しそうだねって」

*ここからはランチ以外の質問です。

11 『春の祭典』のクリエイションはどのくらい進んでいますか

 金森さん「3割くらい。今、Noism2が(定期公演のクリエイションで)いないからね」

12 そのNoism2の方の進み具合はどうですか。

 金森さん「全然見てない。ギリギリまで見ないようにしてる。驚きがなくなるから」

13 『春の祭典』の音楽は誰の演奏を使う予定ですか。

 金森さん「色々あるからね。今、使っているのはアンドレア・バッティストーニ指揮の東京フィル」

 井関さん「若い指揮者ですね。穣さんが最初選んだやつ(ズービン・メータ)も良いんだけど。今、厄介なことやっていて、色んな音をとらなきゃいけないんですよ。今のところはこれ(バッティストーニ)が一番、各楽器が聴こえる」

 金森さん「各楽器が安定して聴こえるから、稽古はし易い。本番、どうするかわかんないけど。全部仕上ったところで、いろんなものをかけてみて選ぼうかと思っている。…指揮者が凄い個性を出すでしょ。それは今は要らないかなと。今はできるだけドライにいって欲しいんだよね」

 *気になるのは演奏の違いと踊りの関係なのですけれど、「楽譜と照らし合わせて作っているから、突拍子もないことは起きないんです」と井関さんが言えば、「なんだったら、『今、オケ、間違えたな』とかもわかる。このあいだ、言ってたじゃん。別のCD使っていたときに『おかしい、おかしい』って」と金森さん。音の入りがワンテンポ早くなっている箇所に気付いちゃったんだそうです。ちょっと凄いかも。新作「ハルサイ」では、メンバー毎に楽器が割り振られていて、井関さんが踊るのはファゴット。管楽器が鳴り出すと、音が全然消えちゃうから大変なんですって。お話を伺っているだけで、大いに興味を掻き立てられました。6月、楽しみです♪

今回の取材はここまでです。貴重なランチブレイクを20分も割いていただき、感謝しかありません。

お二人のやりとりが楽しくて、できるだけそのままの言葉のご紹介を心掛けました。お楽しみいただけたなら幸いです。

「意外と地味なお昼ごはんでしたね」とは井関さん。いえいえ、そんなことはありません。大切なお昼の時間にお邪魔させていただき、色々と有難うございました。

金森さん、井関さんのお弁当、ご馳走様でした。それでは今回はこのへんで。お相手は shin でした。(…って、記念すべき第1回、中井貴一を存分に意識しながら纏めてみました。そのあたり伝わりましたでしょうか。)次回もご期待ください。

(shin)