謹賀新年♪りゅーとぴあマガジン「偏愛、Noism」にサポーター中村さんご夫妻

新年明けましておめでとうございます。

コロナ禍が席巻した旧年、すっかり変貌を遂げてしまった社会に、皆さまも怖れと不自由、そして気詰まりばかりだったことと存じます。しかし、私たちは蓄えた経験に基づき、叡智を結集して、「コロナ2年目」に立ち向かうのみです。「一陽来復」。勇気を持ち、辛抱しつつ、明日を信じて。勿論、私たちの伴走者はやはりNoism Company Niigata。支えつつ、支えられている訳です。Noismのある私たちの「New Standard」、本年も宜しくお願い申し上げます。

「迎春」金森さんから活動支援会員への年賀状

そうして迎えたお正月。2021年1月1日発行「RYUTOPIA MAGAZINE(りゅーとぴあマガジン)」vol.63 2021Winterの「偏愛、Noism」に、私たちサポーターズのメンバーでもある中村玄さん・昌子さんご夫妻が取り上げられています。皆さま、ご覧になられましたか。昨年聖夜の石丸由佳さん「オルガンコンサート」へのNoismの出演の舞台裏など興味深いお話も読めます。

「Stay Home」が提唱されるお正月、ゆっくりお読み下さい。

(shin)

「市民のためのオープンクラス」を受講して(サポーター 感想)

☆市民のためのオープンクラス(2020年11月~12月)(@りゅーとぴあ・スタジオB)

11/1〜12/6までの各日曜、初級中級合わせて全6クラス。迷った末に全部受ける事にした。プレクラスが中止になった事もあり、可能な時にやりたいと思ったからだ。世の中の状況と自分の身体、次回などどうなるか分からない。

当方、年齢は一周プラス4年。クラシックバレエ歴はウン十年(大人の趣味クラス)。踊るのは好きだし、自分にいちばん合う健康法として続けて来た。

「市民のためのオープンクラス」チラシ

全てのクラスは「年齢不問」。中級も「舞踊経験5年以上」ということでノープロブレム!なのだが、真に受けていいのかなぁ?という余計な心配が…でもポジティブにゴーサイン。→正解でした。対象の範囲であればOKです。初心者の方も、無理をしない、出来なくても当然!という強い心を持てば大丈夫。

11/1 Noism バレエ体験(初級)(浅海侑加先生)

「未経験歓迎」といっても、何名かを除きほとんどが経験者のようでした。Noism2のメンバーさん達が大勢混じってくれました。 「耳を立てる」「両手の薬指に集中」「腕の位置はクラシックより真横に近い。上げるときは真上。耳の脇」 これで良いのかわからない時に侑加先生が「アゴを引いて」こうかな?「そうです!」嬉しくて、思わずニンマリ。 「大きな四番ポジションで移動」も徹底的にやった。片方の足をずずいと滑らせて前後左右に移動する。今までやった事が無いほど大きく動けた。快感♫

場所が持つオーラが確かにあった。『R.O.O.M.』など数々の作品が上演されたカンパニーの練習スタジオ。いつもは観客として居る場所。

数日後、髪をカットしに行く朝、急に思い付いて、さる御方の写真を持って行った。 「こんな雰囲気にして下さい」「了解です。この方カッコいいですよね!ブリーチもします?」「いやいや、石投げられるし、りゅーとぴあ行けなくなるから…」 もともとショートなのだが更に切ってもらい、今月はコンテンポラリーダンサーになり切ろうと思いました。まずはカタチから。

11/8 からだワークショップ(どなたでも)(山田勇気先生)

先生、ナイスです!良い方です! 受講者は年齢・経験も幅広く、私のように単独で来てる人、お友達同士で来てる人などさまざまでしたが、場の雰囲気を瞬時にやわらかくまとめ上げました。 「今日は、腕の位置はココ、というクラスじゃないから」と体を末端(手足指先)から揺らしてほぐしていくことから始まった。縛りが無いので身体も心も解放されていく感じが心地よい。”波及”という言葉がピッタリ。 背骨を一個一個意識してキャタピラみたいに使って腹筋を使わず起きる、というのがキツかった。

準備運動の後はペアを組んで、いくつかの動きをやった。お互い影響し合って動くというもの。 最初は、気功でやる両手で気のボールを作るのを2人でやるような動き。向かい合って、手のひらを空間を挟んで合わせる。片方が動いたらついて行く。どんな体勢になっても、気のボールをつぶしたり落としたりしないようにする。

Aさんと組んだのだが、私がリーダーになって、先に動いても、必ず彼女が先に先に行ってしまう。それでリーダー交代を提案。私がピッタリついて行くので、Aさん「チョー気持ちいい!」を連発。私もついて行くのが心地よかった。 しかし…これはどっちがリードしているのだろう?私が操ってるのでは?? どこかで見た様な…

最後の方にやった「パートナーに手を触れずに歩かせる」というのも、私は操られて歩く方が得意だった。これも「上手に操られるほど、操ってるつもりの人を操ってる感が増す」のだ。 黒子が人形を操ってるの図や『NINA』が浮かんできた。

どのクラスにも、アレにこんな部分あったよなーという気づき、実感がありました。より作品が身近になるのです。

勇気先生が「こんないろんな年代の人が集まって、こういう事をするという機会はあんまり無いので、貴重でした」と言われましたが、本当にそうでした。その場にいるメンツで雰囲気は変わりますから。まさに一期一会。楽しかったです!

11/15 レパートリー体験(初級)(浅海先生)

詳細はshinさんの「潜入レポート」をお読みください。AIか?と疑ってしまうほどの記憶力の持ち主でいらっしゃいます。 『ラ・バヤデール』の白い国のコールド。音楽を知ってるので、少し安心。男性陣がアタフタしてるのを見てやろう、なんて思ってたら、とんでもない、自分の事で精一杯。

クラシックはある程度は単語が分かるので、セットフレーズとして覚えられるのだが、コンテンポラリーは語彙がほとんどないので、全部丸覚えしなきゃないのだ。「ここまでで質問は?」とか聞かれても、どこが分からないのか分からない状態。マネしてやっても全然覚えてない。 「この部分が分かりません」と言える人はその前後は分かってる人なので一人前です。 必死で食らいついて行って、最後の通しでやっと流れがつかめた様な気がしました。

膝ゴリゴリで方向転換して進むハードなパート、打たない様に腹筋背筋めちゃくちゃ使って頑張った。スレて赤くなったけど、打身はまぬがれ、翌日は消えました。良かった〜。 印象的な片手で口を押さえる仕草。そう言えば、声の大きな者達に蹂躙される、もの言えぬ人々のストーリーだったな。観た時よりも演じた時の方が何か悲しかった。

11/22 Noism バレエ中級(井本星那先生)

コンテンポラリー言語を、ここで少しでも体験してから、レパートリー中級に臨もうと思っていましたが、親戚の葬儀が入ってしまい、泣く泣くキャンセルとなりました。 一抹どころでない不安が…

11/29 Noism バレエ初級(浅海先生)

初級2回目とあって、いろいろと考えてくださってレッスン形態がバージョンアップしていました。初級と言ってもいろんなレベルの人達が参加するので、教える方も難しいと思いますが、1回目よりもやる事をシンプルにしたり、メンバーが受講者の中にきちんと入ってくれたりと配慮されてる部分が多かったです。 経験者はシンプルな事でもより深く追求したり、完成度を高めたりできるので、今回は全員にとって良かったと言えるのではないでしょうか。 終わってからメンバーの方に腕のポジションについて質問して、直していただきました。とても丁寧に対応してくれました♪

耳を立てて道を歩いてみた。 口まわりと首の筋肉を使って。胸を起こして。 360度センサーが働いてる気がした。耳だけでなく、皮膚感覚、触覚も。 臨戦態勢だ。野性が目覚めた? 鏡で見ながらポーズを取っていたら、クラシックと違い、精悍にみえた。より動物のように、より生身の人間のように。

12/6 レパートリー中級(ジョフォア・ポプラヴスキー先生、林田海里先生)

いよいよ今期最後のクラス。スタジオBの雰囲気を味わっておこうと早めに行き、ストレッチ。今日はNoism0やNoism1のメンバーの方達もたくさんいらっしゃっていて、気分がアガる! ん?流れているのはあの曲ではないか?まさか今日やるのは…

曲を聴いてると、気功のポーズが取りたくなり(三十代の頃一年くらいやった)、音に身を任せてユラユラしていた。 先生方登場して集合。ジョフォア先生「今日は『Fratres』をやります。みたことあるひとー?」なんと、挙手したの私だけ!先生方と苦笑い。そういえば観たかも、という人が現れ、観た者3人(だったかな)が前に出された。ちょっとビビったが、お手本がすぐ目の前だし、いっぱい直してもらって、とても得した気分。

初めの部分はかなりの時間を蹲踞の姿勢でいる。視線は斜め前。公演時に、アレは辛いなと思って観てた部分だ。最初はどうなることかと思ったが、安定のポイントを見つけたら、わりと出来た。

動きにはみんな意味があるということをアタマとカラダで再確認。つま先を始め、身体が外に開いていれば自分を解放してるし、内向きな姿勢であれば内省的、閉じている状態。それが目まぐるしく移り変わる。パラレルは足の小指側、外側が平行なんだそうだ。そうすると、見た目は内向きになる。気功の立ち方である。

「祈り」「瞑想」「ほとばしる何か」 少林寺の修行僧になった気分。ジョフォア導師の掛け声が響く。「ぱぁらぁれぇるぅ〜!」上を見る時は「むねでみぃるぅ〜」などなど… ひらがなで聴こえてくる。

「ここまでOK?」と聞かれても… やっぱり分かるか分からないかが分からない。先生方のをチラ見して、時間差でしか演れない。でも最後の通しでは、わかるユニットや決めポーズっぽい部分は持てる力を100%出して表現しました!

メンバーの方達がたくさん見学してましたが、恥ずかしいという気持ちは全く起きず、応援されてるような気がしました。自分達がやった演目をアマチュアがひたむきにやってる姿は興味深かったのではないでしょうか。

持てるだけの日本語を駆使して、パワフルなレッスンをしてくださったジョフォア導師、通訳兼お手本を見せてくれた海里先生、どうもありがとうございました!

クラスを終えて…

やはり「年の功」はあるんだな、と思いました。クラシックバレエ経験だけではなく、ちょっとだけかじった気功、観た舞台、その他、今まで生きて来て経験した事全部に今回の体験がプラスされた。 振りのひとつひとつに意味があるのも、若い人たちより実感できる。振り写しの記憶力がもっとあればいいんだけどね。

私は踊りや音楽などを鑑賞するのが好きだけど、やはり自分でやる方が満足感を持てます。今回は、今まで観客でしかなかったのが 、Noism の表現を体験することによって少しだけ踏み込む事が出来て、大変嬉しく思います。 Noism との関わり方は、人それぞれ違いますが、これこそが私の関わり方だと思いました。

次回もぜひ受けたいと思います。 その為に毎日ムリのない程度に体を動かして整えています。 ムリをして「◯◯ヨリの◯◯ミズ」などと言われるのだけは避けたいなあ。

(たーしゃ)

「潜入レポ」(笑):大汗をかいたものの楽しかった「Noismレパートリー体験(初級)」

前週には数日、冬の前触れを告げる容赦ない冷え込みに襲われたものの、この週末、再び、セーターが不要なくらいの気持ちよい涼しさ加減に戻った新潟市界隈。11月15日(日)16:30。Noism Company Niigataによる「市民のためのオープンクラス」、この日は「Noismレパートリー体験(初級)」が催され、「参加」というより、「潜入」という風情で「体験」して参りました。

「体験」であり、「初級」であったため、蛮勇を奮い起こして申し込みをしたのですが、連れ合い(不参加)曰く、「『初級』といっても、経験者が謙遜してそこに参加するんだよ。よく申し込んだね」と呆れられる始末。何しろ、私、よく足の小指を柱や家具にぶつけているような身体感覚しかもたない身。なかでも、10年ほど前の夏の夜中のことですが、睡眠中に喉の渇きに襲われ、コップ一杯の水を求めて、ガバッと飛び起きてキッチンへ向かう途中、家具に右足の小指を「引っ掛けて」しまい、勢いのついている身体は進む、右足の小指は残るといった具合で、小指と薬指の間が裂けてしまい、あまりの痛みに押し当てた両手が生温かい血で染まり、翌日、4、5針縫ったような経験の持ち主。(今も左足の小指より、右足の小指の方が外側に大きく開くことが出来ます。(汗))

若干怖々、会場のスタジオBに着いてみると、知り合い(久志田さん、モンちゃさん、たーしゃさん)の姿を見掛け、ちょっぴり落ち着きはしましたが、男性参加者は久志田さんと私のみで、見たところ、ダンス経験をお持ちの方が多い様子に、場違いというか、アウェイ感たっぷり。まさに「潜入レポ」の風情で、「ミッション・インポッシブル」の音楽でも聞こえてきそうな心待ちでしたが、同時に、故・植村直己さんの「冒険とは生きて帰ること」の言葉が脳裏に浮かんできて、「ええい、ままよ」とばかり、一番踊れないながら、リタイヤせずに、「90分楽しんでやれ」と開き直って、開始時刻を迎えました。

この日の講師役は今季、Noism2リハーサル監督に就かれた浅海侑加さん。Noism2のメンバーも全員、加わってくれて、ホントに贅沢な時間が始まりました。まずは足裏を合わせて座る姿勢からの呼吸。しっかり時間をかけて行いました。「ゆっくり吐いて、ゆっくり吸って。全身に空気を届ける感じで。段々、身体が温かくなってくるでしょ」(浅海さん)まったく、その通りでした。その後、両肩を回し、前屈をやって、足首を回し、体側を伸ばし、アキレス腱を伸ばして、準備を整えました。

で、浅海さんから告げられたこの日の体験レパートリーは、劇的舞踊『ラ・バヤデール-幻の国』第2幕の「亡霊」の場面。あの幻想的で、優雅で、魅力的な踊り。なんという贅沢!参加者の目は確実に「ハート」型になっていた筈。両掌を身体の前で交差させて、一歩一歩前に出て、パッと横に開くを繰り返すあの動きです。「空気を前に押すようなイメージで」と浅海さん。つま先や踵の伸び具合とか、それ以前に身体をぐらつかせずに足を運ぶこととか、簡単そうに見えて、その実、そんな生やさしいものではありませんでした。何度も繰り返し練習しました。

そして「初級」の「体験」ですから、恐らく、参加者のほとんどが、その動きこそがこの日の中心と勘違いし始めた頃、浅海さんが「ここから踊りに入ります。ちょっと難しいですが」と言い、「ええっ?」と声があがる場面もありました。そうです。緩やかな前進+横への開きから始まり、横にユラユラに至るまでの濃密な約2分間。たうたうように、それでいて淀みなくうつろいゆく一連の動きがこの日の体験内容だった訳で、真似事で終わらない、本気の「体験」機会と言えるでしょう。

まず、全員で浅海さんから振りを細かく切りながら一通り教えて貰ったあと、「情報量が多いので」(浅海さん)と、15名の参加者は、5名ずつ3つのグループに分けられ、順番に2度ずつ、浅海さん、Noism2メンバーと一緒に踊る時間が設けられました。勿論、ひとつのグループが中央の鏡の前で踊っているあいだも、他のグループが脇で一緒に踊って練習している訳です。回転があり、正座姿勢から膝を送り出しての移動があり、手も足も、そして身体の重心の面でも、多種多様、多彩な動きを「体験」させて貰いました。重心の移動がスムーズであることが肝要。そして、身体は動けない方向には絶対に動けないという当たり前の事実。動きの流れをイメージ出来ないなら、もう踊りにはならないことも身をもって再確認したような次第です。私の場合、次はこれ、その次はあれと思い出しながら(ぎこちなく)動く感じに終始し、正直、「音楽を聴き、音楽に合わせて」という段階以前だったのですが、浅海さんはじめ、Noism2メンバーが丁寧に指導してくれたお陰で、自分なりの気付きもありました。

大鏡に映る自身の身体を見てさえ、どこが違っているのか、正確に掴むこともままならない私、身体の隅々まで神経が行き届いている感じから程遠く、全身のイメージを持てない私は、当然に悪戦苦闘。振りを覚えるのも大変でしたし、それを身体を使ってなぞろうとするようなレベルですので、踊りとは別物の、極めて不格好な動きになっていた筈です。汗をかいたのは、身体だけではありませんでした。これまで、小手先だけで小器用に生きようとしてきたんじゃないか、とか。

終始、皆さん、笑顔でしたし、私も例外ではありません。踊りとは無縁できた私が、「『バヤデール』のあの素敵な場面を直接、メンバーから教わって、踊ってみた」と言い得る機会に恵まれたのです。素晴らしい市民還元の機会だと言い切りましょう。金森さん曰く、欧州のカンパニーにも類を見ない「オープンクラス」を実践するNoism Company Niigata。これを「豊か」と言わずして、何と申しましょう。教えて下さった浅海さんはじめNoism2メンバーの皆さん、どうも有難うございました。楽しい90分間でした。

汗だくで帰宅して、すぐにお風呂に入り、湯船につかりながら、あちこち揉んだりしましたが、私の場合、筋肉痛が出てくるのは恐らく明後日くらいかなと思います。身体と心が元気になったように感じるのは気のせいではないでしょう。筋肉痛も身体が喜んでいる証拠かなとも。見た目、優雅にして、動きはハードな場面の実体験。そして感じる、今まで味わったことのない類いの満足感、充実感。90分、1000円は安すぎでしょう。そして、私でもこうして「生還」できたのですから、今回、二の足を踏んで見送ってしまわれた方々、「踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損、損」ですよ。次回、是非、是非♪ってところで、今回の決死の「潜入レポ」を締め括りたいと思います。どうもお目汚しでした。

(shin)

りゅーとぴあマガジンに、shinさんご家族 登場!

2020年10月1日発行のRYUTOPIA MAGAZINE vol.62 2020 Autumnに、我らがshinさんとご家族が登場しました(写真はshinさんだけ)! 「偏愛、Noism」のコーナー、7ページです♪ ぜひご覧くださいね!!

(fullmoon)

言葉を使うことで危険な領域に踏み込んだ劇的舞踊第3作『ラ・バヤデール~幻の国』

山野博大(バレエ批評家)

初出:サポーターズ会報第30号(2017年1月)

 舞台の床に照明を当てて、中央に本舞台、両サイドに花道風の出入りスペースを設定した空間がひろがる。中央に能の道具を思わせる何本かの木材が立つ。老人ムラカミ(貴島豪)が登場して、マランシュ国の偽りの発展とあっという間の滅亡の過程を語りはじめる。Noismの劇的舞踊第三作『ラ・バヤデール~幻の国』は、能と似た作りのオープニング・シーンを用意していた。

 バレエ『バヤデルカ』はプティパの振付、ミンクスの音楽により1877年、サンクトペテルブルクのボリショイ劇場で初演された。これは舞台が古代インドだった。それを平田オリザが架空の帝国の盛衰史として書き改めたのが『ラ・バヤデール~幻の国』だ。言葉を使ってストーリーを進め、その中に踊りの見せ場、音楽の聞かせどころを作るというやり方は、日本古来の能や歌舞伎などの手法をそっくり踏襲したものと言ってよい。

 ヨーロッパで発展したバレエは、言葉を使わないことを原則としているために、歴史をこと細かに語るといったことには不向きだ。バレエ作品が社会の矛盾を鋭く衝くといったことは行われてこなかった。ルイ14世の力で発展したバレエの本拠地であるパリ・オペラ座が、1789年のフランス革命の後も存続できたこと、アンナ女帝の肝いりで始まったロシアのバレエが、1917年に始まった革命の後も変わることなく上演され続けてきたことなどは、バレエが言葉を使わなかったからだったと言ってよい。

 日本でも同様のことがあった。日本が戦争を始めて世界各地へ攻め入った頃、舞踊家たちは軍の慰問にかりだされ、兵隊たちの前で舞踊を披露し、戦意を高揚した。その渦中、日本に帰化して霧島エリ子を名乗ったエリアナ・パヴロバは、1941年に慰問先の中国で病死している。しかし1945年の敗戦後、日本の舞踊家たちは占領軍であるアメリカの兵隊たちの前で踊りを見せるという変わり身の早さを示した。それも言葉を使わなかったからできたことだ。しかしNoismは今回、バレエの中に言葉を使うことで、身分格差、信仰、危険薬物といった、もろもろの問題に関わり、自らの立場を明らかにすることを選んだ。

 ミラン(ニキヤ・井関佐和子)は、カリオン族の踊り子だ。メンガイ族の騎兵隊長バートル(ソロル・中川賢)と愛し合う仲だ。しかしマランシュ族の皇帝は、娘フイシェン(ガムザッティ・たきいみき)の婿にバートルを指名する。ミランに秘かに想いを寄せる大僧正ガルシン(奥野晃士)がからんでくる。平田の脚本は、ミンクスの間に笠松泰洋の作曲をうまく配置した音楽をバックに、プティパの『バヤデルカ』の人間関係をそっくりそのまま再現していた。

 言葉によって状況を、このようにはっきりと示されると、新興国家マランシェの国益優先に蹂躙されるミラン(ニキヤ)とバートル(ソロル)の姿がよりいっそう鮮明に、残酷に見えてくる。バートルとフイシェンの婚約式の場で踊ることを強いられ死を選ぶミラン、麻薬に身を持ち崩して行くバートルの背後に、身分格差がそびえ立っている。

 また国が滅びて行く過程で麻薬の果たした役割などについても、その非人間的な意図が観客に正面から突きつけられる。プティパの『バヤデルカ』の幻影シーンも阿片を吸った男の見る夢であることに変わりはない。しかしプティパの創ったバレエでは美しさを強調して、その背後にあるものを見えなくしている。Noismの『ラ・バヤデール~幻の国』では、ダンサーの動きを新たにして、麻薬による幻覚の中のいかにも頼りなげな浮遊感のようなものを表現し、これを最大の見せ場に創り上げた。役者たちの演ずる厳しい状況描写の間に、ダンサーたちの踊りを収めて、ことの成り行きをより明らかにしているのだ。井関佐和子、中川賢らのダンス、たきいみき、奥野晃士、貴島豪らの芝居がみごとに噛み合った舞台からは、プティパのバレエでは感じられなかった非人間的な現実の厳しさがひしひしと迫ってきた。

サポーターズ会報第30号より

(2016年7月2日/KAAT神奈川芸術劇場)

劇的舞踊『ラ・バヤデール ー幻の国』サンクトペテルブルク招聘公演に行ってきました

皆さま、こんにちは。ロシアに行ってまいりました!

本題の前に、ちょっと宣伝を。
前のブログ記事にあります、
「新潟市Noismふるさと納税」https://www.furusato-tax.jp/city/product/15100
そして、
公式「Noism活動支援」https://noism.jp/support/ を、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
どちらもいつでも受け付けています♪

さて、2018年11月21日(水)、ロシア・サンクトペテルブルク、アレクサンドリンスキー劇場で開催された、Noism劇的舞踊『ラ・バヤデール ー幻の国』招聘公演に、会員4名を含む5名で行ってきました!

Noism公式レポートもぜひご覧くださいね!
https://noism.jp/reports/baya_stpetersburg_2018/

アレクサンドリンスキー劇場は、サンクトペテルブルクの街の中心部にあり、1,378席を有する、歴史のある美しい劇場です。

19時開演で、18時過ぎに劇場に到着しました。

ロビーで販売していた「プティパ・フェスティバル」プログラムは各作品の紹介等をまとめた本になっており、厚くて立派ですが250ルーブル(約500円)と安価。
チケットは日本でネットで取りました。5,000ルーブル(約1万円)と高価。

プログラムの表紙には、「ディアギエフPS 2018 プティパPS 21世紀 」と書いてあります。
写真・解説は作品ごとに数ページずつありますが、個別のプログラムはありませんでした。
なので、11/17の当ブログ掲載のキャスト表は貴重な資料ですよ!

開場を待つ間に私たちにテレビ局の取材が!
現地メディアのようでしたが英語でした。

ちなみにロシアといえどもケンタッキーやアメリカ資本の店舗・ホテルや、TOYOTA、ユニクロ、丸亀製麺、そして英語看板も普通にあり、デパートも豪華で、若い人たちは英語が話せます。
流通通貨はルーブルですが、お店によってはドルやユーロもOK。もちろんカードも。

さて、18時半開場かと思いきや、なかなか扉が開きません。
19時開演なのに、開場したのは19時過ぎ!

しかし、開演時間が過ぎても、焦ることもなく悠々と来場してくる観客がたくさんいます。
ロシアのことをよく知っている同行者さんによると、「ロシアでは30分遅れは普通。時間通りに来る人はいない」とのこと。
びっくりですね!

そのことがわかっていて開場が遅れたわけでもないようですが、とにかく無事に開場。

満席の大盛況です♪
金森さん、山田勇気さんをお見かけしました。
お二人には席が用意されていました。

そして開演。
かなりざわめいていた会場が、貴島さんの登場で次第に静かになっていきます。

Noismはクラシックバレエではないので、公演中に拍手が起きることは日本ではほとんどないのですが、さすがは本場、ことあるごとに拍手やブラボーが出ます。

井関さんの踊りに喝采が!
https://www.youtube.com/watch?v=4sl7l1Q33E8&feature=youtu.be

井関さん、とてもきれいでした。
同行の会員さん2名は自然に涙が出たそうです。
私もじわ~っときました。

井関さんが金髪で驚きました。
今回のためというわけではないようですが、ロシアではウケがよかったそうですよ♪

池ヶ谷さん(ポーヤン役)のコミカルな演技に笑いが起きました♪
気になっていた俳優さんたちのセリフは、ステージの上の方にある飾り幕に、ロシア語の字幕が投影されました。

一幕が拍手喝采で無事終了し、幕間は休憩用の別室で大勢の観客が談笑していました。

二幕が始まり、いよいよ「影の王国」の場面です。
美しいシーンにうっとりです♪

この重要な場面は、観客の驚きと感嘆が伝わる拍手で称賛されました!
すばらしかったです!!
金森さんもうれしかったことでしょう。

次々と繰り広げられる踊りに拍手が続きます。

一番最後の、全員が柱の周りを歩く衝撃のシーンに、観客の驚きと好奇心が感じられました。
思いがけない幕切れでびっくりしたようです。

舞台は無事終了し、拍手と歓声のカーテンコールが続きます♪

久しぶりに観るNoismバヤデール。
私も大感激、大感動!!!

ロシアまで行ってよかった~♪
どうもありがとう~!!!

さて、今回のロシア旅行は普通の団体ツアーに便乗して行ったので、ちゃっかり観光もしてきましたよ。
サンクトペテルブルクは歴史的な建物がたくさんある、きれいで落ち着いた、シックな街で、また行ってみたいです。
エルミタージュ美術館、エカテリーナ宮殿、パブロフスク宮殿、血の上の教会、ネフスキー大通り等を観光しました。

モスクワは渋滞の大都会。
クレムリン、赤の広場、聖ワシリー寺院、国立歴史博物館、豪華なグム百貨店、郊外のセルギエフ大聖堂、スーパーマーケット等を観光しました。

来年5月29,30,31日の、チェーホフ演劇祭 Noism劇的舞踊『カルメン』招聘公演は、モスクワのゲリコン・オペラという会場で、赤の広場からも近い、街の中心部にあります。
下見はできませんでしたが、また5月にロシアに行きたいです。

そして11月24日、なんと帰りのモスクワの空港で、金森さん、井関さん、山田さん、Noism1&準メンバー、そして貴島さんに遭遇!
同じ飛行機で帰ってきました♪
Noism2メンバーは前日に帰国したそうです。

公演の様子は同行会員ツイッター:久志田喜八郎 @kihachirokushid でも発信しています。
公演会場では、久志田渉さんたち2名と私たち3名は席が分かれ、どちらも1階8列中央でしたが、真ん中に通路があるので、左右に席が離れました。
私たちのエリアの観客は皆、熱心に好意的に鑑賞していてました♪
久志田さんの周りには、残念ながら不真面目な観客もいたようですね。。

12月末発行の月刊ウインド1月号では、久志田さんのロシア旅行記が特集で4ページ掲載される予定です。
どうぞお楽しみに。ぜひご覧くださいね!
(ちなみに月刊ウインドには毎号Noism1メンバーのコラムが掲載されています♪11月号は浅海さん、12月号はシャンユーさん、1月号は・・・)

寒さを心配していましたが、晴れの日続きで寒さを感じず(屋内がとても暖かい)、楽しいロシアツアーでした♪

次のモスクワ招聘公演は春なのでますます楽しみです♪
既にチケット発売中!
500席の劇場で、3日間ありますが、いつもすぐ売り切れるそうです。
モスクワ公演、ご一緒にいかがでしょう。
(たった今、久志田さんから連絡あり。初日チケットゲットしたそうです!)

追伸:
◆11/10に開催されたさわさわ会懇親会の様子が、さわさわ会ホームページにアップされました!どうぞご覧ください♪
http://www.sawasawa-kai.com/photo/181110/index.html

柳都会vol.19 須長檀×金森穣―北欧と日本。日常と非日常のデザイン
12月2日(日)14:30-16:30 (14:20開場)りゅーとぴあスタジオB
まだお席があるそうです。どなたもぜひどうぞ!
https://noism.jp/npe/ryutokai_19/

(fullmoon)

サンクト直前『ラ・バヤデール』活動支援会員向け公開リハに見入る

2018年11月17日、この季節らしい気温の土曜日、
枝を離れた無数の枯れ葉が自動ドアの内側まで入り込んできていた
秋のりゅーとぴあ界隈はこの日に重なった種々のイベントに人出も多く、大賑わい。

そんななか、11月21日にロシア・サンクトペテルブルクで開かれる「プティパ祭」のオープニング公演として招聘された
劇的舞踊『ラ・バヤデール ―幻の国』の公開リハーサルを見んと、
メディアを含めて、約40名が、遠くは東京など県外からも
りゅーとぴあ・スタジオBに駆け付けました。

久し振りに『ラ・バヤデール』を国内で観る
この日限りの機会であると同時に、
初めて新メンバーを目にする機会でもあった訳ですから、
集まった者はみな興奮した面持ちで、スタジオBの鏡の前、
2列に配された椅子に腰かけて、舞踊家と俳優を凝視しました。

今にして思えば、腰をおろしたとき既に、絞られた音量ながら音楽が聞こえていたように思います。
スタジオB「上手」奥でストレッチに余念がない中川さん、
その手前、奥の方を向いてうずくまったまま待機するたきいさんの姿が見えるなか、
中央に屹立する慰霊碑(仮)の陰から貴島さんがゆっくり静かに現れ、
12時5分過ぎ、それは始まりました。
途中、1幕と2幕の間に15分間の休憩を挟んだ、本番さながらの「完全な」ランスルー。
気になるキャストは次の通りです。
如何でしょう、予想通りでしたか。
初演時キャストと異なり、舞踊家の国籍も「マランシュ帝国」に似て様々です。
ですから、見慣れた筈の同じ作品ではあっても、
肌合いは当然に異なっていて、新しいNoismのスタートと映りました。

衣裳や小道具も本番とは違った仮のものなのですが、
それも味になるのが、公開リハが持つレアな魅力のひとつでしょう。
それぞれが身に纏うTシャツやショートパンツ、その1つひとつからも、
舞踊家と俳優の個性の一端が少なからず見えてこようというものだからです。

そして会場がスタジオBゆえに、この日、一列目に座ったならば、
もうそのすぐ鼻先で迫力あるパフォーマンスを観ることになります。
演者の紅潮する頬が、息遣いが、身体の動きが、飛び散る汗がすぐ眼前にあり、
激しい動きの際には、それが起こした空気の流れが「風」と化して届いてきました。
あまりの至近距離に、身じろぎひとつも憚られるような、
しかし、同時に、あたかも演者と同じステージ上にでもいるかのような感覚。
ああ、なんという贅沢、なんという醍醐味だったことでしょうか。

で、サンクトペテルブルク公演を観に行かれる幸せな方々もいらっしゃいますが、
それを上回る圧倒的大多数が日本から「かの地」での公演の成功を祈る立場でしょうので、
ちょっぴり書かせていただいても構わないと(勝手に)判断し、書きます。
ええい、ままよ。やあ。

「冒頭10分間が変わっていました!」
まあ、これなど一目瞭然なのですけれど、
現地でご覧になられる方はその目で確認してきてください。
(でも、もしかして、また変わっていたりして。(笑))
…そして、覚束ない記憶頼りで恐縮なのですが、
ラストもこれまでに観たものと違っていたと思います。確か。恐らく。多分…。(汗)

久方振りに目にした大作『ラ・バヤデール』、やはり心を鷲掴みにされてしまいました。
汗を滴らせる舞踊家と俳優たちに大きな拍手が贈られたことは言うまでもありません。
「完全な」ランスルーは、緞帳の上がり下がりを幻視させながら、
カーテンコールの最後の最後にまで及ぶという徹底振りでした。

そうした全てが終わったあと、列に加わった金森さんがご挨拶をなされたのですが、
その中で、「未だ契約が更新されていない」ことに触れられたときに、
市長交代期の、この間の事情は充分承知していたとしても、
胸が痛み、何やら申し訳ないような気持ちになってしまったのは、
恐らく私だけではなかった筈です。
「この素晴らしいカンパニーに心置きなく活動して貰いたい!」
改めてその思いを強くし、そのために
「サポーターズとして何ができるのか、
できることをやらなければ!」
そんなことを思いながら、金森さんのご挨拶を聞いていました。

来年5月にはモスクワで『カルメン』。
その先もスペインや中国からのオファーがあるようですし、
事態を好転させていくお手伝いをしなければと思うものです。

でも、まずはサンクトペテルブルク。
スタッフを含めた総勢40名からの一行は
明日早朝に新潟を出発して成田へ向かうのだとのこと。
で、11月21日には、「かの地」でも観客を魅了し尽くすのでしょうし、
公演の大成功はもう必定。
「凱旋公演なんかも観たいなぁ!」
私たちの誇りNoismを巡って、妄想はとどまるところを知らず、
膨らむ一方な訳です。

そんな午後の贅沢過ぎる2時間でした。
(shin)

賑賑しくもほのぼの、そしてしみじみ「さわさわ会」懇親会♪

2018年11月10日(土)、朝からの雨もあがった夕刻の新潟市中央区。
りゅーとぴあからも程近いレストラン
「ティオペペ」さん(新潟市中央区東中通1-86-81 サカエビル1F)を会場に、
「さわさわ会」の通常総会、ならびに懇親会が
20名の参加者を得て開催されました。

こちら「ティオペペ」さんは、以前、劇的舞踊『カルメン』の再演時、
開演日の開演前にバックステージツアーが企画された際に、
オプションでスペシャルな「カルメンランチ」に舌鼓を打ったお店でもあります。
マスターも「さわさわ会」会員でいらっしゃるとお聞きしました。

そうした所縁あるお店で開かれた懇親会は、
まず、井関佐和子さん誕生会であり、
『ラ・バヤデール -幻の国』サンクトペテルブルク公演壮行会であり、
更に「ニムラ舞踊賞」受賞祝賀会でもあるという
幾重にもおめでたい会なのでありました。

宴は、会長(齋藤正行さん)挨拶に続き、
お忙しい中、今年も駆け付けてくださった顧問・篠田昭市長からの
ご挨拶と乾杯のご発声から始まりました。
篠田市長は、奇しくもこの日、中原新市長との会合が重なったとのことで、
宴をスタートさせる重責を果たされると、間もなく会場を後にされたのですが、
新市長に手渡すのだとして、「Noism井関佐和子 未知なる道」(平凡社)に
井関さんのサインを入れて貰い、携えて行かれました。
「『わかるね』と言って渡すから」(篠田市長)、
そう仰っておられましたし、
きっと「そちらの重責」も果たしてくださったことでしょう。

その後、今回残念ながらご欠席でしたが、「さわさわ会」役員(副会長)でもある鈴木良一さんからこの日のために届けられた、井関さんを歌う大作の詩「喜びの歌」を参加者全員で輪読して、
井関さんの身体や舞踊に対峙する喜びと深い意味合い、
或いは、新潟市に「Noismがある豊かさ」を噛み締めました。

それから先は、美味しいお料理とお酒をいただきながら、
堅苦しいところなど微塵もなく、
賑賑しくも、同時に、ほのぼのとした至福の時間を過ごしました。

井関さん、金森さん、ともに何構えるふうもなく、
極めて自然体のまま、あちらこちらから飛び出す
様々な質問のひとつひとつに
丁寧に答えてくださいました。
色々楽しいお話も山ほどお聞きしたのですが、
それはあくまでお祝いの酒宴でのお話。
書き記す無粋な真似などできません。あしからず。
ここでは、来年の「さわさわ会」懇親会へのご出席をお薦めしたいと思います。

宴も大詰めに至ると、おふたりからそれぞれご挨拶をいただきました。
井関さんが、「新潟市に来たのは25歳のときで、
思えば、そのとき、この年齢まで踊っているつもりはなく、
せいぜい30歳くらいまでしか考えていなかった。
そこから15年…」と感慨深げに語れば、
金森さんも「舞踊家としての佐和子は新潟市で生まれた。
ひとりの舞踊家を同時代的に観続けていけるのは如何に奇跡的なことか」と
井関さん(そしてNoism)と新潟市がともに刻んできた「15年間」を
「惑うところなく」言い表してくださいました。
それを聞いて、しみじみ頷くばかりの私たち。

そんな楽しすぎる宴。
笑顔のうちにお開きです。
参加者一同、お祝いのお裾分けに預かり、
「また来年ね♪」と早くも一年後を先取りしたりもしながら、
幸福な心持ちで家路につきました。
(shin)

 

 

「チェーホフ国際演劇祭」への3度目の招聘、劇的舞踊『カルメン』♪

一昨日(11/3)、井関さんのお誕生日に、
またまた大きなニュースが飛び込んできましたね。
来年5月~7月、ロシア・モスクワで開催される
「チェーホフ国際演劇祭2019」に、
今度は劇的舞踊『カルメン』が招聘されたとのこと。(5/29,30,31)
誠に喜ばしく、誇らしい限りですね。

それを報じるNoism Web Site「NEWS」に貼られた同演劇祭ウェブサイトへの
リンクを見てみますと、
演目の『カルメン』のところに、
英語でNoism及び金森さんの紹介もなされていて、
先ずNoismは、「Noism Company (Niigata)」とされ、
全世界に向けて、「新潟」の文字が発信されていますし、
金森さんについては、「Jo Kanamori is called “The pioneer of Japanese dance”
and “The Jewel of the Japanese dance world.”」と、
「日本のダンスの先駆者」「日本ダンス界の宝石」とされているのを
目にすることになります。
加えて、金森さんの創作に関しても、「しばしば様々な批評を集めながらも、
常に成功裡に迎えられている」と記されていて、
NoismのNoismらしさ、或いは、Noismたる所以が明瞭に示された紹介になっています。
(His productions often are getting different reviews
but are having the constant success of the audience.)
そうした金森さんとカンパニーを抱える新潟市、何とも誇らしいではありませんか!

また、ロシア国内で放送されたニュース番組(11/1)動画へのリンクからは、
4分半弱の動画後半部、3’43″あたりからNoismの『カルメン』が
取り上げられているのを見ることが出来ます。

今月に控えるサンクトペテルブルク「プティパ祭」での『ラ・バヤデール』公演に引き続き、
来春にはモスクワ「チェーホフ国際演劇祭」に『カルメン』で3度目の招きを受けるNoism。
まさに世界中から一目置かれる地歩を築き、今日に至っていることは言うに及びません。
充実のNoism「15年目」をともに祝福すると同時に、
更に「その先」へと歩を進めるNoismをともに観続けていかなければ、
との思いは強まるばかりです。

世界中がNoismを熱望しています。

Noism発足以来初めて迎える市長交代期を間に挟んで後も、
「新市長とともに歩むNoism」でなければならない訳です。
皆さまからの更なるお力添えを声を大にしてお願いする次第です。
この先も、ともにNoismを支えてまいりましょう。

同日夜の金森さんのツイートもご覧ください。
(shin)

『ラ・バヤデール』、活動支援会員対象・公開リハーサル正式決定!露国は遠くても、新潟市なら…

皆さま、待ちに待った朗報が届きました。
劇的舞踊『ラ・バヤデール -幻の国』を新潟市で観るチャンスです。
サンクトペテルブルグに招聘された劇的舞踊の
公開リハーサル
が正式にアナウンスされました。
日時は、2018年11月17日(土)12:00~14:00。会場は新潟市・りゅーとぴあのスタジオB。
公開リハーサルは、本番の舞台とは違って、
クリエイションの様子を観るという点で
かなりレアな機会です。
但し、残念なことに、今回はスペースの都合上、サポーターズは対象外。(涙)
(寄付会員も対象外です。)
観られるのは活動支援会員のみとこれまたレアの上にレア。
かの地での11/21公演を間近に控えた、まさに直前の週末。
更に新しいメンバーのパフォーマンスを初めて観る機会でもあります。
申し込み締め切りは11/15。(私は速攻申し込みました。)
露国は遠くても、新潟市なら…。
この機会に是非、Noism活動支援会員(一口1万円)になって頂けたらと思うものです。
なお、12/5までに会員となられた場合、
「Noismメモパッド(一筆箋)』のプレゼントもあるので、この機は逃せませんね。
そして今後のNoismの活動を一緒に支えていきましょう。
ご検討下さい。

明日(10/7)は大阪市・山本能楽堂での「能とノイズム」の日。
台風の影響がないといいですね。
お近くの方は是非お運びください。
そして、ご覧になられたご感想などお寄せいただけましたら幸いです。
(shin)