『NINA -物質化する生け贄』メディア向け公開リハーサル&囲み取材に行ってきました♪

今週火曜日の雪は殆ど融けてなくなったものの、
新潟公演前日まで並ぶ「雪だるまマーク」に備える風情の新潟市は
2017年12月8日、金曜日。
「実はまだ続いてるんですけど」(金森さん)というNIDF2017への参加作品
『NINA -物質化する生け贄』のメディア向け公開リハーサルへ行って参りました。

 

シンボルのクリスマスツリーのほか、幾つものリースがこの季節に花を添える
午後3時のりゅーとぴあ・劇場。
「じゃあいきましょうか」という金森さんの声がかかると、
それまで舞台上でアップをしていた舞踊家たちが両袖に消え、
客電が落ち、改めて緞帳が上がると、
温かみのある照明のもと、
5人の女性舞踊家それぞれの背後に5人の男性舞踊家がつき、
5組のペアを組みながら、「あの足運び」で前に出てくるところから、
作品の後半部分が踊られました。

女性舞踊家が纏う、廣川玉枝さんによって一新された今回の衣裳。
「第二の皮膚」たる衣裳の意匠も、
目を凝らして逐一じっくりご覧になることをお勧めします。

♪トンタ、トンタ、トタトタトタトタ
トンタ、トンタ、トタトタトタトタ…♪
トン・タッ・アンさんによる音楽も様々な場面を提出しながら、
それに隙なくシンクロする舞踊家の身体を一層際立たせていきます。

照明が変わり、衣裳や曲調も変わるなか、
終始、舞台に漲る張り詰める緊迫感だけは変わりません…。
30分間のリハーサルを身を乗り出して食い入るように眺めていたことは
言うまでもありません。

金森さんの「はいはい、OK。じゃあ公開はここまでになります」で客電が入り、
この日の公開リハーサルは終わりました。
…一言、酔いしれました。

   ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★

続いて、ホワイエにて金森さんの囲み取材(15分間)です。
そこでのやりとりから少しご紹介いたします。
まず、今の出来栄えについて問われると、
「本音と建前とどちらがいい?」と最初はおどけて始めた金森さん。
しかし、答えの本質は常に大マジ。
「舞台芸術は一期一会。よくできましたと点がつくものじゃない。キリがないもの。」
「彼らが努力してきたのを見ているので、ある程度のところまできたと言いたい」と言ったのち、
自ら「や~さしい~」とツッコミを入れて、笑いをとったりもしましたけれど、
更に続けて、「頑張っているのは事実。しかし、客席から頑張っているように見えるのではなく、
エネルギーが空間に解き放たれ、客席を魅了する域までいく必要がある。
震えるほどのエネルギーを感じることができる、強度のある作品。
それが『NINA』なのだから」と。

また、廣川さんの衣裳についての質問には、
廣川さんが東アジアツアーはほぼ皆勤で同行され、
その都度、色味の変化を続けてくれたこと、
skinシリーズにはインスピレーションを感じていたので、いつか使いたいと思っていて、
今回、『NINA』をやることになったとき、
以前のレオタードから変えてみたいということで採用した、との答えが返ってきました。

『NINA』という作品そのものについては、
「30才のときの作品で、客観的に見て、演出の面では拙いな、と。
しかし、強度のある大切な作品だということも再認識した。
今回、彼らにアジャストする意味で、照明を少しいじっているし、
変えようと思えばいくらでも変えられるのだが、
『NINA』という作品を汚そうとは思っていない」
そして、「『NINA』はこれまで何度も踊り継がれてきた作品であるため、
舞踊家にとっては自由を感じにくい側面もあると思うが、
そもそも舞踊には広大な自由が拡がっているもの。
舞踊家は内側にエネルギーを宿しているが、
彼ら自身が自らを拘束してしまうのではなく、
踊ることの自由を感じることができるようであって欲しい。
そのためには頑張るしかないんだけど」という言葉のなかに、
舞踊家を率い、否、舞踊家をして現状に満足することなく、
絶えず更なる高みを追求せしめる揺るぎない姿勢の一端を垣間見る思いがしました。
また同時に、舞踊家にとって「『NINA』の場合、客席が埋まって、
そちら側から発せられるエネルギーも大切。
まだ観たことがないなら、一回くらいはこんな変なもの、観に来たらどうですかと
言いたい」という思いも口にされました。

最後に、井関さんのソロ『The Dream of the Swan』についての質問が出され、
「39才、今の井関佐和子を観に来て欲しい。
少し悲しい作品ではあるが、彼女の今の生き様を観て欲しい」
という金森さんの言葉をもって囲み取材は締め括られました。

その後、Noismスタッフの方に伺ったところによると、
『NINA -物質化する生け贄』は時間にして60分で、
新潟公演では、その前に、
井関さんのソロ『The Dream of the Swan』(15分)が置かれるのですが、
そのふたつは休憩なしで続けて踊られるのだそうです。
だとすると、現段階では井関さんのソロがあるとされていない埼玉公演とは、
かなり趣が異なるものになるかもしれず、
是非ともNoismのホーム・りゅーとぴあでの鑑賞をお勧めしたい所以です。

7,6,5,4,3,2,1…
「照明など、色々大変だった」(金森さん)という東アジアツアーを経て、
いよいよ『NINA -物質化される生け贄』新潟公演にむけての
ファイナル・カウントダウンが始まったという実感があります。
今のNoism1が名作『NINA』とどう対峙し、客席に何を放つのか、
しかと見届けたいと思います。
う~む、早く観たいぞ。
(shin)

 

『NINA』埼玉公演チケット発売! さわさわ会新潟懇親会11/19(日)開催! 月刊ウインド11月号必読!

本日10/28(土)から、Noism1『NINA-物質化する生け贄』埼玉公演、SAFメンバーズ先行発売開始!一般発売は11/4(土)です。

『NINA』埼玉公演
2018年2月17日17:00/18日15:00 会場:彩の国さいたま芸術劇場
http://noism.jp/npe/n1_nina2017_saitama/

今日さいたま芸術劇場で行われる、バットシェバ舞踊団『LAST WORK』の会場でもチケット先行販売! 行きたかったなあ。

●NoismサポーターズUnofficial新潟懇親会「公演感想を語り合う会」は、『NINA』新潟公演中日12/16(土)公演・アフタートーク終了後19:00頃~、りゅーとぴあリバージュで開催します。(9/25の当ブログに掲載 → こちらからご覧いただけます
それに先立ち、

さわさわ会 新潟懇親会 開催!

日時:2017年11月19日(日)
   18:45~19:00 総会(受付開始18:30)
   19:00~20:30 懇親会・佐和子さん誕生会(井関佐和子さん、金森穣さんご来場)
会場:イタリアンBit 3F(新潟市中央区新島町通1ノ町1977)
会費:5,000円(フリードリンク)
申込:11月12日(日)までに事務局TEL:090-8615-9942 
E-mail:info.sawasawa@gmail.comへお申し込みください。

※当日は新入会の受付もいたします。お誘い合わせてお申し込み、ご来場ください。
http://www.sawasawa-kai.com/info/
ご参加は会員のみとなります。どうぞご入会ください。年会費3,000円

月刊ウインド11月号 32周年祭特別号 発行!

シネ・ウインドはNoism活動支援 法人会員として、Noismの活動をこれまで以上に応援してくださいます!
11月号もNoism関係記事がたっぷり♪

新たな月刊ウインドコラムとして「Voice of Noism」が始まりました!
Vol1.は井関佐和子さん登場。ヨーロッパに住んでいた頃の映画館の思い出や、文章タイトル「映画200円だよ!」の直筆印刷題字が掲載されています♪

そして注目!Noism1メンバー座談会が2ページに渡り掲載!
本日からシネ・ウインドで上映開始の、「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」http://www.uplink.co.jp/dancer/
の試写を見ての談話、そして『NINA』についてのお話、メンバー写真等が掲載されています。

そのほか、「レオナール・フジタとモデルたち展」Noism1特別パフォーマンス『DoGoDo』の感想も。「追っかけさん、集合!」コーナーでは、なんと不肖この私めが、Noismの追っかけとして写真付きで載っております。。

映画のこと、新潟のこと、そのほか情報満載の、シネ・ウインド発 文化フォーラムマガジン「月刊ウインド」11月号、ぜひお読みください!
定価319円。シネ・ウインドネットショップで通信販売もしています。
https://www.cinewind.com/monthlywind/2017-11-386-32/

(fullmoon)

8/9(水) NHK-BSプレミアム『京都異界中継』 ご覧になりましたか

2017年8月9日(水)19時からNHK-BSプレミアムで放送された『京都異界中継』

「あなたの知らないもう一つの京都」がある。
夏の夜、京都の街にある「異界」への入り口から
4時間に渡って生中継。
貴船神社、伏見稲荷大社、名だたる伝説の地から送る!

そう銘打たれた NHK-BS この夏屈指の大型企画「スーパープレミアム」、
みなさん、ご覧になりましたか。

放送に先立って井関さんがSNSで、その登場を知らせてくれた3つの時刻、
19時23分、20時45分、そして22時00分をターゲットにしながら、
この日取り上げられた多様な怪異譚「百物語」を追うことで、
歴史が幾重にも折りたたまれた「古都」京都の奥深さを楽しみました。

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以下、ネタバレを含みますので、
この後、録画で番組をご覧になるという方は
ご覧になってからお読み頂きたいと思います。
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以下に、Noism関連パートについて記します。
その一。まず、予告された時間を若干遅れた19時29分、伏見稲荷大社からの中継。
百物語の第七話「柱の穴より 児(ちご)の手がまねくこと」(平安「今昔物語集」より)
女優の中嶋朋子さんが「夜な夜なひらひらひらと手招きする」と語るその奥、
赤い鳥居の間から、スッと直線的に伸ばされた不気味な上向きの右手による手招き。
語りの進行に合わせて、自然な色合いからやがて青みがかった緑色に染まるのは下向きの左手。
「矢を一本ぶすりと穴に突き入れた」の件に至り、
こわばる苦悶のその手は右手だったはずが、やがて左手に入れ替わっています。
なんとも表情豊かな井関さんの手、そして腕。

その二。20時46分、「白狐の住む山」のタイトルからの伏見稲荷大社、再び。
第四十八話「ある男 女狐の化けた美女と会うこと」(鎌倉「古今著聞集」より)
左右に分かれる千本鳥居の手前、赤い衣裳の井関さんと白い面を付けた吉﨑さんが
妖しく絡み、ふわりと妖しく回ります。
「おつきあいすれば、あなたは死にます」と言い出す女。
「あなたの代わりにわたくしが死ねばそれで済むこと」とも。そして女は扇をねだる。
ーーー逢瀬の顛末。広げた扇の下の狐の亡骸、法華経、そして一度だけ夢に現れて消えた女。
夢と現(うつつ)、そのあわいをたゆたう摩訶不思議な感覚。
ラスト、吉﨑さんの面を外し、自ら付ける井関さん。
語りを終えた中嶋朋子さんの背後に留まる井関さんの白い面が
妖しい雰囲気を醸し出したまま締め括られました。

その三。22時00分、「戦国リアル残酷」というタイトルから三たびの伏見稲荷大社。
第八十四話「伏見稲荷炎上」(室町「経覚私要鈔」「応仁記」)
語りは文楽の豊竹咲甫太夫(とよたけさきほだゆう)さん。
このパートの井関さんと吉﨑さんですが、
ちょっと見では、見知ったはずの「人」の身体とは捉え難い、
均整を欠いた禍々しさが目を撃つ姿で登場してきます。
まず、右側の鳥居の奥から、面を付け、黒い布の下に赤い衣裳、剥き出しの両足。
やや体を縮ませた前屈みの姿勢だというだけでなく、
全身のプロポーション中、頭部の存在感が突出した、
異様で、アンバランスな身体で踊る井関さん。
代わって今度は、左の鳥居奥から、やはり面を付け、如何にも偉丈夫な立ち姿ながら、
動きにどこか異様なぎこちなさを漂わせた吉﨑さんが現れます。
ほどなく、彼が体を回転させると、
その動きの異様さは面を後ろ頭に付けていたからだとわかります。
一方、カメラが再度、井関さんを捉えます。すると、「えええっ!?」
ろくろ首のお化けのように首が伸びて、頭部が上方にあがっていくではありませんか。
時を置かず、伸びた首の下にもうひとつ、笑みを浮かべた井関さんの頭部が現れ、
ふたつの頭部が並んで、こちらも種明かし。
伸びた首は井関さんの右腕、上方に移動した頭部はその先にあったことがわかります。
けれん味たっぷりに「異形」が可視化されるパートでした。

以上、井関さんと吉﨑さんの登場シーンは合わせても10分程度の短いものでしたが、
3つが3つとも肌合いを異にするパフォーマンスだったことで、大いに楽しめましたし、
4時間の生中継のなかで、際だって「異界」を見せてくれていたように思いました。
私は、特に3番目(第八十四話)、「異形」が生々しく顕現する様にゾッとさせられました。
みなさんはどうご覧になりましたか。 (shin)

Noism1埼玉公演6月2,3,4日! サポーターズ会報31号  新潟日報ホームページ「モア」

今日から6月、いよいよ明日、埼玉公演開幕です!
ありとあらゆる情報が山盛りですね。
ぜひぜひご自身の目で舞台をご鑑賞ください。

会場ではNoismサポーターズUnofficial会報31号とさわさわ会会報誌vol.4が無料配布されます。
こちらもどうぞお楽しみに♪

サポーターズ会報31号は会員に送付、及び新潟公演で配布済みですが、誤りがありましたので訂正いたします。

4ページのチャン・シャンユーさんのインタビューの中に、『Scared Monster』という作品名があるのですが、正しくは『Sacred Monsters』です。
申し訳ありませんでした。
お詫びして訂正いたします。

埼玉公演ワクワクですね。
どうぞお運びください♪

追記:

井関佐和子さんのブログが掲載されていた、新潟日報「モア」が、本日ホームページをリニューアルし、動画などの独自コンテンツを強化したそうです。

その中で、篠山紀信さんが、新潟初演2日前に舞台リハーサルを撮影した様子を、密着取材した「ミニ・ドキュメンタリー」が公開されています!

http://www.niigata-nippo.co.jp/select/topic/068173.html

Noismの撮影をメディアに公開するのは初めて。
ミニ・ドキュメンタリー「メディア初公開!篠山紀信 ノイズムを撮る」 は約11分。

篠山紀信さんの貴重なお話を中心に、篠山さんが舞台リハーサルを撮影されている様子等々々が、動画で見られます♪

また、先日の公開リハーサルの映像も公開しています。
どなたでも視聴できますので、どうぞご覧くださいね!。
(fullmoon)

Noism1 ルーマニア・シビウ公演に行ってきました!(3)

今回のシビウ・ツアー(参加者4名)は、さわさわ会会長の斎藤正行さんの強い希望があり実現しました。
ルーマニアというと日本から直行便がないし、治安が悪いのではないかとか、何となく二の足を踏みますが、行ってみればとても面白く興味深い国でした。

シビウについては、私は街の名前も知りませんでしたが、毎年、国際演劇祭を開催している文化都市で、2008年には、りゅーとぴあシェークスピアシリーズの「冬物語」もラドゥ・スタンカ劇場で上演しています。

中世の面影が残る美しい街並みのシビウは、教会や時計塔、公園、そしてカフェやレストラン、小さなパン屋さんもたくさんあり、散策が楽しい素敵な街です♪
丘の上の大広場を中心に、石畳の道と、下町の方へ行く坂や階段がいくつも延びています。
佐和子さんが教えてくれた市場や川や、ジェロビタールのお店にも行ってきましたよ♪

どうなることかと心配したルーマニア行きでしたが、いざ行ってみれば楽しい日々でした。

シビウ公演鑑賞以外の詳細は、同行の久志田渉さん(さわさわ会役員、月刊ウインド編集スタッフ)のフェイスブックにアップされています。
そして月刊ウインド6月号(5月末発行)に特集4ページでルーマニア旅行記が掲載されるそうで楽しみです。
どうぞご覧くださいね! (fullmoon)

追伸:写真は、うそつき橋の脇の路地。後方の家の屋根にある小さな窓は、目のように見えるので「シビウの目」と言われ、この街の家の特徴になっています。

Noism1最新作 プレス向け公開リハーサル&囲み取材に参加してきました

2017年1月12日(木)の新潟はNoism1新作チラシに2度言及されている「雪」の予報。
そして冬の仄暗さのなか、
あたかも天気予報が律儀に約束を履行しようとでもするかのように小雪がちらつく午後1時、
プレス向け公開リハーサル(スタジオB)とその後の囲み取材(練習室5)に参加してきました。

  

午後1時からのプレス向け公開リハーサルで見せて貰ったのは、
前回、本ブログで「まだ見ぬ第1部」と書いた、
近代童話劇シリーズvol.2『マッチ売りの話』の一部でした。

どうやら日本であるらしい、古風な、しかし金色の卓袱台が鎮座する家の「内」と
これも古めかしい形状の街灯を付けた電信柱が屹立する「外」が同居し、
更に幾つかの時間が混在する、不可思議な時空間。

 

少女、女性、娼婦、おばあちゃん、双子、弟、遺影、犬・・・そして仮面・・・???
今回も目に飛び込んでくる情報量は多めで、同時に様々なことが起こっているようです。
アンデルセンの童話というよりも、別役実による同名の不条理劇的要素が濃厚に感じられました。

生来のぼんやりゆえ、「筋」らしきものは辿れませんでしたが、
「昭和」を思わせる、幾分か大袈裟で古臭い感じの音楽が流れるなか、
同シリーズの1作目『箱入り娘』同様に、
コミカルで、ユーモラスな動きが楽しい、
「見ることの愉悦」に溢れた第1部と言えるでしょう。

午後1時30分、公開リハーサルに続き、
場所を隣の練習室5に移して、金森さんの囲み取材が行われました。
交わされた質疑応答のなかから、今作鑑賞のヒントになりそうな
金森さんの言葉を要約して幾つかご紹介します。

「タイトルを『少女』ではなく『話』としたのは、
本作はアンデルセンと別役実を下敷きにしたオリジナル作品であって、
アンデルセンだと思ってこられると訳がわからなくなってしまうだろうから。」

「物語舞踊の第1部と抽象舞踊の第2部を、休憩を挟まず地続き(70分間)でお見せするのは、
多様な価値観が云々される現代、本来共存し得ないものを同時に受け入れ、
その共通項だったり、同時に見ることで何かを感じて欲しいという思いから。
是非混乱しよう。(笑) そしてその後で何を感じるか。
混乱しながら、これを読み解いて欲しい。」

「仮面の使用は一番最後にきたもの。
そう言えば『ホフマン物語』の仮面があるよね、と。
もう一個抽象化して、『私でもあり得る、あなたでもあり得る、誰でもあり得る私』へ飛躍させようと。
また、舞踊家にとって仮面を付けて踊るのは難しいことではあるが、欧州では誰もが通る必須の課程でもある。
私たちは普段いかに表情にごまかされているか。
それを封じて、舞踊家の身体的なものに置き換えたい。」

「見渡せば、あちらでもこちらでもポピュリズム(大衆迎合)が大手を振って罷り通っている。
そうした困難な時代に生きている私たち。この困難な時代に何を作るのか。
目指すのは、答えを出すことではなく、考えるきっかけを与えること。
何となく幸せな気分に浸っていたければ、劇場になんか来ない方が良い。(笑)
舞踊家集団として抱く疑問を提示していきたい。」等々。

最後は、金森さんの「俺が言うと、何か変だけど、今回は2回は観て欲しい。1回ではわからない。(笑)」
という言葉をもって、囲み取材は和やかな空気感のうちに閉じられました。

金森さんの「1回ではわからない」発言への対策のひとつとして、
明日夜19:00開催のリーディングイベント、
★★声に出して読む、不条理劇 別役実「マッチ売りの少女」★★ などは如何でしょうか。
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日時:2017年1月13日(金)19:00~21:00
会場:kaffa 蒼紫~パルム(新潟市中央区古町6、萬松堂向かいの小路を入った2階 電話025-228-2050)
定員:25名  参加費:1,000円(資料代&ワンドリンク代)
申込:「新潟でリーディングを楽しむ会」/電話・ショートメール090-8615-9942
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ナビゲーター・市川明美さん(月刊ウインド編集部 制作長)の手ほどきで予習すれば
心強いこと間違いありません。
期日が迫っておりますので、ご連絡はお早めに。

・・・こちら、私は残念ながらどうやっても参加できそうにない日程だったため、
代わりに、りゅーとぴあからの帰路、ほんぽーと新潟市立中央図書館に寄って、
別役実『マッチ売りの少女』を収めた『現代日本戯曲大系・7』(三一書房刊)を借りてきました。

いずれにしても、Noism1新作・近代童話劇シリーズvol.2『マッチ売りの話』+『passacaglia』公開を来週末に控えて、
ワクワクが募って仕方ありません。
今は一刻も早く「混乱したい」気持ちです。(笑)
皆さん、是非、一緒に金森さんの企てで「混乱」しましょう!(笑)  (shin)

Noism2定期公演 プレス向け公開リハーサルに行ってきました!

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メディア向けに本日(7日)公開されたリハーサルは、山田勇気さん演出振付の『ETUDE』から、でした。  音楽はロシア系の作曲家2名によるピアノ曲。

山田勇気さんの作品はいつも瑞々しさ感じます。 心の奥のまっさらな水面にポトンと落ちた欠片がきれいな波紋となって広がり、様々な模様を描いていくような感覚。

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今シーズンから新しい研修生を迎え、始まって以来の女性ダンサーのみで構成されるNoism2。

このメンバーでしか出来ないものを創りあげていく山田さん。 彼女達の印象を「素直」と語っていましたが、今の彼女達の真っ直ぐなオーラを感じました。

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リハーサル後の山田さん囲み取材では、「新しいNoism2のエネルギーを感じて欲しい。元気が出ると思いますよ。」と。

“動き”と“静止” ダンサーにとっては、静止とは止まっているというものではない。 止まってはいけない。ダンサーにとっては、“静”も“動”である。

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ダンスの根源的な部分に興味深さを感じると語る山田さん。

以下はPRESS RELEASE資料からの抜粋です。 http://noism.jp/wp2015/wp-content/uploads/Noism2_PressRelease_20161201.pdf

「動いてはならない」 これは状態に対する警告、「止まれ」ではない。「動き」とは、静止から静止への移行である、ということである。

静止から静止への間は、理論的には極小まで小さくすることが出来るので、静止の連続が「動き」の本質であると考える。 ではなぜ動いて見えるのか、、

以上は、作品創作noteの一部分。 まだまだ奥は深そうです。 本番が楽しみ!!

そして、『火の鳥』の方はダブルキャストとのこと!

残すチケットは、17日(土)13:30 ※追加公演のみとなりました。 ゲットした方もしていない方も是非お早めに!!  (aco、fullmoon)

 

Noism1新作公演チケット発売開始!

本日、Noism1 近代童話劇シリーズvol.2 『マッチ売りの話』+『passacaglia』 新潟公演、埼玉公演、 チケット一般発売開始です! http://www.ryutopia.or.jp/schedule/noism/170120s.html

新潟公演初日1/20(金)、埼玉公演全日程(2/9~12)、売れ行きいいです♪ お早めにどうぞ!

そして昨日は、新潟日報5面、なんと全面で、11/1に開催されたNoism出前授業の記事が掲載されました! 新潟日報リーダーズ倶楽部主催、新潟日報社・新潟日報事業社の企画です。11/2の新潟日報に掲載された、新潟市北区の早通中学校での金森さん講演の詳細報道です。

「県内の企業・学校・団体などのトップが終結し、新潟を元気にする活動を展開する新潟日報リーダーズ倶楽部(75団体)。初の出前授業として、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 舞踊部門芸術監督を務める金森穣さんが新潟市北区の早通中学校へ。新潟の次代を担う中学生にこれまでの歩みやこれからの夢を語りました。」

私も聴きたかったなあ♪   (fullmoon)

 

「さわさわ会」新潟懇親会のご案内

今日11月3日は井関佐和子さんの誕生日です♪ 佐和子さん、おめでとうございます!

一昨年11月3日 創設の「舞踊家 井関佐和子を応援する会~さわさわ会~」も3年目となりました。

★「さわさわ会」総会・懇親会・佐和子さん誕生会のご案内

日時:2016年11月13日(日) 18:45~19:00 総会(受付開始18:30) 19:00~20:30 懇親会・誕生会(会費5,000円)

会場:燕三条イタリアンBit 3F(新潟市中央区新島町通1ノ町1977)

申込:11月7日(月)までに、電話、メールで事務局へお申し込みください。

井関さんは懇親会・誕生会から参加されます。 当日は新入会員、年会費納入も受付いたします。会員ではない方もお誘い合わせてどうぞご入会、ご来場ください。 佐和子さんと一緒に楽しいひとときを過ごしましょう。

お問い合わせ・参加申込先 さわさわ会事務局:090-8615-9942 メール:info.sawasawa@gmail.com

皆様、どうぞご参加ください♪http://www.sawasawa-kai.com/

井関さんはメディアでも活躍中!

●10月24日発売『GQ JAPAN』12月号の特集「SIX PACK SEXY」に登場。「ザ・腹筋美女16人」として、佐和子さんの美しくセクシーな写真が掲載されています。http://gqjapan.jp/magazine/backnumber/20161020/gq-vol163

●10月25日発売『月刊新潟 Komachi』12月号の特集「はじめてみよう グルテンフリー生活」に登場。井関さんが取り組んでいる「グルテンフリー」という食生活について語っています。こちらには佐和子さんの美しくおだやかな表情の写真が掲載されています。week.co.jp/newest/ko/ pic.twitter.com/FU4mBDbmSL

そして、昨日11月2日は、新潟日報28面に金森さんが登場! 新潟市北区の早通中学校での講演の様子が掲載されました。 詳しい講演の内容は11月下旬に新潟日報の紙面にて大きく紹介される予定とのこと。楽しみです。

さて、10月31日は、シネ・ウインド「躍る旅人」&山田勇気×三宅監督トークイベントに行ってきました! 「躍る旅人」は、能楽師・津村禮次郎を追ったドキュメンタリー映画で、だいたい3部構成になっています。 第1部の共演作品映像集に山田勇気さん、小㞍健太さん、平原慎太郎さん、元Noism2の山崎文香さんほか、舞踊家や俳優さんたちが登場します。 2部は津村さんの来歴、3部はバリ舞踊との共演映像となっています。

トークに登壇した山田勇気さんは、津村さんと共演した時の印象などを話されました。三宅流監督は静かで穏やかな雰囲気の人。 シネ・ウインドでの上映は明日までです。

さてさて、前のブログでNoism2公演初日チケット残り2枚と書きましたが、座席増があったらしく、残席わずかながらまだチケットあります。他の日も大好評発売中!

12/16(金)19:00  12/17(土)17:00  12/18(日)13:30、17:00 ※全4回、毎回金森芸術監督と山田勇気さんによるアフタートークもあります。http://noism.jp/npe/noism2_teiki_2016/

ぜひどうぞ!   (fullmoon)

静岡公演 最終日、行ってきました & さわさわ会静岡懇親会 & 月刊にいがた情報

7月23,24日、バヤデール静岡公演に行ってきました!会場のグランシップ・SPAC静岡芸術劇場がある東静岡駅は、静岡駅の一つ東寄りの駅。構内にはバヤデールの看板がありました♪

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駅を出るとすぐグランシップがあります。shinさんも写真アップしていましたね。静岡芸術劇場はこの建物の一番奥にあります。

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静岡公演2日目、満員御礼となった千秋楽の舞台。宮前さん、田根さんの姿もお見かけしました。さすがは最終日です。

開演の前に、大沢真幸さんのプレトークがありました。バヤデールの見どころということで、内容解説をしてくださいました。

そして開演。今日も本当にすばらしい!!もう観ていてドーパミンが出まくりです。今回は5列目(前日は3階席)で観ました。静岡芸術劇場の座席は前の席の人の頭が全く邪魔にならないようになっていて、これは感激です! どこの劇場に行っても前の人のせいでよく見えなかったりすることがありますよね(私の後ろの人、すみません)。ところが静岡芸術劇場はそういうことはありません。すばらしい会場です!

ということで、広々とした視界でたっぷりと堪能させていただきました。しあわせ♪

ミラン、バートル、ポーヤン、俳優さんたちはもとより、どの役のメンバーも一人一人がすばらしく、生き生きと輝いていました。このメンバーが揃っていたからこそ実現したバヤデールであり、まさに感動の舞台!!

幕が下り、拍手と歓声の嵐、そしてスタンディングオベーション。新潟公演にも勝るどよめきがうれしい♪

終演後のアーティストトークはまず最初に金森監督が登場し、司会の大岡淳さんと、平田オリザ脚本についての経緯、言語を用いるということについて、発語における身体の専門性(SPAC)、Noismの社会化(大衆化ではない)、舞踊も言語と同じように何かを伝えることができる、というようなお話をしていると、俳優の貴島さん、奥野さん、たきいさんが登場。

舞踊家と同じ舞台に立ってのご感想を一人ずつ話されました。貴島さんは、舞踊家のエネルギーと対峙するためには言語だけでは無理で、舞台に立つ身体がどういうものでなければならないか、身体自体の存在感が必要と話されました。

奥野さんは、舞踊家たちが自分自身の可能性を追求し続ける厳しい姿を見て、自分の原点に立ち帰る思いがしたそうです。エネルギーを最大にしなければならない、プリミティブで原始的なエネルギー、鈴木忠志氏に叩きこまれた、これ以上やると空中分解してしまうギリギリまでやるという教え、そして何かを演じるのに無駄な演技でそれらしくするのではなく、呼吸を深くして言葉だけをしっかり発話することを指導されたこと、等を話されました。

たきいさんは、稽古を始める前は、舞踊家たちは発話しないということで、どうなるか不安だったそうですが、最初に一緒に合わせてすぐ、舞踊家たちは言葉ではない言語をもっているとわかり、セリフがなくても大丈夫と安心したそうです。自分のセリフについては自分で言って傷つくセリフが多かったそうです。

金森さんによると、平田オリザさん的な「ええ、まあ」とか「はい」というセリフはすべて省いたそうです。そのほか、新潟公演に比べて、セリフや振りがシンプルになっていきました。

この作品は記憶と慰霊がテーマであり、世代間の記憶の共有や、ある種の慰霊を表すことができるのが舞台芸術ではないかというお話でした。

また、金森さんは演劇にもとても興味があり、今度は半々(舞踊家10名、俳優10名)で創作してみたいとも話されました。

NoismとSPACは分野は違えど日本で二つしかない公立劇場専属プロ集団であり、今後も交流を深め、新潟と静岡で育まれている文化を、これからも世界に発信していくという共通認識でアフタートークは締めくくられました。

そのあとは、さわさわ会静岡懇親会!劇場2階のカフェシンデレラで開催。佐和子さんおつかれさまでした!

齋藤正行会長から「世界のお茶コンクール金賞受賞」の静岡茶と「こころを込めて」という静岡茶が花束の代わりに渡されます(参加者には笹団子も)。

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バヤデール、ほんと大金賞です。佐和子さんと和やかに話したり、サインをしてもらったり、写真を撮ったりと楽しいひとときでした♪

佐和子さんのブログ更新されましたね。長い長いツアー、本当におつかれさまでした。http://www.niigata-nippo.co.jp/blog/iseki/

翌日新潟に帰り、バヤデール興奮が冷めやらぬ私に、月刊にいがたの情報が・・・143ページNoismメンバーリレーコラムによると、「Noismでの3年の活動を終え台湾に戻るリンさん。」と書いてあります。ショック。。リンさんやめちゃうの!?  「穣さんを目標に振付家という夢に向かって頑張ります。」というリンさんのコメントもあります。 残念ですが、ますますのご活躍を期待しています。

そして、バヤデール鳥取公演情報も! 9月24日(土)16:00開演予定、 チケット:8月3日(水)発売予定、会場:米子市文化ホール、問合せ:BeSeTo演劇祭 問い合わせ窓口(鳥の劇場内)tel.0857-84-3268

鳥取公演にはリンさんも出演するみたいです♪ (fullmoon)