10/7 山本能楽堂 「能とNoism」 会員レポート

サポーターズ会員の、のい(neuesach)さんが、「能とNoism」をレポートしてくださいました!
どうぞお読みください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先日、山本能楽堂にて開催された「能とノイズム」に行ってきました。(https://noism.jp/npe/noh_noism/

開催の経緯については、既にNoism公式ページ等々で触れられていますが、ルーマニア、シビウ国際演劇祭が契機となったものです。
以下、半ば覚書のような形ではありますが、一部内容をお伝えします。
雰囲気の断片でも伝われば幸いです。

Noismメソッド実演

冒頭、Noismを知っている方は挙手を……という呼びかけに応じて、客席過半数の手が上がり、安堵する金森さん。
金森さんは帰国後、いかに日本人であるかと痛感し、東西の舞踊について勉強し、”私”という身体のありようを追求していると述べられました。

そして、現代の弛緩した身体に、いかに緊張感を召還するかという実践として、Noismメソッドを作ったという説明のあと、実演が行われました。
まず、井関さんが、耳をたてる。
その様子を見て客席にどよめきが広がります。
そして、肩-肘と、逆のスパイラルを形成し、相反する方向性をひとつの身体に落とし込むことで、張りのある身体を提示してみせる。
Noismメソッドを通して、フォルムではなく構造を理解することが重要と語りながら、井関さんのポーズが次々に遷移していきます。

実演をしながらも金森さんは饒舌です。
“コンテンポラリーダンス”の広まりにより、専門性をもたない身体が舞台上にあらわれた。
このことによりコンテンポラリーすなわち何でもありという認識を産んでしまった。
日々トレーニングしなければ培えない身体を以って、これから50年100年経過する際の通過点としての文化のつなぎでありたい。

今回、能舞台でのデモンストレーションであるため、お二人とも白足袋を履いていました。
床に寝てもいいというところまでは事前に確認を取ってあり、井関さんが、横たわった姿勢から踵を支点にし、身体の垂直軸を保ったまま起き上がります。
支持する金森さんの手に、常とは違う身体の緊張が伝わったのか「滑るね?」と一言。

また「下、瓶(かめ)があるんですよね?」と山本さんに確認しながら、やや躊躇をもって、しかし床を強く踏む。
音の響きを確かめるような金森さんの表情が印象的でした。

■仕舞「高砂」「敦盛」「熊野(ゆや)」「殺生石」の実演

続いて、山本章弘さんらによる仕舞の実演が行われます。
強い独特な発音の謡、扇子の有/無と開/閉からなる表現の違い、泣く仕草でも(武士道の影響で)肘を張った所作となっていること、当たり前のように進行する一人二役、回転と跳躍という激しい動き等々、特徴的な仕舞が次々に演じられました。
短い時間ながらも、歴史が磨き上げた洗練がもたらした制約の中での、強靭な身体性と豊かな世界観を見せつけられました。

とはいえ、山本さんの語り口は柔らかです。
先程の泣く仕草を、「みなさんもやってみてください」と観客を巻き込み、一通り客席を見渡して「これでマスターできましたね、消費税が10%になったらやってみてください」、と日常を滑り込ませる融通無碍ぶりです。

■クロストーク

Noismメソッド、仕舞の実演を踏まえて、モデレーターに佐々木雅幸さんを迎えてクロストークが始まります。
(以下、敬称省略します)

山本:Noismメソッドを行う金森さん井関さんの姿を見ていて、舞台人としての絆を感じた。
身体能力のすごさがあった。

金森: 仕舞を初めて観た。
肘をはる動作は武士道に由来するというが、張るという点はNoismメソッドとも共通する。

佐々木:鈴木メソッド(※)でも能の動きを参照している。
(※バイオリンの方ではなく、鈴木忠志(SCOT)の提唱するメソッド)

金森 :動かない時の身体のありようの基礎を見出さなければならない。
私は西洋においてはベジャール、東洋においては鈴木忠志に衝撃をうけた。

佐々木:二人を越えてゆく?

金森:越えるというか、生き方、取り組み方、精神のあり様をみている。

佐々木:(実演をしながら言った)歴史性、つまりこれから50年100年経過する際の通過点であるというのは印象的だった。

山本: 我々は、先人が演じたものに無駄はないということを言う。
安易に変えるよりも伝えられたものを演じていくことが重要。
特に退場する時は気をつかう。
個人の気持ちはいれずフラットに演じるようにしている。

佐々木: すっと立つ、行間、余白から受け取れるものがある。
訓練ではなく経験によるものなのかもしれない。

山本:老女の役はハードルが高い。異性であるし、ふとしたところで普段が出てしまう。
少しひいたところから自分の姿を見ることを、離見の見とも言う。

佐々木:クラシックとの関係はどうか。
西洋では科学的・合理的・医学的なアプローチがあり、ルイ14世の庇護下でバレエのトレーニング方法が残った。
それに対し、東洋では河合隼雄がいうような暗黙知というか、言語化できない空洞の美、空間に対する認識がある。

金森: 能では、背面に鏡板がある奥深さがあり、神がいる。
一方、西洋では背面はコールドなのは対照的。

佐々木: 暗黙知と形式知のバランスがある。近年のダイバシティという概念があるが、何でもありとは違う。
コンテンポラリーが壊した何かを、改めて出すことは「守破離」に通じるのでは?

山本:能で一番難しいのは静止している演技。面をつけると距離感がルーズになる。
天狗がひどくゆっくり動く動作があるが、上空を飛行機が飛んでいるような距離感である。
これには何の説明もない、観客に媚びないということ。
獅子の役で板に飛び乗り10秒ほど静止する動作は非常に緊張する。
自分の身体はぐらぐらとしているのではないかと思えるが、そんなことはない。

金森:謡っている時の身体性、声を出すことによる変化は身体に及んでいる。
能での足踏みは、地霊を鎮めつつ、目にみえないものを喚起しているのではないか。
空間が、身体に先立って在るのは東洋的だといえる。
現代の身体は、何を失っているのか。
西洋なら半身アンドロイドはあると思う、東洋では成立しないのではないか。

佐々木: 西洋ではコロス(※)との分業が成立した。
(※古代ギリシャ劇の合唱隊のこと。劇の状況の説明や、語られなかった心情の補足をするなど、劇の進行を助けた。)
SPACの宮城聰のアプローチなどもある。
分離しないことが能の豊かさにあるのではないか。

山本:ある時、LED照明をいれ、実験的な試みとして藤本隆行
(dumb type)とコラボした。
光の色合いを暖色にするとか、時空を照明で表現していた。
能では、面自体が演出家といえる。

佐々木:オペラハウスで能の演目をみたことがあるが、舞台の作りの違いが大きい。
シビウでは能とNoismの関係について聞かれた。
西洋ならコラボして当たり前という認識だった。

金森:コラボレーションは好きではない。
企画者と当事者の温度差があり、合わないのでは。

山本: 過去に能のコラボの例をみたことがあるが、不自然でありどことなく笑えてしまった。
能楽者は不器用であり、ハードルが高い。

客席:
東西の舞踊について話を伺ってきたが、舞踏について言及がなかった。
劇作家太田省吾言うところの、作品の社会性と関連するのでは。

金森: 舞踏の土方巽の身体は非西洋的な身体である。
山海塾や大駱駝艦はあるが、振りきったものであったがゆえに浸透していかなかった。
舞踏はむしろ舞踊家ではなく鈴木忠司、寺山修司といった60年台の演劇人に継承された。
太田省吾については読み物でしか知らないが、社会性とは、了解されているものを拠り所にしている。
実は身体は社会性に非常に束縛されている。
また、舞踊がいかに社会性を獲得できるか考えている。

山本: 能の覚え方というのは、口伝、体験によるものが大きい。
たしなむというか、継続の要素があり堆積したものである。

金森:コラボをするならワークショップから取り組むのがいいかもしれない。

佐々木: りゅーとぴあとは柳、柳都に由来するもの。
これからの発展をみていきたい。

今回、Noismメソッド、仕舞の実演のみならず、予定調和にとどまらないトークと、非常に示唆に富んだ時間となりました。
今後も、舞台公演以外の展開も追わなねばならないと再認識した一日でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

のいさん、詳細レポート、どうもありがとうございました!

のいさんは、Noismに関するtugetterもしてくださっています。
こちらもどうぞご覧ください♪
https://togetter.com/id/neuesach

(fullmoon)

『ラ・バヤデール』、活動支援会員対象・公開リハーサル正式決定!露国は遠くても、新潟市なら…

皆さま、待ちに待った朗報が届きました。
劇的舞踊『ラ・バヤデール -幻の国』を新潟市で観るチャンスです。
サンクトペテルブルグに招聘された劇的舞踊の
公開リハーサル
が正式にアナウンスされました。
日時は、2018年11月17日(土)12:00~14:00。会場は新潟市・りゅーとぴあのスタジオB。
公開リハーサルは、本番の舞台とは違って、
クリエイションの様子を観るという点で
かなりレアな機会です。
但し、残念なことに、今回はスペースの都合上、サポーターズは対象外。(涙)
(寄付会員も対象外です。)
観られるのは活動支援会員のみとこれまたレアの上にレア。
かの地での11/21公演を間近に控えた、まさに直前の週末。
更に新しいメンバーのパフォーマンスを初めて観る機会でもあります。
申し込み締め切りは11/15。(私は速攻申し込みました。)
露国は遠くても、新潟市なら…。
この機会に是非、Noism活動支援会員(一口1万円)になって頂けたらと思うものです。
なお、12/5までに会員となられた場合、
「Noismメモパッド(一筆箋)』のプレゼントもあるので、この機は逃せませんね。
そして今後のNoismの活動を一緒に支えていきましょう。
ご検討下さい。

明日(10/7)は大阪市・山本能楽堂での「能とノイズム」の日。
台風の影響がないといいですね。
お近くの方は是非お運びください。
そして、ご覧になられたご感想などお寄せいただけましたら幸いです。
(shin)

Noism1 中川賢さん・池ヶ谷奏さん ダンスパフォーマンス

新潟の服飾デザイナー・ペインタ―、Yuto SatoによるUTOPIAイベント・オープニングの一環として、中川さんと池ヶ谷さんが、会場のUTOPIAアトリエで踊ります!
パフォーマンスの時間は短いそうですが、どうぞご覧くださいね♪

日時:6月2日(土)20:00
会場:UTOPIA / Yuto Sato アトリエ(新潟市中央区学校町通2-598)
入場料:1,500円(1drink付)※中学生以下は無料
詳細:http://utopiautopia.jugem.jp/?eid=1609

翌6月3日は、中川さんのトークイベントが富山であります!

●対談企画 中川賢×田辺和寛(DJ/ほとり座代表)
「コンテンポラリーダンスの魅力とは。Noismで踊り続けること」
6/3(日)オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)
映画上映13:00~14:40 上映終了後に対談
http://noism.jp/talk_aubade_nakagawa/

そして金森さんのNHK講座放送も!

●「人間を考える 美を語る」(5/1開催の講座を放送)
6/3(日)NHKラジオ第2
放送時間20:00~21:00
再放送6/10(日)10:00~11:00
http://www4.nhk.or.jp/P1940/

PC・スマホより「NHKラジオ らじる★らじる」でも聴けるそうです(ラジコでも)。
放送終了後は、「カルチャーラジオ 日曜カルチャー」のホームページのメニュー「ストリーミングを聴く」から放送後2ヶ月間、いつでも聴けるそうです。

諸々どうぞお楽しみに♪
(fullmoon)

Noismサポーターズ会報33号(臨時増刊号)を会員の皆様にお送りしました!

いよいよ今週末、4月28,29,30日、東京文化会館 小ホールで、〈上野の森バレエホリディ2018〉Noism1特別公演『Mirroring Memories―それは尊き光のごとく』が開催されます!
金森さん、井関さんも出演しますよ♪
どうぞお見逃しなく!

この特別公演に合わせて、サポーターズでは会報33号を発行、
先日、会員の皆様にお送りいたしました。
早い方は今日あたりお手元に届くと思います。

会報内容は、

・金森さんインタビュー
・メンバーインタビュー
・山野博大氏の公演批評
・会員の声

等々です。
金森さんのインタビュー、濃~いですよ~。

会報は会員の方にもれなく送付いたします。
どうぞご入会、ご更新くださいね。

上野公演では折込配布されます。
どうぞお楽しみに!

なお、会報に同封しました、会員の皆様へのお知らせ文中に、『NINA』の中国公演日程が載っています。
会場側アクシデントにより杭州公演が中止になりましたが、その修正が間に合いませんでした。。
ご了承ください。
上海公演は予定通り開催!

さて、金森さんがツイートしていましたね。

●カルチャーラジオ スズケン市民講座 
「人間を考える ~美を語る~ 第1回」
5/1(火)13:30~15:00 NHK文化センター青山教室
講師:舞踊家・演出振付家 金森穣
https://www.nhk-cul.co.jp/sp/programs/program_1146922.html

そして、静岡でも!

●ふじのくに世界演劇祭 シンポジウム 広場トーク
「世界で勝負する舞台芸術とは」
5/3(木・祝)16:30~17:30 フェスティバルgarden(駿府城公園 東御門前広場)(予約不要/無料)
パネリスト:
安藤裕康(独立行政法人国際交流基金理事長)、金森穣、宮城聰(SPAC芸術総監督)
司会:中井美穂
http://festival-shizuoka.jp/event/symposium/

富山では中川賢さん(富山県出身)のトークイベントも!

●対談企画 中川賢×田辺和寛(DJ/ほとり座代表)
「コンテンポラリーダンスの魅力とは。Noismで踊り続けること」
6/3(日)オーバード・ホール(富山市芸術文化ホール)
映画上映13:00~14:40 上映終了後に対談
http://noism.jp/talk_aubade_nakagawa/

いろいろありますね♪
どうぞお運びください。

★『ROMEO & JULIETS』新潟公演、富山公演、静岡公演、
チケット好評発売中です!
どうぞ、お早めにお求めくださいね。

さて、もうすぐ5月となってしまいますが、
月刊ウインド4月号のNoismコラム、担当はチャン・シャンユーさんです。
タイトルは「誰がダロウェイ夫人」。
映画「めぐりあう時間たち」について書かれています。

他に「柳都会 茂木健一郎×金森穣」の感想記事等もあります。
お知らせするのが遅くなりましたが、ぜひお読みください♪

では、上野でお会いしましょう!
(fullmoon)

Noism1『Swan & NINA』埼玉公演、今週末!

久しぶりに青空が見えた今日の新潟市。
Noism1メンバーが埼玉に向けて出発しましたね♪
こんどの土、日、いよいよです!

Noism1『NINAー物質化する生け贄』埼玉公演

2/17(土)17:00
2/18(日)15:00

会場:彩の国さいたま芸術劇場・大ホール

★同時上演 金森穣演出振付、井関佐和子ソロ新作
『The Dream of the Swan』

詳細:http://noism.jp/npe/n1_nina2017_saitama/

トレイラ―映像:https://www.youtube.com/watch?v=MVaZS-mNIOE&feature=youtu.be

井関佐和子さんも踊ります!!
どうぞお見逃しなく。

金森さんのツイッターによると、5月に予定している中国公演の演目も『NINA』だそうですね!
メンバーの皆さん、ますますがんばってください!!

埼玉公演では、上野の森バレエホリディで4月末に上演する『Mirroring Memories−それは尊き光のごとく』のチケットを販売するそうですよ♪

閑話休題:

昨年6月、Noism2が上演した平原慎太郎 演出振付『よるのち』。
明日から平原さんのカンパニー、Organ Worksが上演します。

『よるのち』
振付・構成・演出:平原慎太郎
出演:Organ Works

2月15日(木) 19:00
2月16日(金) 14:00/18:00
2月17日(土) 14:00

会場: BankART Studio NYK (横浜市中区海岸通3-9)
チケット:前売り 3,000円 当日 3,500円 学生 1,500円
お問合せ: 070-1409-0478 (10:00~18:00)/info@theorganworks.com
詳細:http://theorganworks.com/2018/01/12/%e3%80%8e%e3%82%88%e3%82%8b%e3%81%ae%e3%81%a1%e3%80%8f-bankart-studio-nyk/

埼玉公演と微妙に重なっていますが、ご都合のつく方はぜひどうぞ!
満席の回もあるそうなのでお問い合わせください。

さて、前の、茂木さん×金森さん柳都会についてのブログ記事、shinさんが追加でいろいろ書いて下さっています。
コメントも増えたのでどうぞもう一度お読みくださいね♪

埼玉公演、楽しみです!
(fullmoon)

「柳都会 第18回 茂木健一郎×金森穣 -脳から考える身体の知性」を聴いてきました

2018年2月4日(日)、立春を迎えた新潟ですが、
もう何回目になるのか思い出して数えることも嫌になるような寒波の襲来に見舞われ、
降る雪に閉口しながらも、りゅーとぴあ(5F)能楽堂に出向き、
大勢の、本当に大勢の聴衆とともに、
脳科学者の茂木健一郎さんをゲストに迎えた「第18回柳都会」を聴いてきました。

圧倒的な臨場感をもって語られた「会」をそのままお伝えすることは到底できませんが、
その雰囲気の一部でもご紹介出来たら、との思いでレポートを試みます。
これから書かれる発言は特に断りがなければ、茂木さんのものであるとお考え下さい。

そして、もっと重要なことを最初にお断りしておきますが、
それは脳科学その他の知識の持ち合わせのない者がこれを書いているため、
あまり深い記述を期待されると困るということです。
あくまで雰囲気をお伝えしようというのが主眼です。
その点、ご了承願いたいと思います。

おふたりが能楽堂の舞台奥から登場。
開口一番、「お客さんの多さに戸惑っている」と金森さんが切り出すと、
すかさず、「葉加瀬太郎さんと勘違いしてませんか」とおどける茂木さん。
つかみはOK。このやりとりがこれに続く愉しい2時間の皮切りでした。
(但し、冒頭、言うつもりの「このあたりに住む粗忽者でございます」を言い忘れてしまい、
休憩後、後半の登場時に改めてそう名乗ることで、何とか思いを遂げることができたとして、
笑う茂木さんでもありました。)

用意された椅子にかける金森さんの傍ら、
自ら「喋るときは立つ。足にスイッチがある、そういうシステム」と語り、
ずっと立って動きながら話す茂木さんが繰り出した第一の問いは
「『美』って何だと思いますか。金森さん」
対話による公開講座の始まりです。

「美」について
☆蓄積されたビッグデータを解析すると、「美」とは「平均値」のことになると説明。
「美人」も、まずは両目の間隔が顔幅(横)の46%で、
目と口の間隔は顔の長さ(縦)の36%と数値化できるのだという統計結果を示し、
但し、顔には他にもパラメータが多く、
それらが全部揃っていれば「美人」とされるのだと解説。
(巷に美人が溢れてしまうことになり難いのも、
顔を構成するパラメータの多さの故とのこと。(笑))
動きも同様ではないか。
それを基にして動きを見つめると美しく感じる
「メートル原器」のようなものが存在するのではないか、
という見方で動きを捉えているそうです。
動きもシンプルで余計なものがない方が記憶に残り易い。
それは美人ほど表情から感情を読み取り易いのと同じだと。

芸術と日本、そして天才
★人口80万人の地方都市・新潟がNoismを抱えて、芸術を培っているのは、
欧州ではよく目にすることながら、この日本では奇跡的なこと。
例えば、100年後に、コンテンポラリーダンスの歴史が書かれたりするなら、
この年代を扱うとき、《金森穣、Noism、新潟、日本》の記載がない筈がない。
☆個性の表現としての芸術が根付きにくい国・日本。
対して、欧州や米国は、もともと主観を重視する。
この点に関して、金森さん「日本の芸術教育は先生が絶対であり、
先生に言えることはない。それ故、10代でローザンヌへ行ったとき、
『君はどう思う?』と常に意見を求められるのがキツかった」
★欧米には、自分の個性を表現することを「喜び(glee)」と捉える土壌がある。
「これを表現しなきゃ生きていけない」とかという強い思いがあるかどうか。
☆J・シュトラウスの「こうもり」を聴くと、その時のウィーンの情景が浮かぶし、
マーラーの交響曲第5番のアダージェットには、憂い、喜びや郷愁が宿っている。
これらは具体的な何かから出発して、脳の中で起源(原型)の方に向かっているのであり、
アインシュタインの言葉を借りれば、芸術は「その痕跡を消すもの」だと。
★天才は遺伝しない。ただ凡人から生まれるのみで、また凡人が生まれる。
天才はネットワークの産物と捉えられる。
天才、即ち「創発」(=部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れること)した人。
「あの日、あの場所」の個別性と結びついたかたちでしか理解できないもの。
例えば、フェルメールが描いた絵には、一人ひとり全てにモデルが実在する。
個別性が普遍性をもつ。→個別的・具体的な身体が踊りとして普遍性を有する構造とパラレル。
金森さん「例えば、ボレロも、ひとりの天才がゼロから創ったものではない。
大本は、酒場の赤い円卓の上で踊ったニジンスキーの妹」

意識と脳
☆寝ている間、意識がないにも拘わらず、起きた時の自分が、
例えば、自分のコピーではなく、何故、寝る前の自分と同一であると感じるのか。
それは単に、「ベイズ推定」(確率的な意味で推論するアプローチ)に拠っているに過ぎない。
★クオリア(感覚質): 主観的に体験される様々な質感。
『SHIKAKU』や『sense-datum』を観た時のクオリアはずっと残っていて、それが育っていく。
金森さんも「人の心に届く。人の一生に何らかのものを残す。それを信じなければ、
舞台で踊ったりできない」と。
☆死について: 今ここにいない人のことを思うとき、心が動くことがある。
亡くなった人を想起するような場合など、脳の「DMN(default mode network)」
(=安静時において、活動が高くなる脳領域)的には実在していることがあると考えられる。
☆ミラーニューロンの話(参考:BS日テレ「ニューロンの回廊」…【註】):
金森さんが呈した疑問「感覚所与として、どのように客席に届くのか」に対して、
茂木さん「シミュレーションしている。子どもが言語を獲得するのと同じ。
脳内では、自分で踊っている気になれる」
★茂木さんが呈した疑問「どうやったら振りを覚えられるのか」に対して
金森さん「素質と言えば素質だろうけれど、頭で考えていないことは事実。
頭で考える人は覚えられない。空間における身体の動きの作用として覚える。
20世紀初頭に『notation(「記譜」)』が考案されたのだが、細かい動きは無理。
今なら、映像の方が優位。しかし、それも瞬間や雰囲気は捉えられない。
また一方、他者の身体を通すことによって飛躍すること、
もっと端的には実演家によって花開いたりすることがある。
もともと女性が踊っていたボレロを、ジョルジュ・ドンが『踊りたい』と言い、
今のボレロになったのもひとつの例」
茂木さん「ダンスとは、成立条件がとてもユニークな芸術形式だと感じる」

自由意志は幻、全ては自然法則で決まっている
☆金森さんの「音楽を聴いて、何かを受信する。それをアウトプットしている」イメージを
「電波系」と呼ぶ茂木さん。脳に起きていることを違った風に説明することは多いとしながらも、
金森さんを「受信して見えたものの翻訳作業ができる人」とし、
『電波』を現実に繋げていくのは容易ではないこと、と。
★自由意志はない。人間は、小さな流れが集まって、大きな流れになったもの。
自身の生活における無数の要素の集積としての人間。
感謝の念をもって、世界と交わるべき。
☆「メッセージ・イン・ア・ボトル」:
記憶に残る言葉は、大概、言った本人は覚えていないことが多い。
贈り物を誰かにあげているのかもしれない。
舞台も同じ。創り手が受け手に。
★マインドフルネス(=「今この瞬間」の自分の体験に注意を向けて、評価をせずに、
現実をあるがままに受け入れること): 多様性のままに受け取ることの重要性。
舞台もそのままで受け取るのが素晴らしい。

神や永遠について
★スピノザ『エチカ』によれば、神とは「絶対無限」であり、ということは、
姿かたちをもたず、人格もなく、賢ささえない。
☆永遠: 永続する時間のことではなく、今、この瞬間にある。
例えば、「赤のクオリア」が今ここで生まれる、その一瞬に永遠性を見る。
過去の自分は今はもういない。その時その時で死んじゃっているようなもの。
「今」という時間が「永遠」と繋がっている。

感動をめぐる脳の仕組み
★偏桃体におけるオーバーキャパシティとみなし得る。
喜びの処理がオーバーフローし、
脳の回路としては、ある意味「傷つき」、痕跡を残した状態。
☆Noismを観ると、ある意味疲れるのは、
情報処理荷重が極めて高いからと考えられる。
金森さん「また、Noismは身体を緊張状態において舞台に立たせている。
ミラーニューロンの働きとして、客席に繋がることもあるのではないか」

能とNoismの類似性
★金森さん「帰国してカンパニーを立ち上げ、名付けるとき、意識にあった。
身体でしかできないものを歴史的に継承し、抽象的なものを創造している能。
様式化することの重要性。様式化された身体。
日常的な身体は登場させない。
空間構築・橋掛かり→トランスフォーメーション後の身体という共通性。
あらざるどこかを想起させる能。
西洋と東洋の融合で新しいものを生み出したいという思い」

以上、関連した発言は前後移動してグループ化して置いてみましたが、
力不足から、総じて、纏まりに欠けるレポートとなってしまいました。
ご容赦願います。

茂木さんの縦横無尽な語りから飛び出してきた名前は、他にも、
養老孟司、ジル・ロマン、マリア・ロマン、シルヴィ・ギエム、アランチャ・アギーレ(『ダンシング・ベートーヴェン』)、青山二郎、白洲正子、小林秀雄、長次郎、木村拓哉、市川海老蔵、坂東玉三郎、小澤征爾(サイトウ・キネン・オーケストラ)、Negicco、篠田昭(新潟市長)、東浩紀、リヒャルト・ワーグナー、コジマ・ワーグナー、ハンス・フォン・ビューロー、フランツ・リスト、レオナルド・ダ・ヴィンチ、荒川修作、貴乃花、宇多田ヒカル(『First Love』)、ダン・ブラウン(『Origin』)、モーリス・ベジャール、手塚治虫、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト、ウィリアム・シェークスピア、ベン・ジョンソン(英・劇作家・詩人)、観阿弥、世阿弥、ハリー・フーディーニ、
(そこに金森さんが加えた名前として、サー・ゲオルグ・ショルティ(シカゴ交響楽団)、ヴァーツラフ・ニジンスキー、ツモリチサト)、等々。
(まだ書き落としている名前もあるでしょうけど。)
もう古今東西、とにかく多岐にわたりました。
しかし、「とても自由、まさしく融通無碍に」と言っては怒られてしまいそうです。
なにしろ自由意志などなく、全ては自然法則によって決まっているのですから。

新宿のパークタワーで『SHIKAKU』(2004)を観て以来のNoism愛を迸らせ、
(特に、『Liebestod -愛の死』に言及される際には、遠い目になっておられました。)
更に、(社交辞令も交じっているかもしれませんが、)
「いい感じ」だからとNoismを観に来る観客も好き、新潟も、朱鷺も好きと語った茂木さん。
このあと、Noism活動支援の手続きもして頂けるとのこと。
気さくで、淀みなく語る、大変心強いサポーターをお迎えしての
ユニークで楽しい柳都会に、すっかり雪の大変さを忘れて聞き入りました。
午前中は、間断なく雪が降り続いたため、一時は「行かないでおこうかな」とか
心折れそうだったのですが、来られてよかった、そう感じた2時間でした。
(shin)

【註】BS日テレ「ニューロンの回廊」:2006年4月から9月まで放送された番組で、
正式タイトルは「ニューロンの回廊 ~潜在能力の開拓者たち~」。
「茂木脳科学研究所」を主宰する「ドクター茂木」(茂木さん)が、
毎回、ゲストの脳の中に潜入して、その創造性の秘密に迫るという設定の対話番組。
金森さんとの対話は、光文社「芸術の神が降りてくる瞬間」(2007)としてまとめられた本
(ISBN978-4-334-97526-5)のなかに、「今やる意味のあることを、模索せよ」という章で
収められているので、そちらで読むことが出来ます。
(同書に収録されたゲストは、他に、町田康、山下洋輔、立川志の輔、荒川修作)

もうすぐ柳都会 茂木健一郎×金森穣

今日から2月ですね。
Noism2公演が終わり、Noismロスの方々、今度の日曜は柳都会ですよ♪

Noism公開講座 柳都会(りゅうとかい)vol.18
茂木健一郎 × 金森穣

日時:2月4日(日)16:00-18:00
会場:りゅーとぴあ・能楽堂
参加費:500円(要予約)
詳細・申込み方法:http://noism.jp/npe/ryutokai_18/
お問い合わせ:Noism「柳都会」係tel.025-224-7000

会場は能楽堂です。まだお席があるようなので、ぜひどうぞ!

閑話休題:

月刊ウインド2月号
今月も快調、月刊ウインド!
18ページのNoismコラム、vol.4は吉﨑裕哉さん。
タイトルは「悶々としたいのだ・・・!!」。
後味の悪い、悶々とするような映画がお好みとのこと!

そして20ページ、「NIDF2017を振り返る」。
NINA新潟公演を含め4公演+シンポジウムについて市川明美さんが書いてくださっています。
https://www.cinewind.com/news/2-1-2-2/

■砂丘館で開催中の【特別展示】Mikkyoz(le+遠藤龍)は2/4まで。
明日2月2日(金)19:00-20:00
遠藤龍さん(Noism映像・写真担当)のギャラリートークがあります。
参加費500円、申込不要、直接会場へ。
https://www.sakyukan.jp/2018/01/6158

奥野晃士さんブログ「来た球を打つ」のご紹介
http://kitatamaoutsu.blog.fc2.com/blog-entry-208.html
昨年3月、ルーマニアの首都ブカレスト国立劇場で行われた、Noism劇的舞踊『ラ・バヤデール-幻の国』公演。
昨年末、その様子がルーマニア国営放送テレビでオンエアされたそうです!
ブログには写真がたくさんあります。
NINA埼玉公演についても載せてくださっていますよ♪

そんな奥野さん(たきいさん、貴島さんも)、次のロミジュリにも出演するかと思いきや、SPACの別の方たちが複数名出演されるそうです。

奥野さんが出演するのはこちら。
http://www.aac.pref.aichi.jp/gekijyo/syusai2017/detail/180324_hogiuta
★「寿歌」(ほぎうた)
3月24,25,26日、愛知県芸術劇場 小ホール
たきいさんも出演します。
そして同演目、こちら。
http://spac.or.jp/news/?p=13869
4月28,29日、静岡県舞台芸術公園 野外劇場「有度」
この日程はNoism1上野公演と同じ。重なっちゃいましたね。

奥野さんは新潟でも「声に出して読むシリーズ」で活躍し、新潟おくぬ~倶楽部としても活動されました。
奥野さんから、「新潟の皆様方にくれぐれもよろしくお伝えください」というメールをいただきました。
またお目にかかれるときが楽しみです♪
(fullmoon)

掉尾を飾る名作『NINA』&国際シンポジウムを以てNIDF2017堂々の終幕

2017年12月17日(日)、師走のりゅーとぴあ界隈は、この日午後、
「新潟第九コンサート2017」等も重なり、駐車場が混雑し、
アクセスも容易ではなかったと思います。
そうした道路状況、それ自体が師走の風物詩でもあるのでしょうが、
15時の開演時間までに、りゅーとぴあ・劇場まで辿り着くだけで
疲れてしまったという方もおいでだったかもしれませんね。
でも、「マジック」を見せてくれた舞踊家の熱演が
それを吹き飛ばしてくれたことだろうと思います。

3日連続で、『The Dream of The Swan』と『NINA』を観てきました。
この日は5列目の中央席で、
3日間異なる距離から舞台に視線を送ったことになります。
新潟公演の楽日ということから、
幕が上がる前から、早くも軽い「Noismロス」的気分も込み上げてきて、
感傷的な心持ちだったかもしれません。
「瀕死の白鳥」も、『NINA』も、両目は前2日とは違った細部に反応していました。
井関さんのソロの後には、感動と緊張が綯い交ぜになった拍手が、
『NINA』の後は、安堵の笑みを浮かべ、息を吹き返した「生け贄」たちに
報いるべく大喝采が送られていました。
私は連れ合いと共に、埼玉公演にも足を運ぶつもりでおりますので、
埼玉でも、また井関さんの超豪華な「前座」付きの『NINA』が観られたら、
と願ってやみません。

公演終了後、同じ劇場で、NIDF2017を締め括る国際シンポジウムが開催されました。
公演の余韻を引きずり、席から動けぬままに、シンポジウムの開始を待ったことが
後程、つらい事態を招こうとはこの時、予想もしていませんでしたが、
それはまた後の話。
ここからは、シンポジウムでの発言要旨をご紹介しようと思います。

☆国際シンポジウム「アジアにおける劇場文化の未来」(16:30~)

パネリスト:
ホン・スンヨプ氏(韓国・大邱市立舞踊団 前芸術監督)
クイック・スィ・ブン氏(シンガポール・T.H.Eダンスカンパニー 芸術監督)
ウィリー・ツァオ氏(中国・香港・城市当代舞踊団 芸術監督)
金森穣氏(日本・新潟・Noism 芸術監督)

進行:
杉浦幹男氏(アーツカウンシル新潟 プログラム・ディレクター)

(1)『NINA -物質化する生け贄』の感想
ホン氏: 独創的で素晴らしい。現代舞踊とは何かを考えさせる作品。
スィ・ブン氏: ダンサーの真心、真摯な姿勢、強い意志を示すものと言える。
      極限を追い求める、金森監督の性格を反映。
      また、現代社会の様々な現象を表現していた。
ツァオ氏: 1ヶ月ほど前に香港で観た際、スタンディングオベーションが捧げられた。
      それと比較して、日本の観客は控え目だと感じた。
      内容的には、特に西洋から来た観客の目にはジェンダーの区別を持ち込むことは
      この時代、不適切ではないかという指摘もあり、議論になったが、
      自身は、今、アジアで起こっていることだと発言。
      加えて、闘う女性の力強さに感銘を受けた。
金森さん: ジェンダーに関して、女性陣が「被害者」に見えるとしたなら、
      それは観る側の意識によるものと言わざるを得ない。
      全く別に、女性の抗いようのない魅力に男性が囚われているとも見えるはず。
      この作品に芸術としての有用性があるというなら、
      まだまだ社会がそこまで来ていないことの証。

(2)芸術の在り方、行政との関係
ツァオ氏: 1979年、香港コンテンポラリーダンスカンパニー設立。
      香港が経済的に潤っていた時期、友人に声をかけ、
      プロの集団として集まって貰った。
      1985年、政府の目に留まり、支援を受けられることになり、
      現在は50%の支援得ている。
      ほかに、ワークショップ、トレーニングクラス、学校の入会金等の収入があり、
      すべてコントロールされることがなく済んでいる。
スィ・ブン氏: 9年前にスペイン国立ダンスカンパニーを離れて帰国し、
      ヒューマン・エクスプレッション・ダンスカンパニーを設立する。
      スペインでの5年間、トップクラスのダンサーたちと過ごすなかで、
      自身の芸術生命をどう活かすか考えてのこと。
      シンガポールのダンスシーンはアジアでも立ち遅れていて、
      設立当初は大変だった。
      経済的にも、毎月の給料は日本円にして50,000円程という厳しさだった。
      数年して、国家芸術局からの支援が始まり、現在、8名のフルタイムのダンサー
      がいて、40~50%の資金を得ている。
      支援は多いほど望ましいが、無条件にダンサーを信頼してほしい。
      それによって、社会へのより良い貢献が可能になると考える。
ホン氏: 現在の大邱市立舞踊団は自身が関わった4つ目の舞踊団。
      創立から36年間、ほとんど変化らしき変化は認められない。
      芸術監督がよく変わる。最善を尽くしても、サポートされていない状態。
      現代舞踊は新しい作品を作るだけでなく、
      組織の構造も新しくしなければならない。
      芸術的にいかなる干渉もなされないことが大切。
金森さん: 欧州から帰国した際、この国の劇場文化の在り方に大きな疑問を抱いた。
      2004年、Noismを立ち上げたが、後世、そこが転換点として見なされるように
      なることが野望。
      以来、13年間、戦い続けてきているし、それはこの先も変わらない。
      社会的な効果という話になると、経済的な効果が重視されがち。
      市民の理解を得るためには、舞踊芸術に携わる者の専門性が大切。
      ご覧いただいた『NINA』など、全身全霊を傾けた作品は、
      今の新潟の環境なしには考えられない。
      Noismでこの国の扉を開けたが、まだまだ立証を続けていく必要がある。

(3)芸術、現代芸術、コンテンポラリーダンス
ホン氏: 人は伝統芸術の価値は知っている。現代芸術の価値を考えてみる必要がある。
      現代舞踊、その場に居合わせなかったら、「風」のようになくなってしまう存在。
      人によって見せられて初めて伝達される性質のものであって、
      記録して残せるジャンルではない。
      しかし、社会を反映する鏡のようなものであり、
      同時代で最も大事なものであると考えている。
      韓国では、芸術と娯楽の区別が曖昧なものになりつつある。
      娯楽とは商業的なもので、支援などなくとも成功すると決まっている。
      対して、芸術には市場が形成されていないため、社会がその真価を認めないと、
      作品は生み出され得ない。現在は、「割れた鏡」とでも言うべき状況である。
スィ・ブン氏: 芸術の本質・機能を信じることから良い作品は生み出され得る。
      そのためには、無条件の支援が必要。 
      シンガポールが直面する問題に、支援に関して、決定権を持つ人は
      概して決定力がないことがある。
      政府には長期的なプランがないため、決定することを恐れていると言える。
ツァオ氏: 理念と戦略が欠如しているため、常に政府相手に説得に努めてきた。
      例えば、国際交流。商業的なコンテンツではなく、如何に革新的であるかが大切。
      また、国際交流に関しては、社会における問題をその場その場で提起し得るダンス
      こそ最もよい素材と言える。
      支援に関しては、担当者に知己も増えたことで、「私たちには観客が少ない。
      だからこそ私たちに支援すべきだ」という訴え方をしたりもした。
      関わる人数の大小をピラミッド構造で捉えてみると、
      商業的なものが最も大人数で一番土台を成していて、その上に伝統芸術が来て、
      で、コンテンポラリーダンスは一番上に来る状態にある。
      土台は既にある訳だから、政府がやるべきことは一番上の部分を支援し、
      そこを作っていくことである。
      ピラミッドの頂点がその社会を象徴している。
      行政は承知すれば支援してくれる。 → 説得の必要性。
ホン氏: 社会における芸術の役割を思うとき、芸術や芸術家は存在するだけで
      社会的な役割を果たしていると考える。芸術を社会で活用する方策は無限にある。
      国家・政府からの支援を受ける以上、そうした役割を果たす必要がある。
      しかし、芸術家の関心の的はクオリティのみになりがち。
      小学校での公演→娯楽とは異なる芸術の門を叩く瞬間を用意する意義は大きい。
      同じ公演でも、芸術家の立場を排除して作られたものなら、
      商業的なものに堕してしまいかねない。

(4)芸術、闘い
金森さん: 既存のものに闘いを挑まなければ芸術ではない。
      それぞれの国で、如何に彼らが闘っているかについて聞きたい。 
スィ・ブン氏: 一番の闘いは自分自身との闘い。
      自分がどれほど意志が強く、芸術に向き合い、挑戦していくか。
      どれくらい人に影響を与え、考えを変えることができるか。
      今、シンガポールで嬉しいのは、若い人(概ね35才以下の人)が
      熱い心を持ってコンテンポラリーダンスに向き合っているのを目にすること。
      とても心強く感じている。あとはこれからどう勉強していってくれるか。
ホン氏: 現代舞踊が良いものになるためには、良い芸術家がいなくてはならない。
      そして、それを支援する観客の存在があって初めて、公的な支援という話になる。
      金森Noismを観て、良い劇場があり、観客が多く、羨ましい。
      ずっとうまくいくのだろう。
      (金森さんは、すかさず、観客多くはない。(席が)空いている、と応答。)
ツァオ氏: 現在、24都市が連携して活動しており、小都市を公演しながら旅している。
      地方毎に抱えている問題は異なる。→資金を獲得する方法もひとつではないが、
      色々な小都市を旅して公演し、「ホーム」へ戻ると誇らしく思って貰える。
      それもまた芸術教育が持つ一側面。
金森さん: 各国の価値観、闘い方、活動の仕方、夢などを聞けた。
      「Ryuto(りゅうと)」という(ペットボトルの)水を飲みながら、
      こういうことがここ新潟で起こっていることが個人的には凄く嬉しい。

*篠田昭・新潟市長の挨拶
篠田市長: 「文化芸術振興基本法」(2001)が今年「文化芸術基本法」に改正。
      生活の文化の重視等、これまで新潟が辿ってきた道筋は間違っていない。
      『NINA』も、自らの身体を鍛え抜く環境に置かれたダンサーにのみ可能な作品。
      それらが相俟って、2015年に新潟市は東アジア文化都市に選んで頂けた。
      これからも、金森さんに怒られながら、持続可能な活動を作り上げていきたい。

---以上、シンポジウム終了の18:20までの約2時間、私も闘いました。(汗)
(1)途中から襲ってきた尿意を懸命に意識の外へ追い払いながら、
(2)ボールペンを握ってメモをとり続けた右手もだるくなり、更には痺れてくるし、
   指先は痛み始めるしで、…
それらが、件の「つらい事態」の中身で、その闘いはそれはそれで大変だったのですが、
複数の方から「内容を知りたい」とレポを頼まれてしまっては仕方ありませんね。
逐次通訳が行われたことで時間的なゆとりが生じたことと、
『NINA』で身体を酷使する舞踊家の姿を観た後だったことがあり、
それで乗り越えられたのかな、と思っております。(笑)
書き漏らしもあるでしょうが、そこはご勘弁を願います。
今は、「重責」を果たし、肩の荷を下ろしているところです。(汗)
参考にしていただけましたら、頑張った甲斐があるというものです。

さて、NIDF2017が滞りなく終了し、
9年振りの『NINA』は、このあと、
明けて2月17日(土)、18日(日)の両日、
会場を彩の国さいたま芸術劇場(大ホール)に移して、
全2公演が行われます。
関東圏に降臨する「生け贄」たちを
ひとりでも多くの方から目撃して欲しいものです。
ご期待ください。
(shin)

さわさわ会フォトギャラリー♪ 12/3(日)はNoism Day、『NINA』公開リハーサル&柳都会!

さわさわ会のホームページに、先日のさわさわ会懇親会・誕生会のフォトギャラリー、アップ!
http://www.sawasawa-kai.com/photo/

写真をクリックしてご覧くださいね♪
佐和子さんのSNSでご存知の方も多いと思いますが、他の写真もありますので、ぜひどうぞ。

さて、香港公演が終わり、Noism1『NINA』東アジアツアー無事終了! おつかれさまでした!
12月の新潟公演、いよいよです。

その前に、12/1(金)は京都で、金森さん出演のトークシリーズがありますね。

プロフェッショナルに聞く!~文化庁移転と文化芸術の未来~
『劇場で創造すること』

http://noism.jp/kyoto_2017_taik/

■出演者
金森穣(りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 舞踊部門芸術監督,Noism芸術監督)
堀内真人(KAAT神奈川芸術劇場 技術監督)
■ファシリテーター 森山直人(京都造形芸術大学 芸術学部舞台芸術学科教授)

日時 2017年12月1日(金)18:30~(約2時間)
会場 mumokutekiホール(京都市中京区寺町通蛸薬師上る式部町261 ヒューマンフォーラムビル3F)

私は行かれなくて残念。。いらっしゃった方は様子をお知らせくださいね。

そして、次の日曜日12/3はNoism Day♪
サポーターズ会員・活動支援会員向けの公開リハーサル&ゲストに廣川玉枝さん(NINA衣裳)をお迎えして柳都会vol17開催!
公開リハーサル終了の30分後に柳都会が開催されます。

◆『NINA』公開リハーサルのご案内

日時:12月3日(日)14時半~15時半
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈スタジオB〉
対象:Noism活動支援会員、及び『NINA』公演チケットを購入済のNoismサポーターズ会員(受付時にチケット提示)
申込締切:サポーターズ会員の方は11月30日(木)までにサポーターズ事務局までお名前をお知らせください。

*受付開始は14:20からの予定です。お時間まで2階共通ロビーにてお待ちください。
*開始時間を過ぎるとご入場いただけない場合がございます、ご注意ください。

サポーターズ会員・活動支援会員になって公開リハーサルを観ましょう(会員特典です)♪

◆対話による公開講座「柳都会」vol.17
廣川玉枝×金森穣
-デザインと技術 継承と創造の関係性

http://noism.jp/npe/ryutokai_17/

日時:12月3日(日)16:00~18:00
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈能楽堂〉
登壇者:廣川玉枝(SOMA DESIGN)、金森穣

参加費:500円(要予約。当日会場にてお支払いください。)
申込方法:メール、Faxまたは往復ハガキにて
[1]氏名(ふりがな) [2]郵便番号 [3]住所 [4]Tel / Fax [5]メールアドレス
を明記のうえ、下記までお申込みください。
*メールの場合は、件名を「Noism柳都会申込」としてください。
*定員になり次第締め切らせていただきます。
*お申込みいただいた方には、折り返し確認のご連絡を差しあげます。

お問い合わせ:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 Noism「柳都会」係
〒951-8132 新潟市中央区一番堀通町3-2
Tel: 025-224-7000 Fax: 025-224-5626
E-mail: info-noism@ryutopia.or.jp

柳都会の会場はスタジオBが多いのですが、今回は能楽堂。いつもの3倍以上の方が入場できます。ぜひどうぞ!

その次の柳都会vol.18は来年2/4(日)ゲストは茂木健一郎さん、申し込み受付は12/3からです。
http://noism.jp/npe/ryutokai_18/

閑話休題:

ダンス公演のご案内です。

■「REQUIEM ~序章~」

日時:12月23日(土・祝)15:00/19:00 ※全2回
会場:EARTH+GALLERY(東京都江東区木場3-18-17)

作・演出:高原伸子(元Noism1)
出演:OBA、笠井瑞丈、柴崎健太、中川賢(Noism1)、加賀谷香、高原伸子
料金:3,000円(各回限定50名)
予約:requiemjosyo@gmaile.com

高原伸子さんの公演に中川賢さんも出演します!
作品はモーツアルトの「レクイエム」がテーマとのこと。どうぞお運びください。

■ 生きる舞踊団Nephrite コンテンポラリーダンス公演
「Limit」

振付・演出:土田貴好(元Noism2)、小倉藍歌
日時:12月24日(日)14:00開演
会場:新潟市江南区文化会館 音楽演劇ホール
チケット:前売2500円(学生1500円)当日3000円【全席自由】
出演:土田貴好、小倉藍歌、他、出演者13名

【主催・予約・問い合わせ】生きる舞踊団Nephrite 代表土田
nephrite15.dc@gmail.com
https://www.facebook.com/nephrite15/

元Noism2の土田貴好さんの自主公演です。
土田さんは公演終了後、文化庁の新進芸術家海外研修員として2年間ベルリンに留学します。

そして、このブログには珍しく展覧会のご案内です。
●「有元利夫 版画の世界―中村 玄 コレクション展」http://www.vill.yahiko.niigata.jp/exhibition/exhibition_museum/
サポーターズ会員、さわさわ会役員、活動支援会員の、中村玄さんのコレクション展が、弥彦の丘美術館で開催中です。とても素敵ですのでどうぞご覧ください。
会期:11月11日(土)~12月17日(日)会期中無休(開館9時~16時30分)入場料300円

亀田縞のNoismコラボ動画、素敵ですね!https://kamedajima.net/ 
早くロングバージョンが見たいです♪
(fullmoon)

11/15 近藤誠一トークシリーズ 第5回 「訊く」 に行ってきました! 11/19 さわさわ会 懇親会・佐和子さん誕生会 盛り上がりました!

11/19(日)開催、井関佐和子さん誕生会♪
いつもにも増して楽しく盛り上がりました!

まずは斎藤会長から花束贈呈。

佐和子さんに捧げる詩の朗読や、余興の絶妙トークが続きました。

篠田市長は遅れる予定でしたが、ほぼ開会のタイミングで登場!

そして、佐和子さんから参加者への逆プレゼントがあり、金森さんのお話もあり、あっという間に時間が過ぎていきました。

閉会のご挨拶はこのブログにも登場するshinさん。
突然の指名にも関わらず大変素敵なご挨拶でした♪

皆さん芸達者で、お話も上手でアイディアもすばらしく、ビックリしました。
今から来年の11月が楽しみです♪
皆様どうぞご入会くださいね。一緒に盛り上がりましょう!

そして、遅くなりましたが、11月15日(水)りゅーとぴあ能楽堂で開催されたトークシリーズ第5回「訊く」について、ご紹介します。

モデレーターで日本舞踊協会会長の近藤誠一さんは元文化庁長官でユネスコ日本大使でもあった方です。

近藤さんの「訊く」シリーズはこれまで、第1回 2016年4月27日 ゲスト 松本幸四郎、第2回 2016年7月8日  ゲスト 竹本住大夫・井上八千代、第3回 2016年11月28日 ゲスト 坂東玉三郎、第4回 2017年7月26日 ゲスト 牧阿佐美・花柳壽應と、錚々たるゲストを迎えて開催されてきました。
そして今回、新潟市が誇る二人の舞踊家、新潟市無形文化財 日本舞踊市山流家元 市山七十世(いちやまなそよ)さんと、演出振付家でもある我らがボス 金森穣さんがゲストとして登壇しました!

第1部(15時~16時20分)
簡単なご挨拶と登壇者ご紹介のあと、すぐ鼎談。進行役の近藤誠一さんから、「『聞く』ではなく、訊問の『訊く』ですので」という前振りがあり、まずはこの道に入るきっかけや、初舞台についての質問から始まりました。

市山さんは世襲七代目ですので、お母さんのお腹にいた時から舞台に上がっていたそうです。初舞台は3歳だそうです。
金森さんはお父さんが自宅でダンス教室を始めた6歳から踊り始め、高校を中退して17才で渡欧しベジャールに師事、19歳からNDT団員としてプロになり一人立ち。仕送りをしてもらわなくてもよくなったそうです。

このあとのお話は多岐多様でとても書ききれませんので、抜粋でご紹介します。

●舞踊について

日本舞踊の考え方として、市山流は歌舞伎舞踊からの踊りなので、役柄や振りを付ける詞(言葉)を大切にしているそうです。新舞踊や歌謡舞踊は市山流ではやらないそうです。

金森さんのコンテンポラリーダンスについての考え方は、クラシックバレエの延長線上に位置するもので、以前はネオ・クラシックと言われていたそうです。
ところが日本では「コンテンポラリーダンス」というと「なんでもありで素人の踊りもOK。自由に勝手に踊る」という捉え方が一般的で、それは金森さんは認めていないそうです。
(やはり、プロフェッショナルでなくちゃ、ですよね。)

また、舞踊家は、ある程度楽天的、ポジティブでないとやっていけないというのがお二人の共通した思いで、批評、批判等をいちいち気にしていたら身がもたないそうです。

●舞台芸術の発展について

舞踊芸術、舞台芸術の発展のためには公的支援、行政の関与が不可欠ということでも、お二人の見解は一致しました。
近藤誠一さんも日本の芸術文化のためには、これまでの経済一辺倒の考え方では立ち行かないという意見ですが、経済効果云々の経済優先ばかりで、芸術文化になかなかお金が出ないのが問題という三者同様の認識でした。

●日本人として

市山流では詞に振りを付けるので、役柄や言葉の意味の理解が大事だそうですが、その振りと振りの間、次の動きに行く何もない所が重要なのだそうです。
それは「間」とか「余白」と言われますが、金森さんにとってもそれは同じことだそうで、それが日本舞踊のみならず、日本人ならではの踊りのポイントとのことです。

・日本に関連した金森さんのお話

かつて西洋が東洋から影響を受けていた時代があり、日本の浮世絵なども西洋に大きな影響を与えた。
20世紀の西洋人は日本文化の神髄に憧れて、日本独自の文化等を受け入れ、それを身につけた西洋人には、その分野では日本人はかなわなくなってきている。

自分が渡欧していた時期は、日本人は少数で珍しい存在だったが、今は日本人は特別な存在ではない。
20世紀と違い、21世紀はグローバルであることと日本人であることの両方を兼ね備えていなければならない。
欧米が学びたいと思うものを、これからも日本は創造していかなければならない。
そして、日本舞踊のような、これまでの日本の伝統を知的財産として伝えていかなければならない。

日本舞踊や着物に興味関心を持つ外国人は多く、「間」や「余白」を理解し、体得する外国人の「日本舞踊家」が現れるかもしれない。
それは決して悪いことではなく、日本舞踊の発展のためにはむしろ歓迎すべきこと。
日本舞踊を伝えるために、外国人にもわかりやすい、日本舞踊の入門的メソッドを確立するといいのではないか。

(注:というのは、市山流の女踊りと男踊りの足の位置や腰の落とし方等について、市山さんが会場でわかりやすく説明してくださり、金森さんはとても興味を持たれたようでした。習いに行きたいとまで話されました。新しい動き方を学び、吸収したいという気持ちは、洋の東西を問わず、金森さんも意欲旺盛です。

「日本」舞踊であるということにも金森さんは惹かれたのかもしれません。金森さんはもともと「能」については考え方を取り入れていますが、日本舞踊についてはあまり知らないそうなので、かえって興味をそそられたのかもしれません。)

金森さんはさらに、

欧米は「若さ」がすべてで、ある年齢になったら(指導者になるとしても)舞踊家としては引退してしまう。
しかし日本は違う。何歳になっても踊れる間は舞踊家として、死ぬまででも踊ることができる。
激しい動きはできなくても、その年齢でなければ表現できない、熟成した踊りができると思う。
それが日本の伝統であるし、自分も日本人として、今後は年齢に応じた踊りを踊っていきたい。
舞踊は知的財産という認識がなければならない。

と話されました。

他には、舞踊の「解説」について、子どもたちへの舞踊教育について(市山さん、金森さん)、日本人の特質としてのアジア的身体について、渡欧時代について(金森さん)等々、たくさんのお話がありました。

そして、休憩(16時20分~16時30分)を挟み、
第2部(6時30分~17時)は会場からの質問タイム(事前に質問用紙が配布され、休憩時に回収)。

質問:お稽古について(アマチュアとプロの違い)
金森:お稽古は自分のため。プロはお客様のために踊る。
市山:自分は稽古をつける立場だが、教えていると思いがけず自分の方が学ぶものがあったりする。

また、市山さんは初リサイタルを東京でされたそうですが、外国で認められ、東京で認められ、それからようやく新潟で認められると話されました。金森さんも同じ思いだったことでしょう。

他に質問はいろいろありましたが、本文の方に取り入れさせていただきました。
鼎談を聴いて、お二人の舞踊は全く違うものでありながら、共通するところが多いなあと思いました。

「訊く」サブタイトルの「日本舞踊は世界に通用するか?」について、
日本舞踊の合理的メソッドをつくってグローバルに伝え広めてはどうかという金森さんの提言に、日本舞踊の明るい未来を、そして日本の伝統として年齢に応じていつまでも踊ることができるということに、これからの舞踊の可能性を感じました。

そしてなんといっても、金森さんが日本人としてのアイデンティティを持って、今後踊り続けると言明されたのがうれしかったです。

会場には着物姿の人たちも多く、Noism1&2メンバーも全員来場していました。
「訊く」鼎談、大変おもしろかったです♪
(fullmoon)