BSN「ゆうなび」が伝える金森さん×東京バレエ団『かぐや姫』創作の様子♪

2021年9月9日(木)夕刻、BSNが平日18:15から放送している番組「ゆうなび」内で、10分を割き、「挑戦 Noism金森穣氏 東京バレエ団と“初共演” 新作『かぐや姫』を創作」の題のもと、クリエイションの過程を伝える特集を放送しました。

時刻18:26、特集は金森さんと井関さんが、東京都目黒区、大通り沿いにある一際目立つ西洋風の建物「東京バレエ団」のスタジオに入っていく姿から始まりました。

金森さんが演出振付を行う新作『かぐや姫』は、「日本最古の物語」と言われる『かぐや姫』に着想を得たもので、音楽にクロード・ドビュッシーが用いられ、かぐや姫、初恋の相手・道児、翁の3人を主要人物に展開する物語とのこと。

金森さん「皆さんも知っているような“王道のかぐや姫”なんだけど、エッセンスとして現代的な物語とか、あるいは自分が常々問いかけ続けている『人間とは何か』とか『人を愛するとは何か』とか根源的なテーマというものも、この『かぐや姫』にはのせられるし」

柄本弾さん(道児役)「穣さんが創っておられる過程に自分も参加できているというのもありますし、自分がやったことのない動きとか新しいことに挑戦できる毎日なので楽しくて楽しくてしょうがないというのは一番ありますね」

秋山瑛さん(かぐや姫役)「(穣さんは)漠然と怖い人なんじゃないかって思っていたのはなくなりました。(笑) 穣さんの中の『かぐや姫』っていうのはこういうふうに進んでいくんだなっていうのを今私たちもちょっとずつ、こうページをめくっている最中っていうか、でもすごく楽しみです」

一人の芸術家を介したつながり: 20世紀を代表する振付家モーリス・ベジャール(1927-2007)。国内では唯一、ベジャール作品をレパートリーにしている東京バレエ団と10代の頃に直接薫陶を受けた金森さん。

「東京バレエ団から依頼を受けたこともすごく自分の中で縁(えにし)を感じるというか、ベジャールさんが今“きている”のかなとは思うよね。失礼な言い方になっちゃうけど、(依頼が)遅いなと思った」と屈託なく笑う金森さん。

1964年の創設以来、古典バレエを活動の中心に据え、国内は勿論、海外は32ヶ国、155都市で775回と、日本で最も多く海外公演を行ってきた東京バレエ団が、世界への発信を視野に、新作を金森さんに依頼。

斎藤友佳理さん(東京バレエ団芸術監督)「東京バレエ団にとっても日本人振付家の作品を海外で上演するのはすごく意味あること。常に金森穣さんというのは私の頭の中にありました。彼の才能というのをもっと世界にアピールしていかなければいけないし」

Q:「Noism設立以来、外部での振り付けは初めて?」
 -金森さん「そう。新作を振り付けるのは初めて。なんていうのか、その挑戦がものすごく楽しいよ。それが何より大切なことだと思っていて」
 -金森さんにとっての挑戦: たとえば、ポワントシューズを履いた女性ダンサーの群舞を振り付けるのは初めてなのだそう。

金森さん「(東京バレエ団のダンサーは)バレエをメインでやっていらっしゃるから、それ以外の『金森穣の身体性』みたいなものは今回は初体験だから、そこは教えていかなければいけないし」

更に金森さん「『バレエと金森穣の身体性の融合』が今回の一つの東京バレエ団への振り付けの課題、テーマではあるよね」

両者の初共演に高い関心を寄せる評論家の三浦雅士さんがスタジオに足を運びました。「金森さんがね、ピークに接近していっているんだよね、今。自分のキャリアの絶頂の方に行っているの。新潟という所で元々の素地をつくって、その上で東京バレエ団という、率直に言えば、日本でほとんど唯一インターナショナルなバレエ団、そこで全幕物を目指して振り付けるというのはものすごく意味がある」と手振りを交えて話す三浦さんの様子からは内心の興奮が滲み出ていました。

金森さん×東京バレエ団の新作『かぐや姫』は全3幕物の構想。今回の公演はその第1幕、かぐや姫の誕生から都へ出るまでのストーリーが描かれる。

Q:「いい作品になりそうですか?」
 -斎藤友佳理さん「なります。もう絶対なりますね」

金森さん「自分たちの街(新潟)の舞踊団の芸術監督の作品をずっと見てくださっている方たちが、違う舞踊団の金森穣の作品を見るわけだから、うん、反応が楽しみ」

この日の特集は、笑顔の金森さんが椅子に腰を下ろしながら発した「一応できたぞ、全部」の声に、スタジオ内から拍手が沸き起こる場面で閉じられました。

期待の新作『かぐや姫』第1幕は、世界初演となる11月6日(土)、7日(日)に東京公演(同時上演『中国の不思議な役人』、『ドリーム・タイム』)、11月20日(土)に新潟公演(同時上演『ドリーム・タイム』)が組まれています。良いお席はお早めにお求め下さい。

(shin)

「BSN「ゆうなび」が伝える金森さん×東京バレエ団『かぐや姫』創作の様子♪」への3件のフィードバック

  1. Shin様
    詳細なレポートをありがとうございました!
    とても前向きな報道だったようで、金森穣さん、東京バレエ団両方のファンとして、とても嬉しく思いました。
    かぐや姫、ドキドキしながら楽しみに待ちたいと思います。

  2. shinさま
    ブログアップありがとうございました!
    gssy1127さま
    コメントありがとうございます!
    そして番組放送のツイートもありがとうございました!
    おかげさまで貴重な放送を見ることができました♪

    『バレエと金森穣の身体性の融合』については、振りの一部の身体の使い方を、金森さんのアシストで井関さんが見せる場面がありました(NINA起こし逆パターンの横向きバージョン)♪
    皆さん歓声&拍手♪
    井関さん&そこを映したBSNさん、すばらしい!!

    『かぐや姫』楽しみですね♪
    (fullmoon)

  3. gssy1127 さま
    fullmoon さま
    コメント有難うございました。
    gssy1127さんからお知らせを頂かなければ、気付かずに見逃してしまい、歯噛みしていた筈です。感謝です。(私は仕事があったため、リアルタイムでは見られず、夜更けに録画で見たのですが。)
    放送された「特集」のなかから、インタビューで語られた言葉を中心にお届けしました。

    折しも9/5深夜にはCBCテレビで、同じBSN制作の『芸術の価値 舞踊家金森穣16年の闘い』が放送されましたが、この度の「特集」も、その流れで金森さんを追う取材を継続するなかでの「撮れ高」の一部に思われ、今後、続編ドキュメンタリー(←待望!)に組み込まれていくことも想像されます。(←妄想?)

    fullmoonさんが言及された『身体性の融合』を伝える箇所では、金森さんと井関さんが示すデモンストレーションを体育座りで食い入るように見詰める東京バレエ団のダンサーたちの真剣な表情が、
    そして、三浦雅士さんが興奮を隠さず、熱っぽく期待の高さを語る様子が、それぞれ印象的でした。

    何分、力足らずなレポートでしたが、「ゆうなび」をご覧になれなかった新潟県外の方に雰囲気の一端でもお届けできていたなら幸いです。
    (shin)

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