インスタライブvol.10「40代舞踊家として生きる」←「佐和さん、俺たち中年でっせ」(穣さん)

2020年11月16日(月)、穣さんと佐和子さんのインスタライブは10回目を数えました。この日のテーマは「40代舞踊家として生きる」。おけさ柿をつまみながらのお二人の寛いだトークを楽しく聴きました。アーカイヴも残されていますが、今回もこちらで概略のご紹介をさせていただきます。

40代舞踊家のお二人: 6歳で踊り始め、週末に46歳になる穣さんは、舞踊家人生40周年。3歳で踊り始めた佐和子さんも来年、40周年。大人の階段を上っている感じ。30代は若かった。苦しかった。40代がこんなに楽しいとは。様々な言葉がリアリティをもって、身に沁みるようになった。40代に入って始めて気付くことが多過ぎる。「毎日、稽古して、実演に向けて向上心を持ち続けていられる者は少ない。気持ちだけでなく、環境面でも」(穣さん)「若い頃はパッと踊れた。今は、準備の動きなど、細かいことを大切にするようになった。飛んだり跳ねたりしていた若い頃には意識がいっていなかった」(穣さん)「飛んだり跳ねたり、やりたい」(佐和子さん)「俺、そこを過ぎたんだよね、もう。俺の方がちょっと先輩だからね」(穣さん)芸事は奥が深い。経験して積み重ねる、終わりがない世界。

若い頃と今(40代): 若い頃の後悔はないというお二人。踊りは確実に上手くなっている。身体の衰えは感じないが、空いた時間(待っている時間)に、「これは40代のせいかなって思う疲れはある。踊っている方が元気。もしかしたらいけるのかもしれないけど、今のことだけじゃなく、控えている本番とか、ちょっと先のことを考えるようにもなっている」(佐和子さん)

30代中盤から後半はしんどかった(佐和子さん); リミットあるんじゃないかと思い、焦っていた。40という区切りまで時間がない感覚。それを抜けて、今は全く焦りはない。

もっと色々経験したい: 新作は雅楽、笙の音で踊る武満徹は人生で初。今からもっとやる。どんなことが出来るか楽しみではあるが、本番までの3ヶ月を捧げると考えると、何でもかんでもではない。

音楽をめぐって: 「ミュージシャンには憧れがある。音楽を自分で奏でられることに、リスペクトと嫉妬がある。『負けないぞ』みたいな気持ちがある。」(穣さん)「作品と作ろうと、音楽と対峙するとき、対決するもんね。私は音を呑み込んでしまうようなタイプの舞踊家」(穣さん)「音楽だけ聴いていれば感動できちゃうもん。要らないんだよ、踊りも、美術も、演出も、照明も。何にも要らない。でも、見えるわけ、そこにあるべき空間とか動きとかが。音楽だけでも満足なのに、そこに敢えて勝負を挑む訳だから、真剣。自分に見えているものの最善のかたちを具現化できなければ適わないから、対決感が出ちゃう」(穣さん)その後、穣さんの「何でも対決するのが好き」には、佐和子さんも同意。

「金森穣50代ブレイク説」: 次の世界が開けそうな気がしている。「大先生」の扉が開くかもしれない。「私も一緒に入っていって」(佐和子さん)

佐和子さんの目標(妄想): 醜くなった姿は見せたくない。練習し続けて、70代くらいで立っているだけで美しくありたい。

長く続けること(佐和子さんの場合): 対極にあるのは「これだ!」の瞬間に引くことだろうが、佐和子さんは大きいことをやってもその直後に「まだ次に」と思うタイプ。「欲深い女なのよ」(佐和子さん)「知ってる」(穣さん)

長く続けること(穣さんの場合): 極論、振付家ゆえに70代でも立てちゃう。自分が出てても出てなくても、「これだ!」っていう作品を作りたい。

欲深いこと: 「というか、単純に好きなんすよね、舞台に立つということとか、この道で日々、自分の身体に向き合うこと、表現についてずっと考えて、悩んで、そのために日常を割いてみたいなことが」(穣さん)「昔は『好き』って言うと格好悪いと思ってたけど、本当に好きなんだと思う」(佐和子さん)「まあ、『好き』って言葉じゃなければ、すごくそれが『大切』なんだと思う。佐和子という生き物にとって。それは俺にとってもそうだけどね。だから、そういうものと出会えて、それでそういうものと向き合う環境がある恵まれた俺たちとしてはもうそこに邁進するしかない」(穣さん)「それはもう捧げる覚悟でいるから」(佐和子さん)「そこで見出したものを皆様にお届けすることで、そのご恩が返せたらという感じだよね」(穣さん)「ホントそうですねぇ」(佐和子さん)

…とまあ、こんなところを取り上げてみました。

途中、幾度か途切れたりした「40代舞踊家トーク」は、ラストに至り、佐和子さんの「ああ、また復活した。また復活した。ハハハ」の言葉を残して、終わりの時間となり、そのまま「復活」を見ずに終了するという意表を突くかたちでのカットアウトとなりました。(笑)

まだまだ、本編にはここで採録していない細部も満載です。是非、アーカイヴでお楽しみください。

(shin)

「インスタライブvol.10「40代舞踊家として生きる」←「佐和さん、俺たち中年でっせ」(穣さん)」への2件のフィードバック

  1. shinさま
    ありがとうございました!
    お二人のお話、リラックスモードで楽しかったですね。
    40代を謳歌していらっしゃいますが、まだまだこれから!
    明るい未来が広がっていますよ~♪
    (fullmoon)

    1. fullmoon さま
      コメント、有難うございました。
      そうですね。
      言ったら、「我々」(←金森さん的な用法)もサポーターズとして、Noismのもつ文化的な価値を新潟市にもっともっと正しく認知させるのに寄与したいものですよね、ってそんな感じでしょうか。(笑)
      明るい未来を信じて♪
      (shin)

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