大変なこの国の今、新潟から文化を発信すること

拡大の止まない疫病の猛威に、各所で我慢を強いられている感が強いこの頃、皆さま、お元気でお過ごしでしたでしょうか。かく言う私も「一斉休校」の大きな混乱の渦中に投げ込まれ、目も回る年度末を一日一日どうにかこうにかやり過ごしております。どうか皆さま、ご自愛ください。

さて、そんななか、タイトルにも記しましたように、ここ新潟から Noism Company Niigata が文化の香りをお届けするふたつのコンテンツをご紹介いたします。

いずれもTwitterからのご紹介ですが、以下をご覧ください。

BSNの特別番組は、新潟だけでなく、全国で視聴できるようになるといいのですが…。

そして、柳都会の方は5月半ば。その頃には混乱も収まっていて欲しいものです。

ともあれ、新潟から点される文化の灯火に是非ご期待ください。

(shin)

「大変なこの国の今、新潟から文化を発信すること」への4件のフィードバック

  1. BSNスペシャル「芸術の価値 舞踊家金森穣16年の闘い」
    素晴らしい番組でした!
    県内のみの放送で残念。ぜひぜひ全国放送してほしいです。

    ご覧になられた方は多いと思いますが、新潟県外の方、見られなかった方、録画できなかった方に、内容を少しご紹介します。

    1年間の密着取材!
    語りは森山未來さん。

    番組は、井関さんが踊る指先、
    そして、「舞踊は芸術の母である」(クルト・ザックス)という言葉から始まり、随所に金森さんや、リハーサル・本番の様子が映されます。

    「舞台芸術の力、舞踊の力を信じている」と語る金森さん。
    『FratresI』のゲネでは篠山紀信氏と談笑する姿も。

    評論家の三浦雅士氏も幾たびか登場し、公的な文化のあり方を話され、
    市の補助金5千万円は「安い!安過ぎる」と一刀両断。
    「(新潟市が)東京と世界で話題になる舞踊団を持つメリットは計り知れない」、「先鋭芸術にはバックアップが必要」と話されます。

    昨年5月のモスクワ・チェーホフ演劇祭での劇的舞踊『カルメン』上演時の観客の興奮・喝采が映されます。
    終演後に主催者から次の演劇祭への出演オファーがあるも、当時はNoismの活動継続が保留状態だったため、承諾の即答できない無念さは以前にも放送されています。

    活動継続に賛否両論の市議会や市の検証会議の様子も映されます。
    新潟から世界へ発信し、世界の一流になることを第一義として邁進してきた金森さん。
    金森:「欧米の人たちが すごい!と思うものを、東京ではなく新潟から発信できるということを、どのように市民の誇りとできうるかを市と一緒に考えたい」
    市の担当者:「世界への発信だけでは不十分。市民への浸透や市民の同意。皆で応援したい、誇りに思う、という気持ちの醸成が必要」
    驚異的な短期間で世界一流の栄誉を得るも、しかしそれだけでは不十分という自治体。
    「地方と芸術」とは・・・

    演劇の聖地、富山県利賀村。
    今夏開催されたシアターオリンピックスには、人口500人の村に2万人が訪れました。
    主催者の鈴木忠志氏は語ります。
    「本当の芸術家というのは人類の財産。」
    「支援還元ありきでは、それは利益誘導になってしまう。しかし、地域全体でやっていくという意識が重要」

    シアターオリンピックスに出演した金森さん・井関さんが新潟に戻ると、うれしい知らせが!
    2019年9月、地域貢献の活動強化という条件付きで、活動延長が決定!
    記者会見のニュースは記憶に新しいことと存じます。
    今後は世界発信と地域貢献を同時に推進していくことになります。
    金森:「欧米の一流カンパニーは、市民向けのオープンクラス等はやらない。しかしそれを受け入れ、やることができれば、それが新しい文化となる」

    (条件付きの継続という)なぜ敢えて困難な道を選んだのか?
    金森:「日本での公立舞踊団というのは歴史上初めて。もしここでやめたら何も残らなくなってしまう。人生、生きてたかだか100年。何か残したいよね」

    今年2月の、活動継続を祝う「Noism Company Niigataを応援する会」の様子も撮影されており、中原市長と金森さん、井関さんが乾杯する姿や、政財界からの参加者の応援コメントも映り、うれしく思いました。

    各シーンの合間には、りゅーとぴあ・Noismについての説明や、金森さんの生い立ちから現在までの紹介、作品創作過程の映像、篠田前市長へのインタビュー、関係者へのインタビュー、金森さん・井関さんへのインタビュー及びプライベート映像、Noismメンバーへのインタビュー、Noismメソッドを全員でやる様子、等々が織り込まれます。
    そのなかで金森さんは、ベジャールへの感謝、公共劇場の新たな価値、等に言及しています。

    2019年の冬公演に向けて、金森さんはソロの『FratresII』のリハーサルを何度も続けます。
    息も絶え絶えになりながらも細部に納得がいかない様子。
    金森:(こんな些細なことにこだわっても)「誰も気づかないよね。でも自分は気づくんだよ!」と。

    そして、地域貢献の一環として昨年12月に開催された、視覚障がい者の方を対象にした、からだワークショップの様子。
    https://twitter.com/NoismPR/status/1207649301716819968
    触ることは見ること、という目の不自由な方たちがメンバーの体に触れ、メンバーと指先をふれあい、一緒に踊る姿は感動的でした。
    メンバーも得ることが多かったようです。

    番組の最後は、文化芸術振興基本法より、「文化芸術は世界平和に寄与するものである。感動を通して交流する」という言葉と、次回公演『春の祭典』リハーサルに臨む金森さんの姿を映して終わります。

    長々と書きましたが、まだまだ到底書ききれません。あれもこれも、割愛した部分が多すぎます。
    全国放送が無理なら、せめてDVD発売をしてほしいものです。
    BSNさん、よろしくお願いいたします。
    どうもありがとうございました。
    (fullmoon)

    1. fullmoon さま
      詳細な番組レポ、どうも有難うございました。

      昨年(2019/10/19)、同局で放送された
      「揺らぐ劇場 Noism継続問題の深層」の内容を取り込みつつ、
      その後の「からだワークショップ」や「応援する会」等をも
      カヴァーして構成された番組になっていました。
      (前回放送分のレポはこちらをご覧ください。)
      今回分は、森山未來さんのナレーションのみならず、
      三浦雅士さんへの取材動画も入るなど、
      地方局制作番組にしては力の入ったものになっていましたね。

      また、BSNが「継続問題」として取り上げた前回から、
      そのスタンスをシフトして、「芸術の価値」と冠して制作したことにも
      「我が意を得たり」との思いを強くしました。
      ご覧になられた方はどのように感じられましたでしょうか。

      そして、fullmoonさんのレポ中にありますように、
      BSNさんには、今回ご覧になれなかった県外の方たちにも
      広く視聴できるような方策を講じて頂きたいと存じます。
      同時に、「芸術の擁護者」として、
      この後も引き続き、Noismの「現在」を追い続けて
      報じていって欲しいものです。
      (shin)

  2. 皆さま
    本日(5/12)に至り、
    この度の「柳都会」の延期も発表と相成りました。
    誠に残念ではありますが、
    まだまだ正念場、
    疫病終息に向かうための我慢を要する日々であると理解し、
    今後、「延期日程」が示されるのを心待ちにすることと致します。
    心置きなくトークを楽しめる日の到来を
    ご一緒に今少し待ちましょう。
    喜び勇んで駆けつける、晴れやかなその日を…。
    (shin)

  3. shinさま
    その通りですね。
    ようやく収束の端緒につき始めた今日この頃、気を緩めず、今少し待ちましょう。
    今少し。
    (fullmoon)

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