「新しい」レジデンシャル制度の下の活動継続、詳細は12/3の会見が待たれる

皆さま、既に旧聞に属するものとなってしまいましたが、昨日(11/26)付けの地元紙・新潟日報がその朝刊の新潟面において、「ノイズム活動継続」の見出しと「市など3者 新制度で合意」の袖見出しを付けて報じました。

新潟日報2021年11月26日付け朝刊

「レジデンシャル制度」の見直し方針が発表されて以来、芸術監督の任期をはじめ、中原新潟市長が「ノイズムありきではない」と強調したとされることに心中穏やかではない日々を送っているのは私だけではないでしょう。

新潟市とNoismの今後はどうなっていくのか。図らずも、この日の簡潔すぎる2段組の記事の直上には、新潟名誉市民である文化人・會津八一揮毫の「新潟」という題字があり、左隣には「こだわりや熱意などは見えにくい」と評される中原八一市政に関する記事が配されているのが何とも皮肉と言えば皮肉かと。ふたりの「八一」。文化と行政、そして文化行政の在り方に関して、一地方都市・新潟市の舵取りに、全国はおろか、世界中の関心の目が注がれていると言っても過言ではない状況です。’Art is long, life is short.’ 「眼前の対応に追われる」姿勢では文化は育たないことは自明です。

そうした意味からも、新潟市とりゅーとぴあ、そして芸術監督・金森さんとの間で進められてきた協議の結果が公表される12月3日の会見が待たれます。そしてそれが、これまで金森さんとNoismが獲得してきた国内外の名声に恥じない内容であり、「市の施策への有効活用」を謳う新潟市にあって、「金看板」として関わっていく気概を示すものであることを強く望む気持ちでいっぱいです。

さて、会見やいかに。

(shin)

「「新しい」レジデンシャル制度の下の活動継続、詳細は12/3の会見が待たれる」への2件のフィードバック

  1. shinさま
    新潟日報の掲載記事に関してのブログアップ、ありがとうございました。
    shinさんに同感です。
    12/3の会見が待たれます。
    三者がどのようなことを語るのか。
    私たちはそれをどのように受け止め、どのように先に進んで行くのか。
    冷静に考えていきたいと思います。
    (fullmoon)

    1. fullmoon さま
      コメント有難うございました。
      ブログアップするために写真を撮ってみて気付いたのが、上に触れたふたりの「八一」の配置でした。
      「ノイズム活動継続」の記事の下には同じ幅で、アイスホッケー女子日本代表の写真入りの大きな記事がきているのですが、敢えて、その上に「活動継続」をもってきて、ふたりの「八一」が形作る「対称」を可視化して読ませてしまうあたり、偶然ではなく、意図的なのではないかと。
      だとしたら、「日報はんもいけずやわぁ」と。(笑)
      文化を生かすのか、それとも…。
      いずれにしましても、ふたりの「八一」が文化的に交わるような12/3の会見であって欲しいものです。
      (shin)

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