新聞を見て驚きました。
3月6日付の新潟日報の記事によると、
〔新潟市議会は5日、2月定例会本会議の一般質問を行い、新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)専属の舞踊集団「Noism(ノイズム)」の今後の活動について、中野力文化スポーツ部長は、「これまでの実績や成果を踏まえ、2018年度末までに在り方を検討する」とした〕
そうで、どうしてもっと早く活動継続・更新を決定しないのか不思議です。
決定が遅れているのは、どうも今秋の新潟市長選に関係があるらしく、次の市長が誰になるかわからないので歯切れが悪いのだと思われます。
しかし、これまでのNoismの新潟市への貢献度を考え、これからの展望を思うと、市長が誰になろうが逡巡するのはおかしいのではないでしょうか。
2004年設立以来、Noismの活動、活躍は驚嘆すべきもので、金森さんは新潟市のためによく働くなあとずっと感心していました。
新潟市民栄誉賞をあげたいくらいです。
そういう賞はないのですが、新潟日報文化賞はもうもらっているので、ニイガタ安吾賞あたりがいいと思うのですが、出す方ともらう方がどちらも新潟市関係なので難しいそうです(横道にそれてすみません)。
さて、記事によると、
〔中野部長は功績について、フランスなど10カ国で公演を行い国内外で高い評価を受けた実績を説明。中学校への出前公演や、未経験者向けのワークショップといった市内での活動も報告し、「踊り文化の普及・継承の活動に取り組んできた」とした。一方で、出前公演は3年間で8校にとどまることも明らかにした。〕
となっていますが、この最後の、
「出前公演は3年間で8校にとどまる」という表記はいったいなんなのでしょう?
3年で8校ということは、1年で2校以上。
ということは、通常の公演のほかに1年に2回以上も公演しているということになります。
それを「とどまる」と書くなんて、その場の状況はわかりませんが、両論併記の危うさを感じます。
ワークショップもやっていますし、これ以上は働かせすぎなのでは。
さらに、
〔小柳聡氏(民主にいがた)は「『国内外で評価』と言うが、市民の税金を使っており、市民も評価しないと継続は難しい」と指摘。〕
したそうですが、この議員の発言は新潟市民として、とても悲しく、憤りを覚えます。
これほどやっていて、すでに高い評価も得ているのに、この上どうすれば評価すると言うのでしょうか。
この人、勉強不足? と思ってしまいます。
金森さんはツイートしています。
「この方の言う“新潟市民“には、我々が国内外(新潟外)で評価を得ている事を、誇りにしてくれている(評価している)市民は入っていないのだろう。来年以降も国内外で大きなプロジェクトが動き始めている今、新潟市は我々に何を求めるのだろうか。劇場とは世界への窓なのだ。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20180306378780.html 」
信念と理想を掲げて前に進み続ける金森穣Noism。
新潟市が財政難なのは知っていますが、
劇場文化の灯であり、公立舞踊団ならではの一流の舞台芸術を新潟から世界へ発信し続けている金森穣Noismは、新潟市の誇りであり、宝です。
「新潟市にはNoismがあるんだよ♪」と、新潟市民なら議員さんでも誰でも誇りを持って自慢してほしい。
NoismサポーターズUnofficialは、Noismの活動継続の一助になれればと思い、市民団体として応援活動を続けてきました。
これからも気をひきしめて、市議会議員にも届くように、ますます応援していきたいと思います。
記事の最後に、
〔中野部長は「法人や個人から広く活動支援を募っている。今後も、自主財源の確保に努める」とした。〕
とあります。
活動支援というのはNoismに寄付をするということです。
詳細:http://noism.jp/support/
今春、新たな活動支援の体制が発表される予定です。
私も、NoismサポーターズUnofficial自体も活動支援会員です。
サポーターズ会員と活動支援会員を兼ねている方はたくさんいらっしゃいます。
Noismの活動継続には今後ますます活動支援が大きな役割を果たしていくと予想されます。
行政と市民の両輪で金森穣Noismを盛り立てていきましょう!
追伸:今見たらacoさんがツイートしていてうれしい♪
https://mobile.twitter.com/SoranouenokumoV/status/971088107163467776
乗越たかおさん、他の皆さん、ツイートありがとう!
(fullmoon)
fullmoon さま
憤懣やるかたないとはこのことです。
除雪体制の問題などもあった大雪の冬でしたし、
議論が喧しくなりそうな気配は感じておりましたが、
心の貧しい、愚かな言い草に怒り心頭に発しております。
新潟市民として、あの活動、あの成果を
誇りに思う気持ちはないのかと。
世界が羨望する的(まと)を、みすみす手放すようであってはなりません。
新潟がこのNoismを手放してしまえば、
何の変哲もない、雪深い田舎の一地方都市に成り下がってしまいます。
新潟市が考えるべきことは、Noismという文化資源をどう活かしていくかということの筈。
これほど豊かな鉱脈は日本の他のどこを見回しても見当たりはしないのですから。
今、私たちの掌中にある宝を大事にしていきたいものです。
この宝、望んでもそう容易く手に入るものではありません。
力をあわせて、私たちのNoismを守り抜いていきましょう。
そのためならどんなことでもしたいと思っております。
(shin)
shinさま
力強いコメントありがとうございます!
今日の新潟日報にも、田村要介市議(新市民クラブ)がNoismの事業費について質問したという記事が載りましたね。
財政難だと真っ先に切りにくるのが文化予算。
矛先はNoismよりも篠田市長と水と土の芸術祭のようですが。
いずれにしましても、shinさんの仰る通り、新潟市が考えるべきことは、Noismという文化資源をどう活かしていくかということです。
日本の宝、世界の宝、新潟市のNoismを守り抜いていきましょう!
(fullmoon)
fullmoon さま
「シビックプライド(civic pride)」という言葉もあります。
市民が自分の生活する都市に対して持つ「誇り」や「愛着」のことで、
その都市を形成する一員であるとの自覚のもと、
より良い都市にするべく当事者意識をもって関わろうとする
能動的な態度の根幹にあるもの、
とでも言えるでしょうか。
私たちにとって、Noismはまさにシビックプライドを
呼び覚ましてくれる存在であり、
Noismがあればこそ、(あの国税庁長官のもとであっても、)
新潟市税だけは進んで納めたい気持ちになるのです。(笑)
違いますか。
いずれにしましても、
fullmoonさんがこの記事を投稿した日のアクセス数は
相当な数にのぼっているようですし、
心を強くして、私たちのNoismをしっかりと守っていきたいものです。
(shin)
shinさま
素敵なコメントありがとうございました!
仰る通り、Noismはまさに「シビックプライド」を呼び覚ましてくれる存在ですね♪
そしてNoismあればこその新潟市税納入です。
そしてそして、Noism活動支援会員が増えることを願っています(サポーターズ会員もですが)。
こちらは新潟市民でなくても会費を納入できて、直接Noismのために使われますから♪
ところで、小柳聡議員は、実はNoismファン!?
今からお詫びブログアップします。
(fullmoon)