4/17チケット一般発売開始! Noism活動更新・『ラ・バヤデール -幻の国』製作発表会見概略

いよいよ明日17日、チケット一般発売開始です!(静岡、鳥取は後日)ぜひお早めにお求めください!

さて、4/8に行われた活動更新・製作発表会見の概略(抜粋)をお知らせします。

活動更新・バヤデール制作発表会見

まず、りゅーとぴあ支配人から:Noismは独創的で質の高い作品を発表し続けており、地方発の文化モデルケースとしても高い評価を得ている。昨年の水と土の芸術祭でも活躍した。更新は3年毎で、今期は今年8月に終了し、9月からの3年間となる。6月から新作『ラ・バヤデール -幻の国』を公演する。

続いて篠田新潟市長:日本唯一の公立舞踊団であり、Noismがあることで新潟市は文化創造の力が強いと評価されており、東アジア文化都市も開催することができた。その中心イベントの水と土の芸術祭や国際ダンスフェスティバルの開催は金森監督がディレクターとして大活躍してくれた。

今年9月に新潟市で開催される日中韓国際演劇祭BeSeToも金森さんのおかげで東京ではなく、新潟で開催が決まった。

Noism1はもちろんだが、Noism2も1とは違う、より市民に近い活動をしている。また、高校・大学の全国舞踊大会で新潟市内の高校が1.2フィニッシュとなったのも、小さい頃から生徒たちがNoismを見て育ってきているからこそで、自然に身体の使い方や踊り方が備わっている。ダンスのレベルをNoismが引っぱっている。経済だけではない文化の力を感じてほしい。

そして金森監督:これまで12年間やってきた。Noism2には18才くらいの年齢でも入団するが、そういう人たちが子どもの頃にNoismができている。身体文化を育むのには時間がかかる。持続可能(sustainable)な環境がなくてはできない。新潟独自の文化としてNoismが根付くことにより、新潟の文化として今まで世界に発信してきた。これからは世界の身体文化として、世界における新潟の価値ということに真摯に向き合っていきたい。東京オリンピックが開催されるが、一時的なお祭りではなく、持続可能な文化として継続していかなければならない。

新作の『バヤデール』は古典バレエの名作を平田オリザさんによるオリジナル物語として公演する。田根さん、宮前さんなど第一線のクリエーターとゲスト俳優3名を迎える。世界的に活躍している芸術家たちがここ新潟に一堂に集まって舞台芸術を新潟から発信する。演劇と舞踊のコラボレーションの本質的な価値を皆様に伝えたい。

最後に井関副芸術監督:『バヤデール』はハッピーエンドが多い古典バレエの中では異質な物語で、インドのカースト制などが根底にある。Noismの『バヤデール』で私はヒロインの役を演じるが、このヒロインは遠い目というか、遠い未来を見つめる稀人(まれびと)的な存在。弱い女性の中にある強さということを表現する。(『カルメン』などで)強い女性を演じてきたが、そうではない役にチャレンジする。

質疑応答

●新たな3年間の金森さんの抱負と、それを受けての市長の期待は?

金森:世界の財産として身体トレーニングの方法を体系化する。今のNoismメソッドをつきつめ世界的に共有できるものにする。来シーズンはもう一人、台湾人の舞踊家が入団することになっており、台湾でNoismメソッドを教える予定もある。メソッドを用いて舞台芸術をいかに社会化させていくかが課題。作品にしても社会性をもったものを創りたいので、平田オリザさんにもそのように頼んだ。

市長:金森さんも言っていたように、文化として持続可能、サスティナブルということが重要。Noismのような舞踊団は他の所では育っていない。東京オリンピック・パラリンピックに向けて文化プログラムをどう展開していくか。CCNJ(創造都市ネットワーク日本)を新潟市が引き受けた。文化が暮らしを豊かにするという実感を市民にいかに持ってもらえるか。Noismがなければ東アジア文化都市にも選ばれなかった。

経済ということで言えば「NGT48」などは経済効果が大きいので、市としては喜ばしいことではあるが、文化として持続可能かという面ではどういうものだろうか。金森さんには持続可能な芸術文化で、これからの日本を切り拓く先導役になってほしい。

●12年を振り返って。

金森:継続するのは大変だった。今まで奇跡的に続いてきた。行政や集団としてのの関わりなど、すべて「人」がやること。未来への目的や理念をいかに共有するかが重要。

●脚本を平田オリザ氏に依頼した理由は?

金森:ある種の社会性、政治性を物語に込めてほしくて依頼した。そして見事に実現してくれた。虚構の中で社会性をいかに提示できるかを追求したい。

●振付がNoism1の理由は?

金森:メンバーの振付には面白い発見がある。今や誰もが創る一億総クリエーターとも言える時代。新しい試みとして、1メンバーが動きを創り、自分がそれらを再編集して新たに創作する。

●俳優が3名出演する理由は?

金森:外国では同じ劇場内にオーケストラ、バレエ団、劇団等が存在しコラボする例も多い。今回はNoismと同じ公立のSPAC静岡芸術劇場の俳優が出演する。SPACは専門的に活動している演劇集団で、身体的コントロールも鍛錬している。身体にまつわることは共有できる。舞踊家たちはなぜ語らないのか。語る者と語らない者、語れない者。言語と非言語。どちらが何をより語り得るのか。両者により、社会、政治、ひいては人間とは何か、ということを表したい。

以上、会見概略(抜粋)でした。

『バヤデール特設サイト』の「作品について」欄、Director’s Noteに金森監督の詳述がありますのでこちらもご覧ください。
http://labayadere.noism.jp/about

◆そして、12日に東京で開催された制作発表会見の様子です。平田オリザさん、金森監督、井関佐和子さん、中川賢さん、石原悠子さんが登場したようですね!
http://natalie.mu/stage/news/183757

9月24日(土)の鳥取公演(米子市文化ホール)も決定発表されました!

ますます楽しみな『ラ・バヤデール -幻の国』!ぜひご覧ください!!(fullmoon)

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