Noism1×みなとぴあプロジェクションマッピング&金森さんゲスト登壇「交わす言葉のチカラ ライブセッション」に行ってきました!

Noism1『砕波』×みなとぴあプロジェクションマッピング

日時:9月15日(金)19:00
会場:新潟市歴史博物館みなとぴあ 本館前特設ステージ 無料
http://noism.jp/npe/noism1_hikari2017/

ステージ前の芝生広場は18:00開場。
お天気に恵まれ、みなとぴあに17:30頃に到着すると、既にshinさんたちや一般の方たちが並んで開場を待っています。私は列の最後尾へ。

正面の特設ステージはそこそこ高さがあり、あまり前に座ると見上げる形になって、かえってよく見えなさそう。。ということで、「やや前寄り」のあたりにshinさんたちと座りました。
そうこうしているうちに、次々と見知った顔の人たちが集まり、一画を陣取りました。

18:30から、みなとぴあプロジェクションマッピング開始。この時間はもう暗くなっているのですね。
そして19:00、篠田昭新潟市長の挨拶のあと、いよいよNoism1登場です!

演目は『砕波』!!
9/1に開催された「開港5都市 景観まちづくり会議2017 新潟大会」開会式でNoism1が踊った作品です。
プロジェクションマッピングのために少しアレンジされていますが、ほとんど変わりません。
とは言え、周りの環境が違うので(なんと言っても野外ですし、見る方は椅子ではなく芝生の上に敷物)、雰囲気が全く違います。

もちろん照明はありますが、暗闇に黒い衣裳なので、後ろ向きにユラユラ揺れる姿など、怖さも伴って見えたりします。さながら夜の海。
でも、基本カッコイイですね~♪
群舞での激しい踊りの後に、井関さんが登場し、白い衣裳で女神さまのようです。
うっとりします。

『砕波』、たっぷり堪能させていただきました。
2回も観られるなんて、しあわせ♪

終わった後はブラボーの嵐!
陣取った仲間たちの歓声が夜空に響きました。

★ツイッターより:
・みなとぴあ「光の饗宴」でのNoism1「砕波」 屋外かつ水辺の会場と、作品とがピシッと噛み合う。見易くもこのカンパニーの凄みを伝える演目としてレパトリーになってほしい。ざわついていた客席が水を打ったように静まり、井関さんの舞踊に「あの人誰?」と語り合うカップルもいた

・みなとぴあでの「光の饗宴」関連イベントへ。プロジェクションマッピングは大迫力で面白いけど、やっぱり Noismは凄いな~。樽砧とか笛とか和風の音楽に合わせたパフォーマンスに、映像とのコラボ、お見事です。

・堪能した。沁みた。潤った。元気もらった‼︎

★いぽぽぽぱんぱさんがブログで詳細ご紹介:
https://ameblo.jp/ipopopopanpa/entry-12311412070.html

そして、幸せな気持ちを胸に、翌日は、金森さんがゲスト登壇するイベント、
◆「交わす言葉のチカラ ライブセッション」に行ってきました!

日時:9月16日(土)13:30-(13:00開場)
会場:新潟県民会館〈小ホール〉入場無料
主催:NPO法人新潟ねっと
http://noism.jp/livesession_20170916/

このライブは、引きこもり支援の福祉イベントです。金森さんの知人で、建築家・ライターを経て社会福祉士として活動している村山賢さん運営の「新潟ねっと」が企画しました。
金森さんが福祉関係のトークイベントに出るのは初めてではないでしょうか(金森さんは第二部に登壇します)。
開始前の客席には金森さん、井関さん、山田さん、Noism1&2メンバー全員の姿も。

定刻になると、ステージに村山賢さんとゲストの成宮アイコさんが登場し、イベント開催の経緯・目的を説明。そのあと第一部、成宮アイコさんの自作詩朗読×青山祐己さん歌・ピアノのライブセッションが始まります。
成宮さんの朗読は魂の叫びです。青山さんの歌・ピアノも成宮さんの絶叫朗読にぴったりとマッチしていて、激しくも優しさのあるお二人のライブセッションでした。

資料によると、成宮さんは強迫神経症、社会不安障害患者で、幼少時から家庭環境や人との関わりに恵まれず、ずっと生きづらい思いをしてきたそうです。19歳の時「こわれ者の祭典」に足を運んだことがきっかけで自らも活動を開始。活動当初は怖くて舞台に上がれず舞台袖で朗読。観客の顔を見て朗読できるようになるまで5年ほどかかったそうです。
それから10年ほどたった今、この日初めて成宮さんのライブを見た金森さんも感嘆するほどの朗読舞台人となり、福祉イベント等で活躍しています。

第二部はいよいよ金森さん登場。
「舞踊家・芸術監督 金森穣×社会福祉士 村山賢」と題したトークセッションです。
金森さんと村山さんは7年ほど前に、村山さんがライターとしてNoismの本を書いたことがきっかけで知り合いました。
村山さんはこのイベントを企画するにあたり、社会福祉士の対極にいる人として、金森さんに対談を依頼したそうです。村山さん自身、10年前にうつ病を患い、2年間ほど引きこもり状態だったそうですが、今は元気で多様な活動をしています。

トークセッションは、「若かりし頃」、「言葉について」、「生きづらさについて」、「病気」、「最近これ気になるわ~」、「「生きる」を迷っている若者たちへ」、をテーマに、進行役でもある村山さん独特のブラックユーモア(?)を交えつつ、一応和やか(?)に対談は進みました。

大変おもしろく興味深いお話ばかりで、編集してYouTubeで公開するかもしれないそうなので、どうぞお楽しみに。
たくさんのお話の中から、他のテーマとも関連する、「「生きる」を迷っている若者たちへ」の、金森さんからのメッセージをお伝えします。

若かりし頃、金森さんはダンスを学ぶため、17才で渡欧しますが、言葉が全く通じず、友人もできず、学校では笑われ、ひどい孤独感に苛まれ、3ヶ月ほど引きこもり状態になったことがあるそうです。
何もできず、身体を動かす気力もなく、部屋で横たわっているだけの自己否定の日々。「死」も考えたそうです。

悩ましい、そんなある日、金森さんに神秘が訪れます。
身体が呼び起こした大いなる神秘でしょうか。
自分の苦しい気持ちや感情とは関わりなく、心臓は鼓動し、脈は拍動している。
その心臓や脈拍の動きを強く感じたのだそうです。
自分は生きている。生かされている。
もちろん、その動きをを自分で止めることはできる。
けれど、そうではない。自分は生かされている、大きな何かによって生かされている。

目に見えない力により、金森さんは、自分は生きていていいのだ、生きなければならないと得心したのだそうです。

それからの金森さんは、言葉がわからなくても、仲間がいなくても、人に笑われても、全く動じず稽古に励んだそうです。
そうすると不思議なもので、周りが助けてくれたり、友人ができたり、学校で認められたりしていったのだそうです。

あの孤独の3ヶ月間があったからこそ、今の自分があると金森さんは話されました。
親からも友人からも隔絶された日々。
今であれば、ラインやSNS、ネット等で簡単に繋がり、孤独は癒されただろうが、そういうものはまだなかった。

現在ではいじめの温床にもなる、そういったツールを、当時の自分は欲していたし、もしあれば救われただろう。
でも、それでは今の自分はない。
そういうものがまだ無い時代、ギリギリ孤独でいたことが、今から思えばよかったと言える。

その時、その瞬間に悩みや苦しみを解決、解消しようと思わないこと。
生きてさえいればなんとかなるし、遠回りをしてよかったと思える時がきっと来る。
自己否定している自分自身を受け入れ、人のことは気にしない。
他者との比較は無意味。

という感動的なお話でした。

引きこもりの人たちに限らず、若者に限らず、人間は誰でもいつでもいつまでも、悩み苦しみはつきもの。
苦しい瞬間にとらわれず、長い目で人生を考えていきたいと思いました。

イベントはこのあと休憩をはさみ、第三部は当事者のお話となりますが、私はここで失礼させていただきました。
どうもありがとうございました。

感動の2日間が終わり、今月末9月29日(金)から、NIDFいよいよ開幕です!
貴重な機会を、どうぞお見逃しなく!
(fullmoon)

「Noism1×みなとぴあプロジェクションマッピング&金森さんゲスト登壇「交わす言葉のチカラ ライブセッション」に行ってきました!」への5件のフィードバック

  1. fullmoon さま
    2日連続のイベント・レポ、有難うございました。

    まず、「光の饗演」でのNoism1『砕波』、再見できて嬉しかったですね。
    この日、丁度12時間前には、近隣某国のミサイル発射により
    携帯電話という携帯電話から「Jアラート」が喧しく鳴り響くという
    心中穏やかならざる出来事があったばかりでしたから、
    正確に半日後のこの時日に、
    敢えて、海からの風がやや肌寒く感じられる屋外に出て、
    秋の高い夜空の下、足を投げ出し、開放感たっぷりで腰を下ろした芝の
    あちらこちらから鈴虫の鳴き声が聞こえて来る風情ある時間帯に、
    ああして文化の香りたちこめるパフォーマンスに目を見張ることが
    如何に贅沢な振る舞いであるかを実感しながら、
    素晴らしいダンスを堪能するなかで、
    それを可能にする大前提としての「平和」の有り難みをも噛みしめました。
    そうした意味合いからも、ますます「平和」に寄与する
    「文化発信都市」新潟であって欲しいと思う特別な宵となりました。

    そして、翌日のトークライブ、
    金森さんの心に沁みるお話の詳細で丁寧な報告には最大級の感謝です。
    このあともじっくり味読させて頂きます。
    どうも有難うございました。 (shin)

  2. shinさま

    コメント及び、写真のご提供、どうもありがとうございました!

    みなとぴあでは、某国のことなど忘れ去ってしまうような、素敵なひとときでしたが、shinさんの仰るとおりですね。
    平和のありがたさをしみじみ噛みしめています。

    次の日のイベントについては、ちひろBLUESさんが少しツイートしていますので、よかったらお読みください。
    https://mobile.twitter.com/Chihiro_BLUES?p=s

    ところで、9月14日に新潟日報折込のassh vol.367の9ページ、ご覧になりましたか?
    NIDFの広報紙面なのですが、その中で金森さんが「ミラーニューロン」について話していて、私がNINAごっこやホフマンごっこをして踊る真似をしてしまう理由がわかりました。
    実はこのことは、昨日のトークの「言葉について」のところで、テーマとはあまり関係ないのですが、村山さんが、「穣がasshでしゃべっていたミラーニューロンだけど」と引き合いに出して、私と同じようなことを言ったのです。。
    私はこのページを見落としていたので、家に帰って読み直した次第です。
    NIDF参加各国のダンス内容も書かれていて興味がそそられますよ♪
    (fullmoon)

    1. fullmoon さま
      更なる情報提供、有難うございます。

      「ミラーニューロン」、ちょっとだけ知ってましたが、
      これまではダンス場面で意識したことはありませんでした。
      これからダンスを観る際は、ずっと頭の片隅にあるだろうと思います。
      新潟日報は母が購読しているので、
      整理された古紙のなかから件の「assh」も探し出して読んでみました。
      参考になりました。

      あと、よろしければ、「最近これ気になるわ~」で、
      金森さんがどんなことを挙げていたのか
      教えて頂けたらと思います。m(__)m
      (shin)

  3. shinさま

    早速asshを読んでいただき、ありがとうございます!

    トークの「言葉について」では、テレビや映像を見ただけで見た気、聞いた気にならないで、ナマの言葉に接してほしい、足を運んでほしい、というお話で、成宮さんたちのライブも、今話しているトークも、その場にいなければ伝わらないものがある。
    ひいては、舞踊、演劇、音楽などの舞台や、諸々のナマの事物を実際に見てほしい、実感してほしい、映像とは全く違う別モノ、というお話でした。その中に、ミラーニューロンのお話もありました。

    さて、「最近これ気になるわ~」では、金森さんはまず近隣某国のことをあげました。村山さんが「固いことじゃなく」と言ったら、「今日、成宮アイコがすっごく気になった」と話され、「すごいね、あれは舞台でのキャリアがなければできない」と話されました。
    そして豊田真由子の話になり、村山さんは豊田真由子に自分の所に(カウンセリングに)来てほしいと言いましたが、金森さんは、録音した秘書の方がすごく気になるそうで、「あれは凄いわ~」と話され、お二人の興味の対象者が真逆だったのが面白かったです。
    あ、そうそう、金森さんは「NIDFのお客さんの入りが気になる」とも仰っていましたよ。

    ちなみに、イベントは前説10分、成宮さんライブ30分、金森さん対談35~40分(質問時間なし)、そのあとの休憩15分、でした。

    ところで、NINAフライヤーができたそうですね♪
    (fullmoon)

  4. fullmoon さま
    詳しくご回答頂き、有難うございました。
    読めば読むほど、「万難を排して」、
    その場に居合わせればよかったとの思いを強くしております。
    本当に「万難を排して」、無理を押して…。
    まあ、「後悔、先に立たず」ということですが、
    いい教訓になりました。(汗)
    どうも有難うございました。 

    『NINA』フライヤー、とてもクールでソリッドな仕上がりのようですね。
    公演が待ち遠しくて、もうドキドキです。  (shin)

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