1月27日(金)の公演に行ってきました!

初日から1週間。
休演日を経て、ますますパワーアップした舞台を見せつけるNoism1メンバー!
演出も微妙に変わり、特に一番最後、ピシッと決まった終わり方に、即「ブラボー!」と男性の声が。
これで終わりと知っている私は、声に誘われて拍手をしたのですが、観客の皆さんは、誰かのツイッターに書いてあった通り、「よく訓練されていて」、メンバーが挨拶に出てくるまで拍手をしません。
うーん、すごいなあ。
そのあとは万雷の拍手なんですけどね。

この日は篠田昭新潟市長も来場していて、アフタートークの前にご挨拶があり、金森さんを褒め讃えていました♪

アフタートークでは、
・仮面の意図
・このご時世で、不慮の時などには真っ先に(予算が)削られてしまいがちな芸術(分野)について、どう考えるか
・『マッチ売りの話』の一番最後の、少女のシーンについて
・精霊に込めた思い
の質問がありました。

重い話が続き、「今日はなんだか空気が重い」と肩を回す金森さんでした。

精霊役は井関佐和子さんですが、一番最初に登場し、凄いオーラで観客を舞台に引き込みます。
精霊とはいえ、きれいなだけの精霊ではありません。
衣裳の色は白とグレイだし、照明の当て方により、最初は白色だったベールが、途中から黒に変わっていき、不気味な雰囲気です。
この世はきれいごとばかりではなく、光と闇、表と裏、清濁、があることを暗示しているようです。

そして不自然に広がるスカートの下には何が隠されているのでしょう?
まさに『マッチ売りの話』に繋がっていく絶妙の導入です。

1月は全公演、前売り券完売!
当日券が若干枚数あるそうですが、
埼玉公演、2月新潟公演をどうぞお楽しみに!

閑話休題:

26日、奥野晃士さんナビゲートのリーディングイベント、別役実「マッチ売りの少女」。予定時間オーバーながら無事終了しました。
ご参加の皆様ありがとうございました。
27日の公演には奥野さんやご参加の方たちもいらしていて、終演後、「よくわかった!」と笑顔で話してくださいました。よかったです♪

★さわさわ会&Noismサポーターズ ルーマニア・シビウ公演ツアー
4月5日(水)~10日(月)決定!
諸事情により旅程が5日間から6日間になりました。
参加希望の方はお早めに当サイトのお問い合わせフォームからご連絡ください。
お申し込みいただいてからの航空券手配となります。
お席が取れない場合もありますのでご了承ください。

シビウで『マッチ売りの話』+『passacaglia』を観よう!

(fullmoon)

「1月27日(金)の公演に行ってきました!」への6件のフィードバック

  1. お早うございます。
    今日、2回目を観に行くのですが、
    fullmoonさんのこの投稿を読んで、
    今更ながら、あるポイントを示されたように思います。
    それは、「精霊」井関さんの「不自然に広がるスカート」とある部分です。
    これまで「裾の長い衣裳」という認識でおりましたが、
    スカートなのですものね、そう、スカート。
    スカート、・・・「少女」浅海さんのスカート、
    ・・・「娼婦」井本さん・藤田さんのスカート。

    更に極私的な印象を書かせて貰いますと、
    第1部、窓外に覗く「精霊」井関さんは、
    中島みゆき、1986年発表のアルバム『生きていてもいいですか』に収められた
    終わりから2曲目の『エレーン』を彷彿とさせる絵でもあります。
    そして、そのままの流れで同アルバムを締め括る最後の曲『異国』へ移行する情緒と
    通底する、或いは、呼び交わし合う感性によって創作された作品という印象を強く持ちました。
    (個人的な感想です。(笑))

    うううう。早く2回目が観たいぞ。 (shin)

  2. > 「よく訓練されていて」、メンバーが挨拶に出てくるまで拍手をしません。
    ははは、訓練どころか、いつ反応していいのかわからないだけでしょ。
    コミカルなシーンを見てもクスリとも笑わないし、カーテンコールまで無反応を貫くなんて、個人的には真逆だと思いますけどねえ。

    1. 〉あおやぎさん
      辛辣なご意見、ありがとうございます(笑)私としては、“訓練されて”というのではなく、すっかり入り込んでいた世界から、すぐに帰ってこれなくて、いつもブラボーも拍手もふわふわふわ~っっっと我に返りながら盛り上がって力強くなっていきます。それだけ引き込む力があるNoism作品だな~っっっ❤といつも思います。
      帰り道、アイスバーンなどはありませんでしたか?
      遠路、おつかれさまでした。
      aco

      1. 昨夜はお疲れ様でした。「よく訓練」と言うのは、オペラ以外の音楽会的マナーとして、演奏中はもちろん音が消えた直後には騒がない、みたいな話を演劇・ダンス分野にもそのまま適用しようとする話だったりするんでしょうかねえ? もしそうだとしたら、まったくの誤解なんですが。

  3. 皆様、コメントありがとうございました。
    これぞまさに「マッチ売り」の世界!
    多様な感想と価値観が混在し、せめぎあいます。
    共通認識は、やはりNoismの舞台はすばらしいということ。メデタシ。
    (fullmoon)

  4. 話題は変わりますが、
    「あの」白い妖精ナディア・コマネチの国
    ルーマニアで開かれる「さわさわ会」懇親会に
    大変興味があります。
    どんな感じになるのだろうかと。
    行けませんけど、・・・。(汗)  (shin)

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