バヤデール鳥取公演に行ってきました  奥野晃士さんリーディングイベント   第23回BeSeTo演劇祭 新潟

9月24日、ラスト・バヤデールin 鳥取(米子市文化ホール メインホール)。 新潟での6月17日世界初演から3ヶ月。まさに有終の美を飾る素晴らしい公演でした!!

そして、この公演で退団するメンバー、引き続き在団のメンバー、新しく入団するメンバー数名、が同じ舞台で踊るという貴重な公演でもありました。 最後の公演、感慨深かったです。

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アフタートークは金森さんが登場し、司会の中島諒人さん(なかしま まこと 演出家/鳥の劇場芸術監督、BeSeTo演劇祭国際委員)が金森さんに質問する形で進みました。 平田オリザさんとの経緯や、振付の過程、権力者が発話すること等、おなじみのお話のほか、ムラカミ役とポーヤン役は金森さんの発案であること、舞台空間で柱を使うのは田根さんのアイデアですが、動かした柱の配置等は金森さんが考えたこと、物語を取り上げているのは、普段舞踊を見ない人や劇場に来ない人に届けるためには物語性が必要なのではないかと思ったこと等を話されました。

また、金森さんは舞踊作品のバヤデールをやりたくてこの演目を選んだそうですが、史実の方ばかりに焦点が行くご感想も多く、そこはあまり触れられたくない・・・と話されていたのが印象的でした。 ほかに、鳥取や新潟など地方でやることの手応え、面白さについてお二人のお話がありました。また金森さんは、新潟から世界に向けて発信していく。世界とはパリであり、ロンドンであり、東京であると話されました。 最後はBeSeTo演劇祭らしく、演劇祭は各国持ち回りで毎年開催しているが、日中韓の関係をより定期的なものとし、交流を深めていきたいというお話で締めくくられました。

アフタートークにはたくさんの観客が残ってお話を聴き、質問をし、鳥取での意義深い公演となりました。 個人的には、東京と愛媛のサポーターズ&さわさわ会の会員さんが来場していてお話ができ、楽しかったです♪

会場で渡されたプログラム折込にNoism1と2の次の公演の新しい仮チラシがあり、メンバーの名前も載っていました(もちろんサポーターズ会報とさわさわ会会報も折込配布)。

Noism1:  井関佐和子(副芸術監督)、中川賢、石原悠子、池ヶ谷奏、吉﨑裕哉、リン・シーピン、浅海侑加チャン・シャンユー、坂田尚也、藤田彩佳(準メンバー)(バヤデール出演の新メンバーは太字) 以上のメンバーが来年1,2月のNoism1新作公演に出演します(衣裳:中嶋佑一)

Noism2:  鳥羽絢美、西岡ひなの、秋山沙和、西澤真耶、片山夏波、門山楓牧野彩季、三好綾音(バヤデール出演の新メンバーは太字) 以上のメンバーが12月のNoism2定期公演に出演します。演目は金森さんの、あの『火の鳥』(再演)と、山田勇気さん新作『ЀTUDE』。

『ラ・バヤデール-幻の国』全公演無事終了しました。 金森監督、出演者、スタッフ、関係者の皆様、長期間おつかれさまでした!

バヤデールが終わり、いよいよ公演間近!
◆Noism0『愛と精霊の家』新潟公演 10月7日(金)19:00 りゅーとぴあ劇場
http://noism.jp/npe/noism0_2016_niigata/

昨夏新潟で一夜限り上演し、大きな反響を呼んだこの作品は、今夏8月に埼玉で再演され、この度 待望の新潟再演となります。

演出・振付 金森穣 出演 井関佐和子、山田勇気、小㞍健太、奥野晃士、金森穣

精鋭メンバーが、人類普遍、永遠のテーマ「愛と死」、「孤独」を、ロマンの香り高く踊り、演じます。 極上の美しい舞台を、どうぞご堪能ください。

チケットお問い合わせ:025-224-5521(りゅーとぴあチケットダイヤル)

公演に先立ち、緊急開催!
Noism0『愛と精霊の家』新潟公演特別企画

★おくぬ~の「声に出して読む不条理劇」

9月30日(金)19:00~21:00 会場:喫茶パルム(新潟市中央区古町6)
料金:2,000円(1ドリンク付)

ナビゲーター:奥野晃士(SPAC-静岡県舞台芸術センター)
主催・申込:090-8615-9942(新潟おくぬ~倶楽部)までお申し込みください。

「新潟おくぬ~倶楽部」第3弾は、いよいよ戯曲を使った部活動です。そして、ナビゲーターの奥野晃士さんも出演する『愛と精霊の家』公演を10倍楽しむことができるかもしれません。 舞台芸術の世界の裏話や、参加者同士の楽しい交流も好評です。 お気軽に、皆様のご参加をお待ちしています!

◆第23回BeSeTo演劇祭 新潟
http://www.city.niigata.lg.jp/kanko/bunka/bunka_program/beseto_niigata.html

10月1日(土)~15日(土)の期間中、主に金、土、日曜にりゅーとぴあで開催!

日本・中国・韓国の劇団による演劇4作品7公演のほか、BeSeTo演劇祭国際委員をつとめる3人の演出家(金森穣、中島諒人、志賀亮史)によるシンポジウムが行われます。

◆中国 『かごの鳥の青春』(日本語字幕付) りゅーとぴあスタジオB
10月1日(土)17:00(作品演出家と金森穣によるアフタートークあり)/2日(日)15:00

◆日本 『愛と精霊の家』 りゅーとぴあ劇場
10月7日(金)19:00(金森穣によるアフタートークあり)

◆韓国 『ジャングルブック』(日本語字幕付) りゅーとぴあスタジオB
10月8日(土)14:00/18:00(作品演出家と金森穣によるアフタートークあり)

◆日韓共同制作 『詩の教室』(翻訳字幕付) りゅーとぴあスタジオB
10月14日(金)19:00(作品演出家と金森穣によるアフタートークあり)/15日(土)14:00

各公演チケットお問い合わせ:025-224-5521(りゅーとぴあチケットダイヤル)
※アフタートークは同じ公演のチケットまたは半券があれば入場できます。
料金:中・韓・日韓共同3,000円(U25 2,400円)自由席/日本5,000円(U25 4,000円)全席指定

◆シンポジウム 「21世紀の国際交流と劇場文化」(無料・要申込) りゅーとぴあ能楽堂
10月15日(土)16:30-18:30 登壇者 金森穣、中島諒人、志賀亮史

シンポジウム申し込み:新潟市役所コールセンター 025-243-4894

昨年の「NIDF2015新潟国際ダンスフェスティバル」に続き、アーティスティックディレクターに金森穣を擁し、日中韓の「第23回 BeSeTo演劇祭 新潟」が開催されます。 皆様どうぞお運びください!  (fullmoon)

「バヤデール鳥取公演に行ってきました  奥野晃士さんリーディングイベント   第23回BeSeTo演劇祭 新潟」への1件のフィードバック

  1. 随分日が経ってしまいましたが、
    改めて、奥野さんの「声に出して読む不条理劇」、
    とても面白かったと書き留めておきます。
    「不条理劇」をみんなで輪読するって、とてもシュールでしたね。
    贅沢な経験をさせていただきました。
    奥野さんはじめ皆さんに感謝です。 (shin)

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