『マッチ売りの話 passacaglia』新潟公演前半終了

平成29年新年の楽しみは何といってもNoismの新作の幕開けでした。
世界初演である初日を観て、やぱりNoismの舞台はすごい!とすっかり魅了され、
チケットを取っていた初日と前半最終日の間にもう1日当日券で鑑賞。
前半最終日に観た舞台は、更にぐんぐん良くなっていました。
劇的舞踊と身体表現が織りなすNoismならではの世界観は、もっともっと進化していきそうです。

強烈に印象的なオープニング。
暗闇の中、一筋の光。
“精霊”は厳かにそこに存在する。
その存在は全ての事象の光なのか、闇なのか。
身体の動きは最低限でありながら、圧倒的な存在感で一気に作品世界へと導く
舞踊家 井関佐和子の表現する“精霊”。
広がる裾野はどこに繋がり、何を内包してるのだろうか。
アフタートークで金森氏が、「能」の 序・破・急における序の部分のような表現として創作したと
語っていたオープニングのこの場面。
神々しさ、ぞくっとする恐ろしさの両面を持ち合わせた“精霊”が、これから始まる物語を深化
させていきます。
鳥肌が立つほど魅了され、あっという間に物語の中へ。

『マッチ売りの話』では“マスク”(仮面)が、これほどまでに多くを感じさせてくれるものなのだと
いうことを実感させられます。
仮面をつけた舞踊家達から受け取るものは、観ているひとり一人異なるはず。
影、心理、角度などによっても表情は変化します。
そして観客ひとり一人の『マッチ売りの話』が生まれる。

後半の『passacaglia』に入ってからは、感覚的に心の動きが加速していくようで、
もう、ぽろぽろぽろぽろと涙が溢れてしまいます。

感動を言葉にするのは難しいですね。
でも、これだけ楽しむ自由や懐をもった舞台は、なかなか観れるもんじゃないな~と思います。
もっともっと話したいけれど、とにもかくにも観てほしい!!

aco

「『マッチ売りの話 passacaglia』新潟公演前半終了」への2件のフィードバック

  1. acoさんの記事を読んで、
    オープニングの持つ迫力が蘇ってきました。
    「序破急」の「序」ということで、能の構成要素であるとともに、
    雅楽における「序」としても捉えてみると、
    「緩徐かつ非拍節的」であることをその特徴とする点で、
    井関さんの「精霊」に通じるところも大きいと言えそうですね。
    また観たくなってきました。 (shin)

    1. 〉shinさん
      埼玉公演も行きたいところですが、凱旋公演を首をなが~くして、待っています。きっとまた、円熟していることでしょうね♪

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