『愛と精霊の家』さいたま公演に行ってきました!

美しい音楽、美しい照明、美しい井関佐和子さん。 極上の舞台!!

冒頭、金森さんのソロに魅了され、別世界へと引き込まれます。もっともっと見たい、長く踊ってほしいと願うも、 奥野さんが語るイヨネスコの謎の言葉に導かれ、物語は進みます。  人形、舞踊家、妻、母、を踊る佐和子さんの美しさ、表現力にうっとり。 鏡の場面の山田勇気さん、佐和子さんと共に踊る小㞍健太さん、目が離せません。 映像シーン、コミカルシーンもありますが、全編ため息が出るような抒情性です。    そして感動のラスト。

詩情あふれる大人の舞台に我を忘れ、満足感がこみあげてきます。

今回、1日目は少し見づらい席で残念でしたが、2日目は幸い良席に恵まれ、濃密な舞台を堪能。 感動で心身が浄化されました。

観たばかりなのに早くも10/7の新潟公演が待ち遠しいです。 (fullmoon)

いよいよ今週末、さいたま公演 Noism0『愛と精霊の家』!

8月20日(土)18:00/21日(日)15:00 開演 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

チケット絶賛発売中! 公演当日は開演1時間前に会場で当日券を発売予定! どうぞお見逃しなく!!http://noism.jp/npe/noism0_2016_saitama/

私はこの作品の原作、unit-Cyan『シアンの家』の高知公演を2012年9月1,2日に観て激ハマりし、翌年8月の高松公演も観に行きました。 その後、新潟公演開催を熱望するもなかなか叶わなかったのですが、ついに昨夏2015年9月4日、1夜限りの夢、大グレードアップした『愛と精霊の家』Noism0公演が実現しました! その時の様子を当ブログ(旧)に書いたのがこちらです。http://noism.exblog.jp/24438308/

今、胸に去来するのは詳細はともかく、作品及び出演者たちの芸術性の高さと、深遠で普遍的な人間性の在り様です。 愛と死、孤独、老いと若さ、悲劇と喜劇、夢と希望、憧れ、あきらめ、過去・現在・未来。人生の淵を覗くような不条理な展開でありながら深く惹かれます。

そして終幕、金森穣20歳の名作、井関佐和子が踊る『Under the marron tree』が観客を感動の世界へと引き込みます。

観る者の心を映す鏡のようなこの作品。あれから1年が過ぎ、私たちはどのような『愛と精霊の家』に出会うのでしょうか。 観たことがある方も、ない方も、永久不変の、この美しい舞台を、ぜひご覧ください。

さて、『愛と精霊の家』出演者は今日さいたまに向かったようです。奥野さんのブログに昨日のリーディングイベントの様子と、『愛と精霊の家』さいたま公演に向けての決起の様子がアップされていますよ♪ http://kitatamaoutsu.blog.fc2.com/

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奥野さんリーディングイベント & スノドカフェ続き

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スノドカフェ内の奥野さん(7/17)

いよいよ間近に迫りました、20,21日、Noism0『愛と精霊の家』埼玉公演! 楽しみです♪

そして、新潟公演(10/7 )チケット発売、及び、金森さん登壇シンポジウム(10/15 )申込受付 、開始しました! お早めにぜひどうぞ!

◆Noism0公演出演の奥野晃士(おくぬ~)さん、新潟でのリーディングイベント開催、急遽決定! どうぞご参加ください!

「声に出して読む 幸村」 (テキスト:菊池寛「真田幸村」)

日時:8月15日(月)19:00 会場:喫茶パルム(新潟市古町6)  料金:2,000円(ワンドリンク付)  申込:090-8615-9942(新潟おくぬ~倶楽部)

奥野さんのブログ、おくぬ~の『来た球を打つ!』でも「声に出して読む幸村」が紹介されています♪

前回の新潟リーディング「声に出して読む 安吾」や新潟生活のこと、かわいい愛娘や生まれたばかりの赤ちゃん、愛息子のこと、スイス生活のこと等、写真入りでアップされています。読み進むともっといろいろなことが・・・・・ぜひご覧ください!http://kitatamaoutsu.blog.fc2.com/

SPACブログ7月23日〈役者おくぬ~日記〉にもいろいろあります。『バヤデール』やスノドカフェ「新潟ナイト」の写真もありますよ!http://spac.or.jp/blog/

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さて、そのスノドカフェの「新潟ナイト」、衝撃の映像公開 https://youtu.be/YRl_3YzfIos のあとは、いよいよトーク開始です。柚木さんの質問に金森さんが応える形で進みましたが、ほぼ金森さんの独壇場状態。

まずは2004年にりゅーとぴあ舞踊部門芸術監督就任となった経緯から始まり、鈴木忠志氏との運命的な出会いについて語り、文化予算の使い方について話し、Noism13年の変化、行政との付き合い方、劇場文化のあり方、実演家と空間の関係、劇場法について、りゅーとぴあの音楽・演劇・舞踊3部門の芸術監督制について、Noismの日々の活動について、ヨーロッパの実演家は公務員的でスタッフはもっと合理的なこと、Noismバレエ・メソッドの説明とスズキメソッドとの比較、人との出会いに恵まれてきたこと、何でもアリのこの時代にコレじゃなきゃいやだというこだわりを持つこと、前の時代のモダンなもの=60年代の情念のような命をかけてやっているものに惹かれること、昔からあるものを呼び起こし過去を参照して選択・編集し「今」を表現すること、等々、汲めども尽きぬ泉のような金森さんのお話でした。

奥野さんの「Noismの稽古場は緊張感があり、戦場(いくさば)の雰囲気」という感想を受けて、「身体と向き合うということは実は単調なことの繰り返しで退屈なこと。何かを信じていなければできない。メンバーには自分を信じてほしいと思っているし、自分はいつもメンバーのことを考えている。もっと輝く彼らが見えるし信じている。」と語り、「観る方も緊張するから一般受けしないんだよね~」と笑いを誘います。

情熱的に、時にユーモラスに語る金森さん。まだまだいろいろなお話があり、とても書ききれません。たっぷりお話が聴けて大満足♪ 充実のスノドカフェ「新潟ナイト」でした。 (fullmoon)

もうすぐNoism0さいたま公演!& いろいろなこと

暑中お見舞い申し上げます。 8月になりましたね。  静岡公演終了後、新潟でのNoismサマースクール&からだワークショップが7月末で終わり、Noismメンバーは『愛と精霊の家』出演者以外は9月まで夏休みに入ったようです。

◆Noism0『愛と精霊の家』さいたま公演 チケット好評発売中!

8月20日(土)18:00、21日(日)15:00 彩の国さいたま芸術劇場http://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/3603

新潟公演は10月7日(金)19:00 りゅーとぴあ劇場、チケット発売日は一般・会員とも8月11日(木・祝)です。http://noism.jp/npe/noism0_2016_niigata/

◆第23回BeSeTo演劇祭 鳥取、Noismバヤデール、9月24日(土)16:00 米子市文化ホール、チケット発売日は本日8月3日(水)。BeSeTo鳥取の詳細が発表されましたね。バヤデールはアフタートークもあります。http://www.birdtheatre.org/beseto23rd/program/04/index.html

さて、残念なお知らせです。 公表はされていませんが、フェイスブックをしている人から見せてもらいました。今シーズンで退団するメンバーはリンさんだけではなかったようです。

『カルメン』の初代ミカエラ、研修生を経てNoism1メンバーとなり、その後はバレエミストレスとしてNoismを支えた真下恵さん。。Noismに捧げた9年間でした。本当におつかれさまでした。 真下さんが踊る姿をもっと見たかったです。 サポーターズ会報記事等では私も大変お世話になりました。 どうもありがとうございました。。

他にも退団するメンバーがいるようですが、鳥取バヤデールにはこれまでのメンバーがほぼ出演するそうです。

Noismにとって夏は別れの季節。 例年のこととは言えしんみりしてしまいます。 でも9月になれば、また新しい顔ぶれが集い、Noismが新生します。まさに「別れと出会いを繰りかえ~し~」ですね。 去る人、残る人、来る人、それぞれのご活躍を祈念し、金森穣Noismをますます応援していきましょう!

さて、話は変わりますが、シネ・ウインドが毎月発行している文化フォーラムマガジン、月刊ウインド8月号、ご覧になりましたか? 内容は映画案内だけではありません。今月号はNoismのことがたくさん掲載されていますよ♪

まず14ページには「さわさわ会」会報誌vol.3発行と会員募集中の記事。 15ページは詩人 鈴木良一さんの連載「どこにもない場所」で「至福」と題したバヤデール公演についてのコラム。 そして17ページには、SPAC俳優 奥野晃士さんのリーディングイベント「声に出して読む安吾」に参加して、という久志田渉さんの記事と、角田龍一さんの「新潟から静岡へNoismを伝える」という静岡スノドカフェのイベントで流す映像制作についての記事。 18ページは市川明美さん「ラ・バヤデール-幻の国」公開リハ&本番のご感想、及びY作さんによる「柳都会」第16回 田根剛×金森穣 についてのご感想。 と、タイムリーで盛りだくさんです♪  うれしいですね!

角田さんが書かれた、7月17日開催の、静岡スノドカフェ「新潟ナイト(騎士)~Noism芸術監督に訊く舞台芸術茶話会~」。出演は金森さん、奥野さん、司会がスノドカフェ代表の柚木康裕さん。

奥野さんと柚木さんは以前からの親しい間柄で、柚木さんもNoismのことをよくご存知で、新潟公演にいらしたこともあるそうです。 7月23,24日の静岡公演を目前に控え、奥野さんの発案でこのNoism紹介イベントが実現しました。奥野さんの行動力には全くびっくりさせられます。

まずは角田龍一さんが制作に関わったこの驚きの映像をご覧ください! https://youtu.be/YRl_3YzfIos

いかがでしたか? すごいですね! これには金森さんもびっくりしていましたよ!

では、この続きはまた後日。 (fullmoon)