新潟日報が報じた「要求水準を達成」、2020/9~2021/8のNoism

先日(9月23日)、金森さんがツイートしていたように、9月25日(土)付けの新潟日報朝刊がその新潟面で、「昨季『要求水準を達成』」の見出しのもと、「ノイズム活動評価」について「有識者会議が判定」した内容(「B評価」)を報じました。

同紙は、9月22日に開かれた有識者会議が、りゅーとぴあの自己評価や(新潟)市の評価案を基にオンラインで議論し、「昨シーズン(2020年9月~2021年8月)のNoismの活動について3段階のうち真ん中のB評価を付け、『要求水準を達成している』と評した」と伝えています。

市の評価案で、初めて実施した小学校5校への出張公演が高く評価されたこと、有識者5人のなかで、市舞踊協会の若林美江会長の「コロナ禍でも舞踊文化に触れられるのは、ノイズムが新潟にある強みだと再確認した」との言葉などが紹介されています。

新潟日報9月25日(土)朝刊より

10月発表予定の今後の契約や「レジデンシャル制度」の見直し案などが待たれますが、今は(当然と言えば当然の事柄に過ぎないとも言えますが、)頷ける「内容」であったのだろう「B評価」に安堵しているところです。(個人的には、昨シーズンも「特A評価」とみるところですが、「内容を常に改善」することが求められるなら、伸びしろの残る「B評価」はむしろ好ましいのかもしれません。)

求められている「市民の満足度や認知度の向上」に向けて、私たちサポーターズとしましても、改めて出来得ることをやっていきたいと思ったような次第です。この先も一丸となってNoismを支えて参りましょう。

(shin)

「にいがた総おどり祭」20周年記念オンライン公演「天地-AMATSUCHI-」のNoism2

2021年9月20日(月・祝)15時から17時までの2時間にわたり、今年、20周年を迎えた「にいがた総おどり」が「明日を創る」をテーマに、万代シティの交差点から、オンライン舞台をLIVE配信しました。(視聴チケット:税込み4,000円)

参加したのは、響’連、太鼓芸能集団 鼓童、Noism2、NGT48、ばんにゃい、澪-mio-、万代太鼓 華龍、永島流新潟樽砧伝承会ほか、公募出演キャスト。(欲を言えば、出演者や演目のテロップやタイムテーブルなどが示されると良いなぁと思いました。)私はいつものメンバー(=連れ合い)と軽く飲食しながら、スマホの小さなモニターを覗き込むようにして観ました。

勿論、お目当ては、Noism2×永島流新潟樽砧伝承会による名作「赤降る校庭 さらにもう一度 火の花 散れ」の部分再演。初演は2015年の8月、薄暮の校庭に灯された篝火のなか、その炎のゆらめきが醸し出す情緒と、そこに重なる繊細かつ力強いばち捌きから繰り出されるリズムとの三位一体を成し遂げ、「伝説」と化した感のある名作です。そしてその後も、ことある毎に「また観たい」と口の端に上ることが多かった舞踊でもあります。

15時、鼓童によるオープニングから始まり、NGT48の『Awesome』などを挟んで迎えた15:50、見覚えのある「にいがた総おどり祭」のプロモーションビデオが流れると、やがてそれが振付を行った山田勇気さん、そして永島流新潟樽砧伝承会代表の岡澤花菜子さんのインタビュー動画に繋がっていき、そのときが来たことを知ります。

奇しくも左上方の「赤地にM」が
色的に妙に調和してたりします(笑)

後方に樽砧の叩き手を配し、その手前、赤い衣裳の女性5人(青木愛実さん・兼述育見さん・小林亜優さん・土屋景衣子・渡部梨乃さん)、黒い衣裳の男性1人(糸川祐希さん)のNoism2メンバーが、6年前から全員入れ替わっただけでなく、そもそも新潟市に伝わる独特な音色にその身を浸していきます。この10分間だけは、当然ながら、ほかの一世風靡セピア然とした「前略、道の上より」(古っ!)的な時間とは異次元なもので、明らかに異彩を放つものになっていました。敢えて言語化してみれば、それは「ハレ」の祝祭空間がもたらす興奮に身を委ねるといったベクトルとは真逆で、叩き手と踊り手の磨き上げられた技量が(リモートといえども)観る者に陶酔をもたらし、そこに祝祭空間が立ち現れてくる、そんなパフォーマンスだったとでも言えるかと思います。殊に、ダンサーとも遜色のない岡澤さんの踊るようなばち捌きが刻み出す細かなリズムに応えて舞われた兼述さんのソロ部分など、(リモートといえども)まるで「1対1の決闘」ででもあるかのようなヒリヒリ感さえ伝わってきました。

本日踊ったNoism2のメンバーたちが全員、県外出身であることを考え合わせるとき、こうしたダイレクトに新潟市の歴史や伝統に連なる「演目」を踊る意味にも大きなものがあると思います。そしてそれと同時に、ここ新潟の地で、洋々たる「明日を創る」人たちであって欲しいと思いました。

活躍を期待しています、Noism2。

(shin)

BSN「ゆうなび」が伝える金森さん×東京バレエ団『かぐや姫』創作の様子♪

2021年9月9日(木)夕刻、BSNが平日18:15から放送している番組「ゆうなび」内で、10分を割き、「挑戦 Noism金森穣氏 東京バレエ団と“初共演” 新作『かぐや姫』を創作」の題のもと、クリエイションの過程を伝える特集を放送しました。

時刻18:26、特集は金森さんと井関さんが、東京都目黒区、大通り沿いにある一際目立つ西洋風の建物「東京バレエ団」のスタジオに入っていく姿から始まりました。

金森さんが演出振付を行う新作『かぐや姫』は、「日本最古の物語」と言われる『かぐや姫』に着想を得たもので、音楽にクロード・ドビュッシーが用いられ、かぐや姫、初恋の相手・道児、翁の3人を主要人物に展開する物語とのこと。

金森さん「皆さんも知っているような“王道のかぐや姫”なんだけど、エッセンスとして現代的な物語とか、あるいは自分が常々問いかけ続けている『人間とは何か』とか『人を愛するとは何か』とか根源的なテーマというものも、この『かぐや姫』にはのせられるし」

柄本弾さん(道児役)「穣さんが創っておられる過程に自分も参加できているというのもありますし、自分がやったことのない動きとか新しいことに挑戦できる毎日なので楽しくて楽しくてしょうがないというのは一番ありますね」

秋山瑛さん(かぐや姫役)「(穣さんは)漠然と怖い人なんじゃないかって思っていたのはなくなりました。(笑) 穣さんの中の『かぐや姫』っていうのはこういうふうに進んでいくんだなっていうのを今私たちもちょっとずつ、こうページをめくっている最中っていうか、でもすごく楽しみです」

一人の芸術家を介したつながり: 20世紀を代表する振付家モーリス・ベジャール(1927-2007)。国内では唯一、ベジャール作品をレパートリーにしている東京バレエ団と10代の頃に直接薫陶を受けた金森さん。

「東京バレエ団から依頼を受けたこともすごく自分の中で縁(えにし)を感じるというか、ベジャールさんが今“きている”のかなとは思うよね。失礼な言い方になっちゃうけど、(依頼が)遅いなと思った」と屈託なく笑う金森さん。

1964年の創設以来、古典バレエを活動の中心に据え、国内は勿論、海外は32ヶ国、155都市で775回と、日本で最も多く海外公演を行ってきた東京バレエ団が、世界への発信を視野に、新作を金森さんに依頼。

斎藤友佳理さん(東京バレエ団芸術監督)「東京バレエ団にとっても日本人振付家の作品を海外で上演するのはすごく意味あること。常に金森穣さんというのは私の頭の中にありました。彼の才能というのをもっと世界にアピールしていかなければいけないし」

Q:「Noism設立以来、外部での振り付けは初めて?」
 -金森さん「そう。新作を振り付けるのは初めて。なんていうのか、その挑戦がものすごく楽しいよ。それが何より大切なことだと思っていて」
 -金森さんにとっての挑戦: たとえば、ポワントシューズを履いた女性ダンサーの群舞を振り付けるのは初めてなのだそう。

金森さん「(東京バレエ団のダンサーは)バレエをメインでやっていらっしゃるから、それ以外の『金森穣の身体性』みたいなものは今回は初体験だから、そこは教えていかなければいけないし」

更に金森さん「『バレエと金森穣の身体性の融合』が今回の一つの東京バレエ団への振り付けの課題、テーマではあるよね」

両者の初共演に高い関心を寄せる評論家の三浦雅士さんがスタジオに足を運びました。「金森さんがね、ピークに接近していっているんだよね、今。自分のキャリアの絶頂の方に行っているの。新潟という所で元々の素地をつくって、その上で東京バレエ団という、率直に言えば、日本でほとんど唯一インターナショナルなバレエ団、そこで全幕物を目指して振り付けるというのはものすごく意味がある」と手振りを交えて話す三浦さんの様子からは内心の興奮が滲み出ていました。

金森さん×東京バレエ団の新作『かぐや姫』は全3幕物の構想。今回の公演はその第1幕、かぐや姫の誕生から都へ出るまでのストーリーが描かれる。

Q:「いい作品になりそうですか?」
 -斎藤友佳理さん「なります。もう絶対なりますね」

金森さん「自分たちの街(新潟)の舞踊団の芸術監督の作品をずっと見てくださっている方たちが、違う舞踊団の金森穣の作品を見るわけだから、うん、反応が楽しみ」

この日の特集は、笑顔の金森さんが椅子に腰を下ろしながら発した「一応できたぞ、全部」の声に、スタジオ内から拍手が沸き起こる場面で閉じられました。

期待の新作『かぐや姫』第1幕は、世界初演となる11月6日(土)、7日(日)に東京公演(同時上演『中国の不思議な役人』、『ドリーム・タイム』)、11月20日(土)に新潟公演(同時上演『ドリーム・タイム』)が組まれています。良いお席はお早めにお求め下さい。

(shin)

「ランチのNoism」#14:中尾洸太さんの巻

メール取材日:2021/8/7(Sat.)

シーズン終盤の怒濤の日程が八面六臂のフル稼働で踊り通され、その大ラスは月末の利賀(富山県)、Noism0の3人による『残影の庭』で締め括られる筈でしたが、公式発表はまだですけれど、感染症拡大防止の観点から、同演目の鑑賞予約者に対して、SCOTの担当者より個別に「上演延期」の電話連絡が行われましたから、Noism Company Niigataは現在、全メンバー揃って、18thシーズンを前にした夏休み中と解せられます。
再始動までしばしの充電期間という訳ですが、ここで、夏休みに入るギリギリ直前のタイミングでメール取材できた「ランチのNoism」(14回目)をお送り致します。今回登場するのは中尾洸太さん。果たして彼のランチとは…!?

皆さん、準備はいいですか。では覗きに行っちゃいましょう。

♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん・ろけんろぉぉぉ…♪

夏休み前でも大忙しの舞踊家たちに昼がきた♪「ランチのNoism」!

*まずはランチのお写真から

えっ?えええっ?どゆこと?

ちょっとちょっと中尾さん、写真、間違えてません?こちら、食後のコーヒー画像ではありませんか。
それとも、まさか、昔の浪人生みたいに覚えた先から、頁を破って胃に収めていくってことじゃありませんよね、コレ。って、そんな訳ないか。破られた跡、ないですもんね。
それじゃあ、それじゃあ、取材の日にランチ忘れてきちゃった図だったり?あり得ない、あり得ない。失礼なこと言っちゃってスミマセン。

もうコレ、中尾さんにまんま伺うしかないですね。

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 中尾さん「お昼はいつもコーヒーを飲みながら本を読んでいるか、そのまま練習していることが多いですね」

 *えっ?えええっ?(再び)
ランチブレイクがコーヒーブレイクってことですか?アドレナリン出しまくりの最中の読書っていうのもシュールな感じですし、お昼の時間も練習を続けているとしたら、それはそれでちょっと心配になっちゃうんですけど。
う~む、だとすると、今回、「ランチのNoism」として進めて大丈夫なんですかねぇ?次に用意した質問、既に行きにくい展開になってるんですけれど、これ…。ええい、敢えて、ってことで訊いちゃいますけど…。(汗)

2 誰が作りましたか。or 主にどこで買ってくるのですか。

 中尾さん「ランチに限らず割と自炊が好きなので、これが食べたいとなるとあまり手間は厭わずに作ります」

 *コーヒーについては触れられませんでしたけれど、聞けば、中尾さん、缶コーヒーはあまり飲まず、その時の気分によって変えることはあっても、基本的にはブラックで飲んでいるのだとか。この日のもこだわりのコーヒーだったりするんですかねぇ。
で、作って食べるのが好きってことで、好物を訊ねてみましたところ、「やっぱり白米が好きですね。あと豚肉と鶏肉も」と中尾さん。これはもうバッチリ新潟向きのお答え!豚肉で疲労回復を図り、鶏肉でたんぱく質を摂りながら、新潟のお米、どんどん召し上がってくださいね。

3 ランチ(タイム)でいつも重視しているのはどんなことですか。

 中尾さん「ランチをとると眠くなったり、一度踊るモードに入るとなかなか食べる気が起きなかったりするので、できるだけ軽くコーヒーだけで済ませてしまいます」

 *「できるだけ軽く」って、コレ、軽過ぎません、中尾さん?これまでお届けしてきたランチもホントに軽めな人多かったんですけど、ここまで来ちゃいますか?
まあ、舞踊家に「踊るモード」って言われちゃうと、私たちとは違うんだなって思うほかありませんけどね。いえ、そう思うことに致します、うん。「踊るモード」ですね。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 中尾さん「料理の品ではないのですが(笑)、本は割とお昼のお供にしています」

 *あっ、そっちですか。コーヒーの方が来ると思ったら、そちらでしたか。(汗)
そして私たちからの質問もムリムリ感強めなものが続きますが、ご容赦を。

5 毎日、食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。

 中尾さん「ランチはともかく、夜は毎日変えたい派です。なので、作り置きなどをしていた時期もありましたがやめました」(笑)

 *自炊されるとすると、疲れているのに大変ですね。それでも、夜、好きなもの食べたいですよね。そうでしょうとも、そうでしょうとも。で、よく作られるものにタコスがあるんだそうですが、「もう少し研究したのちに、得意料理を訊かれたときにはタコスと答えたいですね」と中尾さん。タコス道も極めていくことになりそうです。

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。

 中尾さん「なるべくいつも通りがいいので、公演だからといって何か特別に変えることはしません」

 *なるほど。例えば、以前にも触れたことですが、歌舞伎の市川海老蔵さんも「変えない派」で知られてますけど、ほぼコーヒーだけの中尾さんとは少し違うか。でも、やはり「踊るモード」優先ってことは言えて、そこは同じかと。

 *それからこちら、遠征中の写真を一枚、送ってくださいました。

サラダ音楽祭劇場入り期間中、自然な笑顔の中尾さん

 *遠征中の食事はさすがに少し勝手が違うのかもしれませんが、やはり食卓に本がありますね、分厚い本が。この日は恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』とお見受けしました。
んっ?えっ?おっと、これ、「週刊ブックレビュー」(古いか?)ではなくて、「ランチのNoism」でしたね。いけない、いけない。食べていたもの、食べていたもの。お訊きしたところ、ねぎみそと葉とうがらしのおにぎり、そしてお味噌汁と(恐らく、ひじきの)煮物とのことでした。(汗)和風ですね、中尾さん。

7 いつもどなたと一緒にランチタイムを過ごしていますか。

 中尾さん「本読むので割と一人でいます。みんなとしゃべりたいときはテーブルに行って歓談しています」

 *そうですよね。通常、本がお供なんでしたよね。これは失礼しました。では、「みんなとしゃべりたいとき」について教えてください。

8 主にどんなことを話していますか。

 中尾さん「昨日何食べた? とかあまり踊りに関係ないことを話しています」

 *おっと、西島秀俊さんと内野聖陽さんの人気ドラマ(『きのう何食べた?』)の話かと思っちゃいました。アレ、面白いですよね。観てます?って、話、逸れ過ぎですね。スミマセン。(汗)

9 おかずの交換など…(むにゃむにゃ…)←さすがに、これはそぐわないですね。

 中尾さん「おかず交換はしないのでとりあえず今読んでいる本の紹介でも…。
今、カズオ・イシグロさんにハマっているので、今は『忘れられた巨人』、一つ前に読んだのは『クララとお日さま』です」

 *おお、お気遣いに感謝です。いい人!ずっと読んでいる本について訊きたかったんですけど、タイミングを失したかなと残念な思いでいましただけに、もう感謝、感謝です。で、カズオ・イシグロさんですか。私も『日の名残り』とか『わたしを離さないで』とかいくつか読みましたけれど、少し堅めの純文学ではありながらも、大きく展開する物語が印象に残っています。また他のも読んでみようかと思いました。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。 料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 中尾さんカイスティーヴンはいつも美味しそうなものを食べているなーと思って見ていました」

 *おふたりともホントに料理上手でしたからね。前シーズン限りで退団されてしまったおふたりの名前にちょっとしんみりです。(涙)でも、淋しがってばかりもいられませんから、気を取り直して前を向いてこう、ってことで。
中尾さん、驚きの「ランチ」、ご馳走様でした。

で、中尾さんからもメッセージを預かっています。そちらをどうぞ。

■サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつもNoismの活動を応援してくださりありがとうございます。まだまだ新参者の私ではありますが、中尾洸太にしかできない踊り、表現を模索しつつ、それを皆様にお届けして感動していただけるよう精進してまいります。これからも応援よろしくお願いします」

メンバー振付公演でも意欲的な作品を発表していた中尾さん、これからも目が離せないですね。と、こんな具合で、今回の「ランチのNoism」もおしまいです。大幅に入れ替わるメンバー皆さんへの期待を募らせて、18thシーズンのNoism Company Niigataを待つことに致しましょう。今回もお相手はshinでした。それではまた。

(shin)

「レジデンシャル制度に関する有識者会議」(7/6:1回目)意見まとめ公表さる

お盆の日曜日、その午後、ゆっくり甲子園の高校野球を見たりしながら、あの酷い雨の後、試合ができている状況に、改めて阪神園芸さんの整備技術高いなぁなどと暢気に感心していたところ、サポーターズ仲間からメッセージを頂き、標記のPDFファイル(正式ファイル名:「新潟市民芸術文化会館レジデンシャル制度に関する有識者会議 主な意見まとめ (第 1 回目 7/6)」)が公表されていることを知りました。金森さんが翌日のtwitterで触れていたものです。慌てて、目を通してみましたが、もう心臓はバクバク状態に。一刻も早く、皆さんにもお知らせして、今後のサポートの在り方にも繋げていけたらと思い、こちらにいくつかリンクを貼ってご紹介しようと思います。

まずは、新潟市のHP中、当該「会議開催状況」のページのリンクです。最終更新日は8月11日とあります。「新潟市民芸術文化会館レジデンシャル制度に関する有識者会議 開催状況」です。様々な資料等もご覧頂ける、今般の「有識者会議」のトップページと呼べるものです。

その中から、当面、重要なものとしては、会議要旨とされる標記「新潟市民芸術文化会館レジデンシャル制度に関する有識者会議 主な意見まとめ (第 1 回目 7/6)」です。
同まとめ後半「3.レジデンシャル制度の課題及び制度改善にあたっての視点」に記された「(1)事業の在り方」5項目、「(2)労務管理の在り方」2項目が、今後のNoismの在り方を左右するだろう「取りまとめ意見」の核心と見做されます。
妥当と思われるものもありますが、ちょっと首を傾げざるを得なかったりする点もあり、サポーターズとしてはいろいろ思うところがある「取りまとめ」になっていると感じたのが正直なところです。
なかでも「芸術監督の在任期間が長くなると様々な面ですれ違う場面も出てくる…」や「目的と期待する成果を明確に示したうえで、活動の評価も含め市民と共有していくべき。」にひっかかりを覚えるのは私だけでしょうか?(他にもあるのですが、とりあえずってことです。)
で、そうした「課題」と「制度改善」を巡って感じる違和感は小さなものと言って済ませられるレベルのものなのでしょうか、それとも…?

併せて、6/22作成の「参考資料4・公立劇場専属舞踊団『Noism Company Niigata』活動総括【令和2年度版】」もご覧ください。
こちらに目を通しますと、今、お声掛けしている「アンケートへの取組み強化」は、成果として具体的な数字になって表われており、目に見える結果を残したと言えます。その点、感謝しかありません。
また、コロナ禍にあってさえ、「個人」からの支援(額)は微増していることに感動するものですが、他方、「法人等の団体」からの支援(額)が減っていることも一目瞭然です。これなどやむを得ず、いかんともしがたいことなのでしょうけれど…。
これからじっくり資料を読み込み、私たちサポーターズに出来ることがあれば、みんなで共有し、手を携えて進んでいきたいと思うものです。

この記事の終わりに、金森さんの8/4のツイートをここに改めてご紹介したいと思います。リンクを貼りましたので、是非、再度お読みください。そして、私たちにとっては自明の「存在意義の明示化」に向けて、今、皆さんのお声をお寄せ頂きたいと思うものです。

雑駁な記事でお恥ずかしい限りですが、今は取り急ぎということでご容赦願います。

【8/16追記】
*「第2回新潟市民芸術文化会館レジデンシャル制度に関する有識者会議の開催について(ご案内)」文書はこちらから。 → 8/18に開催されることになったそうです。
*「新潟市民芸術文化会館レジデンシャル制度に関する有識者会議」そのものについては、こちらもどうぞ。

(shin)

活動支援会員対象の「サラダ音楽祭」公開リハーサル(2日目)を観てきました♪

2021年8月6日(金)、スマホでチェックしたネットのニュースで「39.2℃」「危険な暑さ」と報じられたのは新潟市秋葉区。りゅーとぴあがある中央区は幾分かはましといえども、ひなたに駐車していた車に乗り込むと、外気温は46℃を表示しているなど、もうどうかしちゃった感のある殺人的な暑さのなか、活動支援会員対象「サラダ音楽祭」公開リハーサル(2日目)を観てきました。

この度の公開リハーサルは当初、この金曜日だけの予定でしたが、申し込まれた支援会員が多かったため、すぐに前日の木曜日分が追加されたのでした。その2日目。

巨大スポーツイヴェント開催に伴い、国民のあいだに「安心バイアス」が拡がり、新規陽性者数も右肩上がりに増加していくなか、「緊急事態宣言」下にある東京都へ赴くのは躊躇われますから、多くの方にとって、この機会はかなり貴重なものと捉えられていたのでしょう。

スタッフが付き添うかたちでの検温と手指消毒を済ませても、予定時間までは「スタジオB」のある4Fではなく、2Fロビーで入場の案内を待つというのも、これまでになく、慎重のうえにも慎重な対応でした。で、一旦、案内されてみると、今度は、そのまま「スタジオB」まで進みます。これもホワイエでの歓談を徹底して避けようとする意図によるものです。

そうやって、みんながスタジオ内の壁沿いに用意された椅子に腰をかけると、金森さんの合図でリハーサルが始まりました。まずは11人が踊る演目の一部です。みんな感染予防のマスクをつけ、見覚えのある衣裳を纏った11人(女性5人、男性6人)。その衣裳について、「本番の衣裳ですか」と金森さんに尋ねてみましたところ、「そうです。使い回しで~す。予算もかけられないので」とのことで、同時に、何の衣裳だったのか、ふたつの作品名も教えて頂きましたが、今はそれは伏せておきます。本番をご覧になられる方は当日、脳内検索をかけてヒットする作品名は何か、お楽しみ頂きたいと思います。男女10人があるひとつの作品からのもので、ひとり山田勇気さんだけは他の作品からの衣裳を纏って踊ります、とだけ。

こちら、かなり激しい動きを求められる演目のようで、袖に引っ込んだタイミングでは、(というのも、スタジオBには袖がなく、全て顕わしになっていますから、)腰に手をあて、息もあがりがちになっている姿も見られました。限られた狭いアクティング・エリアのなか、生オケで踊るのはホントに大変だろうことは一目瞭然です。しかし、いつもの金森さんの言葉を借りれば、「舞踊家が苦しければ苦しいほど、観客は喜ぶ」のでしょう。そんな舞踊家たちの動きから召喚された記憶は『クロノスカイロス1』、衣裳の色味こそ異なりますが。

そして井関さんひとりが踊る演目の方に移りました。本番では、ハープの協奏曲(約15分)を間に挟んで踊られるとのことですが、情緒も一転、まったく趣を異にする時間が楽しめる筈です。この日のリハーサルからだけでもそれは疑い得ないことと確信致しました。

約30分の公開リハーサルの最後にあたって、メンバーを呼び集めて挨拶するなか、「劇場が開いている以上、我々舞踊家としては、充分に配慮しながら、出来ることをやっていくことで、これからも世界に向けた発信を続けていきます」と金森さん。常に歩みを止めない姿勢には胸が熱くなります。「これからも引き続き、ご支援宜しくお願い致します」の言葉に、恐らく、その場にいた全員が心のなかで「勿論です」と返していたのではなかったでしょうか。その気持ちの籠もった拍手がスタジオBに響いていました。

「サラダ音楽祭」本番まで残すところ一週間。これからも一切妥協することなく、実演の精度を極限まで上げながら、当日の舞台を迎えるのでしょう。ご覧になられる方、感染状況、健康状態ほか、本当に気を遣うことと思いますが、その分も、忘れられない舞台になること間違いありません。ご堪能ください。

(shin)

「ランチのNoism」#13:カイ・トミオカさんの巻

メール取材日:2021/7/17(Sat.)

もう圧倒的な舞台の力を見せつけたストラヴィンスキー没後50年 Noism0+noism1+Noism2『春の祭典』公演が全てのツアー地を巡り終え、次のサラダ音楽祭に向けて、活動支援会員を対象とする公開リハーサル(1日目)が行われた日、2021年8月5日。「ランチのNoism」も取り急ぎ、その13回目としてカイ・トミオカさんの巻をお送りします。

今回、故あって、少し予定を変更し、以前に、クリスマスの番外編として、その料理の腕を見せてくれただけでなく、その背景に料理哲学みたいなものを存分に感じさせてくれたカイ・トミオカさんが「ランチのNoism」レギュラー回に再登場してくれました。

では、いってみましょうか。

♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん・ろけんろぉぉぉ…♪

りゅーとぴあ・スタジオBに舞踊家たちの昼がきた♪「ランチのNoism」!

*まずはランチのお写真から

おおっと、これは絶対…
そう、顔になってますね、顔に。
お茶目です、カイさん!

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 カイさん「Noismでの3年間、私のランチはずっととても似通ったものでした。まず初めは、納豆ともずく。それからメインディッシュ。そちらに関しては、毎日、或いは、一日おきに異なっていましたが。これは私が作ったラザニアになります」

 *納豆、嫌いじゃないんですね。もずくだって、嫌がる外国人は多い筈ですけど。そしてまた再燃する「バナナ問題」(林田海里さんの回)!(笑)カイさんは「青バナナ」専ではないと見えます。私も草みたいなの(←酷い言い方…。(汗))よりはこのくらいが落ち着きますけど。(←個人的な感想です。)

 *もっとラザニアに寄ってみますね。ズンっ!

ラザ~ニア・イン・ジプロック(←多分)

2 誰が作りましたか。普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか。

 カイさん「私はいつも自分で用意しています。このラザニアは作るのには数時間かかりましたが、とても多くの量を作ったので、4日間も食べることができました」

 *クリスマスのときにも手を抜かないお料理を見せて貰いましたけれど、これもまた手の込んだ本格的なものなのでしょうね。とても美味しそうですし、何より、こうして出来上がるまでの調理をしている時間も大切に刻まれてきていることを窺わせますよね。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 カイさん「納豆ともずくを食べることは私にとって、ひとつの「慣習」と言って良いものになりました。もずくには柔軟性に良い酢が含まれていますし、納豆が含むたんぱく質については言うまでもないでしょう。そしてメインディッシュは食べたいと思ったものを食べるようにしています!」

 *身体と心の双方に効くランチってことになるでしょうかね。さすがです、カイさん。 

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 カイさん「納豆ともずくは毎日入っていますね」

 *外国籍の方じゃないみたいです。でも、そんな感覚が古いのかしら、って思いにも囚われますね。いいものはいいのです。そして、わかる人にはわかるのです、何につけ。

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。

 カイさん「普通、一週間でふたつのメインディッシュを食べるかたちのランチになっています」

 *時間をかけても、美味しいものを、賢く作り置きして、賢く食べてらっしゃる、そんな姿勢、ライフスタイルとして素敵です。

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。

 カイさん「公演がある日は食事する時間が違ってきますから、大抵は、朝食をかなり多めに食べておいて、公演に向けて充分に消化されるよう、ランチは少し軽めにしています」

 *エネルギーの補給だけでなく、やはり、消化の側面も意識してるんですね。満腹か空腹かっていう「一次的欲求」レベルの大雑把な食べ方ではないってことですね、やっぱり。そりゃあ、そうかぁ。

7 いつもどなたと一緒に食べていますか。

 カイさん「誰とでも喜んで!最近では、私とスティーヴンジョフチャーリーリオ(=三好綾音さん)、カリン(=杉野可林さん)で同じテーブルについてますが、誰が来ても大歓迎です!」

8 主にどんなことを話しながら食べていますか。

 カイさん「ランチというのはみんなが話したいと思うあらゆることを話す機会と言えます。ですから、話されているのは『こんなこと』みたいに挙げることは不可能です」

 *いかにもカイさんらしいお答えというか。そしてウエルカムな性格なんですね。みんなとの時間を大事にしようとしている点、ナイスです、カイさん。

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。誰とどんなものを交換しますか。

 カイさん「コロナの影響で、食べ物をシェアしないよう言われていますよね。でも、もし、自分で特に自信のもてるランチを作ったようなときには、誰か試してみたい人はいるか訊ねたりするでしょう」

 *本当に不自由な空気に覆われていて、閉塞感が強い昨今。嫌になっちゃいますよね。でも、辛抱するしかないですね。終息する日がやってくることを信じて、願って。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 カイさん「あらゆる人のランチはその人独特なもので、その人自身を反映するものです。時間があって料理に興味がある人であるなら、料理を好まず、忙しい人とは全く異なるランチになるでしょう!筋肉を付けたいからと沢山食べる人もいるでしょうし、体重を減らしたいということでほとんど食べない人もいることでしょう。食べ物はこの世界の一人ひとりにとって、極めて重要なものと言えます」

 *これです、これです。これまた、いかにも深いですよね。昨年のクリスマスのときに感じた「哲学する料理人」カイさんの面目躍如たるものです。「食」への洞察に富むカイさん節、再び炸裂って感じで、我が身を振り返って、ただ食べてるだけだなって思わせられちゃいました。(汗)…そんな深みのあるカイさんの回もここらへんで。カイさん、どうもご馳走様でした。

カイさんからもメッセージを頂きましたので、どうぞ。

サポーターズの皆さまへのメッセージ

「ここNoismで過ごした3年間、サポーターズの皆さまに感謝します。皆さまが私と同じくらい、舞踊とNoismに対して情熱を有しているのは素晴らしいことです。ベストのパフォーマンスをお見せできるよう、私が常に力を尽くしていたことをご存知頂けていたら嬉しく思います。どうも有難うございました」

…今回、予定を変更してカイ・トミオカさんのレギュラー回をお送りしたのにはちょっと淋しい事情がありました。と言いますのも、メッセージからも読み取れますように、カイさん、先月(7月)末の札幌公演を最後にNoismを退団されたからです。
今も目に浮かぶのは、『春の祭典』において、下手(しもて)手前にたまるガールズに向かって上手(かみて)奥から寄ってくるボーイズの場面、開脚ジャンプを何度も何度も繰り出して迫ってきたその姿。あの高さ、あの連続ジャンプはまさに「ゴン攻め」の趣。目を見張りました。そしてそれだけでなく、もっともっと観ていたい舞踊家のひとりでした。また違う舞台で躍動する姿を楽しみにしております。カイさん、3年間、感動を有難うございました。
以前の「私がダンスを始めた頃」から、若き日の開脚ジャンプ画像を再掲しておきます。この頃のジャンプを支えていたものは納豆ともずくではなかったでしょうけれど…。

再掲のこのジャンプ、
コレがアレになった訳で、
時を隔てた代名詞ですね♪

今回はここまでです。次回は誰がどんなかたちで登場してくださいますでしょうか。お楽しみに。お相手はshinでした。それではまた。

(日本語訳+構成: shin)

【インスタライヴ-15】『春の祭典』ツアー後の大質問大会

2021年8月1日(日)20時、『春の祭典』最後のツアー先である札幌から(2時間前に)新潟市に戻ってきたばかりの金森さんと井関さんが、「眠い」なか、前回のインスタライヴ以来、ほぼ3ヶ月振りとなるインスタライヴを行ってくれました。広く質問に答える形式での『春の祭典』大質問大会、約1時間。以下にその概要を抜粋してお伝えします。

*この日の晩ご飯: 北海道名産・鮭のルイベ漬(佐藤水産)
*今回のインスタライヴ中のおやつ: 福島産の桃

札幌公演は15年振り。「皆さん、待っててくれた感じ。(hitaru)楽屋のトイレは入る度に音楽が流れる『最新設備』だった」(笑)(井関さん)

Q:照明の調整に時間はかかったか?
-金森さん「ツアー地では凄く時間がかかって、ゲネが無理になり、本番直前のテクニカルランで初めて通せる感じなのが、今回は設備が良くて、順調だった」
-金森さん+井関さん「札幌スペシャルの照明、次やるときはテッパン。最後にちょっと違う演出・照明が加わっている。もう一個『外部』の世界を感じる照明にした」
-井関さん「最後の最後までライヴ感が凄かった」


Q:『春の祭典』音源はどのように決めたか?
-金森さん「入可能なものは手当たり次第に入手して、実際に踊ってみた。既に作っていた構成に合っていて、演出家としてビビッとくるものがあったのがブーレーズ盤だった」
-井関さん「色々なテンポのものがあったが、ブーレーズ盤が一番、音の粒が立っていると言っていたのを覚えている」
-金森さん「ブーレーズ盤は、情感でいくというより、理知的。音がクリアで構造がはっきりしている印象。後から、ベジャールさんもこれを使っていたと聞いた」

Q:踊るときに一番大切にしていることは何か?
-井関さん「その瞬間をどう生きるか。邪念を抜きにして、その瞬間の空気とエネルギーをどう感じるか。邪魔は入るが、それさえも『瞬間』と捉えて乗り越えること」
-金森さん「舞台に立てば立つほど、緊張感をコントロールする術も判ってくるが、『失敗しないかな』との適度な緊張感で集中度も上がる。そのときの音楽の響き、観客のエレルギー、自分の状態を大切にしたい。そこに身を投じる。そこに居続けるための集中」

Q:一人ひとりに楽器を割り当てた『春の祭典』、音を聴いて踊るのか?
-井関さん「楽譜で割り当てていて、全員で完全にカウントを数えているので、一応判っている。それが大前提で、カウントの取り方、『音色になる』ことの難しさがある」
-金森さん「舞踊家は音楽に合わせることに慣れているが、『音になる』っていうのはどういうことか。「(音が)来る」と判っていることではない。音の呼吸・強度を身体化するという完全にはなし得ないことを21人に求めた」
-井関さん「音に合わせすぎると、音に見えない。外からの目がないと成立しない」
-金森さん「一人ひとりが演奏者であるということが肝。自分が動いたことで、その音が発されているように見えることの難しさ」

Q:しんどいとき、それを超える秘訣は?
-井関さん「体力は、稽古でも頑張ってMAXやるが、本番でガンガンあがっていく」
-金森さん「身体は記憶する。最初の通しは滅茶滅茶しんどいが、そのしんどさを求めちゃったりする。これが危ない」
-井関さん「それに酔っちゃったりするのが危ない。語弊はあるが、作品を超える体力と精神力があって、しんどそうに見えて、しんどくないのがベスト。表現の幅が増えてくる。身体も精神も鍛える稽古、また、本番では最高の作品にするべくコントロールすることが重要。身体でやり切って、その先に見える何かを頭を使って見つけて、身体で試す」
-金森さん「舞踊家は馬であって、同時に騎手である。しかし、騎手であり続けながら馬を鍛えることは出来ない。鍛錬は馬にならなければ出来ない。馬が仕上がった後から、騎手が来るというバランスがいい」

Q:踊った後、どれくらいすると食欲がわくものか?
-金森さん「すぐは無理。でも、作品による」
-井関さん「本番の時は『食欲』はない。『食べなきゃ』っていう感じで『義務』。『完全にコレ、仕事だな』って思ったことも」
-金森さん「遅くならないうちに、できるだけ身体にいいものを、って感じだが、美味しいものの方が入り易い。当然、幸せにもなるし」

*照明や装置の微細な違いに気付く舞台人のビビッドさについて
「なんかちょっと違う。今日、(照明が)眩しい」って言って怒り出すのが「佐和子あるある」と金森さん。「で、照明家さんたちが『えっ、変えてないです』ってザワザワってなる。(笑)でも、厳密に言うと、毎日、照明はチェックで触っている。で、微細には変わっている。どれだけビビッドな感覚で舞台に立って感知しているかは、多分、照明家さんには想像できない」(金森さん)

Q:『Fratres』のお米は使い回しか?
-金森さん「はい。演出部さんが、毎回、終演後にザルでほこりを取っている。降らしたときに詰まっちゃったりするので。金銀山の砂金採りかみたいなレベルで」(笑)

Q:リノリウムのペイント、そのコンセプトは?
-井関さん「近々、映像をアップする予定」
-金森さん「コンセプトを伝えて、(俺以外の)メンバーみんなで塗ったもの。そのコンセプトは上から落ちてきてバチャ。みんなのは噴水みたいにバチャ。まあ、似てるんだけど、上から落ちてくることが…」
-井関さん「みんなで話し合って、やっぱりちょっとずついこうと。ひとり一色ずつ持って」それで、「これ、いけるんじゃね」と最初は井関さんから塗っていった。「踊っているとき、毎回、一瞬、海のような、波のようなエネルギーを感じた」
-金森さん「プレヴュー公演やっているときに、何かが必要と感じていて、『ああ、これか』と気付いたもの。『春の祭典』の色彩の爆発、色の欲情みたいなものを精神的な爆発として付与したかった。アクションペインティングのように上からペンキを落とそうと思ったが、さすがに、劇場の人に『大変なことになるからやめて下さい』と言われて…」

Q:『春の祭典』創作で一番苦労した点は?
-井関さん「一番というと、やはり楽譜読み。ホントに時間かかったし、待つ時間も長かった」
-金森さん「ユニゾンもそんなになくて、一人ひとりに振り付けていたから」
-井関さん「楽譜とにらめっこしていて、これはホントにダンスの作品なのかと。最初の1、2ヶ月くらいは」

Q:ふたりにとって、踊り・振付が「腹落ちする」っていうのはどのような感覚か?
-金森さん「踊っていて、『コレだ』って思うときってことなら、それが判るってことが『経験』なのかなと思う。今にして思うと、若い頃は、腹まで落ちないで、肺ぐらいで止まっていた気がする」
-井関さん「完璧な踊りはないが、その瞬間、光を浴びて、そこに集中していられているときが一番納得できるときか」
Q:振付が自分のものになり、無意識・ナチュラルなかたちで踊れるといった感覚か?
-井関さん「無意識はない」
-金森さん「おおっ、佐和子だねぇ。オレ、無意識だからね」
-井関さん「リハーサルで計算をとことんしておいて、そこからどれくらい外れたところへ行けるかっていうか」
-金森さん「結局、完全にはコントロールし得ないものをコントロールしようとしているから、どちら側に立つのかで違うし、この身体っていうのが凄い矛盾で、そういうものと向き合うことが踊ること。観てて感じる感想とは違う」
-井関さん「ここ最近になって、やっと、バランスっていうのが計算じゃないってことが判ってきた。その瞬間瞬間に選び取っていくこと、それが楽しいなと」

Q:『春の祭典』のキャスティングはどのようにして行ったか?
-金森さん「ホントに直感的なインスピレーションによった。楽器の音色からどのメンバーを想起したかっていうこと。癖も性格も判っているし、音色が舞踊家のもつエネルギー等に合うかどうか、という感じ」

Q:今後、『火の鳥』『ペトルーシュカ』に取り組む予定は?
-金森さん「『火の鳥』はNoism2のために作ったものがあり、それはいつかやりたい。『ペトルーシュカ』は『いつかやるのか?』と…、特に予定はないけど」

Q:昨年の「サラダ音楽祭」の演目、再演はないのか?
-金森さん+井関さん「『Adagio Assai』と『Fratres』に関しては、特別決まっているものはない。今回はジョン・アダムズの新作『ザ・チェアマン・ダンス』。42歳・井関佐和子、走れるのか。(笑)それと20年間、点で踊ってきている『Under the Marron Tree』。e-plus『SPICE(スパイス)』の記事を見てください」
-金森さん「『春の祭典』はいずれそのときのメンバーで再演するだろうし、『夏の名残のバラ』はやる予定がある」

…等々と、そんな感じですかね。疲れていた筈のおふたりでしたが、多岐にわたる質問ひとつひとつに丁寧に答えてくださっていました。その様子、是非ともアーカイヴにて全編をご覧ください。そして次回は「サラダ音楽祭」後かな、と予告めいたものもありましたね。楽しみにしています。

それでは、今回はこのへんで。

(shin)

2021年、『春の祭典』という「事件」(サポーター 公演感想)

☆ストラヴィンスキー没後50年 Noism0+Noism1+Noism2『春の祭典』(2021/7/2~4@りゅーとぴあ〈劇場〉)

 これを書いているのは2021年7月25日(日)の午後。ストラヴィンスキー没後50年 Noism0+Noism1+Noism2『春の祭典』埼玉公演楽日の舞台4演目が観客の目を惹き付けている時間帯。私も個人的に最後の鑑賞機会として、チケットを購入し、この日を楽しみにしていたのだが、「今まで以上に危機的な状況」とされる「コロナ禍」とあっては、埼玉に思いを馳せつつも、新潟を出ずに、「ホーム」りゅーとぴあで観た3回の公演を回顧しながら、PCに向かっている…。

 2021年の『春の祭典』本公演は、当然ながら、前年にプレビュー公演として観ていた
2020年のそれとは作品が持つ温度が違っていた。尋常ではないほどに。
作品全体を通して「白み」が印象的で、実験的なほど抽象化された表現を持ち味としながら、「人間」という存在に対する批評性を提示していた2020年版に対して、椅子からリノリウムから彩色が施され、ラストシーンを差し替えてきた2021年版はどう見ても、今、生きられている私たちの「生」を根底に据えて、そこに祈りに似た希望を提示することを表現者のエチカとした、その衒いもない熱い思いの可視化であった訳で、体感温度の差も当然でしかあるまい。それでいて、ストラヴィンスキーの音楽とせめぎ合うかのように展開する圧倒的な舞踊が、今日的なパースペクティヴを超えて、普遍的なリアリティを獲得していたということに異を唱える者は皆無だろう…。

 舞台前方、一列に並んだ椅子に腰掛けに来る21人、その顔は例外なく白く塗られていて、脅えながらも、誰にも胸襟を開くことなく、他者との関係自体を悉く拒絶している。ストラヴィンスキーの不穏な音楽が進むと、椅子の背後に姿を見せる空間。上方からの圧迫感には既視感が伴う。蘇る実験舞踊『R.O.O.M.』の印象。しかし、『R.O.O.M.』で「箱」を覗き込んだときの暢気な高揚感はない。舞台奥と上手(かみて)・下手(しもて)両袖を区切る三方の幕のただならないほどの禍々しさが、舞踊家に与えられたアクティング・エリアを截然と分かち、重くのし掛かってくるのを感じるのみだ。

 不信感に基づくかりそめの関係、同調圧力、裏切り、生け贄…、その他、あらゆる種類の愚かな振る舞いに満ち満ちた空間。光や煙がそうした振る舞いに幾度か中断をもたらそうとも、やはり以前の不信の眼差しに舞い戻っていくどうしようもないほどの愚かさ。しかし、それはやがて三方の幕という装置によって嘲笑われることだろう。雷鳴と稲妻を思わせる効果音と照明を伴って世界に降りかかる災厄。人が繰り広げる諍いを、「コップの中の嵐」として一蹴してしまう展開には劇的舞踊『ラ・バヤデール』最終盤の爆撃が重なる。そうなってはもう、人の愚かさなど、悲劇なのか喜劇なのかも判然としない。

 その災厄を契機に潮目が変わる。井関さんの決意。私情を超えること。自ら胸襟を開いて、その身を嬲る者たちのなかへと飛び込んでいく、決然と。その捨て身の振る舞いが関係性に変化をもたらす。やがて横一列、倒れても起き上がろうともがく21人の姿を見ることになるのだが、それはそこに至るまで目にしなかったものであり、卑小で不様ではあっても、愚かさとは無縁の、真に胸に迫る姿だ。そのとき既に、登場時の白塗りメイクは悉く夥しい汗とともにまだらに流れ落ちてきているだろう。呼び交わすのは切れ味鋭いNoism版『火の鳥』幕切れ、蘇生の可視化。あそこで一瞬にして顔を覆った白いマスクとの間に対称を形作りながら、今回のそれも、紛れもなくメタモルフォーゼであり、ある種の覚醒を、或いは人間性が回復されようとするさまを象徴するだろう。

 その流れで、舞台中央の井関さんから発し、両側に拡がっていく動作こそ、この作品のクライマックスである。その場面が放つ人の光輝は私という存在の深いところに確実に突き刺さっている。それは今もありありと目に浮ぶのだし、それを目にした際の、鳥肌が立つような全身体的な感覚も生々しく蘇ってくるのだ。

 人は手を繋ぐことができる。手を繋ぎ、共に歩むことが。

Noism0+Noism1+Noism2
『春の祭典』
撮影:篠山紀信

 …待ち焦がれた埼玉公演楽日の公演を見送ること。「行くか」「行かないか」「大丈夫だろう」「でも、もし…」「車での往復なら…」…。揺れる気持ちを察して、「幽体離脱して埼玉へ」と誘ってくださる方もあったが、その方面の心得もない。悩みに悩んだ末、こうして新潟にとどまることを決意したのは、金森さんが仕掛けた井関さんのその姿を目にした故のことでもある。チケットも買ったのだし、最後にもう一度観たいという身悶えするような思いの傍ら、翻って、私にも今の仕事上、手を繋がねばならない若者たちがいて、何よりもそこに誠実であることを選択しない訳にはいかぬ、そういう気持ちに至ったのだった。あの場面を観てしまった以上、そうした決意に至ったのもひとつの必然だったのかもしれない。もう一度観たかったが、県外に出ないでおくことにした決意に一片の悔いもない。世に言う「不要不急」云々ではなく、極めて能動的な選択による見送り。観られる方は堪能して欲しい、そんなことを思っていた、私にとっての埼玉公演の楽日。恐るべし、2021年の『春の祭典』。それはひとつの作品、ひとつの公演であることを超えて、私の「生」を照射し、今も私を内部から揺さぶり続けている。それはこの先も変わらないだろう。2021年の「事件」と呼ぶことに躊躇などない所以である。   (2021/7/25)

(shin)

「ランチのNoism」#12 : 三好綾音さんの巻

メール取材日:2021/6/5(Sat.)

感動「てんこ盛り」状態のストラヴィンスキー没後50年 Noism0+noism1+Noism2『春の祭典』公演も、まず、皮切りの新潟公演を終え、次の埼玉公演まで2週間を切りました。このタイミングで、ご好評を頂いています連載企画「ランチのNoism」第12回をお届けしようと思います。今回ご登場願うのは、クールで落ち着いた雰囲気を漂わす三好綾音さんです。そのランチや、如何に。では、一緒に覗いてみましょうか、三好さんのランチ。

♫ふぁいてぃん・ぴーす・あん・ろけんろぉぉぉ…♪

今日もりゅーとぴあ・スタジオBに舞踊家たちの昼がきた♪「ランチのNoism」!

*まずはランチのお写真から

“So Cool!!”
クールな三好さんのクールなランチ

1 今日のランチを簡単に説明してください。

 三好さん「サラダです。上に乗っているのは高野豆腐とズッキーニ、エリンギを炒めたものです」

*おお、これはクールな印象の三好さんに違わない、相当クールな感じのランチとお見受けしました、…って「冷やしている」ってことじゃありませんよ。見かけがクールってことです。「カッコイイ」という意味も込めて。そしてまたまた量は少なめながら、高野豆腐があるお陰で、満足感は得られそうな…。でも、もっと食べたいかな、私なら。

2 誰が作りましたか。普通、作るのにどれくらい時間をかけていますか。

 三好さん「朝、10分くらいで準備します」

*「10分」!もう最初から手の込んだものは目指さないっていう割り切りに充分、三好さんの「ランチ哲学」の一端を見るような思いが致します。

3 ランチでいつも重視しているのはどんなことですか。

 三好さん「消化の早さと、野菜の栄養をしっかり摂ることです」

*やはりランチの背後に相当色々考えるところがあることを窺わせますね。好きな物を食べて寛ぐっていうのではなく、時間をかけずに準備して、それでいて、効果MAXとなるような「哲学」が存在するランチ。ここまでくるのに色々試行錯誤はあったのでしょうが、コレ、ある意味、究極かも。そんなふうに思えるランチ、う~ん、三好さんっぽい。

4 「これだけは外せない」というこだわりの品はありますか。

 三好さん「ビタミン類が摂れる野菜です。いつもほうれん草か小松菜か、ブロッコリーです」

*またまたストイックな響き。ランチに求めるものにブレがないんですよね。「踊るための身体」から導き出されたランチ。そのストイックさに打たれます。

5 毎日、ランチで食べるものは大体決まっている方ですか。それとも毎日変えようと考える方ですか。

 三好さん「食材に変化はありますが、基本的には決まっています。ほうれん草か小松菜、食物繊維のキノコ類、たんぱく質は鶏肉か、ゆで卵か高野豆腐が多いです」

常に身体に向き合いながら、削いでいって、削いでいって、…ひとつの「ランチ道」を極めようとして至った感じ。もう「黒帯」って域に達しているかのような風格すら漂ってますね。お見事!

6 公演がある時とない時ではランチの内容を変えますか。どう変えますか。

 三好さん「公演の時はサラダがお味噌汁になります。よりお腹に負担がかからないですし、ツアー先でも必ず買えるものなので」

-公演の時のランチはお味噌汁だけになるということでしょうか。主にお求めになるお味噌汁の具材などを教えて下さい。

 三好さん「ゆで卵も食べます。ゆで卵は普段から2個くらい持っていて、ランチに食べたり、休憩の時に食べたりしています!新潟の家の時は冷凍のほうれん草としめじとかが多くて、インスタントを買うときは茄子のお味噌汁が好きです」

*ゆで卵もありって聞いて、ちょっとホッとしました。あと、お味噌汁の具材のところで、「好き」ってワードが出て来たことにもちょっとホッとしたりして…。(笑)

7 いつもどなたと一緒に食べていますか。

 三好さん「いつもカイ(・トミオカさん)スティーヴン(・クィルダンさん)と同じテーブルに座ります。最近はせなさん(=井本星那さん)とお話しながら食べています」

*この日のお写真がこちら。

左手前から奥に向かってスティーヴン・クィルダンさん、カイ・トミオカさん、そして坪田光さん。その向かい側、右奥にジョフォア・ポプラヴスキーさん、そして右手前が三好さんですね。

8 主にどんなことを話しながら食べていますか。

 三好さん「せなさんとは、食べ物の話が多いですね。この食材が体に良さそうだよーとか、色々情報交換をさせてもらっています」

*井本さんとの「情報交換」のなかで、最近気になる食材など訊ねてみましたら、「オートミールです。先日はせなさんから小分けのオートミールを頂きました!」(三好さん)とのお答え。こちらの話題も掘り下げると、どんどん深いものになっていくのでしょうが、入口のほんの浅いところしか訊ねられませんでした…。スミマセン。(汗)

9 おかずの交換などしたりすることはありますか。

 三好さん「つい最近せなさんにキヌアをお裾分けしたら、美味しいキヌアサラダになって返ってきました!とっても美味しかったです」

*おっと、またまた深みのある展開になってきましたよ。今度は頑張って、ちょっとこの「沼」にハマってみましょうか。

-三好さんはいつ頃、どういうきっかけでキヌアを知ったのですか。また、新潟でも買えるのでしょうか。

 三好さん「さわ(=井関佐和子さん)さんにお借りした疲労に関する本に、キヌアやアマランサスの穀類はカリウムとか、マグネシウムが豊富でむくみやストレスに良いと書いてあったので、サラダのバリエーションにもなると思って買ってみました。プチプチした食感が好きでとっても気に入っています!私は新潟ではあまり見かけないので、アマゾンで購入しました」

-キヌアをいつもはどのように調理して食べていますか。ランチに持ってくることはないのでしょうか。

 三好さん「茹でて、トマトやきゅうり、パプリカとなどと混ぜます。オリーブオイルと塩コショウ、レモン、バルサミコで味付けするのがお気に入りです。先日インスタグラムのストーリーにキヌアサラダを上げていたのでその写真を送ります」

*ってことで、送っていただいた写真がこちらです。

キヌアサラダ調理中の図

*どうも有難うございます。「ストーリー」用ってことで、コメント解説まで入っていて嬉しい限りです。で、件の「キヌアサラダ」、「研修生カンパニー」から「プロフェッショナルカンパニー」へ昇格って感じですかね。色鮮やかでとても美味しそうです。他に目を移してみますと、Noismメンバーのお買い物上手の側面は三好さんの「酢にんじん」にも!こちら、必殺、イトーヨーカドーでしょうかね。

10 いつもおいしそうなお弁当を作ってくるのは誰ですか。 料理上手だと思うメンバーは誰ですか。

 三好さん「ランチは、ゆかさん(=浅海侑加さん)のサンドイッチがいつも美味しそうだなぁと横目に見ながら思っています。」

*おお、ニーチェじゃないですけど「人間的な、あまりに人間的な」な側面も!クールな三好さんが横目で見ながら食事をしている図、想像しただけで可愛いですよね。…失礼しました。で、料理上手の話はまだまだ続きます。

 三好さん「料理は、さわさんやゆかさんが作る料理は本当に美味しくて憧れます。でも皆も本当に上手です!まや(=西澤真耶さん)は家に行くと必ず美味しい常備菜?を出してくれますし、以前持ち寄りパーティーをしたときは、チャーリー(・リャンさん)は餃子だったり、ジョフはキッシュだったり、スティーブンはスイーツだったり、皆それぞれに得意なものがあって、全部美味しかったです♪」

*おおっと、とてもとても全て掘り下げる訳にはいきませんから、前回の「ランチのNoism」に登場してくれた西澤さんとのやりとりに絞って訊いてみましょう。

西澤さんの「常備菜(?)」について、少し具体的に教えて下さい。

 三好さん「私がまやの常備菜で一番大好きなのは、セロリといかくんをオリーブオイル?であえたものです。いかくんを料理に使うのにびっくりして、しかも超簡単でとっても美味しいんです!まやはツアーに行ったときなども、スーパーで安くて美味しくてホテルで食べれるものを見つけてくる天才で、よく一緒にスーパーに行って、まやのかごに入ってる物を見てそれどこにあったの?!って聞きます(笑)」

*おおっと、「いかくん」ですか?…それ、「さかなクン」とは違う感じで、いかの燻製のことですよね。(…って、間違う筈ないか。)いかにも(…って、クドい(笑))ハイブリッドな料理ですね、西澤さん。三好さんとは路線が違う。でも、「天才」と評されたスーパーでのお買い物も含めて、西澤さんのキャラが見えてくるような逸話には、前回、西澤さんが紹介してくれた三好さんの「無限にんじん」と併せて、料理面でインスパイアし合っているふたりの構図も見えてきて、この「沼」にもハマってみてよかったなと思いました。三好さん、諸々、どうもご馳走様でした。

今回も締め括りに、三好さんからのメッセージをご紹介しましょう。

サポーターズの皆さまへのメッセージ

「いつも私達の活動を支えてくださり、ありがとうございます。また次の公演をお見せできる日まで、皆様も、私達も、健康で安全な日々を過ごせますように願っています!」

さあ、そんな「次の公演」は埼玉での公演。今回、本公演として「初演」となるNoism版『春の祭典』では、井関さんに続いて2番目に姿を現すのが三好さんです。彼女を含めて、全員が渾身の舞踊で魅了する舞台は映像舞踊を含めて4演目。もう超豪華ですから、どうぞお楽しみに。

本日はここまで。今回もお相手はshinでした。では、また。

(shin)