演劇公演に行ったら…

庭劇団ペニノ新潟公演「笑顔の砦」作・演出:タニノクロウ
9月3日(土)18:00の回@りゅーとぴあ劇場 

アフタートークのゲストとして金森さんが登壇する回なので行ってきました♪
そしたらなんと折込配布チラシの中にこのようなものが!

Noism Company Niigata 冬公演 仮チラシ更新!
『Der Wanderer ーさすらい人』
演出振付:金森穣 音楽:シューベルト歌曲 
出演:Noism0、Noism1

速報!Noism Company Niigata 冬公演チラシ♪

「一人ひとりのメンバーソロから構成する」最新作。
そして、日程詳細も♪
どうぞご予定ください。
楽しみですね!

さて、肝心の演劇公演、なんというか、舞台セットを含め、徹底したリアリズムに驚きました。アフタートークでは金森さんも「人の家の中をリアルに見ているような」と話されました。それもそのはず、出演者はセットの中に住み込んで稽古していたのだそうです!
特に取り立てて何も起こらない他者の日常生活を傍観しているうちに、徐々に没入していったという金森さん。そのきっかけは、「二つの部屋のそれぞれの主人が一人だけになった時、自他の境界が崩れたところに惹かれた」とのこと。精神のリアルが提示されて面白かったそうです。さすが金森さん。

ほかにもタニノさんの面白変人ぶりがわかるビックリするようなお話がたくさんあり(そのお話を引き出す金森さんの方が司会者のよう)楽しい20分間でした♪
金森さんとタニノさんは全くの初対面で、打ち合わせも無く、終演後に舞台袖で会ったのが初顔合わせだそうですよ。
終了後、山田勇気さん、浅海侑加さんほか、Noism1・2メンバー数名、お見かけしました♪

(fullmoon)

Noism Company Niigata新体制 就任記者会見 開催♪

雨の一日となった、2022年9月1日。
Noism Company Niigataの新たなシーズン(19thシーズン)が始まりました!
シーズン開始にあたり、金森穣 芸術総監督、井関佐和子 国際活動部門芸術監督、山田勇気 地域活動部門芸術監督の就任記者会見が行われました。

2022年9月1日(木)15:00-15:45@りゅーとぴあ能楽堂ホワイエ
登壇者:
金森穣(Noism Company Niigata 芸術総監督)
井関佐和子(Noism Company Niigata 国際活動部門芸術監督)
山田勇気(Noism Company Niigata 地域活動部門芸術監督)
19thシーズンNoism Company Niigataメンバー全員

金森さん、井関さん、山田さんの順に就任の抱負を話されました。
金森さんは、
「2部門制になり、国際部門と地域部門を二人に任せることで、Noismは更に飛躍できると思う。何かあれば相談は受けるが、基本は任せて、自分は俯瞰して見ていきたい。井関にはNoism0,1を任せ、山田にはNoism2を一任する。現在、すでに二人が選んだメンバーになっている。
自分はレジデンシャル制度を成熟させていきたい。大きな視座に立って、Noismを導いていきたい」と話されました。

井関さんは、
「国際部門というと海外関係と思われがちだが、国内外という意味であり、初年度は内側の充実を図っていきたい。新潟からNoismのことを言葉と身体で発信していく。
先シーズンは鼓童と共演して新潟・東京圏以外の地域でも公演し、それぞれの地域の人たちの感じ方を味わった。Noismを知らない人たちにもNoismを知ってもらえるように届けていきたい」と話され、井関さんからNoism1メンバーの紹介がありました。

続いて山田さんは、まず先にNoism2メンバーを紹介してから、
「これまでもやってきたが、より一層、地域に貢献する活動を集中してやる。まずは小学校へのアウトリーチを増やして充実させたい。そしてオープンクラスを担当するので、Noismが培ってきた身体知を広めたい。皆さんには観るだけではなく体験してほしい。
そして研修生カンパニーであるNoism2を担当する。メンバーは夢と理想を持ってここに来るが、現実にぶつかり自分自身と向き合わざるを得ない。技術的なことだけでなく身も心も成長してほしい。2、3年で研修を終えそれぞれの道に進んで行く。一瞬の夢に賭けるメンバーを応援してほしい。地域の人たちに愛される集団になってほしい」と話されました。

以下は質疑応答からの抜粋です。
金森:レジデンシャル制度は、新潟市の行政が文化政策として芸術活動を担う、劇場文化の新しい形。これまで日本には前例が無い。行政と財団とNoismが地域の文化を担う。3者で相談しながら、5年以内に、他の地域にも取り入れられる汎用性のある制度にしていきたい。それはかなりハードルが高いことだが、それだけに献身する意義がある。

井関:市と財団とNoismの3者は対等である。その中のひとつであるNoism内側の体制を強化していきたい。舞踊家は自覚と責任とプライドを持ってほしい。Noism1がどのくらい実力をつけていけるかが勝負。
個人的には公演では、芸術監督ではなく一舞踊家として踊る。芸術監督としてこんなふうに出なくてもいいように、Noism1メンバーに前に出てほしい。いずれ引き継ぎたい。

山田:劇場に舞踊家がいることによって、いろいろ役にたつことができる。皆さんからも声を掛けてほしい。以前、市の人から海岸清掃を依頼されたとき、「こんなことを頼んでもいいんですか?」という雰囲気だった。もちろんできないこともあるが、こちらが思いつかないようなこともあるので、なんでも提案してほしい。地域のいろいろな人たちと繋がっていきたい。

金森:公演は海外からのオファーもある。コロナがもう少し落ち着いたら新潟の外に出たい。地域と、地球の裏側の両方で活躍する舞踊団が新潟にある。それは素晴らしいこと。私だけの夢や妄想ではなく、市民の皆さんと共有したい。

★メンバーのひと言(皆さん、恵まれた環境と応援に感謝していました)
Noism1
井本星那 Sena IMOTO:Noismとしての自覚を持ってやっていきたい。
三好綾音 Rio MIYOSHI:クオリティの高い公演を届けられるように精進する。
中尾洸太 Kota NAKAO:観に来てほしい。高みを目指し、伝えられることを増やしたい。
庄島さくら Sakura SHOJIMA:Noismらしく、且つ自分らしく踊りたい。
庄島すみれ Sumire SHOJIMA:たくさんの人に公演を観に来てほしい。
坪田光 Hikaru TSUBOTA:責任とプライドを持って邁進していけるように努力する。
樋浦瞳 Akira HIURA:新潟市出身で中3の時、Noismを観た。憧れの場所にいる。市民に興味を持ってもらえるように、身体でがんばって伝えていきたい。
杉野可林 Karin SUGINO(都合により欠席)
糸川祐希 Yuki ITOKAWA:プロの自覚を持ってがんばっていきたい。
凖メンバー
横山ひかり Hikari YOKOYAMA:舞踊の力を届けられるように精進したい。

Noism2リハーサル監督・Noism1
浅海侑加 Yuka ASAUMI:Noism2メンバーと一緒に活動していく。新たなことにチャレンジしたい。
(浅海さんはNoism1メンバーとして公演に出演することもあります)

Noism2
兼述育見 Ikumi KANENOBU:心も身体も成長したい。
土屋景衣子 Keiko TSUCHIYA:自覚と責任を持ってがんばる。
渡部梨乃 Rino WATABE:自分と向き合い、闘い、精進する。視野を広く持ち、市民と繋がり、いい踊りと思われるようにしたい。
太田菜月 Natsuki OTA:ひとつでも多くのことを学びたい。
河村アズリ Azuri KAWAMURA:心と身体を強くしたい。
佐藤萌子 Moeko SATO:自分と向き合って、上を目指したい。
高田季歩 Kiho TAKADA:目の前にあることに一つひとつ取組み、精進していきたい。
村上莉瑚 Riko MURAKAMI:心身の中から伝わるような表現ができるように努力したい。

新たな決意の新生Noism Company Niigata。まさにシビックプライド!
ますます応援して参りましょう!

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(photos by aqua)

「NHKバレエの饗宴2022」に行ってきました!

8月13日(土)は お盆。そして台風襲来!そんな中、NHKホールで賑々しく開催された「バレエの饗宴」、満員御礼です!


私のお目当てはもちろん金森さんの新作『Andante』ですが、綺羅星のごとく輝く他の出演者たちにも興味津々です♪


14時開演で、20分の休憩を2回入れて17時終演、3時間の長丁場です。第3部の『ジゼル』は出演者が来日できず、上演されませんでしたが、それ以外はつつがなく進行し、たっぷりと堪能しました♪
個人的には、『牧神の午後への前奏曲』、『ロメオとジュリエット』、『ドン・キホーテ』に惹かれました♪

そして、最後の最後の大トリが、金森さんの『Andante』です! 中村祥子さんと厚地康雄さんの、この世の者とは思えない、抜群のスタイルと雰囲気にメロメロ✨
この美しいお二人のために金森さんが創った至上、至福、至宝の奇跡の作品✨✨
舞踊評論家 高橋森彦さんの解説をお読みくださいね♪


時間にして、約10分!
もっともっと見ていたい!それなのに終わってしまう〜・・・
感涙必至のこの作品、終演後はステージに金森さん、そしてソロバイオリンの小林美樹さんも登場して4名でのカーテンコール✨

短時間で金森さんが創ったという照明もとても素晴らしくて、うっとり大満足です♪

最後は出演者全員が「眠れる森の美女」のワルツでカーテンコール♪ 演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、指揮は冨田実里さんでした。
「バレエの饗宴」は8Kで生放送されたそうですが、来たる9月18日(日)午後9時〜、Eテレ「クラシック音楽館」で放送されるそうです!どうぞお楽しみに♪

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愛知に『鬼』降臨!(2022/7/23)

7月23日(土)、鬼に会いに名古屋に行ってきました!
本日の会場、愛知県芸術劇場 大ホールは、美術館とも一体となった、愛知県芸術文化センターの広々とした複合施設の中にあります。

地下には大きな画面で『鬼』トレーラーが!
2階の案内所にも♪

今日は大入りで、4階席他の追加席を販売とのことで、とても嬉しいです!

15時15分 開場、コラボグッズは3種類。
物販の脇には、原田さんの『鬼』の譜面コピー2枚が掲示されていましたが、これは撮影不可で残念!
サポーターズ・インフォメーションと、さわさわ会vol.8は置きチラシです♪

いよいよ16時開演!
私はいつも1、2階で観ていますが、今日は珍しく3階席です。
少し遠く感じますが、音響も照明も素晴らしい!
『お菊の結婚』は熟達の極み♪主役の井関さん、ジョフォアさんはもちろん、山田勇気さん、井本星那さん、光っています。
続く『鬼』は、何度聴いても、鼓童さんの初打音に衝撃!
客席からも、嘆声が漏れます。
そして全メンバー渾身の演舞!圧倒されます。更に井関さんの優美さ、妖しさ、山田勇気さんの熱演、そして山田さん、井関さん、金森さんの3者の絡み、クライマックスの全員の踊り、息もつかせぬ勢いの盛り上がりのあとの静けさ。
金森さん、井関さんの踊りはアクロバティック超絶技巧なのに、あの優雅さは一体何なのでしょう!?

幕が下りきるほんの少し前に大きな拍手が起こり、カーテンコールが続きます。
今回も素晴らしい舞台!
無事終演し、嬉しい限りです♪

終演後、コラボグッズは浮き星と佐渡番茶がSold Out、Tシャツも残り少ないようです♪

そして来週は早くも大千穐楽、山形公演です。鬼とお別れするのは寂しいです・・・
会場の荘銀タクト鶴岡で別れを惜しみたいと存じます。
(fullmoon)

『鬼』埼玉公演2日目に行ってきました!

7/9(土)埼玉公演、中日となりました。さい芸の最寄り駅、大宮から埼京線で2駅目の与野本町は、駅前に広い遊歩道的な、与野本町駅前公園アートストリートエリアがあり、バラがたくさん植えられています♪まだまだ咲いていますよ。明日も暑い最中にはなりますが、公演の行き帰りにどうぞご覧ください♪

鼓童アース・セレブレーションのポスター。
山田勇気さんワークショップとNoism2と鼓童のコラボレーションがあります♪

さて、本日2日目の公演も、まさに圧巻でした!!
どちらの演目も凄い、凄い、凄すぎる!素晴らしすぎて、ああだこうだとアレコレくどくど書きたいのですが書けません。。
ネタバレを避けるという意味あいもありますが、言語化能力が不足しております。申し訳ありません💦
未見の方は、ぜひご自身で体験、体感、ビックリ仰天、大感動していただければと存じます。

さて、初日にご紹介した、さわさわ会の会報誌ですが、私が今日会場に到着した時には、すでに残り3部。そのあと、あっという間に無くなってしまいました〜
入手ご希望の方は、ぜひどうぞ、さわさわ会にご入会ください。お送りいたします。ご一緒に井関佐和子さんを応援しましょう!
このあとの公演では、京都、山形は折り込み配布。愛知は積み置きとなります。

「さわさわ会」ご入会もご検討ください♪ m(_ _)m

Noismサポーターズのインフォメーションも同様です♪
インフォメーションには、金森監督からの3通りのメッセージや、shinさんによる公演期待文、hohosan製作のNoism応援グッズ紹介等が載っていますよ♪こちらもぜひお読み&ご入会くださいね!

早いもので、埼玉公演も明日が楽日となりました。体調を整え、暑さに負けず、『鬼』公演に挑んでください。
そして、お待たせしました。明日は真打ちshinさんが登場します!
乞うご期待♪
(fullmoon)

『鬼』埼玉公演 初日に行ってきました!

7/8(金)、新潟も埼玉も暑いですが、夕方6時頃ともなると、気温も下がり、涼しい風もそよそよと〜♪
彩の国さいたま芸術劇場に到着すると、そこにはBSN新潟放送のヒーロー、坂井悠紀ディレクターが〜♪

会場ロビーには、プログラムセット、さわさわ会の新会報誌♡、そして物販コーナー。


物販は缶入り浮き星が早くも売り切れ!
東京の知人友人に挨拶していると間もなく開演。
チャイムが鳴ってから、そこそこの人数の観客が入場してきました。電車が遅れたのだそうです。皆さん間に合ってよかった!

『お菊の結婚』、ピエールの登場は、ステージの高さがあるので、舞台袖からでした。
ホント、コミカルなのに怖い演目ですが、照明がきれいですね〜♪
流れるように動きが進んで行きます。
続く『鬼』はガラッと雰囲気が変わります。
舞台美術に変更アリ!?
井関さんの鬼がますます禍々しいです!
この演目も本当に凄いですよね!!
鼓童さんの音も大迫力です!

大拍手で無事終演♪
ブラボーを言っちゃいけないそうですが、後ろの方から2、3回聞こえましたよ!

今回も素晴らしい公演でした♪
原田敬子さんのお姿もチラッとお見かけしました。
安倍元総理の衝撃のニュースがありましたが、公演は明日あさってと続きます。
どうぞお運びくださいね♪


(fullmoon)

Noism2定期公演vol.13 公開リハーサルに行ってきました♪

日時:5月13日(金)14:00~14:30 終了後 囲み取材14:30~14:45
会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館〈スタジオB〉
対象:マスコミ、Noism活動支援会員

朝の雨はすっかりあがって薄日が差す中、気温も上がり蒸し暑いようなお天気です。そんな鬱陶しさを吹き飛ばすようなNoism2公開リハーサル!


本番(5/21、22)が来週に迫る中、『火の鳥』(約25分)を見せていただきました!

『火の鳥』は2011年に金森さんがNoism2のために、そして学校公演を視野に創作した作品で、再演を繰り返し、今回は6年ぶりの上演となります。
登場するのは少年と火の鳥、そして若者たち6名の、計8名。
少年と火の鳥はこれまでもダブルキャストの時がありましたが、今回もダブルキャストで、本日は〇〇さんと〇〇さん♪(あえて伏字)。
少年役は踊りもさることながら表情が素晴らしい! 火の鳥も伸びやかに舞います。

もう一組のキャストのお名前もお聞きしましたが、どうぞ当日のお楽しみに♪
土・日の二日間とも、ぜひお運びくださいね!
公演・作品について等、詳細はプレスリリースをご覧ください。

公開リハーサルには、Noism2リハーサル監督 浅海侑加さんはじめ、金森さん、井関さん、山田さん、そしてNoism1メンバーも参加して注視!
出演メンバーは緊張しますよね~。 Noism2メンバーの二人が体調不良とのことで、代わりにNoism1坪田光さんと準メンバー杉野可林さんが特別に出演します。
リハーサルが終わると、金森さんから若者たちへ、歩き方、立ち方の指導が入りました!
本番がますます楽しみです♪

リハは拍手で無事終了し、Noism2リハーサル監督 浅海侑加さんの囲み取材です。BSNで放送されると思いますのでご覧ください。
浅海さんのお話によると、公演の稽古は昨年末頃から始まったそうですが、メンバーが変わったりしたので、まとまってきたのは4月頃だそうです。
『火の鳥』は再演なので動画があり、それを見れば振りはわかりますが、できるだけ浅海さんから振りを渡すようにしたそうです。振りを自分のものにして表現してほしいと話されました。

難しいのは、全員が組んで踊る場面で、激しい動きの中でリフトして回転させたりするので、同じようになることは無く、難しさを痛感しているそうです。
少年、火の鳥、若者たちが、それぞれ影響しあい、変わっていくことが作品のテーマであり、人と人との関係性を感じてほしいと話されました。

私は歴代の『火の鳥』を観ていますが、やはり最後は泣けますね~。。。
そして、ストラヴィンスキーの音楽にぴったり合っていてすばらしい~♪

■上演予定作品
演出振付:金森穣 稽古監督:浅海侑加
・solo for 2 より 初演:2012 年
・R.O.O.M.より 初演:2019 年
・砕波 初演:2017 年
・Phychic 3.11 より 初演:2011 年
・Me/mento, 4 am ”ne” siac より 初演:2001 年
・火の鳥 初演:2011 年

上演作品、見どころ満載です!
5月21日(土)17:00、 22日(日)15:00 @りゅーとぴあ〈劇場〉
若さ溢れる舞踊家たちの輝きを観に、どうぞ劇場にお運びください♪

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(撮影:aqua)

Noism×鼓童『鬼』記者発表に行ってきました!

日時:2022年4月22日(金)10:30-11:30(会場受付10:00より/オンライン受付10:20より)
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館〈劇場 ホワイエ〉
登壇者:
・金森穣(りゅーとぴあ舞踊部門芸術監督、Noism Company Niigata芸術監督)
・原田敬子(作曲家)
・石塚充(太鼓芸能集団 鼓童)

曇り空ながら春らしい暖かさ。りゅーとぴあの桜は終わり、若葉が萌え出ています♪
会場の劇場ホワイエにはテレビカメラやビデオカメラが何台も並び、オンライン参加もあるということで、機械設備がなにやら物々しい雰囲気です。

*公演の詳細は、こちらのプレスリリースをご覧ください。▶Noism×鼓童『鬼』プレスリリース

上記資料が配布されました。司会は りゅーとぴあ坂内さん。

まずは金森さんがお話しされ、企画の経緯や作品について、「新潟」をテーマにしたいということ、作曲家 原田敬子さんとの出会い、鼓童 船橋さんとの対談等について話されました。上のプレスリリースをお読みいただけると、ほぼおわかりになると存じます。

続いて原田敬子さんです。
2019年 利賀村のシアターオリンピックスでの曲を聴いているので、どんな(怖そうな)人かと思っていたら、なんと、見目麗しく、スリムで、明るくて面白くて、もしかしたら天然入っている?と思わせるような方で驚きました!

原田さんは作曲のためのリサーチをされたそうです。シアターオリンピックスがあったので、2018年頃から頻繁に新潟に来ていたそうですが、この度は「新潟をテーマに」「新潟とは何か」ということで、Noism・鼓童見学のみならず、いろいろなお店の人にもリサーチし、新潟の政治、音楽、地形などの研究者も5名紹介してもらってお話を伺ったそうです。
新潟の人は真面目で堅実、土地に根付いたものを作っているという印象のようです。
今回の鼓童の出演者は、20代半ば~後半の若い新世代7名で、それに「声」が入るそうです。
全員楽譜が読めて、「太鼓が好き!」という個性豊かな面々で、「いろいろな鬼がいるな~」と思われたそうです。
「鼓童は40年の歴史があり、その前に鬼太鼓座として10年、合わせて50年の歴史がありますが、これまでは、能力の三分の一しか使っていないのでは」と話され(ビックリ)、「鼓童さんのからだの中が変容してしてしまうようなものになってほしい」と期待されました(二度ビックリ)。

続いて、鼓童 石塚充さん。
「Noismには以前から注目していて、自分は いちファン。いつかは共演したいと思っていて、ようやく実現した。一緒に稽古をして刺激を受けている。」
「原田さんの楽曲に取り組んでいるが、難しい。これまでの最高難度だが、得るものが多い。魂を注ぎ込んでいる。充実した時間である。早く観ていただきたい。」と話されました。

登壇者のお話が終わり、会場からの質問、続いてリモートでの質問となります。

かいつまんでご紹介します。

Q:原田さんにとって「新潟らしさ」とは?
-原田:Noismと鼓童が実現してくれると期待している。タイトルの『鬼』は鬼太鼓座の「鬼」にも由来している。鬼にまつわる民話も多い。鬼は人間が作り出したものであり、新潟発にとどまらず世界に通用するテーマ。心が邪鬼に襲われた、ネガティブな暴走を振り払いたい。

この回答に対し、金森さんから、
「鬼はネガティブなだけのものではない。負だけではなく、それを肯定し、光にもなりうるもの。」
原田さんも、「鬼太鼓の鬼はいい鬼です。」と。

Q:観客に示したいものは?
-金森:「新潟スゲェー!」
-石塚:スマホやパソコンなどで何でもできるような時代だが、生身のからだが素晴らしいことを見てもらいたい。

Q:作品について、新潟に住んでいる者として、お互いが受ける刺激について。
-石塚:特に意識はしていない。日々の体験が結果として出ていると思う。佐渡や新潟を意識しなくても面白い作品と思う。
-金森:我々は実演集団。からだに新潟が宿されている。
刺激と言ってもまだ4日のみだが、集団生活をしているせいか、鼓童は大人。向き合い方全てが真摯。
-石塚:Noismはからだの鍛え方が凄い。全力で磨き上げていく魂が凄い。
音楽を神様に捧げるときは、踊る人を通して届ける。これまでは自分たちのみの演奏を観客に届けていたが、今回は違う。 

Q:利賀村やサラダ音楽祭は別として、初めての生演奏だが。
-金森:太鼓の強烈な響き方がヒリヒリして面白い。自分も少し踊る。
-石塚:鬼はいい意味で人間のことであり自分たちのこと。身近な人たちへ、神様との橋渡しとして、人間のエネルギーを変化させて願いとして届けたい。

そのほか、同時上演の『結婚』についての質問もありましたが、とにかく劇場に来て、その場に身を投じて体感してほしいという金森さん、石塚さんの強い気持ちが伝わりました。

原田さんから、サービストーク?として、
「曲に旋律は無い。リズムがある。それは心臓の鼓動で、歪んだ3拍子。鼓動は洒落じゃないけど、鼓童が由来。鼓動が全曲に渡っていろいろな形で出てくる。それが新曲の特徴。」

-金森:7名の鼓童は14本の腕を持った鬼。14名のNoismは手(足)を28本持った鬼。

そして最後に金森さんから…
「これは公演の後に言おうと思っていたけど今言います。原田さんが一番『鬼』です!」

おあとがよろしいようで♪

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(撮影:aqua)

来し方行く末、芸術文化継続継承への熱い思いを語る金森さん♪

にいがた市民大学特別講座 
にいがた文化の音霊『劇場専属舞踊団・Noism Company Niigataの挑戦』
2022年2月2日(水)18:30~20:30 会場:りゅーとぴあ能楽堂
話し手 金森 穣  聞き手 久志田 渉

2/2は寒いながらも、「晴れ」と言えるラッキーなお天気♪
「まん延防止等重点措置」適用中につき、会場は休館のクロスパルからりゅーとぴあ能楽堂に変更。座席は2席置きで、ゆったりお話を聴くことができました。

まずは作品映像、『R.O.O.M.』『鏡の中の鏡』『Mirroring Memories』『Fratres I』が抜粋で4分間ほど流れ、いよいよお二人が登壇します。能楽堂なのでお二人は足袋、そしてマスク。小テーブルの上にはマイク、水のペットボトル、アクリル板。

講座の前半はこれまでの振り返り、と言いつつも未来の話もあり、久志田さんの名調子で次から次へと話題が繰り出されます。かいつまんでご紹介します。

金森さん(話し手):
・2004年のNoism設立から18年。新潟に続く公立舞踊団は相変わらずできない。
・劇場の認識や在りようが日本とヨーロッパでは違う。日本は、市民が使う場所、東京のものが見られる所。ヨーロッパは、創作の専門家たちが文化発信をする所であり、市民はその作品を見に行く。
・新潟から発信し続けて18年経ったが、100年はかかる。まだまだこれからと信じている。

久志田さん(聞き手):
-2008年に初めてNoismを観た。それまではダンスは遠い存在だった。その後は各地の公演や、海外までも足を運ぶほどになった。

金森さん:
・新潟の文化として、新潟に根付いて残せるものは何か。
・たとえ自分が素晴らしいクリエーションをして、世界に発信したとしても、それが毎作品 成功するわけではない。作品依存のみでは文化として継続できない。
・ではどうするか。そのために基礎となるNoismメソッドがある。
・作品になる前の、舞踊家の身体の質が重要。
・メンバーが入れ替わっても継承され、持続可能であり、育まれていくのが身体文化。
・作品の芸術性と、身体の質を高めるメソッドトレーニングの両輪があってこそ、文化として継続していける。
・様々な身体表現、舞台芸術が総合的に学べる学校を設立したい。

・モダンダンスやバレエが日本に入ってきてから120年になる。
・海外のバレエは国によって様式が違うが、日本ではどうか?
・NoismにはNoismバレエもある。能などの日本独自の伝統的なものと、西洋のものとのハイブリッドを創って、日本の舞踊文化に貢献したい。それを新潟からやりたい。

久志田さん:
-モスクワで『カルメン』をやった時、客席の熱気がすごかった。拍手や笑いが起こり観客が喜んでいた。

金森さん:
・モスクワの観客こそ見巧者。バレエの本場でもあり、カルメンなんてわんさか観ている。それと勝負しなければならない(身体的にも)。
・Noismの『カルメン』はバレエに似ているけど異なる。自国にないもの、オリジナリティを求められる。

久志田さん:
-金森さんの作品にはアッと驚かされるが、鈴木忠志さんの影響もあるのか?

金森さん:
・静岡に劇場専属の演劇集団(SPAC)があり、舞踊団もでき(今は無い)、2004年にシンポジウムがあり、その時に鈴木忠志さんを知った。
・鈴木さんの「鈴木メソッド」で役者がトレーニングをしていた。
・そのあとに鈴木作品の舞台を見たのだが、身体性の強さに驚いた。衝撃的だった。
・鈴木さんは静岡で劇場専属事業等を成したが、地方によって事情はそれぞれ違う。静岡のやり方がそのまま新潟に合うわけではない。新潟は新潟で独自に築いていかなければならない。

久志田さん:
-新潟について思うことは?

金森さん:
・15歳の時、東京で通っていたバレエ団の関係で、新潟のバレエ教室の発表会に呼ばれて出たことがある。でもほとんど覚えていない。
・新潟に来る契機となったミュージカル『家なき子』に出たのは20年以上前。その時から新潟市の印象はそれほど変わっていない。住みやすいと思う(街の変貌には驚くが)。
・湊町であり、その昔は新潟から大陸に出て行ったものであるが、今は大陸ではなく東京を見ている。
・大陸に目を向けてはどうか。対岸の国々との関係性がよくなれば自分ももっとポジティブになれるのだが。
・2020年の新潟市洋舞踊協会との記念合同公演で『畦道にて~8つの小品』を上演した。最初の稽古では先生たちも見ているし、みんなすごく緊張していた。でも稽古が進むにつれて、だんだん伸び伸びと楽しそうになっていき、最後には先生もみんなも喜んでくれた。
・今までと違うものを受け入れるのは怖いと思う。でも受け入れることにより世界が広がる。
・そのことが心に残り、そこから繋がっていき花開くかもしれない大事なものがある。
・しかしそれは目に見えず、数値化できない。

久志田さん:
-金森さんはコミュニケーション能力、言語化能力がすばらしいが。

金森さん:
・海外では、何も言わないということは、存在していないと同じ。言ってくれなきゃわからないという文化。自分も必要に迫られて話すようになった。
・海外で舞踊家を目指す者は小さい時から訓練され、数多くの公演を見て育っている。自分はルードラに行く前は、踊ってはいても舞台鑑賞の機会は少なかった。ルードラの皆が当たり前に見てきた作品を自分は見ていない。だから教養が追い付かない。
・海外にいたときも、帰国後も、舞台を見たり、本を読んだり、いろいろ学習した。
・Noismに外国人のメンバーが多くいたとき、彼らはよく喋った。しかし日本人は何も言わなくても心で思っていることがある。そのことは逆に彼らにとっては驚きであり異文化だった。
・新潟に来て、市役所の人と話すことが多くなり、自分の考えをわかってもらうにはどう話せばいいのか考えた。それも必要に迫られてのこと。相手の言語で話すことを学習した。

・・・書ききれませんが、ここまでで約1時間。10分休憩して後半へ。

まず、先頃発表された、9月からの新活動体制についての説明がありました。
気になる芸術監督の上限10年については、人がフルに活動できるのが30年間として、10年後はまだ28年なので、制度が変わってほしい気持ちもあるという、嬉しい意向をお聞きしました♪

それから、国際的な舞台芸術の学校設立について、「自分はベジャールの恩恵を受けている。舞踊の垣根を超え、世界的視座の文化に貢献できる、Noismが築いた学校が新潟市にあり、そこに世界各国から選ばれた若者が集う。そして卒業して世界で活躍するって素晴らしいこと」と夢を語りました。

(1) Jo Kanamori / 金森穣 on Twitter: “取材を受けていて晩年(それが訪れるなら)の夢を語る。その基盤が行政であれ民間であれ、様々な身体表現が総合的に学べる学校を設立したい。ただの体験(つまみ食い)ではなく、毎日朝から晩まで身体と向き合える環境作り。国際的な舞台芸術の専門学校。ルードラ卒業生が必然的に見る、大きな夢です。” / Twitter

それはあながち夢でもありません。今東京で活動・活躍している舞踊家はNoism出身者が多数という実績があるのですから。

久志田さん:
-ルーマニアに行き、シビウ国際演劇祭で『マッチ売りの話』を公演したとき、市民応援団(4名)が日本から来たということでインタビューを受けた。その後、シビウの芸術監督が来日し、「日本には、新潟にNoismという素晴らしい舞踊団がある」という話をしてくれて嬉しかった。

金森さん:
・本当に有り難いこと。褒めてくれるのは海外の人たちや東京などで、新潟以外が多い(苦笑)。

金森さんは、新レジデンシャル制度について、「新潟市の文化政策として」制度化したと評価し、今後新潟市がNoismをどのように活用していくのか期待していると話されました。

時間は早くも20時となり講座は一旦終了。このあと20時半まで、質問シートによる質問タイムなのですが、いささか長くなりましたので、続きはまた後日にしたいと存じます。

どうぞお楽しみに♪

(fullmoon)